続・ジュリアンを探せ!@アルジェの男
2011年8月11日 タカラヅカ それでもうだうだ考えている、ジュリアン@きりやんのこと(笑)。
初演は知らないし、そもそもどーゆー意図があって描かれたモノなのか知らない、この『アルジェの男』って話。
ただ、現在の『アルジェの男』を見て感じたことを記す。
硬質なのがいかんのかなあ。
ジュリアンはとても真面目で固くって、色気と遊び心に欠ける。
人生楽しんでいる風があれば、また違って見えるのかも。
真面目だけが取り柄の小役人、言われるままに仕事をするつまらない男に見える。
そりゃあ、一目ですべての人が平伏すような華やかな美貌があるなら「社交界の花」として、ただそれだけで納得させてくれると思うけど、なにしろジュリアンの中の人はきりやんで。彼の売りはそんなところじゃない。
人生に対する余裕がないから、女にもてるよーにも見えない。台詞だけで「ステキ」と言われているが、どうステキなのかがよくわからない。
見た目で納得させるタイプではないのだから、行動やエピソードで納得させてくれなくちゃ。
なのに、再演だからか、演出の大野くんの目にはきりやさんが絶世の美少年に映っているせいか、ジュリアンの魅力については書かれていないんだ。
また、ジュリアンはとても大人で、もう迷いなんか卒業しきった人に見える。
不惑の人っていうか。
人生固まっていない若造に見えない。知識と経験があり、石橋を叩いて渡る人に見える。
だからすごく公務員的で事務員的なわけだけど。
あとはマイホームのための40年ローンを地道に返しつつ、毎日書類にはんこ押して生きます、みたいな。
エリザベート@りっちーとアナ・ベル@みくちゃんに対しても、色気がないために、真意がどこにあるのかわからない。
エリザベートには魅力を感じていないらしい。彼女を「跪かせてやる」と言うけれど、それは単にみんなの前でバカにされた仕返しとして言っている。
アナ・ベルのことはかわいいとは思っているのだろうけど、利用して捨てていいレベルの興味らしい。
なんつーか、女体(って言い方もアレだが)への下心もなく、女たちが持つ背景への下心も大してなさそうで、もちろん彼女たち個人にも興味なさそうなまま口説かれても、ドキドキしない。
利用するつもりが愛してしまった、とか、本人に興味ないけどエロ大好きだから口説くの楽しい、とか、ステップアップのための手順のひとつ、野心メラメラですから!とかなら、女を口説く場面も見ていて楽しいんだと思う。
計算違いで心が動いてしまった、ってのは女子の大好きなパターンだし、心はなくてもエロエロむんむんなお色気シーンはサービスショットだし、明確な目的のためなら際立つ悪がかっこいいし。
でもジュリアンには、どれもない。
本人に興味ないし、エロも好きではなさそう。それによってなにがしたいのか、人生の目標も見えないまま、ただ「だって脚本に書かれているから」的都合で女を口説く。
それじゃつまんないよう。
ジュリアンは余裕の色男じゃいかんかったんか。
真面目な小役人ではなくて、仕事も出来るけどそれだけではなく人生も楽しんでます的な男じゃダメなのか。
その楽しんでます部分で、「仕事をがんばる」か、あるいは「余裕で女を口説く」、どちらかをやって欲しい。
仕事が思い通りに出来るなら、男として人生は充実しているだろう。ジュリアンが有能なところをきちんと描いてくれれば、女に対してクールであってもいい。有能な男がパーティでセレブたちにちやほやされるのは当然。
もしくは、色男面をクローズアップ。友だちも多くて人気者、女たちをスマートに口説くが、修羅場にはならない。それなら社交界の花でもおかしくない。
それでいて、心にどこか隙間を抱えている。
人生楽しんでいるはずなのに、「本当にコレでいいのか」という疑問が、心のどこかにある。
という二面性があればなあ。
最初から最後までジュリアンは、パリでの生活を楽しんでいるように見えないんだよなあ。
そりゃ、友だちもいない、遊びも知らないまま5年間も、ただ仕事だけしてたんだもんなあ。
そりゃ、それらを捨てるのも大したことじゃないよなあ。
それでも、その生活に「目的」があればなあ。
目的も特になさそうだもんなあ。
とまあ、ジュリアン探しばかりしてますが、こんだけ気になるのは、結局ところジュリアンはなんか魅力的なんだと思う。
あの小役人的で苦行僧みたいなところが、なんか興味をかき立てるんだと思う。
てゆーか、コレが大野くん的な霧矢大夢の萌えなのかなあ。
クチビル噛んで耐えている美少年、ってやつ。
余力があれば、ジャック@まさおとのラヴストーリー書いてみたいくらいだ(笑)。ものすごーく暗い、救いのないヤツ。
ジュリアンがいろいろと不自由で。
わけわかんなくて。
気になる(笑)。
初演は知らないし、そもそもどーゆー意図があって描かれたモノなのか知らない、この『アルジェの男』って話。
ただ、現在の『アルジェの男』を見て感じたことを記す。
硬質なのがいかんのかなあ。
ジュリアンはとても真面目で固くって、色気と遊び心に欠ける。
人生楽しんでいる風があれば、また違って見えるのかも。
真面目だけが取り柄の小役人、言われるままに仕事をするつまらない男に見える。
そりゃあ、一目ですべての人が平伏すような華やかな美貌があるなら「社交界の花」として、ただそれだけで納得させてくれると思うけど、なにしろジュリアンの中の人はきりやんで。彼の売りはそんなところじゃない。
人生に対する余裕がないから、女にもてるよーにも見えない。台詞だけで「ステキ」と言われているが、どうステキなのかがよくわからない。
見た目で納得させるタイプではないのだから、行動やエピソードで納得させてくれなくちゃ。
なのに、再演だからか、演出の大野くんの目にはきりやさんが絶世の美少年に映っているせいか、ジュリアンの魅力については書かれていないんだ。
また、ジュリアンはとても大人で、もう迷いなんか卒業しきった人に見える。
不惑の人っていうか。
人生固まっていない若造に見えない。知識と経験があり、石橋を叩いて渡る人に見える。
だからすごく公務員的で事務員的なわけだけど。
あとはマイホームのための40年ローンを地道に返しつつ、毎日書類にはんこ押して生きます、みたいな。
エリザベート@りっちーとアナ・ベル@みくちゃんに対しても、色気がないために、真意がどこにあるのかわからない。
エリザベートには魅力を感じていないらしい。彼女を「跪かせてやる」と言うけれど、それは単にみんなの前でバカにされた仕返しとして言っている。
アナ・ベルのことはかわいいとは思っているのだろうけど、利用して捨てていいレベルの興味らしい。
なんつーか、女体(って言い方もアレだが)への下心もなく、女たちが持つ背景への下心も大してなさそうで、もちろん彼女たち個人にも興味なさそうなまま口説かれても、ドキドキしない。
利用するつもりが愛してしまった、とか、本人に興味ないけどエロ大好きだから口説くの楽しい、とか、ステップアップのための手順のひとつ、野心メラメラですから!とかなら、女を口説く場面も見ていて楽しいんだと思う。
計算違いで心が動いてしまった、ってのは女子の大好きなパターンだし、心はなくてもエロエロむんむんなお色気シーンはサービスショットだし、明確な目的のためなら際立つ悪がかっこいいし。
でもジュリアンには、どれもない。
本人に興味ないし、エロも好きではなさそう。それによってなにがしたいのか、人生の目標も見えないまま、ただ「だって脚本に書かれているから」的都合で女を口説く。
それじゃつまんないよう。
ジュリアンは余裕の色男じゃいかんかったんか。
真面目な小役人ではなくて、仕事も出来るけどそれだけではなく人生も楽しんでます的な男じゃダメなのか。
その楽しんでます部分で、「仕事をがんばる」か、あるいは「余裕で女を口説く」、どちらかをやって欲しい。
仕事が思い通りに出来るなら、男として人生は充実しているだろう。ジュリアンが有能なところをきちんと描いてくれれば、女に対してクールであってもいい。有能な男がパーティでセレブたちにちやほやされるのは当然。
もしくは、色男面をクローズアップ。友だちも多くて人気者、女たちをスマートに口説くが、修羅場にはならない。それなら社交界の花でもおかしくない。
それでいて、心にどこか隙間を抱えている。
人生楽しんでいるはずなのに、「本当にコレでいいのか」という疑問が、心のどこかにある。
という二面性があればなあ。
最初から最後までジュリアンは、パリでの生活を楽しんでいるように見えないんだよなあ。
そりゃ、友だちもいない、遊びも知らないまま5年間も、ただ仕事だけしてたんだもんなあ。
そりゃ、それらを捨てるのも大したことじゃないよなあ。
それでも、その生活に「目的」があればなあ。
目的も特になさそうだもんなあ。
とまあ、ジュリアン探しばかりしてますが、こんだけ気になるのは、結局ところジュリアンはなんか魅力的なんだと思う。
あの小役人的で苦行僧みたいなところが、なんか興味をかき立てるんだと思う。
てゆーか、コレが大野くん的な霧矢大夢の萌えなのかなあ。
クチビル噛んで耐えている美少年、ってやつ。
余力があれば、ジャック@まさおとのラヴストーリー書いてみたいくらいだ(笑)。ものすごーく暗い、救いのないヤツ。
ジュリアンがいろいろと不自由で。
わけわかんなくて。
気になる(笑)。
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