メインの人たち。@ランスロット
2011年8月28日 タカラヅカ んでこの『ランスロット』に出演している人たち。
まず、ビジュアルありき。
マンガやアニメ、ラノベにゲーム。そして、タカラヅカ。内容なんかわかんないし知らないけど、とりあえずこの絵を眺めていられるだけでいい、それだけで価値がある。
……そーゆーものが、ある。確実に。
ランスロット@マカゼはまさに、そーゆーところからスタートした人だなと。
彼にこのテーマを演じさせたいとか、この歌を歌わせたいとか、この言葉を表現させたいとか。技術面や役者としての技量面ではなく、ただもーひたすら、マカゼのビジュアルでこのキャラを見てみたい! ……てことじゃないかなと。
ってくらい、ランスロットの彼はかっこいい。
が、うまくない(笑)。
台詞の表現がいまいちだから、表情その他の芝居の深みに欠ける。まして歌の残念さときたら……(笑)。
顔立ちは水しぇんに似ているけど、彼ほどのシャープさはないんだよな。そしてなんつっても、暗い。寂しいというか。水くんはほんと、美貌だけでなく華々しい人だったよなあ。
似ているとか思って観ると残念さが増すので忘れよう。水くんは水くん、マカゼはマカゼ。
んで、実はカオよりも、声が似ている方に反応してしまう。
なんつーんだ、水しぇんをもっと甘くした感じ……。水くんが高めの甘い声をわざと出しているときの声で、マカゼさんは固定されている。だからなんか、ドキドキする、水くんのラヴな声がずーっと続いているみたいで(笑)。
いやいや、だから、水くんのことは切り離そうってば自分。
偉大なる先人・水夏希がいなかったとしても、また水夏希を知らない人がこの舞台を観たとして、マカゼくんがセンター、主役なのは文句ないだろう。
マカゼの持つ美貌は、「タカラヅカ」ど真ん中の資質だからだ。
このビジュアルで何故こうも、うまくないのか。あああ惜しい、惜しいよマカゼ。
でもその残念なところも含めて、今の彼、今の『ランスロット』という作品なんだろう。
で、そのあちこちぽろぽろ足りていない主役に対して。
2番手キング・アーサー@みっきーの、容赦なさ(笑)。
いやあ、とてもいいみっきーだ。
わたしがみっきーという人に抱いているイメージまんまの、実に素敵な芸風だ。
プログラムに書いてある生田くんの「若手実力No.1」ってなみっきー絶賛はちょい行き過ぎだと思うにしろ(No.1って……)、みっきーは確かに実力派だ。
いくらでもできるのに、今までろくに場を与えられずにいた、苦節何年、でよーやくめぐってきたチャンス、大役、エンジンかかるの鼻息荒いのも仕方ない、当然だ。
にしても、マカゼとの、芝居の噛み合わなさがすごい(笑)。
うまいのはみっきーだ。ちゃんと「芝居」ができているのはみっきーだ。
しかし、主役はマカゼ。
2番手がやりすぎちゃってるのはどうかなー。
2番手がやりすぎる、といえば、『BUND/NEON 上海』のだいもん。誰が主役かわかんない勢いで彼は暴れまくっていた。
しかしだいもんは憑依系。あのテの役を演じると、暴走しちゃって戻って来れなくなる。本人がどう思っている以前に、スイッチ入っちゃうんだろう。その結果主役を喰ってしまう。
みっきーとはチガウ。
みっきーは憑依系じゃない。計算して技術で演じている。
そしてその技術で、実力で、主役を凌駕する気合い十分ときた(笑)。
主役を喰うのがだいもん、主役を凌駕するのがみっきー。
どっちもそれぞれ、面白い。
でもまあ、みっきーってばマカゼ相手に浮いてるだけじゃなく、全体的に芝居が浮いている気もするんだが……ああいう独りよがりは嫌いじゃない。
野心あふれる舞台人は好きだ。野心は向上心でもある。みっきーがより貪欲に「タカラヅカ」で泳いでくれることを望む。……てゆーか好きだなー。大変良いみっきーだ。
ヒロインのグウィネビア@わかばちゃんは、ヒロインが納得の美しさ。
ああ、少女マンガだなあ、この子。となみちゃん系っていうか、美貌だけで他のすべてを乗り越える感じ。
わかばちゃんはなんつっても鼻が好きです。華ではなく、鼻。
男も娘も含め、凹凸のない横顔ばっか抜擢されている昨今、こーゆー舞台映えする立体感あふれる顔立ちの美少女にわくわくする。
とくにうまいわけではないけれど、ヒロイン力で乗り切ってくれればヨシ。
とはいえ、あまりうまくない主人公とヒロインってのは、あちこち技術が不協和音。
がんばれがんばれ。
そして、技術だけではないのが「タカラヅカ」。
『ランスロット』は美しい物語。
マカゼ、みっきー、わかばちゃん、彼らだからこその『ランスロット』。
うるさすぎる芸風のアーサーと、表現力の乏しいランスロットとグウィネビアにやきもきしつつも、それを愉しむ。
生田せんせのいいところは、いろんな役を作れることだよなあ。
ヒロインに対する恋敵、恋愛面でのライバル関係として主人公と2番手があり、実際の敵として3番手を配置する。
モルドレッド@キキくん、いいなあ。
まるまるとオンナノコっぽすぎて残念な顔立ちを、ダークなメイクで底上げし、なんとも耽美な悪役になっている。
でもって彼、ふつーにうまいわー。
このメンバーの中だと、安定してうまいのがよくわかる。
台詞の聞き取りやすさは、若い子たちの間では、みっきーとキキが双璧だな。
モルドレッドの狂気と悪意、それが台詞とは無関係に発せられていて、ゾクゾク。
で、主人公の友人であり同僚である騎士たち。
ガウェイン@麻央くんが、すげー柄に合っている。なんつーんだ、モロ体育会系っ!っていうか。あー、いるいる、こんな男子。
でかくて繊細さに欠け、単純で、悪意はないけど自分勝手で。
ランスロットを認めるくだりの潔さと、敵に回る短絡さ、どれも納得。
麻央くんはあいかわらずまったくうまくはないんだが、この子がこの役なのはわかる。
ジャイアンっていうのはやっぱ、花形キャラなんだ。地味な人がやってはいけないキャラクタなんだ。
華は十分だから麻央くん、キレイになって欲しいなあ。うまくもなってほしいけど……(笑)。
美貌といえばやっぱこの人、ボールス@汐月くん! かっけーかっけーかっけー!
とにかく目立ちまくる、そのイケメンさ。
あと、このメンバーの中では声がイイ。ちゃんと男役の声で話しているのがポイント高い。
弟ライオネル@レイラがまた甘い美貌で、なんつー眼福な兄弟。
最後、ふたりが対立し、兄弟対決になるのがまたたまらん。てゆーか勝つの弟なんだ、兄の喉元に剣を突きつける弟、兄ののけぞった首からアゴのラインが美しい……。(真ん中も見ろよ)
で、主人公の恋敵にも親友がいる、のがいいよね。
アーサーの腹心・ケイ@千寿はるくん。最初のお忍び参加の祭場面、アーサーと画面外でいちゃついてるのがかわいい。
横顔と正面顔が違いすぎてびっくりする千寿くん、それでも甘い雰囲気がキラキラしててステキ。
こーゆーいかにも弱そうな(失礼)優しい風情の騎士が、アーサーのそばにあるのは、いいコントラスト。
こんな優しい人を親友にしている恋敵くんは、人間的にも良い人だって、説明しなくても感じられるよね。そーゆー意味でも「友だち」って大事。どんな人とつきあっているかで、そのキャラの人となりがわかる。
主人公とその恋敵。
その周辺だけでも、こんだけ男たちに役がある。他にもいろいろあるし、バウでこれなら上出来、すごいことだよー。
みんなやり甲斐あるだろうな。
まず、ビジュアルありき。
マンガやアニメ、ラノベにゲーム。そして、タカラヅカ。内容なんかわかんないし知らないけど、とりあえずこの絵を眺めていられるだけでいい、それだけで価値がある。
……そーゆーものが、ある。確実に。
ランスロット@マカゼはまさに、そーゆーところからスタートした人だなと。
彼にこのテーマを演じさせたいとか、この歌を歌わせたいとか、この言葉を表現させたいとか。技術面や役者としての技量面ではなく、ただもーひたすら、マカゼのビジュアルでこのキャラを見てみたい! ……てことじゃないかなと。
ってくらい、ランスロットの彼はかっこいい。
が、うまくない(笑)。
台詞の表現がいまいちだから、表情その他の芝居の深みに欠ける。まして歌の残念さときたら……(笑)。
顔立ちは水しぇんに似ているけど、彼ほどのシャープさはないんだよな。そしてなんつっても、暗い。寂しいというか。水くんはほんと、美貌だけでなく華々しい人だったよなあ。
似ているとか思って観ると残念さが増すので忘れよう。水くんは水くん、マカゼはマカゼ。
んで、実はカオよりも、声が似ている方に反応してしまう。
なんつーんだ、水しぇんをもっと甘くした感じ……。水くんが高めの甘い声をわざと出しているときの声で、マカゼさんは固定されている。だからなんか、ドキドキする、水くんのラヴな声がずーっと続いているみたいで(笑)。
いやいや、だから、水くんのことは切り離そうってば自分。
偉大なる先人・水夏希がいなかったとしても、また水夏希を知らない人がこの舞台を観たとして、マカゼくんがセンター、主役なのは文句ないだろう。
マカゼの持つ美貌は、「タカラヅカ」ど真ん中の資質だからだ。
このビジュアルで何故こうも、うまくないのか。あああ惜しい、惜しいよマカゼ。
でもその残念なところも含めて、今の彼、今の『ランスロット』という作品なんだろう。
で、そのあちこちぽろぽろ足りていない主役に対して。
2番手キング・アーサー@みっきーの、容赦なさ(笑)。
いやあ、とてもいいみっきーだ。
わたしがみっきーという人に抱いているイメージまんまの、実に素敵な芸風だ。
プログラムに書いてある生田くんの「若手実力No.1」ってなみっきー絶賛はちょい行き過ぎだと思うにしろ(No.1って……)、みっきーは確かに実力派だ。
いくらでもできるのに、今までろくに場を与えられずにいた、苦節何年、でよーやくめぐってきたチャンス、大役、エンジンかかるの鼻息荒いのも仕方ない、当然だ。
にしても、マカゼとの、芝居の噛み合わなさがすごい(笑)。
うまいのはみっきーだ。ちゃんと「芝居」ができているのはみっきーだ。
しかし、主役はマカゼ。
2番手がやりすぎちゃってるのはどうかなー。
2番手がやりすぎる、といえば、『BUND/NEON 上海』のだいもん。誰が主役かわかんない勢いで彼は暴れまくっていた。
しかしだいもんは憑依系。あのテの役を演じると、暴走しちゃって戻って来れなくなる。本人がどう思っている以前に、スイッチ入っちゃうんだろう。その結果主役を喰ってしまう。
みっきーとはチガウ。
みっきーは憑依系じゃない。計算して技術で演じている。
そしてその技術で、実力で、主役を凌駕する気合い十分ときた(笑)。
主役を喰うのがだいもん、主役を凌駕するのがみっきー。
どっちもそれぞれ、面白い。
でもまあ、みっきーってばマカゼ相手に浮いてるだけじゃなく、全体的に芝居が浮いている気もするんだが……ああいう独りよがりは嫌いじゃない。
野心あふれる舞台人は好きだ。野心は向上心でもある。みっきーがより貪欲に「タカラヅカ」で泳いでくれることを望む。……てゆーか好きだなー。大変良いみっきーだ。
ヒロインのグウィネビア@わかばちゃんは、ヒロインが納得の美しさ。
ああ、少女マンガだなあ、この子。となみちゃん系っていうか、美貌だけで他のすべてを乗り越える感じ。
わかばちゃんはなんつっても鼻が好きです。華ではなく、鼻。
男も娘も含め、凹凸のない横顔ばっか抜擢されている昨今、こーゆー舞台映えする立体感あふれる顔立ちの美少女にわくわくする。
とくにうまいわけではないけれど、ヒロイン力で乗り切ってくれればヨシ。
とはいえ、あまりうまくない主人公とヒロインってのは、あちこち技術が不協和音。
がんばれがんばれ。
そして、技術だけではないのが「タカラヅカ」。
『ランスロット』は美しい物語。
マカゼ、みっきー、わかばちゃん、彼らだからこその『ランスロット』。
うるさすぎる芸風のアーサーと、表現力の乏しいランスロットとグウィネビアにやきもきしつつも、それを愉しむ。
生田せんせのいいところは、いろんな役を作れることだよなあ。
ヒロインに対する恋敵、恋愛面でのライバル関係として主人公と2番手があり、実際の敵として3番手を配置する。
モルドレッド@キキくん、いいなあ。
まるまるとオンナノコっぽすぎて残念な顔立ちを、ダークなメイクで底上げし、なんとも耽美な悪役になっている。
でもって彼、ふつーにうまいわー。
このメンバーの中だと、安定してうまいのがよくわかる。
台詞の聞き取りやすさは、若い子たちの間では、みっきーとキキが双璧だな。
モルドレッドの狂気と悪意、それが台詞とは無関係に発せられていて、ゾクゾク。
で、主人公の友人であり同僚である騎士たち。
ガウェイン@麻央くんが、すげー柄に合っている。なんつーんだ、モロ体育会系っ!っていうか。あー、いるいる、こんな男子。
でかくて繊細さに欠け、単純で、悪意はないけど自分勝手で。
ランスロットを認めるくだりの潔さと、敵に回る短絡さ、どれも納得。
麻央くんはあいかわらずまったくうまくはないんだが、この子がこの役なのはわかる。
ジャイアンっていうのはやっぱ、花形キャラなんだ。地味な人がやってはいけないキャラクタなんだ。
華は十分だから麻央くん、キレイになって欲しいなあ。うまくもなってほしいけど……(笑)。
美貌といえばやっぱこの人、ボールス@汐月くん! かっけーかっけーかっけー!
とにかく目立ちまくる、そのイケメンさ。
あと、このメンバーの中では声がイイ。ちゃんと男役の声で話しているのがポイント高い。
弟ライオネル@レイラがまた甘い美貌で、なんつー眼福な兄弟。
最後、ふたりが対立し、兄弟対決になるのがまたたまらん。てゆーか勝つの弟なんだ、兄の喉元に剣を突きつける弟、兄ののけぞった首からアゴのラインが美しい……。(真ん中も見ろよ)
で、主人公の恋敵にも親友がいる、のがいいよね。
アーサーの腹心・ケイ@千寿はるくん。最初のお忍び参加の祭場面、アーサーと画面外でいちゃついてるのがかわいい。
横顔と正面顔が違いすぎてびっくりする千寿くん、それでも甘い雰囲気がキラキラしててステキ。
こーゆーいかにも弱そうな(失礼)優しい風情の騎士が、アーサーのそばにあるのは、いいコントラスト。
こんな優しい人を親友にしている恋敵くんは、人間的にも良い人だって、説明しなくても感じられるよね。そーゆー意味でも「友だち」って大事。どんな人とつきあっているかで、そのキャラの人となりがわかる。
主人公とその恋敵。
その周辺だけでも、こんだけ男たちに役がある。他にもいろいろあるし、バウでこれなら上出来、すごいことだよー。
みんなやり甲斐あるだろうな。
コメント