その名はクール・ジェントル、アトス!・その1。@仮面の男
2011年9月10日 タカラヅカ アトス様@まっつがカッコイイという話をする!
初日感想で走り書きしたけど、それじゃ足りない。ぜんぜん足りない。
他はさておき、まっつを語る。
いろいろ問題ありまくりーのの『仮面の男』。それはさておき、アトスはステキ! という話をする!
まず、オープニング。
フィリップ@キムがせり上がりで登場、その後ろの仮面の巨大セットがぐるりと回り、そのセットの中の2階部分にいたダルタニアン@ちぎ、ルイーズ@みみちゃんがセリ下がり、フィリップに合流。
そうこうしているうちに、もうひとつの中央セリが上がってくる。
三銃士は、この中にいる。
中央に三銃士、その周囲に闇の騎士と名付けられたまがまがしい男たち@雪組イケメンズ。
アトス@まっつは、ドセンター位置です。
せり上がりから見逃すな、「三銃士リーダー・アトス」として静止したまませり上がってくるこの瞬間が、テラ美しいです。
上手がポルトス@ヲヅキ、下手がアラミス@きんぐだったかな。ふたりはマントを広げているのでやたらでかいです(笑)。その中央で、小柄で華奢なアトスさんが、脇を締めて立っているので、さらに小さく地味です(笑)。でも、美しいです。
三銃士の衣装が、すげーカッコイイ。
中の服はぶっちゃけ一張羅? 劇中劇に出ているとき以外はずーーっと同じ服の気がしますが……しかしその上に銃士隊マント(三銃士仕様)を着ると、めちゃくちゃカッコイイ……じーん……。
こだまっちはビジュアルははずさないよね、それ以外のいろんなモノはずしまくるけど。
オープニングはドシリアス。
これからはじまるミステリアスで耽美な物語に期待がわき上がる。
険しい表情で踊るアトス様の美しさ。
まっつの「強い」ダンスと動きを堪能。
騎士として踊っているのでかなり力強い。だけど彼はなめらかかつ節々でぴちっと動きや角度を決めるのでなんつーんだ、折り目のついた気持ちよさがある。
これだけ格好いいオープニングなのにねええ。
次の場面が水戸黄門だもんよ……こだまっちめ……。
まあともかく、そっからしばらくはアトス様は出番がない。
モリエール一座の「早わかり世界史」(長い)とルイ@キム2役の悪趣味場面とゴシップ(めちゃくちゃ長い)のあと。
十分客席があたたまる……どころか、かなり冷え冷えと引かれまくったあとに、よーやく登場する三銃士。
しかもポルトス@ヲヅキの「腹減った~~」から。
えーと、彼らが登場する前、暗転中の舞台に響き渡る音は、腹の虫ですか……?
上手花道に登場するポルトスとアラミス@きんぐ。ふたりとも文無し。アラミスはアトスからもらったという黄色い表紙の本……身も蓋もなく英語で『H2$』と書かれた本をポルトスに見せる。
本のタイトルは「努力しないで無銭飲食する方法」。
腹を減らせた彼らのもとに、まさかの「本の声」が響く。
まず、声から。
声音も口調も、『H2$』の「本の声」そのまま。
それがくだらないパロディであることや、本公演でもなくDVD発売もされていない大阪だけで短い期間上演した作品を観た人・元ネタとして話が通じる人が他のどの作品より少ない、著作権が他よりきびしい作品であることなど、すべてにおいて「つまらんことをするな、こだまっち!」と観客が憤慨する場面なんだが、それは置いておいて。
まっつの魅力のひとつ、「声」が全開になるところからスタートする。
明快で響きの良い、胡散臭さを潜ませながら、それでいてクレバーな声。
『H2$』はまっつの「本の声」を聴くだけでも価値があった、と思うくらい、まっつの声スキーにはたまらない配役だった。
まさかその声を、ふたたび聴けるなんて。
そして、『H2$』の「本の声」はあくまでもナレーション、実体はなかった。
しかしここではチガウ。
ナレーションではなく、アトスが読み上げている、という設定だからだ。
声が聞こえたら下手セリを注目。
「努力しないで無銭飲食する方法」を語りながら、アトスがせり上がってくる!!(笑)
ナニこの無駄な演出。
無意味に大仰。もちろんソレでこだまっちは観客を笑わせようとしているわけだが。
笑えるかどうかは置いておいて、まっつが大仰に登場するのはうれしい。ヒョンゴ村長@『太王四神記』で「初セリおめでとう!」とか言ってたのにね。もうセリはふつーに体験できるところまで来たんだね。
オープニングの三銃士衣装からマントを取っただけの平服姿。凝った織り生地のジャケットにロングブーツ。腰にはサーベル。
金茶髪のロン毛。相変わらずプログラム写真とは別人(笑)。
ストレートではなく、微妙ななみなみ。正面は潔く全額出し、シケあり。
「本の声」のまま登場なのでやたらもったいぶってて胡散臭い。
一旦本舞台の方へ行きかけるけど、すぐに銀橋でポルトス、アラミスと合流。
銀橋の3人が、かわいい。
3人で銀橋に腰掛けて、額を寄せ合って本を読む。
ポルトスと本の取り合いをするとことか、アトス様すげーかわいいっ。今のマジぢゃね?ってくらい「おいっ」て声を出すし。
銀橋でキラキラいたずらっぽい男3人組って、『ロミジュリ』のモンタギュートリオと同じだよね。可愛かったよね、モンタギュートリオ。少年っぽくてちっちゃくってきれいで。
三銃士もそうなの、かわいいの。可愛いのよ。
ただ。
でかいし、おっさんだけど。
そう、彼らはおっさん。
この世界ではキャラクタ全員が年齢不詳なので、原作的にいくつであろうとみんな適齢期の若々しい演技をしてヨシなんだけど、三銃士のみなさんはとりあえず、小僧っこではない。少年ではない。
あくまで大人、という演技をしている。
かなり大人、という演技をしている。
話し方や声、ヲヅキさんはあんましナニやってても変化ないよーな気もするが、きんぐなんて真面目に大人っぽくしている。
で、アトスさんは任せて安心、いつものまっつ的年齢……すなわち、おっさんだ(笑)。ベンヴォーリオは若者だったのにねええ。今回は問題なくおっさ……ええっと、大人だねええ。
分別のあるだろう大人の芝居をしながらも、少年のように3人仲良く銀橋にちょこんと坐り、本をのぞき込む可愛さ。アトスさんは小さいけど、アラミスもナニ気に大きいし、ポルトスさんは縦にも横にも明らかに大きい。少年にはまーーったく見えない。でも、少年のように。
ああもお、どーしてくれよう。こいつら可愛いっ。
3人は『H2$』の替え歌……著作権対策なのか、微妙にメロディがチガウのもキモチワルイ……っていうか歌う方もかえって混乱して難しかったんじゃあ?な歌を歌いつつ、ターゲットの店を決めた。
つづく~~。
初日感想で走り書きしたけど、それじゃ足りない。ぜんぜん足りない。
他はさておき、まっつを語る。
いろいろ問題ありまくりーのの『仮面の男』。それはさておき、アトスはステキ! という話をする!
まず、オープニング。
フィリップ@キムがせり上がりで登場、その後ろの仮面の巨大セットがぐるりと回り、そのセットの中の2階部分にいたダルタニアン@ちぎ、ルイーズ@みみちゃんがセリ下がり、フィリップに合流。
そうこうしているうちに、もうひとつの中央セリが上がってくる。
三銃士は、この中にいる。
中央に三銃士、その周囲に闇の騎士と名付けられたまがまがしい男たち@雪組イケメンズ。
アトス@まっつは、ドセンター位置です。
せり上がりから見逃すな、「三銃士リーダー・アトス」として静止したまませり上がってくるこの瞬間が、テラ美しいです。
上手がポルトス@ヲヅキ、下手がアラミス@きんぐだったかな。ふたりはマントを広げているのでやたらでかいです(笑)。その中央で、小柄で華奢なアトスさんが、脇を締めて立っているので、さらに小さく地味です(笑)。でも、美しいです。
三銃士の衣装が、すげーカッコイイ。
中の服はぶっちゃけ一張羅? 劇中劇に出ているとき以外はずーーっと同じ服の気がしますが……しかしその上に銃士隊マント(三銃士仕様)を着ると、めちゃくちゃカッコイイ……じーん……。
こだまっちはビジュアルははずさないよね、それ以外のいろんなモノはずしまくるけど。
オープニングはドシリアス。
これからはじまるミステリアスで耽美な物語に期待がわき上がる。
険しい表情で踊るアトス様の美しさ。
まっつの「強い」ダンスと動きを堪能。
騎士として踊っているのでかなり力強い。だけど彼はなめらかかつ節々でぴちっと動きや角度を決めるのでなんつーんだ、折り目のついた気持ちよさがある。
これだけ格好いいオープニングなのにねええ。
次の場面が水戸黄門だもんよ……こだまっちめ……。
まあともかく、そっからしばらくはアトス様は出番がない。
モリエール一座の「早わかり世界史」(長い)とルイ@キム2役の悪趣味場面とゴシップ(めちゃくちゃ長い)のあと。
十分客席があたたまる……どころか、かなり冷え冷えと引かれまくったあとに、よーやく登場する三銃士。
しかもポルトス@ヲヅキの「腹減った~~」から。
えーと、彼らが登場する前、暗転中の舞台に響き渡る音は、腹の虫ですか……?
上手花道に登場するポルトスとアラミス@きんぐ。ふたりとも文無し。アラミスはアトスからもらったという黄色い表紙の本……身も蓋もなく英語で『H2$』と書かれた本をポルトスに見せる。
本のタイトルは「努力しないで無銭飲食する方法」。
腹を減らせた彼らのもとに、まさかの「本の声」が響く。
まず、声から。
声音も口調も、『H2$』の「本の声」そのまま。
それがくだらないパロディであることや、本公演でもなくDVD発売もされていない大阪だけで短い期間上演した作品を観た人・元ネタとして話が通じる人が他のどの作品より少ない、著作権が他よりきびしい作品であることなど、すべてにおいて「つまらんことをするな、こだまっち!」と観客が憤慨する場面なんだが、それは置いておいて。
まっつの魅力のひとつ、「声」が全開になるところからスタートする。
明快で響きの良い、胡散臭さを潜ませながら、それでいてクレバーな声。
『H2$』はまっつの「本の声」を聴くだけでも価値があった、と思うくらい、まっつの声スキーにはたまらない配役だった。
まさかその声を、ふたたび聴けるなんて。
そして、『H2$』の「本の声」はあくまでもナレーション、実体はなかった。
しかしここではチガウ。
ナレーションではなく、アトスが読み上げている、という設定だからだ。
声が聞こえたら下手セリを注目。
「努力しないで無銭飲食する方法」を語りながら、アトスがせり上がってくる!!(笑)
ナニこの無駄な演出。
無意味に大仰。もちろんソレでこだまっちは観客を笑わせようとしているわけだが。
笑えるかどうかは置いておいて、まっつが大仰に登場するのはうれしい。ヒョンゴ村長@『太王四神記』で「初セリおめでとう!」とか言ってたのにね。もうセリはふつーに体験できるところまで来たんだね。
オープニングの三銃士衣装からマントを取っただけの平服姿。凝った織り生地のジャケットにロングブーツ。腰にはサーベル。
金茶髪のロン毛。相変わらずプログラム写真とは別人(笑)。
ストレートではなく、微妙ななみなみ。正面は潔く全額出し、シケあり。
「本の声」のまま登場なのでやたらもったいぶってて胡散臭い。
一旦本舞台の方へ行きかけるけど、すぐに銀橋でポルトス、アラミスと合流。
銀橋の3人が、かわいい。
3人で銀橋に腰掛けて、額を寄せ合って本を読む。
ポルトスと本の取り合いをするとことか、アトス様すげーかわいいっ。今のマジぢゃね?ってくらい「おいっ」て声を出すし。
銀橋でキラキラいたずらっぽい男3人組って、『ロミジュリ』のモンタギュートリオと同じだよね。可愛かったよね、モンタギュートリオ。少年っぽくてちっちゃくってきれいで。
三銃士もそうなの、かわいいの。可愛いのよ。
ただ。
でかいし、おっさんだけど。
そう、彼らはおっさん。
この世界ではキャラクタ全員が年齢不詳なので、原作的にいくつであろうとみんな適齢期の若々しい演技をしてヨシなんだけど、三銃士のみなさんはとりあえず、小僧っこではない。少年ではない。
あくまで大人、という演技をしている。
かなり大人、という演技をしている。
話し方や声、ヲヅキさんはあんましナニやってても変化ないよーな気もするが、きんぐなんて真面目に大人っぽくしている。
で、アトスさんは任せて安心、いつものまっつ的年齢……すなわち、おっさんだ(笑)。ベンヴォーリオは若者だったのにねええ。今回は問題なくおっさ……ええっと、大人だねええ。
分別のあるだろう大人の芝居をしながらも、少年のように3人仲良く銀橋にちょこんと坐り、本をのぞき込む可愛さ。アトスさんは小さいけど、アラミスもナニ気に大きいし、ポルトスさんは縦にも横にも明らかに大きい。少年にはまーーったく見えない。でも、少年のように。
ああもお、どーしてくれよう。こいつら可愛いっ。
3人は『H2$』の替え歌……著作権対策なのか、微妙にメロディがチガウのもキモチワルイ……っていうか歌う方もかえって混乱して難しかったんじゃあ?な歌を歌いつつ、ターゲットの店を決めた。
つづく~~。
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