どうやって伝えよう。

 まっつバウ『インフィニティ』初日。

 作品以前のところで、プログラムの表紙はもちろんポスターと同じアレだとわかっているからいいとして、表紙をめくったところのまっつが、ちょおはずかしい(笑)。
 あのピンクのジャケット姿でスタンドマイク持ってキメてます。笑顔で手をこちらへ差し出してます。
 見るなり、閉じた(笑)。

 裏表紙はグレージャケットの全身像。
 写メを送ったまっつメイトからは「昭和の歌手」との容赦ない感想が(笑)。……ねえ? 素敵よね、そんなとこが。そんなとこも。(盲目)

 キャトルレーヴに「未涼亜希コーナー」が出来ていて、四つ切り写真だーの過去の舞台写真だーのがぞろっと並んでいる。
 スチール写真は通常サイズの他、2Lサイズも発売されていた。
 ありがたいねえ。うれしいねえ。
 あ、やっぱポスターはないみたい。


 で。
 客席にて。

 まずは開演アナウンスだ、聞き逃すな拍手するんだと身構えていたのに。

 聞こえてきたのは、歌声。

 開演アナウンスの前に、歌声ですがな!
 まままままつださんの声だよね?
 スキャットが重なるよーに追いかけ合うよーに響いて、それをBGMに開演アナウンス。
 ……やられた。

 まだ幕開いてません。なのに歌声聴けるんですよ?
 思わず目をつぶって聴き入っていたら。

 幕が、開いてた。
 ちょ……っ、幕開き、見逃したがなっ。←

 や、まだはじまってません。緞帳が上がっただけ。その、上がる瞬間を……ぶつぶつ。(自業自得)
 暗い舞台に背中を向けて立つ男。

 どくん、と心臓が鳴ったのがわかる。

 あの背中……まっつだ。
 誰もいない舞台にただひとりのまっつ。たったひとりで立つまっつ。
 前奏が終わるあたりで振り返る。
 そして、歌い出す。

 まっつひとりの端正なソロから、キャスト全員の合唱になる。重なり合う声の心地よさ。これが主題歌、ソロありコーラスあり、アカペラあり。

 背にしているのは月? 月がこんなに大きい……ここは宇宙? 大きなふたつの輪のセット。

 そこからはじまり、世界一周ってことで、いろんなカラー、いろんな音楽をこれでもかとつないでいくショー。
 55分×2だから、ふつーの本公演ショーの2倍の長さ。

 おかげで、もお。

 まっつのまっつ堪能。

 いろんなまっつ。さまざまなまっつ。
 かわいいまっつ、エロいまっつ、かっこいいまっつ、愉快なまっつとなんでもござれ。
 歌いまくりは想定内だが、ダンスもたっぷり。つか、まっつさん踊れる人だし。

 今日はキャパオーバーでなにがなんだかわかんないので、脈絡なくメモ書きのみにとどめる。

 おぼえていること。

 まっつの、背中。

 なんかこれでもかっ、と背中を見せる演出。男役は背中で語れるよーになって一人前。
 まっつはひよっこじゃない、研14の大人の男だ。背中で語らせて十分、余裕綽々。
 それゆえか、なんどもなんども背中で語らせる。
 まっつの背中、好きだ。

 プロローグの最後、まっつ以外にソロで声を入れるのがきんぐ。なんか最初からテンション高いきんぐ。
 コマは一足先に次の場面のスタンバイ。
 セーラー服の水兵さん姿のコマときんぐを見て、「やっぱセーラーは若い子じゃなきゃね」と思ってみていたら、若くないセーラーも出てきてぎゃふん。まつださん……。
 セーラーさんはお尻のラインよく見えますよ。←

 タキシードでジャズになってくれて、心底ほっとした。ずっとセーラーさんだと、えっと、その。
 か、かわいいですよ、まっつさん……。(棒読み)

 「Night&Day」がかっこいい。姿もだが、歌がまっつに合っているというか、「得意分野キターっ」、もう選曲からして勝利当然。

 きんぐのキングは良い。
 ここの物語、すごくわかりやすい、そしていい話だ。
 司祭様@朝風くん貫禄。ひさしぶりにちゃんとした歌声聴いた。
 えー、あすくんの見せ場のひとつだけど、こっちはダンスでした。(最初歌って書いてたの、歌はセーラーさんのとこ←とにかく突然あすくんソロ)

 がらっと変わって愉快な感じに、ヒメ&あゆっち。ちょうキザったスーツまっつ。あああ、いいまっつだ……。
 ここのヒロインはあゆみちゃんでした。最後に登場、いい女。まっつも彼女に一直線。
 スーツにソフト帽。
 プログラムを見るまでもなく「ヤンさん振付だよね?」とわかる(笑)。
 めちゃかっこいいわ、まっつの熱の入り方もすごいわ……まっつヤンさんファンやもんなあ。

 全編通してコマときんぐの活躍はもちろんだけど、レオくんがすごかった。
 ここぞ!という男役ダンスソロは、レオくん。
 何回あった、彼のソロ?
 まっつとエロ絡みした男役も、レオくんのみって……。
 あゆみちゃんとふたりセンターで1場面とか、女役してみたり、とにかくすげーよ。

 んで次、稲葉っち、ヴェネチア好きだなあ……このオギーファンめ。と思いつつ、このヴェネチアは明るい場面。
 まっつの「ボンジョルノ」の声がすげーたのしそう……このイタリア好きめ(笑)。……ボナセーラだとジオラモさん……。
 ゴンドリエーレ@コマと翔くんの客引き合戦は、コマのショーマン気質が映える。てゆーかコマ、すげー声量の歌声披露……どこまで続くのこの声??みたいな。思わず拍手!

 わたしは夢華さんの顔をおぼえられないというか、多人数の中にいると見分けがつかないので、ソロを歌い出すまで存在に気づいてなかった。歌はすげーうまい。
 翔くんと夢華さんの場面、なかなか長いなー。
 ふたりの歌が終わったらコマの歌。コマより長く感じたっす。

 1幕ラストのドイツが圧巻。
 退廃のベルリン、みなさん、エロ全開。
 ちょっとそこのきんぐさん、たのしそーにエロエロしすぎです!
 ここでまつださん、まさかの、ピンク・ジャケット。
 ポスターの、アレです。プログラム写真の、アレです。

 本編で着るのかよ!(白目)

 しかもこの人、わざわざ舞台で生着替えします。
 せっかく着替えてるのに、ライト暗すぎて見えねえ。なんのための生着替え??
 上着を脱いで、かわりにピンク・ジャケットを着たのよ。
 そして酒場?みたいなとこへ。そこでは男も女もエロエロ、セクシー場面です。
 それぞれがタンゴを踊るんだけど、ここでどさくさにまぎれて、男同士カップルもあり。
 てゆーか。
 あすレオで男同士タンゴって、俺得??(真ん中のまっつさん見ましょうよ)

 で、なんかゴージャスな夜の女あゆっちに出会い、まっつ×あゆっちのダンス。毛皮を脱ぎ去ったあゆっちはすだれ付きダルマです。二の腕やら太ももやらがもちっとしていてエロいです。
 キスまでありーのです。
 てゆーかまつださん、ここって恋愛場面?
 まつださんの恋愛ってよく知らないんだけど、恋よりも、情欲が突き刺さって、びびります。
 愛というより征服とか衝動とか。襲いかかりそう、喰らいつきそう、というか。それも、赤い炎ではなく、青白い炎で。ぞっとするような低温の欲の見える、なのにほんとは赤い炎より熱いんだよ、焼き尽くすんだよ、っていうか。

 すげーダークな世界が展開されていたのに、そっから希望の方へ、物語は動く。
 歌声がすごい。まっつだけでなく、コーラスが。

 この闇から光への切り替えあたりで、まっつが再び生着替え。ピンク・ジャケットを脱いで、最初に出てきたとき脱いだ服を着る。こっちは黒皮ジャケット。ほっとする色。ああ、とってもまっつだわ。まっつもう金髪じゃないから、とっても見慣れたまっつだわ。

 そこで気づく。
 そうか、ベルリンの酒場に行くために、わざわざあのド派手なジャケットに着替え、そこをあとにすると元の地味服に着替えるってことは。
 勝負服に着替えて盛り場デビューした男S、ってこと?!
 しかも勝負服のセンスがアレ……。

 そう気づいてしまうと、せっかくのいい場面に残念な風か吹く……いなばっち、あの着替えの意味は……? やっぱ田舎者の勝負服……?(笑)

 うわ、1幕だけで文字数オーバーしてるわー。

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