美しさは正義。@雪組集合日
2012年1月26日 タカラヅカ その昔、雪組には、作品にめぐまれない気の毒な壮いっぽくんという美形さんがいてだな。
彼の主演バウ『送られなかった手紙』は、なんとももの悲しい駄作で、今となってはそんな作品があったことすら、人の口に上がることもない。
そのもの悲しい作品で、強烈な印象を残した娘さんがいた。
アニメ的な特徴ある顔立ちの美女で、ツンと取り澄ました顔が実に魅力的だった。
主役との絡みはべつにどーってことない役なんだが。(つかそもそも、ラブシーンもない芝居だった……主役は)
エロエロおじさま、チャル様とラブシーンのある娘さんだった。
チャル様に後ろから抱きしめられる役。チューされちゃう役。
あの美しい娘さんは誰?
チャル様とふたりして、背徳のかほりで画面を美しく彩った、コケティッシュな美女は誰?
……それが、リサリサの第一印象でした。
あまりに強烈なデビューだったため、わたしと周囲の友人たちは、リサちゃんの説明をするとき、
「いっぽくんのバウで、チャル様にチューされてた子よ」
「ああ、あの子!」
てな会話が成立してました。
あの歩くフェロモン、チャル様にあーんなことされて、ほんの下級生娘役、リサちゃんの未来を心配したもんでした……ふつーの男(役)とのラヴシーンぢゃ満足できないキャラになったらどうしよう、と(笑)。
で。
その昔、雪組には、作品にめぐまれない気の毒な壮いっぽくんという美形さんがいてだな。
彼の主演バウ『さすらいの果てに』は、突き抜けた超駄作で、今もまた「爆笑なしでは語れない」と人の口に上がるほどのトンデモぶり。
(駄作レベルで同等なのは『忘れ雪』ですな。『さすらいの果てに』と『忘れ雪』で主演したキムくんもまた、雪組の伝説となるほど作品にめぐまれないスターだわ)
その歴史に残る駄作は、話はともかく、キャストだけはめちゃくちゃ美形揃いでした。
なにしろ、主演が壮くん。ヒロインがリサちゃん。2番手がかなめくん。
「美貌以外ナニも持っていない」人たちだけで固めた、すばらしい舞台でした。(当時は、ね。今はそれぞれ、それぞれの実力を花開かせておられますが)
苦難を乗り越えて、主人公とヒロインがよーやく再会する感動のラストシーンで、観客が爆笑するくらい、脚本もひどけりゃ、役者の芝居もアレレな、大変な公演でございました。
でもとにかく、ヒロインは美しかった。
このまま新公ヒロして、路線に乗ってくれても問題ないくらいに。
いろいろとやばすぎたのか、バウヒロだけで、新公ヒロはめぐってこなかったのだけども。
そしてリサちゃんは、ヒロイン街道ではない、独自の道を進んでいった。
ヒロインには出せない、セクシーさと美しさを絶妙にブレンドして、「いい女」道を突き進んだ。
前方席に坐ると、高確率でリサちゃんからウインクがもらえた。
娘役で客席を一本釣りしていく、そのアグレッシブさにときめいた。
ここはタカラヅカ、なによりもいちばん必要な物は、「美しさ」。
大劇場で大きな役がつかなくても、台詞が少なくても、舞台にいるだけで「タカラジェンヌ」としての仕事を果たせる人だ。
その、美しさで。
わたしはリサリサの芝居も好き。
でもその芝居は、彼女の「美しさ」込みだと思っている。
美しいリサリサだからこそ、この芝居が活きる。てな感じで。
美しい女性が、その美しさを武器にする様を見るのが好き。リサちゃんはわたしが思い描く「美女」の具現だ。
『仮面の男』の洗濯女のように、美貌を封印してなお、存在感のある芝居をする人だとわかっているが、それでもなお、彼女の美貌込みの芝居やキャラクタ、存在の色が好き。
『オネーギン』のニーナが好き。そして、『Samourai』のブランシェはもっと好き。
『ロミジュリ』のキャピュレットの女のように、ただそこにいるだけで、ドラマを感じされる情の強さが好き。
雪組の舞台を見る、楽しみのひとつでもあった。女の子たちの中に、彼女を探すことが。
ヲヅキの組替えがなければ、もう少しいてくれたのかなあ。や、誰を貶める意味でもなく、そう思った。ひとが進退を決めるとき、同期の存在の有無はきっかけのひとつにはなるよなあ、と、一般論として。
老人なので、つい過去を懐かしんでしまう。
『お笑いの果てに』はトンデモ作品だったけど、あのころの雪組も大好きだったよ。
壮くん版のキャストで、役名あった人で今残っているのがにわにわだけという、この現実……。
タカラヅカは、切ないところだな……。
のあちゃんは、わたしが狂喜乱舞していた全ツ『黒い瞳』での印象が深い。
舞台の上でも、それ以外でも。ええ子や……と思ったもんよ、某エピソード聞いて。
美女がふたり、雪組から去ってしまうのか。
あ、ふたりともマリリン・モンローじゃん、『ロック・オン!』の。うおお。もったいない~~。
最後の舞台が、より良いものになりますように。
ヲヅキとリサリサの絡みが見たいです。
リサリサとあんなちゃんの絡み……いやその、並びが見たいです。絡んでくれてもうれしいですが。リサリサとあんなで、アダルトな百合っぽいダンスとかあったら鼻血吹いて通いますわ……。
彼の主演バウ『送られなかった手紙』は、なんとももの悲しい駄作で、今となってはそんな作品があったことすら、人の口に上がることもない。
そのもの悲しい作品で、強烈な印象を残した娘さんがいた。
アニメ的な特徴ある顔立ちの美女で、ツンと取り澄ました顔が実に魅力的だった。
主役との絡みはべつにどーってことない役なんだが。(つかそもそも、ラブシーンもない芝居だった……主役は)
エロエロおじさま、チャル様とラブシーンのある娘さんだった。
チャル様に後ろから抱きしめられる役。チューされちゃう役。
あの美しい娘さんは誰?
チャル様とふたりして、背徳のかほりで画面を美しく彩った、コケティッシュな美女は誰?
……それが、リサリサの第一印象でした。
あまりに強烈なデビューだったため、わたしと周囲の友人たちは、リサちゃんの説明をするとき、
「いっぽくんのバウで、チャル様にチューされてた子よ」
「ああ、あの子!」
てな会話が成立してました。
あの歩くフェロモン、チャル様にあーんなことされて、ほんの下級生娘役、リサちゃんの未来を心配したもんでした……ふつーの男(役)とのラヴシーンぢゃ満足できないキャラになったらどうしよう、と(笑)。
で。
その昔、雪組には、作品にめぐまれない気の毒な壮いっぽくんという美形さんがいてだな。
彼の主演バウ『さすらいの果てに』は、突き抜けた超駄作で、今もまた「爆笑なしでは語れない」と人の口に上がるほどのトンデモぶり。
(駄作レベルで同等なのは『忘れ雪』ですな。『さすらいの果てに』と『忘れ雪』で主演したキムくんもまた、雪組の伝説となるほど作品にめぐまれないスターだわ)
その歴史に残る駄作は、話はともかく、キャストだけはめちゃくちゃ美形揃いでした。
なにしろ、主演が壮くん。ヒロインがリサちゃん。2番手がかなめくん。
「美貌以外ナニも持っていない」人たちだけで固めた、すばらしい舞台でした。(当時は、ね。今はそれぞれ、それぞれの実力を花開かせておられますが)
苦難を乗り越えて、主人公とヒロインがよーやく再会する感動のラストシーンで、観客が爆笑するくらい、脚本もひどけりゃ、役者の芝居もアレレな、大変な公演でございました。
でもとにかく、ヒロインは美しかった。
このまま新公ヒロして、路線に乗ってくれても問題ないくらいに。
いろいろとやばすぎたのか、バウヒロだけで、新公ヒロはめぐってこなかったのだけども。
そしてリサちゃんは、ヒロイン街道ではない、独自の道を進んでいった。
ヒロインには出せない、セクシーさと美しさを絶妙にブレンドして、「いい女」道を突き進んだ。
前方席に坐ると、高確率でリサちゃんからウインクがもらえた。
娘役で客席を一本釣りしていく、そのアグレッシブさにときめいた。
ここはタカラヅカ、なによりもいちばん必要な物は、「美しさ」。
大劇場で大きな役がつかなくても、台詞が少なくても、舞台にいるだけで「タカラジェンヌ」としての仕事を果たせる人だ。
その、美しさで。
わたしはリサリサの芝居も好き。
でもその芝居は、彼女の「美しさ」込みだと思っている。
美しいリサリサだからこそ、この芝居が活きる。てな感じで。
美しい女性が、その美しさを武器にする様を見るのが好き。リサちゃんはわたしが思い描く「美女」の具現だ。
『仮面の男』の洗濯女のように、美貌を封印してなお、存在感のある芝居をする人だとわかっているが、それでもなお、彼女の美貌込みの芝居やキャラクタ、存在の色が好き。
『オネーギン』のニーナが好き。そして、『Samourai』のブランシェはもっと好き。
『ロミジュリ』のキャピュレットの女のように、ただそこにいるだけで、ドラマを感じされる情の強さが好き。
雪組の舞台を見る、楽しみのひとつでもあった。女の子たちの中に、彼女を探すことが。
2012/01/26辞めちゃうのか……。
雪組 退団者のお知らせ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。
(雪組)
涼花 リサ
華吹 乃愛
2012年5月27日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
ヲヅキの組替えがなければ、もう少しいてくれたのかなあ。や、誰を貶める意味でもなく、そう思った。ひとが進退を決めるとき、同期の存在の有無はきっかけのひとつにはなるよなあ、と、一般論として。
老人なので、つい過去を懐かしんでしまう。
『お笑いの果てに』はトンデモ作品だったけど、あのころの雪組も大好きだったよ。
壮くん版のキャストで、役名あった人で今残っているのがにわにわだけという、この現実……。
タカラヅカは、切ないところだな……。
のあちゃんは、わたしが狂喜乱舞していた全ツ『黒い瞳』での印象が深い。
舞台の上でも、それ以外でも。ええ子や……と思ったもんよ、某エピソード聞いて。
美女がふたり、雪組から去ってしまうのか。
あ、ふたりともマリリン・モンローじゃん、『ロック・オン!』の。うおお。もったいない~~。
最後の舞台が、より良いものになりますように。
ヲヅキとリサリサの絡みが見たいです。
リサリサとあんなちゃんの絡み……いやその、並びが見たいです。絡んでくれてもうれしいですが。リサリサとあんなで、アダルトな百合っぽいダンスとかあったら鼻血吹いて通いますわ……。
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