わたしが「ヲトメ」になる瞬間。@きりやんとわたし・その2。
2012年2月5日 タカラヅカ いつきりやさんを好きになったんだろう、と記憶をたどる話、その2。
ずっと雪組だけしか観てこなかったわたしが、それに次ぐ勢いで、月組をリピートするようになった、世紀末。
や、それまでも全組観ていたけれど、本公演とチケットの取れたバウを1回観る程度のゆるいヅカファン、贔屓組しか複数回観劇しないので、他組のことはとんとうとい。
そんなわたしが、月組も通うようになった。
周囲の影響がある。
当時仲の良かった友人が、ポスターの檀れい様の美貌に心を動かし、一緒に『LUNA』を観に行った。檀れい様だけでなくいろいろ気に入ったらしく、以来一緒にヅカ通いすることになる。
また、やはり当時ともに腐った話題で盛り上がっていたヲタ友が月組担当だった。
仲のいい人たちが月組ファンだと、さらに月組が近しいものになる。
……『LUNA』はよく通ったよ……嘉月さんとケロの「レア」なヘアスタイル見たさになー(笑)。『LUNA』ですよ……あのイケコのイケコらしい、珍作にさ……(笑)。
リピートすればするほど、組子の顔も名前も覚える。愛着も湧く。
そしてさらに、ケロゆひ萌えという、わたしの中で最大のカップリング萌えの嵐がやってくる。
えー、『ゼンダ城の虜』からです。ド・ゴーテ×ミカエルとゆー、人様に説明しづらいところに萌えてました。
あとはショーで絡んでくれたり、振付とは無関係な目線の絡みに萌えまくってましたな。←あ、これはもっとあとの公演か。
んで、ケロゆひ目当てに通えば通うほど、きりやんもよく目にすることになる。
彼の舞台上のキャラクタも、馴染みのあるものになる。
彼の初主演作品、『更に狂はじ』も張り切って観に行きました。
チケット手に入らなかったので(バウのチケットは完売が当然の時代)、サバキ待ちしましたな。
……まさか、あんな話、あんな役だとは夢にも思わずに(笑)。
大変美しいポスターで、期待値は近かったっす。
しかし。
きりやんが、「JUNE」的被虐美少年……。
演出家の「大野拓史」という人を知らないので、まったくの予備知識なしでした。
どんだけ美形でもタニちゃんには耽美が似合わない……のとまた別の意味で、きりやんも耽美の似合わない人だと思ってました。今も思ってます。だからこそ、きりやん相手に本気で耽美世界を展開した濃ゆい物語にアゴが落ちた。
栗本薫が書きそうな話……なんでよりによってタニきりでやるかな……。
理解できなかったけど、主演の持ち味と無関係な演目を当てるのは、ヅカの座付き演出家にありがちなことなので、そーゆーもんかと気にしなかったな。
きりやさんは実力派だから、任に合わない役を振られたりするんだ、大変だな、と。
えー、『更に狂はじ』がそーゆー温度だったのだから、ここまでは特別好きなわけじゃないな。ふつーに好き、ぐらい。
ところがその次の作品、『Practical Joke』で意識は大きく変わる。
マウロ@きりやんが、好きだっ。
マウロ役がすげー好みだった。
無骨でまっすぐで潔く、バカ。そして、攻(笑)。わたしのツボ、ど真ん中。
マウロ×ドイルです。
マウロは慎みなくドイル本人に告っちゃうよーな男で、わたし的にはあの告白は「余計」、ない方が好みだったけど、それでもマウロが好きだった。
観たときもそうだったけど、あとからどんどん、じわじわずんずん、好きになった。
最初微妙に見えたマウロのビジュアルも、観れば観るほど「美しい」「かっこいい」になった。
この役から、一気にきりやんファンに……なったわけでも、ない。
次の『愛のソナタ』では、とりたててきりやんファンでもなく、気持ちは落ち着いていた。
きりやん、子役だったからなああ。
前述の檀ちゃんファンの友人が、気がついたらきりやんファンになっていて、「きりやんになら、『奥様』と呼ばせてあげてよくってよ」なんてわけわかんないこと言ってたな。(友人は独身です)や、きりやんの役がビビアンリーの召使いで、「奥様、奥様」言ってたからだけど。
次の『エンカレッジコンサート』はチケット取れなかったし。
サバキ待ちしたけど、玉砕。……まあ、階段下にいたら、けっこー音は聞こえたけどな、リハーサル?も含め。音を聞くためにわざわざいたんじゃなくて、サバキをいつまでもあきらめ悪く待った延長でそのまま、観劇している友人を待っていたんだな。
当時はムラ公演しか観なかったわたしが、それでも東宝まで遠征した『大海賊』。ここでもきりやんはわりと好き、ぐらいの温度になっていたか。
『大海賊』はゆーひくんの美貌に夢中だったからなああ。
ムラでしか観劇しないわたしは、その後『血と砂』にヅカヲタ歴史上最高の萌え狂いっぷりで、きりやんの出ていた全ツは観てないし。キッドはいい役だから、観てみたかったけど。当時の全ツは大阪でやってないし。
で、次にきりやんを観たのが、『ガイズ&ドールズ』。
…………女役だし。
アデレードはかわいかったけど、萌えにはつながらず。
ってゆーかわたしは、これまたケロゆひに萌え狂ってたからなあ……。毎日アドリブでいちゃつくふたりを眺めるために通ったよ……(笑)。
きりやんに再びときめいたのは、『SLAPSTICK』か。
セネット@きりやんを、シンプルに好きだった。装飾なし、四の五の言わない。ただもお、きゅんとした。
この男の子、好きだ、と思った。
あー……そこからか。
それからしばらく、わたしの中のヲトメが、きりやんにときめいていた。
腐ったハートはケロとゆーひくんのものだったんだが(笑)、ピュアなハートはきりやんにきゅんきゅんだった。
『長い春の果てに』の無骨な医者アルノー@きりやんに、ときめいた。白衣よりつなぎが似合っちゃうとこがいいのっ。
きりやんの腕が短いことに、たしかこのとき気がついた(笑)。背が低いことも、それゆえ男役としてのスタイルが残念なこともわかっていたが、腕の長さは気にしたことなかったんだ、それまで。でもキニシナイ!! ときめいてるからいーの!(笑)
……ちなみにこの作品では、ワタケロ萌えしてましたな……まったく腐女子は業が深いわ。
で、ここまでヲトメとして盛り上がっているところへ、『シニョール ドン・ファン』ですよ、少女マンガの景子タンですよ。
ジョゼッペ@きりやん、好きだーっ。
だからわたしは、アホ攻が好きなんですよ。ジョゼッペのKY風味なところと、無駄に体温高くて直線ダッシュなところがツボでした。
ジョゼッペ×レオね。
追い風がきりやんに吹いている、そんな感じのする時期であり、そんな公演だった。
芸も充実し、男役としてのビジュアルも充実し。
劇団的にも組的にも、長らくのタニちゃん主義からきりやんへシフトチェンジした時期だった。
どこかの公演、どこかの役で、いついつから、というわけでもないのか。
わたしがきりやんを好きだったのって。
ゆるやかな坂を登るように好きになっていた、ような。
ずっと雪組だけしか観てこなかったわたしが、それに次ぐ勢いで、月組をリピートするようになった、世紀末。
や、それまでも全組観ていたけれど、本公演とチケットの取れたバウを1回観る程度のゆるいヅカファン、贔屓組しか複数回観劇しないので、他組のことはとんとうとい。
そんなわたしが、月組も通うようになった。
周囲の影響がある。
当時仲の良かった友人が、ポスターの檀れい様の美貌に心を動かし、一緒に『LUNA』を観に行った。檀れい様だけでなくいろいろ気に入ったらしく、以来一緒にヅカ通いすることになる。
また、やはり当時ともに腐った話題で盛り上がっていたヲタ友が月組担当だった。
仲のいい人たちが月組ファンだと、さらに月組が近しいものになる。
……『LUNA』はよく通ったよ……嘉月さんとケロの「レア」なヘアスタイル見たさになー(笑)。『LUNA』ですよ……あのイケコのイケコらしい、珍作にさ……(笑)。
リピートすればするほど、組子の顔も名前も覚える。愛着も湧く。
そしてさらに、ケロゆひ萌えという、わたしの中で最大のカップリング萌えの嵐がやってくる。
えー、『ゼンダ城の虜』からです。ド・ゴーテ×ミカエルとゆー、人様に説明しづらいところに萌えてました。
あとはショーで絡んでくれたり、振付とは無関係な目線の絡みに萌えまくってましたな。←あ、これはもっとあとの公演か。
んで、ケロゆひ目当てに通えば通うほど、きりやんもよく目にすることになる。
彼の舞台上のキャラクタも、馴染みのあるものになる。
彼の初主演作品、『更に狂はじ』も張り切って観に行きました。
チケット手に入らなかったので(バウのチケットは完売が当然の時代)、サバキ待ちしましたな。
……まさか、あんな話、あんな役だとは夢にも思わずに(笑)。
大変美しいポスターで、期待値は近かったっす。
しかし。
きりやんが、「JUNE」的被虐美少年……。
演出家の「大野拓史」という人を知らないので、まったくの予備知識なしでした。
どんだけ美形でもタニちゃんには耽美が似合わない……のとまた別の意味で、きりやんも耽美の似合わない人だと思ってました。今も思ってます。だからこそ、きりやん相手に本気で耽美世界を展開した濃ゆい物語にアゴが落ちた。
栗本薫が書きそうな話……なんでよりによってタニきりでやるかな……。
理解できなかったけど、主演の持ち味と無関係な演目を当てるのは、ヅカの座付き演出家にありがちなことなので、そーゆーもんかと気にしなかったな。
きりやさんは実力派だから、任に合わない役を振られたりするんだ、大変だな、と。
えー、『更に狂はじ』がそーゆー温度だったのだから、ここまでは特別好きなわけじゃないな。ふつーに好き、ぐらい。
ところがその次の作品、『Practical Joke』で意識は大きく変わる。
マウロ@きりやんが、好きだっ。
マウロ役がすげー好みだった。
無骨でまっすぐで潔く、バカ。そして、攻(笑)。わたしのツボ、ど真ん中。
マウロ×ドイルです。
マウロは慎みなくドイル本人に告っちゃうよーな男で、わたし的にはあの告白は「余計」、ない方が好みだったけど、それでもマウロが好きだった。
観たときもそうだったけど、あとからどんどん、じわじわずんずん、好きになった。
最初微妙に見えたマウロのビジュアルも、観れば観るほど「美しい」「かっこいい」になった。
この役から、一気にきりやんファンに……なったわけでも、ない。
次の『愛のソナタ』では、とりたててきりやんファンでもなく、気持ちは落ち着いていた。
きりやん、子役だったからなああ。
前述の檀ちゃんファンの友人が、気がついたらきりやんファンになっていて、「きりやんになら、『奥様』と呼ばせてあげてよくってよ」なんてわけわかんないこと言ってたな。(友人は独身です)や、きりやんの役がビビアンリーの召使いで、「奥様、奥様」言ってたからだけど。
次の『エンカレッジコンサート』はチケット取れなかったし。
サバキ待ちしたけど、玉砕。……まあ、階段下にいたら、けっこー音は聞こえたけどな、リハーサル?も含め。音を聞くためにわざわざいたんじゃなくて、サバキをいつまでもあきらめ悪く待った延長でそのまま、観劇している友人を待っていたんだな。
当時はムラ公演しか観なかったわたしが、それでも東宝まで遠征した『大海賊』。ここでもきりやんはわりと好き、ぐらいの温度になっていたか。
『大海賊』はゆーひくんの美貌に夢中だったからなああ。
ムラでしか観劇しないわたしは、その後『血と砂』にヅカヲタ歴史上最高の萌え狂いっぷりで、きりやんの出ていた全ツは観てないし。キッドはいい役だから、観てみたかったけど。当時の全ツは大阪でやってないし。
で、次にきりやんを観たのが、『ガイズ&ドールズ』。
…………女役だし。
アデレードはかわいかったけど、萌えにはつながらず。
ってゆーかわたしは、これまたケロゆひに萌え狂ってたからなあ……。毎日アドリブでいちゃつくふたりを眺めるために通ったよ……(笑)。
きりやんに再びときめいたのは、『SLAPSTICK』か。
セネット@きりやんを、シンプルに好きだった。装飾なし、四の五の言わない。ただもお、きゅんとした。
この男の子、好きだ、と思った。
あー……そこからか。
それからしばらく、わたしの中のヲトメが、きりやんにときめいていた。
腐ったハートはケロとゆーひくんのものだったんだが(笑)、ピュアなハートはきりやんにきゅんきゅんだった。
『長い春の果てに』の無骨な医者アルノー@きりやんに、ときめいた。白衣よりつなぎが似合っちゃうとこがいいのっ。
きりやんの腕が短いことに、たしかこのとき気がついた(笑)。背が低いことも、それゆえ男役としてのスタイルが残念なこともわかっていたが、腕の長さは気にしたことなかったんだ、それまで。でもキニシナイ!! ときめいてるからいーの!(笑)
……ちなみにこの作品では、ワタケロ萌えしてましたな……まったく腐女子は業が深いわ。
で、ここまでヲトメとして盛り上がっているところへ、『シニョール ドン・ファン』ですよ、少女マンガの景子タンですよ。
ジョゼッペ@きりやん、好きだーっ。
だからわたしは、アホ攻が好きなんですよ。ジョゼッペのKY風味なところと、無駄に体温高くて直線ダッシュなところがツボでした。
ジョゼッペ×レオね。
追い風がきりやんに吹いている、そんな感じのする時期であり、そんな公演だった。
芸も充実し、男役としてのビジュアルも充実し。
劇団的にも組的にも、長らくのタニちゃん主義からきりやんへシフトチェンジした時期だった。
どこかの公演、どこかの役で、いついつから、というわけでもないのか。
わたしがきりやんを好きだったのって。
ゆるやかな坂を登るように好きになっていた、ような。
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