もうあまり海馬に残っていない、『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』アフタートークショー「ドン・カルロスと家族達 編」の感想。
全体を通して言えることは、プロの司会者がいないと、下級生は喋りにくいってことですなー。
タカラヅカは上下関係命。その是非は置いておいて、学年てのが絶対である。
いかなる場合も下級生は上級生を立てる。
今回のトークショーは、キムとまっつだけが喋っていた印象が強い。
他の出演者はみみ、リサリサ、こま、あゆっちなんだけど、彼らはほとんど喋っていない。
まともに喋ることが出来たのは、「その人個人への質問」のときだけだ。
それ以外は「出演者全員への質問」であるにも関わらず、キムとまっつが喋って終了している。
下級生であるコマたちは、司会者が振らない限り、話題に割り込めないんだ。
雪組のアフタートークショーを見るのは『H2$』以来2回目なんだけど、あのときはここまで「他の人がなんにも喋れてない」とは思わなかった。
司会のヲヅキは投げやりな調子ではあったけれど、とてもマイペースに進め、出演者全員に喋らせていた。
今回の司会、きんぐがなあ。あまりにすごくてなあ(笑)。
きんぐがちゃんと司会の仕事をしていなかったことが、いちばんの原因だと思う。全員への質問なのに、全員に聞かないとかどうなの。
下級生たちは、トップスターとその同期の会話に割り込めませんよー。
でももうひとつ原因を探すとしたら、キムとまっつを隣同士にしたことかなと思う(笑)。
NOW ON STAGEだろーと『H2$』アフタートークだろーと、キムくんとまっつが隣同士になることは、まずない。
ふたりの間には、ポジションという大きな壁があって、同期でも隣り合うことが出来ない。
間に人を置いたり、離れた位置に椅子を置いたりしていると、やっぱそこまでふたりだけで会話したり、盛り上がったり、できないよなあ。
それが今回、キムくんの隣がまっつで。
ふたりだけで、喋り倒す。
さんざん目配せするし、マイクなしになんかやってるし。
まっつがここまでツッコミ役を率先してやっているのも、キムくんとの距離が近かったことがあるんだろう。
物理的な距離、話題の中心への距離が。
遠く離れたところからは、ツッコミ入れにくいよな。
会話には、距離により時差があると思う。
耳で判断する時差ではなく、目と心で感じる時差。
話題の中心、視界に入っているところでかわされる会話はリアルタイムだけど、その外側からなにか声が入ると、「え?」と思う。思う、までもいかない無意識レベルだけど、意識や視界の外側からの関与には、コンマ以下の超わずかなものであっても、反応は遅れる。
その数字に表れないほどのわずかな時差がすなわち、「場の空気」ってやつなんだろう。
話題の中心以外の人が、なにかしら話に入る・関与するには、勢いや機知が必要ってこと。
通常ならまっつは中心の外側にいるため、あまり中へは割り込まない。
今回下級生たちが、そうやって外側で微笑んでいたように。
今回はキムくんの隣、話題の中心にいたからなー。
いくらでも関与できる。
つーことで、ツッコミ炸裂。
トークショーの主役はきんぐだったと思うが、要所要所でおいしいところを持って行ったのはまっつだと思う。
キムとまっつが特に仲良し同期だとは、残念ながらぜんぜん思ってないんだけど(笑)、それゆえにふたりがいいコンビネーションで話しているのを見るのが好き。
べたべたあまあま親友関係もいいけど、そうではない温度と距離感で、それでも信頼のある仲間同士って質感にときめくのですわ。
ヅカはジェンヌ単体だけでなく、関係性にも萌えるジャンルですもの。いろんな関係に萌えます。べたべたあまあまは他のコンビで萌えを補充する、キムまつはキムまつゆえのときめきを(笑)。
自爆するきんぐをなまあたたかい目で見つめるまっつとか、関係性に萌えますわー(笑)。
きんぐのぐだぐだ司会ぶりがかわいくて、彼のキャラクタ込みでいいトークショーだったと思うのとは別に、司会としての仕事をして欲しかったなーと思うのは、ひとえに、キムまつ以外の人々の扱い。
まず、基本を押さえて欲しかった。
このトークショーのタイトルは「ドン・カルロスと家族達 編」だ。
ここの説明から、ちゃんとして欲しかった。
家族という区切りなのに、何故画家のコマや、エボリ公女のあゆっちが混ざっているのか。
そこを解説してくれないと、コマとあゆっちの居場所がない。
コマくんは「何故ここにいる」という話がちらりと出て、「フェリペ二世@まっつの絵を描いている」と関係性を説明していた分、よかったけどさ。いやその、絵を描いているからって、家族ぢゃないだろというツッコミはそのままだけどな。まっつのどや顔が良かったけどな(笑)。
あゆっちなんか、個人への質問がショーの話だったこともあり、エボリ公女としての話は皆無。
生で話すリサリサを見るのははじめて。
緊張からか、最初の挨拶で噛んじゃってたけど、そのあとの個人への質問に関しては、とてもきれいに回答していた。
これまでで好きな役は? てな質問に、「今回のフアナ役」と答えていて、アタマいい人だなとさらに好感を持つ。
や、ほんとにフアナはいい役で、この役をいちばん好きなんだろうけど、この場での答えという点でも最良のものだったから。ファンだけの集いではなく、タカラヅカ自体初見の人も多く混ざっているだろう場で、「新人公演のなになに役が」とか「バウホールのなになに役が」とか言われても、大半の人はぽかーんだろう。
タカラジェンヌ人生を総括して、いちばん好きな、やりがいのある役を演じている姿を、わたしは観たわけだわ、と観客は思って家路につくわけだもの。
「家族編」だから、王妃役のあゆみちゃんにも混ざってほしかったっす……。
フェリペ二世のどこが好きなのか、聞きたかった。←
キムくんはトークショーでも安定した「主役」ぶりで、場慣れした様子も含めて安心なトップスターさん。
今後もいろいろイベントをやって欲しいわ。
……またキムまつがフリーダムに喋る場を観たいなー。梅芸に期待していいかなー(笑)。
全体を通して言えることは、プロの司会者がいないと、下級生は喋りにくいってことですなー。
タカラヅカは上下関係命。その是非は置いておいて、学年てのが絶対である。
いかなる場合も下級生は上級生を立てる。
今回のトークショーは、キムとまっつだけが喋っていた印象が強い。
他の出演者はみみ、リサリサ、こま、あゆっちなんだけど、彼らはほとんど喋っていない。
まともに喋ることが出来たのは、「その人個人への質問」のときだけだ。
それ以外は「出演者全員への質問」であるにも関わらず、キムとまっつが喋って終了している。
下級生であるコマたちは、司会者が振らない限り、話題に割り込めないんだ。
雪組のアフタートークショーを見るのは『H2$』以来2回目なんだけど、あのときはここまで「他の人がなんにも喋れてない」とは思わなかった。
司会のヲヅキは投げやりな調子ではあったけれど、とてもマイペースに進め、出演者全員に喋らせていた。
今回の司会、きんぐがなあ。あまりにすごくてなあ(笑)。
きんぐがちゃんと司会の仕事をしていなかったことが、いちばんの原因だと思う。全員への質問なのに、全員に聞かないとかどうなの。
下級生たちは、トップスターとその同期の会話に割り込めませんよー。
でももうひとつ原因を探すとしたら、キムとまっつを隣同士にしたことかなと思う(笑)。
NOW ON STAGEだろーと『H2$』アフタートークだろーと、キムくんとまっつが隣同士になることは、まずない。
ふたりの間には、ポジションという大きな壁があって、同期でも隣り合うことが出来ない。
間に人を置いたり、離れた位置に椅子を置いたりしていると、やっぱそこまでふたりだけで会話したり、盛り上がったり、できないよなあ。
それが今回、キムくんの隣がまっつで。
ふたりだけで、喋り倒す。
さんざん目配せするし、マイクなしになんかやってるし。
まっつがここまでツッコミ役を率先してやっているのも、キムくんとの距離が近かったことがあるんだろう。
物理的な距離、話題の中心への距離が。
遠く離れたところからは、ツッコミ入れにくいよな。
会話には、距離により時差があると思う。
耳で判断する時差ではなく、目と心で感じる時差。
話題の中心、視界に入っているところでかわされる会話はリアルタイムだけど、その外側からなにか声が入ると、「え?」と思う。思う、までもいかない無意識レベルだけど、意識や視界の外側からの関与には、コンマ以下の超わずかなものであっても、反応は遅れる。
その数字に表れないほどのわずかな時差がすなわち、「場の空気」ってやつなんだろう。
話題の中心以外の人が、なにかしら話に入る・関与するには、勢いや機知が必要ってこと。
通常ならまっつは中心の外側にいるため、あまり中へは割り込まない。
今回下級生たちが、そうやって外側で微笑んでいたように。
今回はキムくんの隣、話題の中心にいたからなー。
いくらでも関与できる。
つーことで、ツッコミ炸裂。
トークショーの主役はきんぐだったと思うが、要所要所でおいしいところを持って行ったのはまっつだと思う。
キムとまっつが特に仲良し同期だとは、残念ながらぜんぜん思ってないんだけど(笑)、それゆえにふたりがいいコンビネーションで話しているのを見るのが好き。
べたべたあまあま親友関係もいいけど、そうではない温度と距離感で、それでも信頼のある仲間同士って質感にときめくのですわ。
ヅカはジェンヌ単体だけでなく、関係性にも萌えるジャンルですもの。いろんな関係に萌えます。べたべたあまあまは他のコンビで萌えを補充する、キムまつはキムまつゆえのときめきを(笑)。
自爆するきんぐをなまあたたかい目で見つめるまっつとか、関係性に萌えますわー(笑)。
きんぐのぐだぐだ司会ぶりがかわいくて、彼のキャラクタ込みでいいトークショーだったと思うのとは別に、司会としての仕事をして欲しかったなーと思うのは、ひとえに、キムまつ以外の人々の扱い。
まず、基本を押さえて欲しかった。
このトークショーのタイトルは「ドン・カルロスと家族達 編」だ。
ここの説明から、ちゃんとして欲しかった。
家族という区切りなのに、何故画家のコマや、エボリ公女のあゆっちが混ざっているのか。
そこを解説してくれないと、コマとあゆっちの居場所がない。
コマくんは「何故ここにいる」という話がちらりと出て、「フェリペ二世@まっつの絵を描いている」と関係性を説明していた分、よかったけどさ。いやその、絵を描いているからって、家族ぢゃないだろというツッコミはそのままだけどな。まっつのどや顔が良かったけどな(笑)。
あゆっちなんか、個人への質問がショーの話だったこともあり、エボリ公女としての話は皆無。
生で話すリサリサを見るのははじめて。
緊張からか、最初の挨拶で噛んじゃってたけど、そのあとの個人への質問に関しては、とてもきれいに回答していた。
これまでで好きな役は? てな質問に、「今回のフアナ役」と答えていて、アタマいい人だなとさらに好感を持つ。
や、ほんとにフアナはいい役で、この役をいちばん好きなんだろうけど、この場での答えという点でも最良のものだったから。ファンだけの集いではなく、タカラヅカ自体初見の人も多く混ざっているだろう場で、「新人公演のなになに役が」とか「バウホールのなになに役が」とか言われても、大半の人はぽかーんだろう。
タカラジェンヌ人生を総括して、いちばん好きな、やりがいのある役を演じている姿を、わたしは観たわけだわ、と観客は思って家路につくわけだもの。
「家族編」だから、王妃役のあゆみちゃんにも混ざってほしかったっす……。
フェリペ二世のどこが好きなのか、聞きたかった。←
キムくんはトークショーでも安定した「主役」ぶりで、場慣れした様子も含めて安心なトップスターさん。
今後もいろいろイベントをやって欲しいわ。
……またキムまつがフリーダムに喋る場を観たいなー。梅芸に期待していいかなー(笑)。
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