助演という仕事。@インフィニティ
2012年1月24日 タカラヅカ 『インフィニティ』の、まっつ以外の出演者について、ぼちぼちと。
この公演で見直したというか株が上がったというか、コマくんに着目した。
や、コマくんには『雪景色』ですこーんとハマって以来一目も二目もおいているので、今さら見直したもナイんだが。
しみじみ、いい子だなと。
すごい子だなと。
コマつん自身のスターとしての力は、今まで見てきた通り。
今回思い知ったのは、カンパニーの中での、彼の力。
1場面与えられたら、ちゃんとセンターとしての仕事をする。
それでいて、2番手の仕事……「助演」としての役割を求められるときの、的確さ。
出すぎない。でしゃばらない。実力で場を支える。しかし、埋没しない。地味にもならない。
って、ナニこれ。
すげえよ。
きんぐには、そこまで感じない。
彼は自分にできる精一杯を、ありのままにやっている。
翔くんは自分のことだけでいっぱいいっぱい。奮闘中。
男役ではコマだけが、周囲を見渡し、バランスを取っている。(娘役では、ヒメが同じようにやってます)
ありがたいなと。
なんかもー、しみじみ感謝しました。
や、わたしが言うのもおかしなもんですが。おこがしいとは思いますが。
感謝したの。
コマつんがいてくれて良かったと、『インフィニティ』の成功は、まっつの成功は、コマくんはじめ仲間たちがいてくれたからなんだと思いました。
決められた仕事をする以外に、コマはアドリブで舞台を盛り上げてくれた。
まっつが仕掛けたりナニもしなかったり、気ままだったベネツィア。
まっつがナニかすれば、的確に返してくれる。ナニもしなければ、さらっと流してくれる。
毎回やるならともかく、いつやってくるかもわかんない絡みに、いちいちリアクションしてくれてありがとうだわほんと。
それとも、前もって「今日絡むから」ってまっつから予告でもあるの?(しそうにナイ気がする……)
で、いちばん派手に実力(笑)を発揮していた、インド場面。
やる気があるんだかないんだかの、おかしな侍従役。
マッツマハラジャ様にクビを言い渡されて去って行くときの、声の挙げ方に変化を付けて、リピーターからも笑いを取っていた。
楽近くになると、マッツマハラジャ様の投げたオレンジに当たった演技(声)まで付け加えて。
ほんとセンスあるわ、コマくん。
そのあとの彼の見せ場、フィリピンの歌手も好きだったさ。
コマくんの声とねっとり熱と湿り気のある歌い方が、曲と雰囲気に合っていて。
それから。
舞台でのコマつんのステキさとはまた別次元のことなんだけど。
まっつファンとして、とても感謝していることがある。
それはフィナーレの「ご挨拶」部分だ。
ラストの場面で、出演者全員が順番に挨拶をする。
喋るわけではなく、音楽に乗ってセンターへ進み出、思い思いのポーズで一礼する、というやつだ。
下級生順にスタートして、コマくんは最後から2番目、まっつの前。
この「ご挨拶」はフリーダム。
みんな個性発揮、盛り上がってたのしいキモチのまま、キラキラした笑顔のまま客席にアピールする。
いちばん濃いのは朝風くん。毎回違ったポーズで強いアピールをする。
娘役ではもちろんヒメ。
このふたりは、毎回「ナニやってくれるんだろう」とわくわくする(笑)。
翔くんは美形っぷりに磨きを掛けてアピるし、きんぐもまたカッコ付け激しい。
どんどんあとになるほど濃ゆいアピールをする人たちの中で、最後から2番目のコマつんは。
とりたてて、ナニもしない。
二本指の敬礼を左右に飛ばすだけ。
とても抑えた、シンプルなアピール。
どうして? コマのキャラからすれば、ものごっつーねっとりした、派手な爆弾アピールかましても、不思議じゃない。
なまじ他の子たちが、学年が上がるにつれ濃ゆーく濃ゆ~~くアピってるんだ。
コマのところでトーンダウンするなんて、おかしい。
初日に見たとき、がっくりきた。
え、なんで? って。
右肩上がりの折れ線グラフが、コマのところでがくっと下降したから。
でも、その直後にまっつが出てくることで、あれ?と思った。
ひょっとして、このため? と。
初日に感じた違和感は、回を重ねるごとに確信になった。
他の子たちがどんどんはじけて派手になるアピール場面で、コマだけががんとして地味に抑えている。
まっつの、ためだ。
自分の直後に登場する、主役のためだ。
コマくんなら、もっと派手にねちっこく、「自分のために」盛り上げることが出来る。
なのにあえて、それをしない。
助演である彼は、次に登場する主役のために、あえてトーンダウンさせているんだ。
いったんコマのところで熱を落とせば、最後の「真打ち登場!」のまっつが、盛り上がる。
自分のアピールポイントを削ってでも、「この公演のため」の仕事をしてくれている……!
なんて、ありがたいんだろう。
なんて、いい子なんだろう。
なんて、なんて……。
こんなこと感じているのはわたしだけかと思ったら、まっつメイトも同じように言っていて、あ、やっぱそうなんだ、と思いを強くした。
当たり前の顔で、さらりとこんな仕事をしてしまえる、コマくんってなんてすごいんだろう。
こういう子が当たり前にいる、これが「タカラヅカ」のすごさなんだ。
コマくんをはじめ、ひとりひとりの力を結集して、『インフィニティ』号は旅をした。
すごい公演だった。
驚きと感動が詰まっていた。
得がたい空間を、共有できたのだと思う。
この公演で見直したというか株が上がったというか、コマくんに着目した。
や、コマくんには『雪景色』ですこーんとハマって以来一目も二目もおいているので、今さら見直したもナイんだが。
しみじみ、いい子だなと。
すごい子だなと。
コマつん自身のスターとしての力は、今まで見てきた通り。
今回思い知ったのは、カンパニーの中での、彼の力。
1場面与えられたら、ちゃんとセンターとしての仕事をする。
それでいて、2番手の仕事……「助演」としての役割を求められるときの、的確さ。
出すぎない。でしゃばらない。実力で場を支える。しかし、埋没しない。地味にもならない。
って、ナニこれ。
すげえよ。
きんぐには、そこまで感じない。
彼は自分にできる精一杯を、ありのままにやっている。
翔くんは自分のことだけでいっぱいいっぱい。奮闘中。
男役ではコマだけが、周囲を見渡し、バランスを取っている。(娘役では、ヒメが同じようにやってます)
ありがたいなと。
なんかもー、しみじみ感謝しました。
や、わたしが言うのもおかしなもんですが。おこがしいとは思いますが。
感謝したの。
コマつんがいてくれて良かったと、『インフィニティ』の成功は、まっつの成功は、コマくんはじめ仲間たちがいてくれたからなんだと思いました。
決められた仕事をする以外に、コマはアドリブで舞台を盛り上げてくれた。
まっつが仕掛けたりナニもしなかったり、気ままだったベネツィア。
まっつがナニかすれば、的確に返してくれる。ナニもしなければ、さらっと流してくれる。
毎回やるならともかく、いつやってくるかもわかんない絡みに、いちいちリアクションしてくれてありがとうだわほんと。
それとも、前もって「今日絡むから」ってまっつから予告でもあるの?(しそうにナイ気がする……)
で、いちばん派手に実力(笑)を発揮していた、インド場面。
やる気があるんだかないんだかの、おかしな侍従役。
マッツマハラジャ様にクビを言い渡されて去って行くときの、声の挙げ方に変化を付けて、リピーターからも笑いを取っていた。
楽近くになると、マッツマハラジャ様の投げたオレンジに当たった演技(声)まで付け加えて。
ほんとセンスあるわ、コマくん。
そのあとの彼の見せ場、フィリピンの歌手も好きだったさ。
コマくんの声とねっとり熱と湿り気のある歌い方が、曲と雰囲気に合っていて。
それから。
舞台でのコマつんのステキさとはまた別次元のことなんだけど。
まっつファンとして、とても感謝していることがある。
それはフィナーレの「ご挨拶」部分だ。
ラストの場面で、出演者全員が順番に挨拶をする。
喋るわけではなく、音楽に乗ってセンターへ進み出、思い思いのポーズで一礼する、というやつだ。
下級生順にスタートして、コマくんは最後から2番目、まっつの前。
この「ご挨拶」はフリーダム。
みんな個性発揮、盛り上がってたのしいキモチのまま、キラキラした笑顔のまま客席にアピールする。
いちばん濃いのは朝風くん。毎回違ったポーズで強いアピールをする。
娘役ではもちろんヒメ。
このふたりは、毎回「ナニやってくれるんだろう」とわくわくする(笑)。
翔くんは美形っぷりに磨きを掛けてアピるし、きんぐもまたカッコ付け激しい。
どんどんあとになるほど濃ゆいアピールをする人たちの中で、最後から2番目のコマつんは。
とりたてて、ナニもしない。
二本指の敬礼を左右に飛ばすだけ。
とても抑えた、シンプルなアピール。
どうして? コマのキャラからすれば、ものごっつーねっとりした、派手な爆弾アピールかましても、不思議じゃない。
なまじ他の子たちが、学年が上がるにつれ濃ゆーく濃ゆ~~くアピってるんだ。
コマのところでトーンダウンするなんて、おかしい。
初日に見たとき、がっくりきた。
え、なんで? って。
右肩上がりの折れ線グラフが、コマのところでがくっと下降したから。
でも、その直後にまっつが出てくることで、あれ?と思った。
ひょっとして、このため? と。
初日に感じた違和感は、回を重ねるごとに確信になった。
他の子たちがどんどんはじけて派手になるアピール場面で、コマだけががんとして地味に抑えている。
まっつの、ためだ。
自分の直後に登場する、主役のためだ。
コマくんなら、もっと派手にねちっこく、「自分のために」盛り上げることが出来る。
なのにあえて、それをしない。
助演である彼は、次に登場する主役のために、あえてトーンダウンさせているんだ。
いったんコマのところで熱を落とせば、最後の「真打ち登場!」のまっつが、盛り上がる。
自分のアピールポイントを削ってでも、「この公演のため」の仕事をしてくれている……!
なんて、ありがたいんだろう。
なんて、いい子なんだろう。
なんて、なんて……。
こんなこと感じているのはわたしだけかと思ったら、まっつメイトも同じように言っていて、あ、やっぱそうなんだ、と思いを強くした。
当たり前の顔で、さらりとこんな仕事をしてしまえる、コマくんってなんてすごいんだろう。
こういう子が当たり前にいる、これが「タカラヅカ」のすごさなんだ。
コマくんをはじめ、ひとりひとりの力を結集して、『インフィニティ』号は旅をした。
すごい公演だった。
驚きと感動が詰まっていた。
得がたい空間を、共有できたのだと思う。
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