ショーをもっとやるべき!@『New Wave! -月-』
2014年1月25日 タカラヅカ 『New Wave! -月-』、期待通り楽しみました。
「センター」が決まっている、「ピラミッド」が正しく形作られている「ショー」はいいですな。「タカラヅカ」を観た!って気になりますな。
や、『New Wave!』は「主演ナシ、主な出演者ってだけ」という建前ですが、ほんとのところ、がっつり主演が決まっている。
今回は、トップスターみやるり、トップ娘役みゆちゃん、という役割でした。
としくん、ちなつくん、たまきちはトリプル2番手? 順番付けるのは観た人の好みや印象で左右されるかな、てな。
わたし、みゆちゃんの存在をすっかり忘れていて、実際に観劇して驚きましたの。
や、みゆちゃんを忘れていたわけではなくて、「みゆちゃんの立ち位置」を、失念していたのね。
『New Wave! -花-』の印象が強かったもんで、「主な出演者は、男役だけ」と思い込んでいたの。
つまり、みやるり、とし、ちなつ、たまきちの4人だって。
それがフタを開けてみたら、「主な出演者」が5人だった。
多過ぎ。(白目)
カーテンコールで5人横並びなのを見て、びっくりした。
花組は、3人だったのに。
「みやるり主役!」と意気込んで観劇した分、肩すかし感も大きかった……。
花組は、主な出演者が3人、しかもまぎれもなくだいもん主役、アキラ&キキのセンター場面ももちろんがっつりあるけれど、だいもん中心場面の多さ、他のふたりは彼の後ろで踊る、そんな構成が当たり前の公演だった。
だから同じモノを、勝手に期待していたのよ……。
だいもんが3人で分け合っていたパイを、みやるりは5人で分けなければならなかった。だから単純に、出番も見せ場も減った。
さすがに、5人は多いわ。
大劇場ではもっとたくさんのスターがいるとはいえ、その場合、番手が分かれているわけで、「主な出演者」として男役4人横並びに出番と見せ場を建前上作らなければならないのに、そこにもうひとり加えて……って、そりゃ大変だわ……。
『New Wave!』が楽しいのは、トップスターを中心としたピラミッド型の「タカラヅカ」ショーであること。
ピラミッドなのは確かだけど、トップ直下に3人、てのは、バランスむずかしい……。
みやるりのセンター感が薄れ、『Young Bloods!!』より『ハロー!ダンシング』に近くなった感じ。
わたしは『Young Bloods!!』の方が好き。「タカラヅカ」はトップスターがいなきゃだわ。
わたしが勝手に、「みやるり主役でショー公演!」と盛り上がっていたので、「え、出番少ない、比重低い」としょぼくれただけで、そうでない人からすれば、「はあ? ナニ言ってんのこの人」てなもんかしら。
公式発表の「主な出演者、4人並列」だと思って見たら、「みやるりの出番多すぎ? 主演みたいじゃん?」と思うだろうから、やっぱ先入観の問題か。
でもって誤解してほしくないのですが、「5人は多い」というのは、「誰かの扱いを落とせ」と言っているわけじゃないっす。
誰がどう、ではないし、誰にも活躍の場、「ショーのセンターを経験できる」この公演があって良かったと思っています。
じゃあどうしたいんだ、いちゃもんつけんじゃねえ、てなもんですよね、すみません。
みやるり氏の受け持つ場面が、ほんと純粋に「ショー」というか、リサイタル的というか、ドラマのある場面でなかったことも、わたしの消化不良につながってるんだと思います。
やっぱトップスターには、ストーリー性のある重い場面をひとつはやって欲しいのよ、ショーで。
今やってる『CONGRATULATIONS 宝塚!!』が不満なのと同じ(笑)。銀橋ラインアップする中詰めの繰り返しぢゃ、つまんない。
ストーリー性のある場面をトップがどっぷり演じ、小洒落た歌やダンスだけのシーンは2番手以下、カーテン前も含む、ってのが、わたし的に「落ち着く」構成。
重めの場面は他の「主な出演者」たちで、みやるりが「ショー」だけ、ってのが、残念。
公演自体の構成がより平板に感じたのは、そのせいかな。……まあ、ミキティに過剰な期待はしてないけども。
みやるりの新公主演を、思い出したの。
たったひとりで長い時間、大劇場のセンターに立ち、「場」を埋めなくてはならなかった、あの役。
今のみやるりなら、どんな風に務めるのだろう。
そう思うから、バウとはいえ、エリヤーフーのダンスソロみたく、「ガチでドラマ表現!!」場面が欲しかったなあと。
や、勝手な思いです、はい。
個人的に、モータウンに思い入れがないので、2幕の曲構成は月組の方が好き。
みやるりセンターにきゃーきゃーわくわく。きれいっていいよね、クドいっていいよねっ。
としくんの歌とダンスに酔う。やっぱこの人好き~~。
ちなつくんはいろいろと可能性のある人、というか、まだ鉱石の眠ってる採掘場的なイメージ。それをまた、改めて思った。機会さえあれば、まだまだナニか出てくると思うんだ。
ただひとり路線人生ど真ん中のたまきちくん、スター修業がんばれ~~。バウのセンターはすでに違和感なし。
ところで、輝月ゆうまくんの「昭和スター」ぶりは、ナニゴトですか(笑)。
彼が出てくると、「昭和スター、キターーッ!」なキモチになる。
身長からして「昭和」ではありえないのに、バランス? 芸風? とにかく、すげーくすぐったいキモチになる。
彼にはいろいろ期待している。頼むぜ大将。
もう一度観たくても、バウじゃチケット手に入らないもんなあ。
「センター」が決まっている、「ピラミッド」が正しく形作られている「ショー」はいいですな。「タカラヅカ」を観た!って気になりますな。
や、『New Wave!』は「主演ナシ、主な出演者ってだけ」という建前ですが、ほんとのところ、がっつり主演が決まっている。
今回は、トップスターみやるり、トップ娘役みゆちゃん、という役割でした。
としくん、ちなつくん、たまきちはトリプル2番手? 順番付けるのは観た人の好みや印象で左右されるかな、てな。
わたし、みゆちゃんの存在をすっかり忘れていて、実際に観劇して驚きましたの。
や、みゆちゃんを忘れていたわけではなくて、「みゆちゃんの立ち位置」を、失念していたのね。
『New Wave! -花-』の印象が強かったもんで、「主な出演者は、男役だけ」と思い込んでいたの。
つまり、みやるり、とし、ちなつ、たまきちの4人だって。
それがフタを開けてみたら、「主な出演者」が5人だった。
多過ぎ。(白目)
カーテンコールで5人横並びなのを見て、びっくりした。
花組は、3人だったのに。
「みやるり主役!」と意気込んで観劇した分、肩すかし感も大きかった……。
花組は、主な出演者が3人、しかもまぎれもなくだいもん主役、アキラ&キキのセンター場面ももちろんがっつりあるけれど、だいもん中心場面の多さ、他のふたりは彼の後ろで踊る、そんな構成が当たり前の公演だった。
だから同じモノを、勝手に期待していたのよ……。
だいもんが3人で分け合っていたパイを、みやるりは5人で分けなければならなかった。だから単純に、出番も見せ場も減った。
さすがに、5人は多いわ。
大劇場ではもっとたくさんのスターがいるとはいえ、その場合、番手が分かれているわけで、「主な出演者」として男役4人横並びに出番と見せ場を建前上作らなければならないのに、そこにもうひとり加えて……って、そりゃ大変だわ……。
『New Wave!』が楽しいのは、トップスターを中心としたピラミッド型の「タカラヅカ」ショーであること。
ピラミッドなのは確かだけど、トップ直下に3人、てのは、バランスむずかしい……。
みやるりのセンター感が薄れ、『Young Bloods!!』より『ハロー!ダンシング』に近くなった感じ。
わたしは『Young Bloods!!』の方が好き。「タカラヅカ」はトップスターがいなきゃだわ。
わたしが勝手に、「みやるり主役でショー公演!」と盛り上がっていたので、「え、出番少ない、比重低い」としょぼくれただけで、そうでない人からすれば、「はあ? ナニ言ってんのこの人」てなもんかしら。
公式発表の「主な出演者、4人並列」だと思って見たら、「みやるりの出番多すぎ? 主演みたいじゃん?」と思うだろうから、やっぱ先入観の問題か。
でもって誤解してほしくないのですが、「5人は多い」というのは、「誰かの扱いを落とせ」と言っているわけじゃないっす。
誰がどう、ではないし、誰にも活躍の場、「ショーのセンターを経験できる」この公演があって良かったと思っています。
じゃあどうしたいんだ、いちゃもんつけんじゃねえ、てなもんですよね、すみません。
みやるり氏の受け持つ場面が、ほんと純粋に「ショー」というか、リサイタル的というか、ドラマのある場面でなかったことも、わたしの消化不良につながってるんだと思います。
やっぱトップスターには、ストーリー性のある重い場面をひとつはやって欲しいのよ、ショーで。
今やってる『CONGRATULATIONS 宝塚!!』が不満なのと同じ(笑)。銀橋ラインアップする中詰めの繰り返しぢゃ、つまんない。
ストーリー性のある場面をトップがどっぷり演じ、小洒落た歌やダンスだけのシーンは2番手以下、カーテン前も含む、ってのが、わたし的に「落ち着く」構成。
重めの場面は他の「主な出演者」たちで、みやるりが「ショー」だけ、ってのが、残念。
公演自体の構成がより平板に感じたのは、そのせいかな。……まあ、ミキティに過剰な期待はしてないけども。
みやるりの新公主演を、思い出したの。
たったひとりで長い時間、大劇場のセンターに立ち、「場」を埋めなくてはならなかった、あの役。
今のみやるりなら、どんな風に務めるのだろう。
そう思うから、バウとはいえ、エリヤーフーのダンスソロみたく、「ガチでドラマ表現!!」場面が欲しかったなあと。
や、勝手な思いです、はい。
個人的に、モータウンに思い入れがないので、2幕の曲構成は月組の方が好き。
みやるりセンターにきゃーきゃーわくわく。きれいっていいよね、クドいっていいよねっ。
としくんの歌とダンスに酔う。やっぱこの人好き~~。
ちなつくんはいろいろと可能性のある人、というか、まだ鉱石の眠ってる採掘場的なイメージ。それをまた、改めて思った。機会さえあれば、まだまだナニか出てくると思うんだ。
ただひとり路線人生ど真ん中のたまきちくん、スター修業がんばれ~~。バウのセンターはすでに違和感なし。
ところで、輝月ゆうまくんの「昭和スター」ぶりは、ナニゴトですか(笑)。
彼が出てくると、「昭和スター、キターーッ!」なキモチになる。
身長からして「昭和」ではありえないのに、バランス? 芸風? とにかく、すげーくすぐったいキモチになる。
彼にはいろいろ期待している。頼むぜ大将。
もう一度観たくても、バウじゃチケット手に入らないもんなあ。
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