ちえねね武道館! ベニー全ツ『風共』! ポコマオ『アルカサル』!
 という今年のラインナップ最終発表に驚いてます。

 なんともツッコミどころいっぱい……(笑)。

 武道館って何年ぶり? 今世紀に入って初だよね?
 前回が『MIKI in BUDOKAN』だから、タイトルの『REON in BUDOKAN~LEGEND~』はわざと同じにしてるんだろうな。
 てゆーか演出家イシダせんせか。みきちゃんのときもイシダせんせだったよね? イシダせんせはヅカで唯一武道館演出出来る人認識なのか。

 てことで、年寄りらしく『MIKI in BUDOKAN』の思い出語り。

 まず、チケットが取れなかった。
 発売日にぴあで2番目に叩いてもらったのに、スタンド席のてっぺんから数列目がやっとだった。アリーナが取れないのは想定内だったけど、こんな端しか取れないのはびっくり。てゆーかすぐに売り切れて、しょんぼりするわたしに「取れただけでもラッキー」と友人になだめられたっけ。
 「タカラヅカではじめての武道館コンサートなのよ、出演者のファンだけでなく、どんなものかわからないからとりあえず参加してみよう、という人もいるはず。ただでさえみきちゃんは大人気なんだから、チケットが取りにくいのは当たり前」と。
 公演は2日間で、わたしたちは2日目だった。素直に開演前に行ったら、グッズが完売していて、悲しかった。
 「グッズは初回開演前に売り切れた。当然でしょ? 今ごろ来てなに言ってんの?」てな意味のことを、えらく苛立った様子のスタッフのにーちゃんが言ってたなー。すみませんねえ、世間知らずで。遠征組だから、グッズ購入のために前日入りする認識はなかったよ。
 入場するのも大行列で大変、スタッフが叫び続けてて大変、ダフ屋もいろいろ声出してて大変。なにかと大騒ぎな印象。……ダフ屋ってヅカでは見ないから、ふつーにおっさんたちが「券あるよ券」って言ってたり、生写真らしきものを売ってたり、いちいちびっくりした。
 ヅカの公演、ではなくて、フツーのコンサートというカテゴリの興行だったんだねええ。テレビ局とかが制作に入ってた関係?
 だけど中に入ればやっぱりそこはタカラヅカで、コンサートがはじまればオールスタンディング……にはならず? 後ろの席の人が「坐ってください、立たれたら見えないでしょ!!」って叫び続けてた……えーと。
 わたしは立ってた。坐って観劇しろ、という意見を主張していた人は、正しいのかな?
 座席にはみきちゃんのうちわがセットされていたので、うちわ振って手拍子して揺れたり踊ったり、ふつーにコンサートとして参加。
 チケット代はそれなりにしたと思うんだが、プログラムは1時間ほどで、正直、拍子抜けした。えっ、もう終わり??
 タカラヅカの1公演休憩入れて3時間コースに慣れきってたから。
 アンコール入れて70分とか、そんな感じだったか。コンサートならふつーでも、ヅカだと思うとコスパ悪い気がした。
 目新しかったけど、それほど楽しいとか感動したとかはなく、「こんなのもアリなんだ」と、体験したことがいちばんの収穫だったよーな。
 今思えば、アリーナ席は一般売りしてなかったんじゃね? アリーナにはタモさんはじめ花組組子たちが何十人ずらりと並んできゃーきゃーやってたし、たぶん他にもジェンヌはいただろう。
 会とか経由なら、もっといい席だったり、あるいは「売り切れて買えない」なんてこともなかったのかと思う。しかしぴあ頼みの一般人には、どうやって入手したらいいのかわかんない、チケ難公演だった。
 わたしと友人たちは、武道館のてっぺんから「いいなあ、あんな席はどうやったら買えたのかなあ」「ぴあでいちばんに叩いてもらって、しかも店のおねーさんの腕がすごくいいとか?」「ぴあでいちばんなんて、何日前から並べっていうのよ、一般人には無理よ」てな話をしつつ、うらやましい、と指をくわえて眺めていたっけ。

 次に武道館コンサートがあるときは、グッズを買うために初日初回のチケットを取り、開場時間前に到着し、グッズ列に並ぶ!
 チケットは一般発売よりも、会に入っている人に頼んでみる!
 武道館だからって、多大な期待はしない! 通常公演の良作に当たったときの方が、感動や満足度は高い!

 ……と、心に誓ったことを、思い出します。
 今後のトップスターは退団前に武道館やるのかと思ったもん(笑)。
 それきり誰もやらなかったってことは、やっぱいろいろ大変だったんだろうなあ。

 あ、プログラム出てきた。大きすぎて置き場に困るんで、かえって置き場固定、すぐに手に取れた。
 2日間で3回、1公演1万人、3回で3万人と本文で明記してある。のべ3万人かあ。
 今年のちえねね版も、2日間3回公演よね。3万人動員を期待されてるワケね。さすが。
 みきちゃんのプログラムはめちゃくちゃかっこいい。ちえねねもかっこいいだろうな。


 ベニーの『風共』は……植爺、働き過ぎ。としか……。

 というか、『風共』って「で、トップスターは男なの? 女なの?」からスタートする特異な演目だな。
 2番手のベニー主演で全国をまわるわけだが、「タカラヅカ」である以上、主演は男役でなきゃ意味がないと、わたしは思う。
 つーことで、ベニーさんはバトラーでありますように。ふつーにカッコいいベニーさんが見たいのよ。お笑いとか女役とかはもういいよー。
 バトラーだよね?


 『アルカサル~王城~』舞台化はびっくりだ。
 そして、何故演出家が中村A。
 中村Aって舞台転換のセンス疑問な紙芝居演出家ですが、マンガ原作はどんな風に始末するんだろう?
 よい公演になりますように。

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