びんぼー人に吹く風は。@DRAGON NIGHT!!
2015年9月5日 タカラヅカ 『DRAGON NIGHT!!』初日観劇。
ふつーの公演ではない、コンサートの初日ってのは手探りだ。どういうノリなのか、わかんないもんねえ。
『REON!!』もあれば『Streak of Light』もあるわけだし。
演出家がフジイくんなので、『REON!!』寄りなんだろうなと想像はつくけれど。
そして、わたしが「コンサートこそ初日に行かなければ」と思うのは、それが通常の組公演ではなく、主演者の「ファンのためのイベント公演」という位置づけだと思っているため。
わたしがご贔屓の主演公演は全日程制覇を基本としていたように、多くのファンが同じよーなスタンスでいると思う。現実問題、全公演リピートできるかはともかく、気持ち的にはそういうもんだろ、と。
つまり、半端な日程に行くと「客席ほとんどがコアなファンかリピーター、初見の外野が取り残される」恐れがある。
手拍子や拍手のタイミング、スタンディングの有無はもとより、お手製の応援グッズや客席参加のダンスまで、「すでにお約束が出来上がった」ところに、「全組観る、ぬるいヅカファンです、主演さんのことも好きです」レベルの人間がひとりぽつんと参加は、きついわー。
まったく手探り状態、どう盛り上がるのが正しいのか、まだ誰も知らない初日に行く。
それは、昔からのわたしのパターン。
……だったのだけど。
うーん、この習慣もセーフゾーンが低くなってきてるなあ。
過去にもコンサート公演はあったけれど、当時は現在のように公式グッズを大々的に販売してなかった。
みきちゃんの武道館にも、リカちゃんのバウコンサートにも、あさこの大阪NHKホールにも、たかこの数日で中止になったドラマシティコンサートにも……他にもいろいろ参加してきたけれど。
今のような、グッズ各種売るぜ! 儲けるぜ! な時代ではなかった。
他の芝居公演と同じ。販売しているのは、公演プログラムとブロマイドのみ。
ヅカファンはおとなしく着席して観劇していた。
スタンディングもあったけど、公式振付があるわけではなく、手拍子しながら揺れてる程度。
どう盛り上がるか誰も知らなくて、客席は手探り状態……なのは今も昔も確かだけど。
そして、今も昔も変わらず、初日は、ファン率が高い。
ファンが多数を占める中規模劇場公演で、しかも公式グッズが前もって販売されている現在は……初日にグッズを用意していないと、肩身が狭い、という事態に陥る。
いやあ、油断してたわー。
見渡す限りの客席で、ペンライトを持っていないのがわたしだけだったなんて。
ここまでペンラ必須とは思ってなくて。
後方席なら持ってない人もいたのかもしんないけど、ハンパに良席にいたもんで、「ええっ、オレだけ?! オレ、オンリーワン状態?!」に、びびりました……(笑)。
持ってなかったのはひとえに、びんぼーだからです……。
積極的に公演を楽しみたいと思っているので、最初は買うつもりだったの。
わたしの記憶にあるペンラというと、『フットルース』や『REON!!(無印)』。コム姫やワタさんのサヨナラ前楽で客席に配られたのと同じデザイン、たぶん同じメーカーでロゴだけ変えている、あのスティックタイプのペンライトよね。
知っているわ、定価1000円よね。
1000円くらいなら、大劇場プログラムと同じ値段だもの、びんぼーなわたしでも買えるわ。
…………『DRAGON NIGHT!!』のペンライトは、無印でナイ『REON!!』と同じ、豪華で高価なモノでした……。
1000円までは「記念品」として買えるけど、2000円は無理ーー。
たった1000円差、大の大人がたった1000円出せないってナニゴト? チケットを買うお金のある人が1000円出せないとかおかしいでしょ、チケットの方が遙かに高額なのに。
って確かにその通りなんだけど、なんつーか、心のハードルの問題。
用意していた金額の「倍」は、気持ち的に無理……。
それでも、贔屓組になら出せた。
だって、リピートするもん。
3回観るとしたら、1回あたり700円弱の出費。5回なら400円。
2000円のグッズはわたしには高価だけど、何回も使うなら減価償却出来る。
しかし。
1回しか観ない公演の場合、そのたった1回に2000円使い捨てることになる。
チケット代7908円+2000円 = 9908円
高っ。
定価7800円のチケットなのに、「グッズ購入必須」だとなんかすげー割高感。
わたしはこの「割高感」に負けた……。
そして、「大丈夫よ、あんなに高いペンライト、買ってない人だってきっといっぱいいるわ。『REON!!』の1000円のペンライトだって、持ってない人いっぱいいたじゃない」と思って、『DRAGON NIGHT!!』初日参戦。
……そして、華麗に敗北する……。びんぼーに(つか、己のびんぼー根性に)負けた……。
『REON!!』はまだ、グッズ文化のハシリ状態だったかな。そっから、「グッズは売れる!」と踏んで、劇団はばんばんコンサートグッズを販売しだした印象。
どんどん豪華に、高額に。
2000円、という金額単体なら、大人だから、決して買えない金額ではないのだけど。
チケット代だけで盛り上がれた、過去のコンサートを知っている身としては、「プログラム代以上」の設定金額のグッズは「嗜好品」認識で、「観劇に必須」とされると、つらいなあ。
全公演、全客席に、公演グッズのハンカチ(毎回色違い・公演日時入り)を配布した、ワタさんのコンサートは神公演だったなあ、と、遠く思い出す……。
チケットだけ握りしめて、手ぶらで行っても、客席全員で同じグッズを持って盛り上がれたのよ……初見のゆるいファンも、コアリピーターも、等しく。
グッズ商売に目覚めた劇団は、これからもコンサート乱発して、グッズ売りまくるんだろうなあ。
や、贔屓組ならそれも楽しいしうれしいけど、全組観る場合、贔屓組以外がきつい……。
おかねもちになりたい。
ふつーの公演ではない、コンサートの初日ってのは手探りだ。どういうノリなのか、わかんないもんねえ。
『REON!!』もあれば『Streak of Light』もあるわけだし。
演出家がフジイくんなので、『REON!!』寄りなんだろうなと想像はつくけれど。
そして、わたしが「コンサートこそ初日に行かなければ」と思うのは、それが通常の組公演ではなく、主演者の「ファンのためのイベント公演」という位置づけだと思っているため。
わたしがご贔屓の主演公演は全日程制覇を基本としていたように、多くのファンが同じよーなスタンスでいると思う。現実問題、全公演リピートできるかはともかく、気持ち的にはそういうもんだろ、と。
つまり、半端な日程に行くと「客席ほとんどがコアなファンかリピーター、初見の外野が取り残される」恐れがある。
手拍子や拍手のタイミング、スタンディングの有無はもとより、お手製の応援グッズや客席参加のダンスまで、「すでにお約束が出来上がった」ところに、「全組観る、ぬるいヅカファンです、主演さんのことも好きです」レベルの人間がひとりぽつんと参加は、きついわー。
まったく手探り状態、どう盛り上がるのが正しいのか、まだ誰も知らない初日に行く。
それは、昔からのわたしのパターン。
……だったのだけど。
うーん、この習慣もセーフゾーンが低くなってきてるなあ。
過去にもコンサート公演はあったけれど、当時は現在のように公式グッズを大々的に販売してなかった。
みきちゃんの武道館にも、リカちゃんのバウコンサートにも、あさこの大阪NHKホールにも、たかこの数日で中止になったドラマシティコンサートにも……他にもいろいろ参加してきたけれど。
今のような、グッズ各種売るぜ! 儲けるぜ! な時代ではなかった。
他の芝居公演と同じ。販売しているのは、公演プログラムとブロマイドのみ。
ヅカファンはおとなしく着席して観劇していた。
スタンディングもあったけど、公式振付があるわけではなく、手拍子しながら揺れてる程度。
どう盛り上がるか誰も知らなくて、客席は手探り状態……なのは今も昔も確かだけど。
そして、今も昔も変わらず、初日は、ファン率が高い。
ファンが多数を占める中規模劇場公演で、しかも公式グッズが前もって販売されている現在は……初日にグッズを用意していないと、肩身が狭い、という事態に陥る。
いやあ、油断してたわー。
見渡す限りの客席で、ペンライトを持っていないのがわたしだけだったなんて。
ここまでペンラ必須とは思ってなくて。
後方席なら持ってない人もいたのかもしんないけど、ハンパに良席にいたもんで、「ええっ、オレだけ?! オレ、オンリーワン状態?!」に、びびりました……(笑)。
持ってなかったのはひとえに、びんぼーだからです……。
積極的に公演を楽しみたいと思っているので、最初は買うつもりだったの。
わたしの記憶にあるペンラというと、『フットルース』や『REON!!(無印)』。コム姫やワタさんのサヨナラ前楽で客席に配られたのと同じデザイン、たぶん同じメーカーでロゴだけ変えている、あのスティックタイプのペンライトよね。
知っているわ、定価1000円よね。
1000円くらいなら、大劇場プログラムと同じ値段だもの、びんぼーなわたしでも買えるわ。
…………『DRAGON NIGHT!!』のペンライトは、無印でナイ『REON!!』と同じ、豪華で高価なモノでした……。
1000円までは「記念品」として買えるけど、2000円は無理ーー。
たった1000円差、大の大人がたった1000円出せないってナニゴト? チケットを買うお金のある人が1000円出せないとかおかしいでしょ、チケットの方が遙かに高額なのに。
って確かにその通りなんだけど、なんつーか、心のハードルの問題。
用意していた金額の「倍」は、気持ち的に無理……。
それでも、贔屓組になら出せた。
だって、リピートするもん。
3回観るとしたら、1回あたり700円弱の出費。5回なら400円。
2000円のグッズはわたしには高価だけど、何回も使うなら減価償却出来る。
しかし。
1回しか観ない公演の場合、そのたった1回に2000円使い捨てることになる。
チケット代7908円+2000円 = 9908円
高っ。
定価7800円のチケットなのに、「グッズ購入必須」だとなんかすげー割高感。
わたしはこの「割高感」に負けた……。
そして、「大丈夫よ、あんなに高いペンライト、買ってない人だってきっといっぱいいるわ。『REON!!』の1000円のペンライトだって、持ってない人いっぱいいたじゃない」と思って、『DRAGON NIGHT!!』初日参戦。
……そして、華麗に敗北する……。びんぼーに(つか、己のびんぼー根性に)負けた……。
『REON!!』はまだ、グッズ文化のハシリ状態だったかな。そっから、「グッズは売れる!」と踏んで、劇団はばんばんコンサートグッズを販売しだした印象。
どんどん豪華に、高額に。
2000円、という金額単体なら、大人だから、決して買えない金額ではないのだけど。
チケット代だけで盛り上がれた、過去のコンサートを知っている身としては、「プログラム代以上」の設定金額のグッズは「嗜好品」認識で、「観劇に必須」とされると、つらいなあ。
全公演、全客席に、公演グッズのハンカチ(毎回色違い・公演日時入り)を配布した、ワタさんのコンサートは神公演だったなあ、と、遠く思い出す……。
チケットだけ握りしめて、手ぶらで行っても、客席全員で同じグッズを持って盛り上がれたのよ……初見のゆるいファンも、コアリピーターも、等しく。
グッズ商売に目覚めた劇団は、これからもコンサート乱発して、グッズ売りまくるんだろうなあ。
や、贔屓組ならそれも楽しいしうれしいけど、全組観る場合、贔屓組以外がきつい……。
おかねもちになりたい。
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