劣等感直撃の悲しみってばよ。@GOLDEN JAZZ
2015年11月12日 タカラヅカ スカステで、『GOLDEN JAZZ』の振付講座を見た。
え、けっこう長い……というのが、いちばんの感想。
もっと一瞬で終わるモノかと思った。
こんだけまとまった尺踊らされるの?
んで、いちおー、繰り返される振付を見ながら、手を動かしてみた。
そこでの疑問。
何故、ミラーで踊ってくれないんだろう??
「右」という声を聞きながら、目には向かって左の手を上げている姿が映る。
耳は「右」と思い、目は「左」と思う……混乱。
世の中の人は、視覚の左右逆転を瞬時に出来て、身体をそれに直結して動かせるものなのか。
や、世の中の人はそうなんだろう。
エアロビとかスポーツジムで、みなさんふつーに向かい合う講師を見て踊ってるわけだし。みんなはそれがふつーに出来る。
だがわたしにはそれが出来ない。
「右」と言いながら「左」手を上げられたら、右を上げたらいいのか左を上げたらいいのか、咄嗟にわからない。目で見たモノを脳内で「ん左? チガウ、右」と考える、その無意識の一瞬、遅れが生じる。んで、遅れたら最後、もう置いて行かれる……わたしが「目では左だけど右のはずだから右」とがんばって上げたときにはもう「左」とジェンヌさんの次の指示が耳に入っていて、目と耳の情報の差が広がっている。
視覚情報と理屈の処理が、なめらかにいかない。頭で理解しないと、身体が動かないの。
ふつーに「右」と言いながら「右」手を上げられたら、それをそのまま真似ることはできるんだけど。
頭を使わずに出来る動作に時差はあまりない。頭を通すと、無理。
自分の運動神経と、それを司るのーみそが普通以下だという自信はある(笑)。
しかし、普通以下の人のことも考えてくれていいんじゃないのか……? と、うらめしく思った。
出来る人には出来ない人の気持ちがわからないんだよな~~。
高校のときのダンスの授業がつらかったなー、とか、余計な記憶まで甦っちゃったよー。
高校でつらい科目って、なんつっても音楽とダンスと体育だった(笑)。音感と運動神経が大幅に欠けているもんでな……。体育は仕方ないにしろ、音楽とダンスは選択科目にしてよ、なんで必須なのよ、他の学校の友だちは「そんなの選択しなけりゃいいじゃん」って言うけど、うちの学校は必須なんだってば。わたし中学で音楽の授業なかったよーなもんだから、楽譜も読めないしピアノも弾けないのに、試験あるのよ勘弁してよ。ツーステップできなくたって生きていけるもん、平均台の上で前転できなくたって人生に関係ないもん。
はー。目に見えて優劣がわかるものって、残酷よねええ。ウドの大木で悪かったわねえぇ。
ダンス教室の鏡張りの壁に映る自分が嫌いだったなー。ピアノ練習室の小さな空間が息苦しくて嫌いだったなー。
あー、でも、ダンスの試験の前に、グループでタカラヅカ観に行ったりしたっけ。イメトレ大事ってことで。あれは楽しかったか。
……でも、かえって「あたしらダメダメじゃん」って落ち込む結果になったような……や、プロと比べてどうする、てなもんだけど、自分たちの出来なさ具合をより思い知らされたり。
若かったなあ……。
じゅうななさい、とかかあ……。
なんじゅうねんまえやそれ……。
げほごほ。
と、ともかく。
けっこう長い時間かけて何度も踊って見せてくれるのに、一度もミラーでやってくれないので、音痴なわたしは即あきらめました。
若き日の経験でわかってるんです。わたしが向かい合って立つ人の真似をして踊るためには、まず振りを大まかに頭に入れて、あとは耳だけで「右」「左」を聞いて踊るしかないって。「右」と聞きながら目で「左」を上げている姿を見たら混乱して動けなくなるって。
自動変換機がついてないの。左を見て「あれは右」と変換できないの。
努力すれば越えられる壁だけど、努力したくない。そこまでする義理はない。
ので、あきらめた。
無理。
はあ。
人並みの能力が欲しかった。
こんだけ劣った人間だから、それを思い知らされる「客席参加」は嫌いなのよ~~。さめざめ。
え、けっこう長い……というのが、いちばんの感想。
もっと一瞬で終わるモノかと思った。
こんだけまとまった尺踊らされるの?
んで、いちおー、繰り返される振付を見ながら、手を動かしてみた。
そこでの疑問。
何故、ミラーで踊ってくれないんだろう??
「右」という声を聞きながら、目には向かって左の手を上げている姿が映る。
耳は「右」と思い、目は「左」と思う……混乱。
世の中の人は、視覚の左右逆転を瞬時に出来て、身体をそれに直結して動かせるものなのか。
や、世の中の人はそうなんだろう。
エアロビとかスポーツジムで、みなさんふつーに向かい合う講師を見て踊ってるわけだし。みんなはそれがふつーに出来る。
だがわたしにはそれが出来ない。
「右」と言いながら「左」手を上げられたら、右を上げたらいいのか左を上げたらいいのか、咄嗟にわからない。目で見たモノを脳内で「ん左? チガウ、右」と考える、その無意識の一瞬、遅れが生じる。んで、遅れたら最後、もう置いて行かれる……わたしが「目では左だけど右のはずだから右」とがんばって上げたときにはもう「左」とジェンヌさんの次の指示が耳に入っていて、目と耳の情報の差が広がっている。
視覚情報と理屈の処理が、なめらかにいかない。頭で理解しないと、身体が動かないの。
ふつーに「右」と言いながら「右」手を上げられたら、それをそのまま真似ることはできるんだけど。
頭を使わずに出来る動作に時差はあまりない。頭を通すと、無理。
自分の運動神経と、それを司るのーみそが普通以下だという自信はある(笑)。
しかし、普通以下の人のことも考えてくれていいんじゃないのか……? と、うらめしく思った。
出来る人には出来ない人の気持ちがわからないんだよな~~。
高校のときのダンスの授業がつらかったなー、とか、余計な記憶まで甦っちゃったよー。
高校でつらい科目って、なんつっても音楽とダンスと体育だった(笑)。音感と運動神経が大幅に欠けているもんでな……。体育は仕方ないにしろ、音楽とダンスは選択科目にしてよ、なんで必須なのよ、他の学校の友だちは「そんなの選択しなけりゃいいじゃん」って言うけど、うちの学校は必須なんだってば。わたし中学で音楽の授業なかったよーなもんだから、楽譜も読めないしピアノも弾けないのに、試験あるのよ勘弁してよ。ツーステップできなくたって生きていけるもん、平均台の上で前転できなくたって人生に関係ないもん。
はー。目に見えて優劣がわかるものって、残酷よねええ。ウドの大木で悪かったわねえぇ。
ダンス教室の鏡張りの壁に映る自分が嫌いだったなー。ピアノ練習室の小さな空間が息苦しくて嫌いだったなー。
あー、でも、ダンスの試験の前に、グループでタカラヅカ観に行ったりしたっけ。イメトレ大事ってことで。あれは楽しかったか。
……でも、かえって「あたしらダメダメじゃん」って落ち込む結果になったような……や、プロと比べてどうする、てなもんだけど、自分たちの出来なさ具合をより思い知らされたり。
若かったなあ……。
じゅうななさい、とかかあ……。
なんじゅうねんまえやそれ……。
げほごほ。
と、ともかく。
けっこう長い時間かけて何度も踊って見せてくれるのに、一度もミラーでやってくれないので、音痴なわたしは即あきらめました。
若き日の経験でわかってるんです。わたしが向かい合って立つ人の真似をして踊るためには、まず振りを大まかに頭に入れて、あとは耳だけで「右」「左」を聞いて踊るしかないって。「右」と聞きながら目で「左」を上げている姿を見たら混乱して動けなくなるって。
自動変換機がついてないの。左を見て「あれは右」と変換できないの。
努力すれば越えられる壁だけど、努力したくない。そこまでする義理はない。
ので、あきらめた。
無理。
はあ。
人並みの能力が欲しかった。
こんだけ劣った人間だから、それを思い知らされる「客席参加」は嫌いなのよ~~。さめざめ。
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