ねえねえねえ、どーゆーことですか?

 タンバリン、売り切れてるんですけど?!

 『舞音』『GOLDEN JAZZ』初日!

 客席参加公演苦手だし、チケット代以外の「観劇必需品」でお金を徴収されるの嫌なびんぼー人ですが、タンバリンは買うつもりだったの。

 『DRAGON NIGHT!!』のときにうだうだ語ったよーに、

>1000円までは「記念品」として買えるけど、2000円は無理ーー。

 やっぱ、「プログラムの倍」の料金は出せないし、大劇場には2000円の席がある、「もう1回観劇できる料金」を、客席参加グッズに費やすのは、びんぼー人には違和感がある。それなら客席参加せんでいい、ふつーの公演をもう1回多く観るわ、てなもんで。

 されど、タンバリンは600円。
 2000円は出せないけど、1000円までなら出せる。
 また、本公演ならリピート観劇するから、減価償却できる。3回観れば1回あたりのグッズ代は200円。
 2000円出せないびんぼー人でも、200円ならぜんぜん平気。

 ということで、劇場についてまず、キャトルレーヴへ行きました。タンバリン買うぞーー!

 えーと。
 今日、「初日」です。
 今日から、はじまるわけです。
 そして、今日からはじまる公演は、「客席参加」を謳い、えんえん「タンバリン買ってね!」「一緒に踊ってね!」と宣伝しまくっていたわけです。
 ダンスの練習動画までテレビやネットで流し、「タンバリン必須!」な印象を植え付けてます。
 タンバリンも本日「15.11.13 発売」とHPで予告されていました。

 なのに。

 タンバリンが、売ってない。

 えーと。

 劇団、バカですか?(素)

 や、バカなのは知ってたけど。
 これだけ煽っておいて販売出来ないとか、企業としてありえないお粗末さだなあ。
 毎回、グッズが足りなくなって、販売出来ない日々が続いて、「リピーター」と「それ以外」の客席空気格差を強くして、公演が終わる頃にようやく再販売して、でもその頃にはもう誰も買う気をなくしていて、売れ残ったグッズがいつまでも正価のままキャトルレーヴの片隅で売られ続けている……何回同じ失敗を繰り返すの?

 大劇場キャトルレーヴには、何故か「サイリウム」が売ってます。
 2009年上演の客席参加公演『RIO DE BRAVO!!』で「ポンポン買ってね!」「ポンポン振って一緒に踊ってね!」とやったはいいけど、すぐに売り切れて、客席空気格差が広がるばかり、これじゃいかんとあわててサイリウムを仕入れて「ポンポンの代わりにサイリウム振ってね!」とやったんだけど、どこで買っても同じサイリウムなら、無駄に高い劇場でなんか買わず、100均で買った方がいいし、振るモノがサイリウムでいいなら、使い捨ての地球に優しくないサイリウムより何度も使える手持ちのペンライト振った方がいいって。
 で、その無様なグッズ仕入れ大失敗の傷跡として、未だに売り場に置かれているの。仕入れてしまったから、捨てるわけにもいかず、売り続けてるのね。6年間。
 ……「劇場で振らないでください」と注意書きされた、よそで買うより高いサイリウムを、劇場で買う客がいると思う? それでも売り続けることをおかしいと指摘する社員がいないみたいなの。

 以来、「客席参加公演」のたびに、グッズ入荷数を読み間違えて、公演が終わる頃にようやく再販売して、売れ残って、黒歴史を増やしている。
 キャトルの隅っこに、過去の「売れ残り」がひっそり売り続けられているのよ。
 一度も売り切れず残り続けているモノたちも切ないけど、悲惨なのは「すぐに売り切れ、再入荷したときにはすでに不要品」だったグッズよねえ。買いたかった人も、売りたかった人も、みんなが不幸になった、負の歴史。

 それでもまだやる、宝塚歌劇団。
 失敗し続ける。

 だから知ってた、バカだってことは。

 ただ、さすがに今までだって大劇場初日開演前に存在しないほど、完全に入荷数を間違えることは、なかったはず。
 前述のポンポンだって、公演がはじまってしばらくは誰でも購入できたわ。売り切れたのは期間中によ。

 別箱イベントじゃないよ、大劇場よ?
 2600人収容で1ヶ月公演する、国内有数の巨大演劇興行よ?
 その間ずーーっと「タンバリンで一緒に踊ってね!」とやり続けるわけよ? 1ヶ月かかって売るだけの量を発注しているはずよね? そのあと東宝でも1ヶ月公演することがわかっているんだから、多めに作っていても、最悪東宝で売ればいいんだし、大劇場分は余裕見ることができるよね?
 それが、発売日の朝から公演の幕が開くまでの間に売り切れる、なんてことは、物理的に不可能よね?
 劇場のキャパと公演数を考えれば。

 ……数を間違えた、としか思えない。
 人為的ミス。

 そうであってくれ。

 「こんなもん、買う人なんかいないわ。たくさん作る必要ナイナイ(笑)」と軽んじていたために、わざと個数を減らしたとか、「完売! 手に入らない! と煽った方が箔が付くから、人気操作に使いましょう」と、わざと完売するような少数しか作らなかったとか、だったりしたら、悪質すぎる。
 「一緒に踊ってね!」と練習映像でがんばっているジェンヌさんにも失礼だ。


 とまあ、わたしは最初からかなりテンション落ちました。
 や、練習映像見たけど、ミラーになってないし、わたしには無理だなと即あきらめたので、せめてタンバリン振って気持ちだけでも参加しようと思ってたの。
 踊れないことを誤魔化すために、タンバリンを求めてた!とも言う(笑)。

 それとも初日に駆けつけるような「真のファン」なら、情報収集して公式発売される前になんとか購入するべき、または発売日朝イチでキャトルに行って、買い逃すかもしれない友だちの分まで多めに買い占めるのがあたりまえ、気合いを示せ、初日の客席は全員タンバリンあたりまえに持ってるわ!!
 ということなのか、と身がまえたけど。

 えーと。

 タンバリン持ってる人、少なかった。

 友会席だったんだけど、わたしの周囲はほとんどいなかった(笑)。見渡す限り。気になったから、見回しました。客席明るくなるし。
 音は聞こえるから、持ってる人もそりゃいるんだろうけど。

 初日観劇の客が全員買ったわけではナイのに、何故タンバリンは売り切れているのか?
 観劇しない人も買うだろうし、ひとりでたくさん買う人もいただろうけれど、それにしたって2600×45公演分を何人で買い占めたというの……?

 劇団がアホなんだなと思うしか……。

 舞台の上でまさおさんはじめ、月組のみなさんは「タンバリン買ってくださいねー」とか宣伝に余念がないんだけど、売ってねーよ!!と心の中で突っ込む人も、わたしだけではなかったはず。

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