昭和も実は近くにあったりしてな。@哀しみのコルドバ
2015年11月23日 タカラヅカ 雪組全ツ『哀しみのコルドバ』でわたし的に興味深かったのは、ロメロ@だいもん。
もともと好きな役だし、前回の花全ツでこの役をやっていたゆーひくんを好きだったこともあり、「好きな人が演じた好きな役を、好きな人が演じる」という、素敵にややこしい状況です(笑)。
そりゃ注目するよね!
オープニングのマタドール衣装での登場は、ゆーひさんが目に焼き付いているために、「お、おぅ……」となった……スタイル差がすげえ……。ゆーひくんはほんと、素晴らしいスタイルの持ち主じゃった……。
そして、ゆーひさんではまったく気にならなかった歌が、だいもんだと気になりまくった。
ロメロって、こんなに歌少ないのかよ?!
ゆーひくんのときは、カケラも気にしてなかった……わたし、彼の歌を待ち望んだことがなくてな。「早く歌わないかなー、次のソロはどこだろ、まだかなまだかな」なんて、ゆーひくんを観て思ったことがなかったのよ。
だから、実際にだいもんのロメロを観て、「え、なんで歌ないの? 2番手は登場したらまず歌うよな? 幕開いてけっこう経つけどなんで2番手に歌がないの? おかしくね?」と、ストレスたまりまくり!
そうか……ロメロってそうだった……この役、ぜんぜん歌わないんだ……てゆーか、2番手としてあって当然の「心情独白ソング」がないんだ……作りとしてはただの脇役なんだ……。
ちぎみゆだいもんが、がっつり組んで絡んで回していくのが現在の雪組。
だもんで、「トップ至上主義」「2番手も脇のひとり」「むしろ娘役の方が比重高いんじゃ?」という、古い柴田作品はスター構成が合ってない……。
だいもんが役不足だ~~、つまらんつまらん~~。
花全ツのときは、とにかく主役のエリオ@まとぶんが濃くてね。ぎとぎとでね。主役と対になるビセント@みわっちもぎとぎとでね。
ひとり大人のロメロ@ゆーひさんは薄くて芸風も違っていて、歌も得意でない人だから、第三者的で一歩も二歩も下がっていたとしてもあんまし違和感なかった。歌わなくても喋らなくても、美麗スタイルで目を楽しませてくれる人だったし。
でも今回、主役エリオは薄いし。ビセント@咲ちゃんも存在軽いし。
現代的に薄く軽い平坦な物語になってるのよ。
そこに、だいもんは安定して濃いのよ。
ちょ……ロメロさん、世界観チガウ……(笑)。あなたたぶん、まとぶんエリオと対峙できるキャラだわ……同じ星の人だわ……。
まとぶん時代に新公をやっただいもんは、まとぶんの芸風を強く受け継いでいる。濃くてクドくて。
この昭和な悲劇に、いちばん世界観合ってる……ああ、失われた昭和はこんなに近くにあったのね……でも出番少ない……。
それがほんとに残念で。
ロメロの輪郭が濃いもんだから、やたら目が行ったわ。
わたしがだいもんスキーだから、てのは確かにあるだろーけど、この作品は真ん中あってこその作りで、花全ツで真ん中に泣かせてもらったため今回も自然と真ん中に感情移入するつもりで注視していた……のも確かよ、それでも「出番ねーな」「見せ場ねーな」なロメロさんが画面に出て来ると「あ、濃い……」と視界に入った。
ロメロさん自体は、渋い大人の男で、わきまえたおじさま。
ヒゲのダンディを演じる、というのは二枚目男役ファンなら一度は見てみたい萌えな役。
でも、ロメロって一歩間違うと本専科のおじさまがやりそうな、枯れた脇役っぽいんだよなあ。
あのゆーひさんが超スタイルで演じてなお「辛抱役」でおいしさが薄かったのよ。
だいもんだとどうなるかしら……。新公でゆーひさんの役(2番手)を演じて、うまいけど本専科さんの役みたい……となった、あのだいもんですから。
や、渋いヒゲのおじさま役、ってだけでわたしは「見てみたい、ワクテカ」だけどね。それとは別に、「大丈夫か?」てな気持ちもある。
輪郭は濃いけど、やっぱし本専科風味かニャ……? いつものうるさい芸風も押さえられてるし。
歌封じられてるしなー。コスプレは分が悪いよなー、ゆーひくんの役じゃなあ……。
と、若干、というか、かなり物足りなく思っていたけれど。
エリオ@ちぎくんとエバ@みゆちゃんの密会に踏み込んできたところからぬるりと沸き立つね。だいもんの持ち味、人間臭さ。
そして、色気。
ただの二枚目の人間出来たおっさんやってる分には感じなかったのに、嫉妬した瞬間から、色気が立ちのぼる。
キターーッ!って感じー。これでこそだいもん!的な。
ロメロの人間臭さがいい。
スタイリッシュではないけれど、それがだいもんの持ち味。
ゆえに今回、改めて思ったな。だいもんの色気ってファンタジー感とか美しさから来るモノではなく、むしろ逆、現実感とか醜さから発せられるんだ。
これは、たまらんなあ。
ロメロの人間臭さに萌えたゆえ、アタマが二次創作スイッチ入っちゃって、物語だのやりとりだーのがどどーっと脳内上演されました。いやはや楽しい。
ロメロ×アントンで。(えっ、アントン?!)
もともと好きな役だし、前回の花全ツでこの役をやっていたゆーひくんを好きだったこともあり、「好きな人が演じた好きな役を、好きな人が演じる」という、素敵にややこしい状況です(笑)。
そりゃ注目するよね!
オープニングのマタドール衣装での登場は、ゆーひさんが目に焼き付いているために、「お、おぅ……」となった……スタイル差がすげえ……。ゆーひくんはほんと、素晴らしいスタイルの持ち主じゃった……。
そして、ゆーひさんではまったく気にならなかった歌が、だいもんだと気になりまくった。
ロメロって、こんなに歌少ないのかよ?!
ゆーひくんのときは、カケラも気にしてなかった……わたし、彼の歌を待ち望んだことがなくてな。「早く歌わないかなー、次のソロはどこだろ、まだかなまだかな」なんて、ゆーひくんを観て思ったことがなかったのよ。
だから、実際にだいもんのロメロを観て、「え、なんで歌ないの? 2番手は登場したらまず歌うよな? 幕開いてけっこう経つけどなんで2番手に歌がないの? おかしくね?」と、ストレスたまりまくり!
そうか……ロメロってそうだった……この役、ぜんぜん歌わないんだ……てゆーか、2番手としてあって当然の「心情独白ソング」がないんだ……作りとしてはただの脇役なんだ……。
ちぎみゆだいもんが、がっつり組んで絡んで回していくのが現在の雪組。
だもんで、「トップ至上主義」「2番手も脇のひとり」「むしろ娘役の方が比重高いんじゃ?」という、古い柴田作品はスター構成が合ってない……。
だいもんが役不足だ~~、つまらんつまらん~~。
花全ツのときは、とにかく主役のエリオ@まとぶんが濃くてね。ぎとぎとでね。主役と対になるビセント@みわっちもぎとぎとでね。
ひとり大人のロメロ@ゆーひさんは薄くて芸風も違っていて、歌も得意でない人だから、第三者的で一歩も二歩も下がっていたとしてもあんまし違和感なかった。歌わなくても喋らなくても、美麗スタイルで目を楽しませてくれる人だったし。
でも今回、主役エリオは薄いし。ビセント@咲ちゃんも存在軽いし。
現代的に薄く軽い平坦な物語になってるのよ。
そこに、だいもんは安定して濃いのよ。
ちょ……ロメロさん、世界観チガウ……(笑)。あなたたぶん、まとぶんエリオと対峙できるキャラだわ……同じ星の人だわ……。
まとぶん時代に新公をやっただいもんは、まとぶんの芸風を強く受け継いでいる。濃くてクドくて。
この昭和な悲劇に、いちばん世界観合ってる……ああ、失われた昭和はこんなに近くにあったのね……でも出番少ない……。
それがほんとに残念で。
ロメロの輪郭が濃いもんだから、やたら目が行ったわ。
わたしがだいもんスキーだから、てのは確かにあるだろーけど、この作品は真ん中あってこその作りで、花全ツで真ん中に泣かせてもらったため今回も自然と真ん中に感情移入するつもりで注視していた……のも確かよ、それでも「出番ねーな」「見せ場ねーな」なロメロさんが画面に出て来ると「あ、濃い……」と視界に入った。
ロメロさん自体は、渋い大人の男で、わきまえたおじさま。
ヒゲのダンディを演じる、というのは二枚目男役ファンなら一度は見てみたい萌えな役。
でも、ロメロって一歩間違うと本専科のおじさまがやりそうな、枯れた脇役っぽいんだよなあ。
あのゆーひさんが超スタイルで演じてなお「辛抱役」でおいしさが薄かったのよ。
だいもんだとどうなるかしら……。新公でゆーひさんの役(2番手)を演じて、うまいけど本専科さんの役みたい……となった、あのだいもんですから。
や、渋いヒゲのおじさま役、ってだけでわたしは「見てみたい、ワクテカ」だけどね。それとは別に、「大丈夫か?」てな気持ちもある。
輪郭は濃いけど、やっぱし本専科風味かニャ……? いつものうるさい芸風も押さえられてるし。
歌封じられてるしなー。コスプレは分が悪いよなー、ゆーひくんの役じゃなあ……。
と、若干、というか、かなり物足りなく思っていたけれど。
エリオ@ちぎくんとエバ@みゆちゃんの密会に踏み込んできたところからぬるりと沸き立つね。だいもんの持ち味、人間臭さ。
そして、色気。
ただの二枚目の人間出来たおっさんやってる分には感じなかったのに、嫉妬した瞬間から、色気が立ちのぼる。
キターーッ!って感じー。これでこそだいもん!的な。
ロメロの人間臭さがいい。
スタイリッシュではないけれど、それがだいもんの持ち味。
ゆえに今回、改めて思ったな。だいもんの色気ってファンタジー感とか美しさから来るモノではなく、むしろ逆、現実感とか醜さから発せられるんだ。
これは、たまらんなあ。
ロメロの人間臭さに萌えたゆえ、アタマが二次創作スイッチ入っちゃって、物語だのやりとりだーのがどどーっと脳内上演されました。いやはや楽しい。
ロメロ×アントンで。(えっ、アントン?!)
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