『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』、語りたいことはいろいろあるんだが、わたし的にコレを先に言っておかないと、次へ進まないので先に語る。
腐女子語りです。
ダメな人はスルーしてください。
生田作品は萌えの宝庫だから! 腐女子ホイホイだから!
わたしがいっくんスキーなのはソレもあるから!
いやあ、観るまで夢にも思わなかった。わたしが期待していたのは、ジョージ×ウィルですよ、マカまぁですよ、基本ですよ。
なのに、フタを開けてみたら違った。ぜんぜん違った。
ジョージ×リチャード。
宮内大臣一座のパトロン、ジョージ@マカゼ。宮内大臣一座の看板俳優リチャード@コマ。
ここか。
ここなのか!(笑)
でもさー、ふつーに『Shakespeare』がラノベで、真夜中のテレ東アニメだとして、ジョージ×リチャードは薄い本が出るカップリングだと思うよ~~。
そりゃ王道はジョージ×ウィルとか、愉快美形コンビ(愛ずん)とかなんだろうけど、その傍らで確実にはびこり、ジャンルが廃れ王道カプ本がなくなったあとも、地道に本が出続ける……そんなイメージ(笑)。
ジョージはパトロン様で、お貴族様だ。平民ならば敬語で話すのがあたりまえの相手。ジョージと一蓮托生のウィル@まぁくんですら二人称は「あなた」だ。
なのに雇われ役者のひとりでしかないリチャードだけは、ちょータメ口で「あんた」呼び。
しかも、喧噪を抜けてふたりだけで話す。
この気安さはナニ?
このふたりの関係って??
立場はジョージがはるかに上のはずなのに、精神的優位なのはリチャードの方、って、なにソレ……。
ちょ、おいしすぎるわソレ……。薄い本を作れとばかりのネタだわ……。
ジョージは男らしい強そうな容姿に反して、人から影響を受けやすいナイーブな子ネコちゃんだし、リチャードは甘い容姿に反して粗野で骨太な野獣タイプだし。
このふたりのカップリング、コントラストもいいわ。映えるわ。
一座のパトロンと看板役者である以上、リチャードが手のひらの上でジョージを転がす関係が続きそう。
ここはやはり、リチャードの誘い受な。
ジョージバカだから、簡単に罠にはめられる。
リチャード的には、「パトロンを征しておいた方が、いろいろ都合がいい」ぐらいの打算で。積極的な色仕掛けじゃない。自分の役者としての実力に自信があるから、あくまでも「保険」程度の熱意。
てゆーか、あまりにあっさり誘いに乗ってくるから、拍子抜け、てな。簡単すぎるよ、単純過ぎるよジョージ、さすが妻の言いなりとかダーク・レィディとかすぐ信じちゃうタイプだよ。
誘ったのはリチャード、だけど、やっちゃったあとはリチャードの方が後悔してそう。や、ジョージがその後「亭主面」してくるから、うわコイツめんどくせえ、と。
ナチュラルに「俺たち恋人だよな」という意識でいるジョージと、「はあ? あんなのただの遊びだろ? てかオマエ家帰れ」なリチャードの、凸凹ラブ。
誘ったのがリチャードだから、ジョージは「リチャードが、私に惚れている。私がソレに応えてやった」と思い込んでる。ジョージからすれば、パトロンだし貴族だし、上の立場からすくい上げてやっているつもり。
そういう立場だからこそリチャードは、ジョージを利用しようと思ったわけで……こんなにめんどくさい男だとは思わなかった、もっとビジネスライクにクールな愛人関係を築けると思ったのに……この男を篭絡するのに、色仕掛けは間違いだった。
リチャードが「やべ、失敗だった」と思っていることは、やがてジョージにも伝わって、「私を愛していないのか。利用するつもりで近づいたのか」と、傷付きモード全開で詰め寄ってきて。
その段になってよーやくリチャードも自覚する、「あ、俺こいつのことけっこう好きかも」……傷つけた、とわかったときに、感じる胸の痛みゆえに。
だけど打算ゆえにはじまった関係なのは事実だし、強く出られると反発するのがリチャードの悪い癖、売り言葉に買い言葉でジョージを手ひどく罵って、ジョージも悪徳貴族まんまに立場にモノを言わせた返しをして……泥沼。
もつれているふたりをよそに、ウィルは「新作出来たー!」だし、女王陛下もロンドンっこも「ウィリアム・シェイクスピア♪」ってワクテカ歌ってるし、看板俳優リチャードはプライベートで荒れている場合ではないし、ジョージだってパトロンとして新作興行のバックアップ忙しいし。
険悪なのに、別れ話途中なのに、それはともかく日常にバタバタして。
このまま自然消滅? なかったこと?
あ、ジョージの妻ベス@うらら様は、ジョージと恋愛関係にはなく、「野心のパートナー」認識でヨロシク。ジョージの方は惚れてたけど、ベスは最初から野心ゆえの結婚。……ジョージの周りってこんなんばっかや。てゆーか、こういうタイプが好みなんだよね、ジョージ……。
ジョージが恋に悩んでいるのを知り、ベスはあの調子でヘタレ夫に発破をかける……「ほんとうに欲しいモノはなに? あなたはソレで満足なの?」……なかったことになんか出来ない!! ジョージは立ち上がる!!
リチャードはいろいろ後悔中。なんで露悪ぶってひどい態度を取ったんだろう、いやその前にジョージを傷つけてしまったんだろう、いやそもそも、色仕掛けなんかしなければよかった……。
ナニも知らないウィル相手に芝居の内容について打ち合わせしているうちに、ジョージは悩んでいる自分に疑問を持った。らしくないもんな、そんなの。ということで、極端な方向へ答えを出す。
「もういい、あいつ、襲ってやる」「え、なに? 襲う?」「ウィリアム、手伝ってくれ。向こうの方が俺より、縦にも横にも二回りくらいでかい。小道具係も一緒に、身体の自由を奪う罠を作ってくれ」「熊とでも闘うのか?」「そんなもんだ」
カラダからはじまったんだ、とりあえずそこからやり直そう。
なんか大変なことになりそうな予感を孕みつつ、シェークスピアの新作の幕が上がる。
上演中にアクシデントとしてジョージに乱入してもらうとか、クライマックスらしく派手な道具立てで盛り上げて、ハッピーエンドに着地させたいですな。
ラストはラブラブ……なんだけど、ジョージが縄でぐるぐる巻きになってたり。「なんだこれは?!」「あ、ウィリアムたちに作ってもらった罠」「なんのための罠? 熊でも捕まえるつもりだったのか?」「ああ。……もう掴まえたけどな」「?」動けないジョージを転がして、またも主導権握ってのしかかるリチャード。これがふたりの正しい力関係、的な?
マジで同人誌1冊出せそうな、楽しいキャラクタたち。ジョージとリチャードだけでなく、他のキャラクタたちもみんな。
はー、萌える。
腐女子語りです。
ダメな人はスルーしてください。
生田作品は萌えの宝庫だから! 腐女子ホイホイだから!
わたしがいっくんスキーなのはソレもあるから!
いやあ、観るまで夢にも思わなかった。わたしが期待していたのは、ジョージ×ウィルですよ、マカまぁですよ、基本ですよ。
なのに、フタを開けてみたら違った。ぜんぜん違った。
ジョージ×リチャード。
宮内大臣一座のパトロン、ジョージ@マカゼ。宮内大臣一座の看板俳優リチャード@コマ。
ここか。
ここなのか!(笑)
でもさー、ふつーに『Shakespeare』がラノベで、真夜中のテレ東アニメだとして、ジョージ×リチャードは薄い本が出るカップリングだと思うよ~~。
そりゃ王道はジョージ×ウィルとか、愉快美形コンビ(愛ずん)とかなんだろうけど、その傍らで確実にはびこり、ジャンルが廃れ王道カプ本がなくなったあとも、地道に本が出続ける……そんなイメージ(笑)。
ジョージはパトロン様で、お貴族様だ。平民ならば敬語で話すのがあたりまえの相手。ジョージと一蓮托生のウィル@まぁくんですら二人称は「あなた」だ。
なのに雇われ役者のひとりでしかないリチャードだけは、ちょータメ口で「あんた」呼び。
しかも、喧噪を抜けてふたりだけで話す。
この気安さはナニ?
このふたりの関係って??
立場はジョージがはるかに上のはずなのに、精神的優位なのはリチャードの方、って、なにソレ……。
ちょ、おいしすぎるわソレ……。薄い本を作れとばかりのネタだわ……。
ジョージは男らしい強そうな容姿に反して、人から影響を受けやすいナイーブな子ネコちゃんだし、リチャードは甘い容姿に反して粗野で骨太な野獣タイプだし。
このふたりのカップリング、コントラストもいいわ。映えるわ。
一座のパトロンと看板役者である以上、リチャードが手のひらの上でジョージを転がす関係が続きそう。
ここはやはり、リチャードの誘い受な。
ジョージバカだから、簡単に罠にはめられる。
リチャード的には、「パトロンを征しておいた方が、いろいろ都合がいい」ぐらいの打算で。積極的な色仕掛けじゃない。自分の役者としての実力に自信があるから、あくまでも「保険」程度の熱意。
てゆーか、あまりにあっさり誘いに乗ってくるから、拍子抜け、てな。簡単すぎるよ、単純過ぎるよジョージ、さすが妻の言いなりとかダーク・レィディとかすぐ信じちゃうタイプだよ。
誘ったのはリチャード、だけど、やっちゃったあとはリチャードの方が後悔してそう。や、ジョージがその後「亭主面」してくるから、うわコイツめんどくせえ、と。
ナチュラルに「俺たち恋人だよな」という意識でいるジョージと、「はあ? あんなのただの遊びだろ? てかオマエ家帰れ」なリチャードの、凸凹ラブ。
誘ったのがリチャードだから、ジョージは「リチャードが、私に惚れている。私がソレに応えてやった」と思い込んでる。ジョージからすれば、パトロンだし貴族だし、上の立場からすくい上げてやっているつもり。
そういう立場だからこそリチャードは、ジョージを利用しようと思ったわけで……こんなにめんどくさい男だとは思わなかった、もっとビジネスライクにクールな愛人関係を築けると思ったのに……この男を篭絡するのに、色仕掛けは間違いだった。
リチャードが「やべ、失敗だった」と思っていることは、やがてジョージにも伝わって、「私を愛していないのか。利用するつもりで近づいたのか」と、傷付きモード全開で詰め寄ってきて。
その段になってよーやくリチャードも自覚する、「あ、俺こいつのことけっこう好きかも」……傷つけた、とわかったときに、感じる胸の痛みゆえに。
だけど打算ゆえにはじまった関係なのは事実だし、強く出られると反発するのがリチャードの悪い癖、売り言葉に買い言葉でジョージを手ひどく罵って、ジョージも悪徳貴族まんまに立場にモノを言わせた返しをして……泥沼。
もつれているふたりをよそに、ウィルは「新作出来たー!」だし、女王陛下もロンドンっこも「ウィリアム・シェイクスピア♪」ってワクテカ歌ってるし、看板俳優リチャードはプライベートで荒れている場合ではないし、ジョージだってパトロンとして新作興行のバックアップ忙しいし。
険悪なのに、別れ話途中なのに、それはともかく日常にバタバタして。
このまま自然消滅? なかったこと?
あ、ジョージの妻ベス@うらら様は、ジョージと恋愛関係にはなく、「野心のパートナー」認識でヨロシク。ジョージの方は惚れてたけど、ベスは最初から野心ゆえの結婚。……ジョージの周りってこんなんばっかや。てゆーか、こういうタイプが好みなんだよね、ジョージ……。
ジョージが恋に悩んでいるのを知り、ベスはあの調子でヘタレ夫に発破をかける……「ほんとうに欲しいモノはなに? あなたはソレで満足なの?」……なかったことになんか出来ない!! ジョージは立ち上がる!!
リチャードはいろいろ後悔中。なんで露悪ぶってひどい態度を取ったんだろう、いやその前にジョージを傷つけてしまったんだろう、いやそもそも、色仕掛けなんかしなければよかった……。
ナニも知らないウィル相手に芝居の内容について打ち合わせしているうちに、ジョージは悩んでいる自分に疑問を持った。らしくないもんな、そんなの。ということで、極端な方向へ答えを出す。
「もういい、あいつ、襲ってやる」「え、なに? 襲う?」「ウィリアム、手伝ってくれ。向こうの方が俺より、縦にも横にも二回りくらいでかい。小道具係も一緒に、身体の自由を奪う罠を作ってくれ」「熊とでも闘うのか?」「そんなもんだ」
カラダからはじまったんだ、とりあえずそこからやり直そう。
なんか大変なことになりそうな予感を孕みつつ、シェークスピアの新作の幕が上がる。
上演中にアクシデントとしてジョージに乱入してもらうとか、クライマックスらしく派手な道具立てで盛り上げて、ハッピーエンドに着地させたいですな。
ラストはラブラブ……なんだけど、ジョージが縄でぐるぐる巻きになってたり。「なんだこれは?!」「あ、ウィリアムたちに作ってもらった罠」「なんのための罠? 熊でも捕まえるつもりだったのか?」「ああ。……もう掴まえたけどな」「?」動けないジョージを転がして、またも主導権握ってのしかかるリチャード。これがふたりの正しい力関係、的な?
マジで同人誌1冊出せそうな、楽しいキャラクタたち。ジョージとリチャードだけでなく、他のキャラクタたちもみんな。
はー、萌える。
コメント