えー、うらら様がマカゼ主演DCに出る! ということからの雑談、妄想話。

 ……というのもだ、イシダせんせの『ヴァンパイア・サクセション』 の公式解説がこう、うらら様出るんだ、でもまどかちゃんも出るんだ、それに、うらら様を配して「ヴァンパイアの親近感溢れる姿を、コメディタッチでありながらもハートフルに描き出します」って、それどうなんだろう、てな、いろんな不安を抱えるがゆえ(笑)。

 よーするに。

 マカうらで本気の耽美が見たい。

 宝塚歌劇団屈指の美丈夫マカゼ氏と、史上に輝く美貌のうらら様とで。

 『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』のマカうらが、最初は「お! 悪の美形夫婦♪」でワクテカだったのに、まさかのコメディ落ちで盛大に肩すかし、『HOT EYES!!』だって美女うらら様をマカゼとまぁ様で取り合うのかと思いきや、取り合われる相手が違ってたし(笑)。

 違うのよ、そうじゃないのよ、逃げナシに本気でとことんドシリアスの、マカゼ×うららのラブストーリーを見せろ~~!(じたばた)

 せっかくヴァンパイアものやるならさ、コメディでも現代でもなく、マジにゴシックロマンにしてほしい。
 うらら様はもちろん、美貌の貴婦人でさ。彼女の持つ最強カード「未亡人」使っていいからさ。
 最初マカゼはヴァンパイアだということを隠し、謎の青年貴族としてうらら様の前に現れ、美貌の未亡人の心に波紋を起こすのよ。
 うらら様はまず「人間の青年としてのマカゼ」に惹かれ、いやそれじゃいけない、と自制し、「未亡人は恋してはならない」「でも惹かれてしまう」葛藤、ミステリアス好青年マカゼ堪能パート。
 後半は、いろいろ逆転する。ヴァンパイアハンター(えーと、DC振り分け的に考えると愛ちゃん?)の登場により、マカゼがヴァンパイアだとばれる。
 うらら様はもちろんいったんドン引きするが、今度はヴァンパイアのマカゼに惹かれていく。「バケモノに恋するとかありえない」という、生物的禁忌で葛藤。ここは悪の耽美マカゼ堪能パート。
 そして、クライマックスはさらに逆転する。
 悪のヴァンパイアの悲しい運命とか、「ほんとはいい人」「お涙頂戴話」とか盛り込んで、悪のはずのヴァンパイアを物語的に肯定させる。ハンターの愛ちゃんの方が悪く見えるくらい、徹底的に。そして、すべての葛藤を乗り越え、愛に生きることを決めたうらら様と、マカゼの壮絶耽美な破滅ラストへなだれ込み!

 マカゼビューは「善人貴公子」→「耽美したたる悪」→「悲劇の美青年」と3パターン楽しめる。パートごとに衣装のテイストも変えて、とにかく見た目からして楽しませてくれ。
 うらら様は最強武器の「未亡人」で、「よろめき未亡人の葛藤」→「人間としての葛藤」→「破滅愛上等情熱の未亡人」とこれまた3パターン楽しめる。
 悪役の愛ちゃんは、「正義のヒーロー」→「冷酷な狩人」と2パターンの変化っぷりを楽しめるはず。さらに、うらら様に言い寄ってくれるとベターです。

 ストーリーはどこかで5万回見たよーなよくあるヤツだけど、要は「見たいモノ」が見られればいい。
 耽美ぶっちぎりのマカゼとか、よろめき未亡人のうらら様とか、ヒーロー愛ちゃんとか。

 ナニ気に本気で耽美なマカゼって見たことナイ。

 彼は持ち味に「ゆるい」ところがあるので、どうしてもヘタレキャラ寄りになっちゃうんだよなあ……と、『Shakespeare』を見てハンケチを噛む。
 わかる、わかるよ、マカゼにアテ書きしたら、真の悪にはならず、ついヘタレな愛妻家になっちゃったんでしょ? お笑いに走っちゃうんでしょ?
 わかるけど……!

 せっかく男前なんだから、男前な役が見たいっす……。
 『ランスロット』くらいマジに美しいマカゼが見たいっす……。


 しかしDCはイシダせんせの現代モノコメディ……。
 『50/50』はいろいろ痛かったな……と遠い目をする。
 や、物語として成り立たないモノは書かない人なので、起承転結とクライマックスのある作品を提供してくれるだろうことは、疑ってないけど。
 下ネタとおてもやんと、臓器提供キャンペーンがなければいいなあ、と思う。

 にしてもイシダせんせ、みつる好きやんな……。

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