アムネリスの難しさってば。@博多座主な配役発表
2016年2月10日 タカラヅカ 昨日(2016/2/9)、博多座『王家に捧ぐ歌』の、メインどころの配役発表があった。
それが……。
えええ?
アムネリス@彩花まり?!
びっくりした。
心から、びっくりした。
意外すぎる配役……。
や、他もね、ウバルドあっきーぢゃないのかよ、とか、劇団、ずんちゃんマジにアゲて来てるんだなとか、上げてくれていいけど、いつどこで方針が変わったんだ、ずんちゃんのことろくに路線らしい扱いせずに何年も放置してたくせに?とか、『ベルばら』新公の不可解さとか、もえこの扱いナニ気にすごいなとか、モンチ良かったねとか、いろいろあるけどさ。
そんなのぶっとぶくらい、アムネリス@しーちゃんに驚いた。
たぶん、初演を知る者ゆえよね、この驚きは。
アムネリスというのは、絶対的な役で、ヒロインではなくても、トップ娘役クラスの役なのよ。
ヒロインじゃないのにトップ娘役の役、というのがややこしいけど。
コレは譲れないところなのよ。
あの檀れい様あってのアムネリス。
今現在女優としてテレビで活躍している檀れい様だからすごい、のではなく、当時のタカラヅカにおいて、やっぱり檀ちゃんの美貌とハッタリ力はすごかったのよ。
美貌とハッタリ力しか持たない人だったけど(暴言)、だからこそそれだけで他の山ほどある弱点を不問にするほどの、とてつもない美貌とハッタリ力だったのよ(極論)。
それだけの武器で、ふたつの組でトップ娘役張ったんだから。どんだけすごかったか。
その稀有なスター、檀れい様の代表作。
たしかにアムネリスに必要なのは一も二もなく、美貌。でも、美貌だけじゃダメなんだ。
トップスターと肩を並べるだけの、ハッタリ力が必要なんだ。
広大な大劇場のセンターに立ち、2600人劇場の空気を動かせる人でなきゃダメなんだ。
博多座は宝塚大劇場ではない、ったって……。
美貌だけではダメだ、ということを、うらら様が身をもって証明してくれた。ある程度の歌唱力は必要。
うらら様の場合、歌唱力ばかり言われるけど、それは歌唱力不足がものすごすぎるからそこしか言及されないだけで、華とハッタリも足りてなかったからなー。うらら様ってもともと持ち味が陰でいぶし銀な人だし。(不幸な未亡人がハマリ役)
現タカラヅカ一の美貌のスターでもっても成立しなかった難役だ。美貌でダメなら攻略法を変えて、歌唱力で攻めるのだと、うらら様が博多座に出演しないとわかったときに思った。
だから、歌唱力ゆえに、せーこがやるんだと思った。
せーこちゃんは、檀れい様と並び称されるほどの美貌は持っていないが、高い歌唱力と、ミュージカル役者としての実力がある。
いくつもの舞台で難役を演じ、場を動かしてきた。真ん中芝居ではなく、脇の仕事だけれど、その職人技は力強さと安定感を持つ。
アムネリスに必要な「美貌とトップ娘役格の貫禄」に、せーこの持つ別格女役力はいい勝負を挑めるのではないかと。
美穂圭子おねーさまが、トップ娘役をぶっとばすほどの存在感を放つように、極められた別格力はあなどれない。
もしくは、「美貌の娘役」程度では太刀打ち出来ない、ということで、伝家の宝刀「男役の女装」を抜くのではないかと思った。
足りないとわかっている娘役にやらせるよりも、劇団推しの男役スターにやらせる。
歌唱力が足りなくても、「オカマやん」と言われても、「男役だから仕方ない」で済み、アムネリスという役にも、役の格に合わないまま演じる者にも、傷が付かない。
……うらら様の華麗な自爆っぷりを見たあとでは、劇団だって生徒を守るために、「出来ないことはやらせない」「できなくても大目に見てもらえる」人にやらせるんじゃないかと。
最近推されていると感じる、ずんちゃんあたりが演じるのもアリではないか、と思った。
いかなる選択肢、妄想配役の中にも、しーちゃんはなかった。
新人公演でアムネリス役も付かなかったんだよ? 学年配慮がある研7だったのに。
しーちゃんが歌ウマだってことは知ってる。
『銀河英雄伝説』新公以来、ずっと「歌って~~、歌聴きたい~~」と思っている娘役さんのひとりだ。
先日の『Shakespeare』新公だって良かった。
しかし。
アムネリスという役は、歌唱力だけでは務まらないだろう。
真ん中修行をして、路線スターとして経験を積んで、大劇場でたったひとりでライトを浴びて歌えるだけの、確固たるスターでないと無理。
しーちゃんはいい娘役さんやけど、脇育ちやん……。
脇育ちの子に、今すぐトップ娘役やれって言うのと同じ無茶振りやん……。
花の乙羽ちゃんが、明日から花組トップ娘役。
月のはーちゃんが、明日から月組トップ娘役。
雪のゆきのちゃんが、明日から雪組トップ娘役。
星のりらちゃんが、明日から星組トップ娘役。
……そんな感じ? 新公でそれなりに活躍してるけど脇育ちの同じ辺りの学年の歌ウマさんを挙げてみました。異論は認める。(ゆきのちゃんだけ歌ウマというほどではないかも)
うおー。
しーちゃんがどうこうではなく、初演ファン、アムネリススキーゆえに、うだうだ言っているのだ。すまん、しーちゃん。
てゆーか。
ここまで文句みたいなことを言っておいて、だ。いや、わたし的には文句のつもりはなく、アムネリス役の説明をしているだけのキモチなんだが。
アムネリス@しーちゃん、うれしい。
だから。
アムネリス役は、特別だから。
選択肢にかすりもしなかった、想像だにしなかったこの配役は、わくわくする。
中途半端なかわいこちゃんにやらせてお茶を濁すんじゃなく、実力者に振ってきた、しかも「なんとかするだろう」と思えるベテランにではなく、未知数である、若い子に。
これは、冒険じゃん? 挑戦じゃん?
それって、うれしいよ。
だからわたし、しーちゃん好きだし。ずっと地味に、好きだと言ってきてるし(笑)。や、ファンというほどの能動的なもんじゃないが、新公では必ずチェックする娘役さん。
一度ヒロイン系の役も見てみたい……と思っていて、『メランコリック・ジゴロ』で「ヒロイン系似合わないのか……」とわたし的に肩を落としたんだけど……今度こそ、どーんと素晴らしいモノを見せてくれるかも?!
わくわくっ。
一度、ガチに歌ウマのアムネリス見てみたかったのよ。
楽しみだ。
それが……。
宙組 博多座公演『王家に捧ぐ歌』一部の配役決定
主な配役
ラダメス(エジプトの若き武将) 朝夏 まなと
アイーダ(エジプトの囚人、エチオピア王女) 実咲 凜音
ケペル(ラダメスの戦友) 澄輝 さやと
サウフェ(エチオピア王家の元家臣) 星吹 彩翔
カマンテ(エチオピア王家の元家臣) 蒼羽 りく
ウバルド(アイーダの兄) 桜木 みなと
アムネリス(エジプト王ファラオの娘) 彩花 まり
メレルカ(ラダメスの戦友) 瑠風 輝
※その他の配役は、決定次第ご案内いたします。
えええ?
アムネリス@彩花まり?!
びっくりした。
心から、びっくりした。
意外すぎる配役……。
や、他もね、ウバルドあっきーぢゃないのかよ、とか、劇団、ずんちゃんマジにアゲて来てるんだなとか、上げてくれていいけど、いつどこで方針が変わったんだ、ずんちゃんのことろくに路線らしい扱いせずに何年も放置してたくせに?とか、『ベルばら』新公の不可解さとか、もえこの扱いナニ気にすごいなとか、モンチ良かったねとか、いろいろあるけどさ。
そんなのぶっとぶくらい、アムネリス@しーちゃんに驚いた。
たぶん、初演を知る者ゆえよね、この驚きは。
アムネリスというのは、絶対的な役で、ヒロインではなくても、トップ娘役クラスの役なのよ。
ヒロインじゃないのにトップ娘役の役、というのがややこしいけど。
コレは譲れないところなのよ。
あの檀れい様あってのアムネリス。
今現在女優としてテレビで活躍している檀れい様だからすごい、のではなく、当時のタカラヅカにおいて、やっぱり檀ちゃんの美貌とハッタリ力はすごかったのよ。
美貌とハッタリ力しか持たない人だったけど(暴言)、だからこそそれだけで他の山ほどある弱点を不問にするほどの、とてつもない美貌とハッタリ力だったのよ(極論)。
それだけの武器で、ふたつの組でトップ娘役張ったんだから。どんだけすごかったか。
その稀有なスター、檀れい様の代表作。
たしかにアムネリスに必要なのは一も二もなく、美貌。でも、美貌だけじゃダメなんだ。
トップスターと肩を並べるだけの、ハッタリ力が必要なんだ。
広大な大劇場のセンターに立ち、2600人劇場の空気を動かせる人でなきゃダメなんだ。
博多座は宝塚大劇場ではない、ったって……。
美貌だけではダメだ、ということを、うらら様が身をもって証明してくれた。ある程度の歌唱力は必要。
うらら様の場合、歌唱力ばかり言われるけど、それは歌唱力不足がものすごすぎるからそこしか言及されないだけで、華とハッタリも足りてなかったからなー。うらら様ってもともと持ち味が陰でいぶし銀な人だし。(不幸な未亡人がハマリ役)
現タカラヅカ一の美貌のスターでもっても成立しなかった難役だ。美貌でダメなら攻略法を変えて、歌唱力で攻めるのだと、うらら様が博多座に出演しないとわかったときに思った。
だから、歌唱力ゆえに、せーこがやるんだと思った。
せーこちゃんは、檀れい様と並び称されるほどの美貌は持っていないが、高い歌唱力と、ミュージカル役者としての実力がある。
いくつもの舞台で難役を演じ、場を動かしてきた。真ん中芝居ではなく、脇の仕事だけれど、その職人技は力強さと安定感を持つ。
アムネリスに必要な「美貌とトップ娘役格の貫禄」に、せーこの持つ別格女役力はいい勝負を挑めるのではないかと。
美穂圭子おねーさまが、トップ娘役をぶっとばすほどの存在感を放つように、極められた別格力はあなどれない。
もしくは、「美貌の娘役」程度では太刀打ち出来ない、ということで、伝家の宝刀「男役の女装」を抜くのではないかと思った。
足りないとわかっている娘役にやらせるよりも、劇団推しの男役スターにやらせる。
歌唱力が足りなくても、「オカマやん」と言われても、「男役だから仕方ない」で済み、アムネリスという役にも、役の格に合わないまま演じる者にも、傷が付かない。
……うらら様の華麗な自爆っぷりを見たあとでは、劇団だって生徒を守るために、「出来ないことはやらせない」「できなくても大目に見てもらえる」人にやらせるんじゃないかと。
最近推されていると感じる、ずんちゃんあたりが演じるのもアリではないか、と思った。
いかなる選択肢、妄想配役の中にも、しーちゃんはなかった。
新人公演でアムネリス役も付かなかったんだよ? 学年配慮がある研7だったのに。
しーちゃんが歌ウマだってことは知ってる。
『銀河英雄伝説』新公以来、ずっと「歌って~~、歌聴きたい~~」と思っている娘役さんのひとりだ。
先日の『Shakespeare』新公だって良かった。
しかし。
アムネリスという役は、歌唱力だけでは務まらないだろう。
真ん中修行をして、路線スターとして経験を積んで、大劇場でたったひとりでライトを浴びて歌えるだけの、確固たるスターでないと無理。
しーちゃんはいい娘役さんやけど、脇育ちやん……。
脇育ちの子に、今すぐトップ娘役やれって言うのと同じ無茶振りやん……。
花の乙羽ちゃんが、明日から花組トップ娘役。
月のはーちゃんが、明日から月組トップ娘役。
雪のゆきのちゃんが、明日から雪組トップ娘役。
星のりらちゃんが、明日から星組トップ娘役。
……そんな感じ? 新公でそれなりに活躍してるけど脇育ちの同じ辺りの学年の歌ウマさんを挙げてみました。異論は認める。(ゆきのちゃんだけ歌ウマというほどではないかも)
うおー。
しーちゃんがどうこうではなく、初演ファン、アムネリススキーゆえに、うだうだ言っているのだ。すまん、しーちゃん。
てゆーか。
ここまで文句みたいなことを言っておいて、だ。いや、わたし的には文句のつもりはなく、アムネリス役の説明をしているだけのキモチなんだが。
アムネリス@しーちゃん、うれしい。
だから。
アムネリス役は、特別だから。
選択肢にかすりもしなかった、想像だにしなかったこの配役は、わくわくする。
中途半端なかわいこちゃんにやらせてお茶を濁すんじゃなく、実力者に振ってきた、しかも「なんとかするだろう」と思えるベテランにではなく、未知数である、若い子に。
これは、冒険じゃん? 挑戦じゃん?
それって、うれしいよ。
だからわたし、しーちゃん好きだし。ずっと地味に、好きだと言ってきてるし(笑)。や、ファンというほどの能動的なもんじゃないが、新公では必ずチェックする娘役さん。
一度ヒロイン系の役も見てみたい……と思っていて、『メランコリック・ジゴロ』で「ヒロイン系似合わないのか……」とわたし的に肩を落としたんだけど……今度こそ、どーんと素晴らしいモノを見せてくれるかも?!
わくわくっ。
一度、ガチに歌ウマのアムネリス見てみたかったのよ。
楽しみだ。
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