女同士のガチバトル☆@新人公演『ME AND MY GIRL』
2016年5月17日 タカラヅカ 新人公演『ME AND MY GIRL』、無事観劇。行けばなんとかなるのが、ムラのいいところ(笑)。
ムラの新公は、
ビル
一幕 優波慧 / 二幕 綺城ひか理
サリー
一幕 城妃美伶 / 二幕 音くり寿
ジョン卿
一幕 亜蓮冬馬 / 二幕 飛龍つかさ
マリア
一幕 春妃うらら / 二幕 乙羽映見
ジェラルド 聖乃あすか
ジャッキー 帆純まひろ
1幕2幕で別人だと、落ち着かない。
なんか、「主演」を観た、って気がしないわー。
そのせいかもしれないけど、通常ならもっとも比重が大きい主演男役についての印象は薄く、
美伶VS音くりのガチンコ勝負!! に、思えた(笑)。
ビルもサリーも1幕の方が比重高い気がする。2幕はあっちゅー間に終わるっていうか。ジョン卿くらいかな、2幕の方に見せ場があるの。
1幕は最大の盛り上がり場面、ランベス・ウォークもあるしねえ。1幕で華々しく盛り上がって、2幕は収束に向かっておとなしく進行する、というイメージ。全場面あるわけじゃない、短縮版の新人公演だからね。
それゆえ、1幕でサリーをやる美伶ちゃんの方が有利。
が、今回の新公は1幕と2幕のつなぎを、2幕のサリーである音くりちゃんが「銀橋ソロ」というカタチで務めている。
銀橋ソロ。
えー、海外ミュージカルである『ME AND MY GIRL』には、基本「銀橋ソロ」はありません。
存在しないモノが、突然現れる。
そのインパクト。
無用の長物、舞台と客席を遠ざける障害物でしかなかった銀橋が「舞台と観客をつなぐ」「スターの見せ場」として脚光を浴びる。
しかも、歌う音くりちゃんがすげえ歌ウマ! 易々と、悠々と、歌ってのける。
えーと、音くり、初ヒロインだよね? 銀橋ソロ、はじめてだよね?
なんでこんな「10年前から銀橋ソロやってますがナニか?」てな様子で客席に向かって歌ってるの??
自分だけで歌ってるわけじゃなくて、ちゃんと客席観てるの、自分がなんのためにそこにいるのか、わかってるの。
ふつーの抜擢下級生新米ヒロインはそんなことできないよ? 歌うだけでいっぱいいっぱい、銀橋渡るだけでいっぱいいっぱい、そもそも役者として板の上にいることだけでもいっぱいいっぱい……なのに。
完璧に「主演スター」として、そこにいるの。
えー、ビル役のゆーなみさんも、あかちゃんも、「主演してます、がんばってます」はあったけれど、「主演スターです!」はなかったよ?
美伶ちゃんも「ヒロインです!!」はあったけど、「主演スターです!!」ではなかった。
だからもう、びっくり。
音くり寿、ナニモノ??
舞台度胸ありまくりだわ、歌も芝居も巧いわで、すごい子が出て来たなと。
……ただ、ごめん、わたしはほんと、好みじゃない……。
『Ernest in Love』のときはまだ顔が苦手なだけだったけど、今回の新公で芝居も苦手感が高まっちゃったわ……。
すっげーうまいんだけど、タカラヅカじゃないよね……?
ことちゃんとか真彩ちゃんとか、「児童劇団出身かな」と思わせる芸風の子はいるけれど、音くりちゃんは「児童劇団出身」ではなく「今現在、児童劇団所属」みたいに感じる……。
んで、美伶ちゃんも実力と押し出しの良さで、男役を吹っ飛ばし気味の持ち味の娘役さん。
ただ美伶ちゃんは「あたし、ヒロイン☆」芸風っていうか、なんかすげー「ヒロイン☆(キラキラ~~)」という自分大好き!タイプに思えていて。
や、勝手なイメージで、本人の考えも世間様の評価も知りませんが。
今回もまた、すげーヒロインやってる自分が好きそうで、素敵なヒロインっぷりだった。わたしにはそう思えて、「このサリー、ビルよりビルを好きな自分が好きだよねー」とニラニラしておりました。
や、美伶ちゃんの芸風は今のところキライじゃない、これ以上行きすぎるとわかんないけど、今現在、この自己中さは舞台人としてアリだと思ってる。
ので、「このサリーを受け止めなきゃなんない、ゆーなみさん大変だ(笑)」と思って見てたんだけど。
や、ある意味、美伶ちゃんも大概っていうか、「ヲイヲイ」な部分を感じていたところに。
「ヒロイン」ですらない、「私が主演スターよおおお!!」という、音くり登場で、客席でうひゃああ、とのけぞった(笑)。
やだなにコレ、美伶VS音くり! 女同士のガチバトル!
おもしれーー!!
美伶ちゃんと音くりちゃんの殴り合いが壮絶で、観ていてすっげーわくわくした! 滾った!
美伶ちゃん、それでもまだ「ヒロイン」としてセーブしてたよね? でも、「主演!」とぶちかました音くりを観て、どう思った? ねーねー、「あたしももっとやればよかった!」とか、「見てなさいよ、東宝では……!!」とか思った??
東宝では美伶ちゃんがやり返すかも?
えええ、なにソレ観たいーー!!
……すみません。
すべて、勝手な妄想です。
舞台から、わたしが勝手にそう感じたというだけで、真実ではありません。真実なんて誰にもわかりません。
でも、タカラヅカも芸能界、こういう女の闘いが繰り広げられるのは、楽しいな。マヤと亜弓さんみたい。
美伶ちゃんも音くりちゃんも、実力ありまくりの女優さんたちだからねえ。
ただここ、タカラヅカだからなあ。女優じゃなくて、娘役。主演じゃなくて、ヒロイン。ソコは理解して欲しいなあ……。
でもま、今は新公だし。やりすぎ上等。
このふたりが、壮絶に殴り合いしてでもなんでも、どんどん磨かれて、素晴らしい娘役スターさんになってくれれば、一ファンとしてはうれしい限り。
……音くりちゃんも、苦手ではなくなるかもしんないし。
なんにせよ、興味深い娘役さんたちだ。
ムラの新公は、
ビル
一幕 優波慧 / 二幕 綺城ひか理
サリー
一幕 城妃美伶 / 二幕 音くり寿
ジョン卿
一幕 亜蓮冬馬 / 二幕 飛龍つかさ
マリア
一幕 春妃うらら / 二幕 乙羽映見
ジェラルド 聖乃あすか
ジャッキー 帆純まひろ
1幕2幕で別人だと、落ち着かない。
なんか、「主演」を観た、って気がしないわー。
そのせいかもしれないけど、通常ならもっとも比重が大きい主演男役についての印象は薄く、
美伶VS音くりのガチンコ勝負!! に、思えた(笑)。
ビルもサリーも1幕の方が比重高い気がする。2幕はあっちゅー間に終わるっていうか。ジョン卿くらいかな、2幕の方に見せ場があるの。
1幕は最大の盛り上がり場面、ランベス・ウォークもあるしねえ。1幕で華々しく盛り上がって、2幕は収束に向かっておとなしく進行する、というイメージ。全場面あるわけじゃない、短縮版の新人公演だからね。
それゆえ、1幕でサリーをやる美伶ちゃんの方が有利。
が、今回の新公は1幕と2幕のつなぎを、2幕のサリーである音くりちゃんが「銀橋ソロ」というカタチで務めている。
銀橋ソロ。
えー、海外ミュージカルである『ME AND MY GIRL』には、基本「銀橋ソロ」はありません。
存在しないモノが、突然現れる。
そのインパクト。
無用の長物、舞台と客席を遠ざける障害物でしかなかった銀橋が「舞台と観客をつなぐ」「スターの見せ場」として脚光を浴びる。
しかも、歌う音くりちゃんがすげえ歌ウマ! 易々と、悠々と、歌ってのける。
えーと、音くり、初ヒロインだよね? 銀橋ソロ、はじめてだよね?
なんでこんな「10年前から銀橋ソロやってますがナニか?」てな様子で客席に向かって歌ってるの??
自分だけで歌ってるわけじゃなくて、ちゃんと客席観てるの、自分がなんのためにそこにいるのか、わかってるの。
ふつーの抜擢下級生新米ヒロインはそんなことできないよ? 歌うだけでいっぱいいっぱい、銀橋渡るだけでいっぱいいっぱい、そもそも役者として板の上にいることだけでもいっぱいいっぱい……なのに。
完璧に「主演スター」として、そこにいるの。
えー、ビル役のゆーなみさんも、あかちゃんも、「主演してます、がんばってます」はあったけれど、「主演スターです!」はなかったよ?
美伶ちゃんも「ヒロインです!!」はあったけど、「主演スターです!!」ではなかった。
だからもう、びっくり。
音くり寿、ナニモノ??
舞台度胸ありまくりだわ、歌も芝居も巧いわで、すごい子が出て来たなと。
……ただ、ごめん、わたしはほんと、好みじゃない……。
『Ernest in Love』のときはまだ顔が苦手なだけだったけど、今回の新公で芝居も苦手感が高まっちゃったわ……。
すっげーうまいんだけど、タカラヅカじゃないよね……?
ことちゃんとか真彩ちゃんとか、「児童劇団出身かな」と思わせる芸風の子はいるけれど、音くりちゃんは「児童劇団出身」ではなく「今現在、児童劇団所属」みたいに感じる……。
んで、美伶ちゃんも実力と押し出しの良さで、男役を吹っ飛ばし気味の持ち味の娘役さん。
ただ美伶ちゃんは「あたし、ヒロイン☆」芸風っていうか、なんかすげー「ヒロイン☆(キラキラ~~)」という自分大好き!タイプに思えていて。
や、勝手なイメージで、本人の考えも世間様の評価も知りませんが。
今回もまた、すげーヒロインやってる自分が好きそうで、素敵なヒロインっぷりだった。わたしにはそう思えて、「このサリー、ビルよりビルを好きな自分が好きだよねー」とニラニラしておりました。
や、美伶ちゃんの芸風は今のところキライじゃない、これ以上行きすぎるとわかんないけど、今現在、この自己中さは舞台人としてアリだと思ってる。
ので、「このサリーを受け止めなきゃなんない、ゆーなみさん大変だ(笑)」と思って見てたんだけど。
や、ある意味、美伶ちゃんも大概っていうか、「ヲイヲイ」な部分を感じていたところに。
「ヒロイン」ですらない、「私が主演スターよおおお!!」という、音くり登場で、客席でうひゃああ、とのけぞった(笑)。
やだなにコレ、美伶VS音くり! 女同士のガチバトル!
おもしれーー!!
美伶ちゃんと音くりちゃんの殴り合いが壮絶で、観ていてすっげーわくわくした! 滾った!
美伶ちゃん、それでもまだ「ヒロイン」としてセーブしてたよね? でも、「主演!」とぶちかました音くりを観て、どう思った? ねーねー、「あたしももっとやればよかった!」とか、「見てなさいよ、東宝では……!!」とか思った??
東宝では美伶ちゃんがやり返すかも?
えええ、なにソレ観たいーー!!
……すみません。
すべて、勝手な妄想です。
舞台から、わたしが勝手にそう感じたというだけで、真実ではありません。真実なんて誰にもわかりません。
でも、タカラヅカも芸能界、こういう女の闘いが繰り広げられるのは、楽しいな。マヤと亜弓さんみたい。
美伶ちゃんも音くりちゃんも、実力ありまくりの女優さんたちだからねえ。
ただここ、タカラヅカだからなあ。女優じゃなくて、娘役。主演じゃなくて、ヒロイン。ソコは理解して欲しいなあ……。
でもま、今は新公だし。やりすぎ上等。
このふたりが、壮絶に殴り合いしてでもなんでも、どんどん磨かれて、素晴らしい娘役スターさんになってくれれば、一ファンとしてはうれしい限り。
……音くりちゃんも、苦手ではなくなるかもしんないし。
なんにせよ、興味深い娘役さんたちだ。
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