すんません、前日欄で
>『舞音-MANON-』は現月組以外でなら、どの組とトップコンビでもハマったと思う。
 と書いたもんで、「雪組で『舞音-MANON-』やったらどうなる?」を想像しちゃいました。

 破滅に向かう美形将校シャルル@ちぎ、はハマり過ぎでしょう。翻弄されたり耐えたり苦しんだりって、ちぎちゃんの得意技ですがな!! ハァハァ。
 ファム・ファタール舞音@みゆちゃんは心から観たい、そういうみゆちゃん是非観たいっ。

 と、ここまで考えて。
 台詞なしで、白い軍服でひらひら踊るだいもんを想像して、ナイわー。と、妄想力が遮断されました。

 もう一人のシャルル@だいもんはナイわ、チガウわ。あのだいもんから声を奪って歌を奪って、ただ踊らせるとか、無駄使い過ぎる。つか、あんなうるさい芸風の男に影役やらせたら意味が変わってきちゃうよ。

 と、脳内爆笑してから、よーやく気づく。

 はっ。
 もう一人のシャルル、って、2番手役違ったっけ!

 この公演から、たまきちが2番手でしたね。
 えーと、たまきちの役は、マノンの兄クオン。特になんの役割りもなく、ひとり相撲でとっとと犬死にして、話の半ばから出てこなくなる役。
 ……2番手、の、役……? これが……?

 えー、ストーリー整理して、作品に必要な役を2番手役にします。

 賭博場の支配人@としくんの役。
 『舞音-MANON-』って何故か、途中からマノンもシャルルも関係なく、革命の話になるから。
 革命側の主人公を、2番手役に。
 まー、よーするに、『愛と革命の詩』のみりおくんの役です。『舞音-MANON-』って『愛と革命の詩』の焼き直しだから。
 2番手を革命側に置いちゃうと、ますます『愛革』の焼き直しだとばれちゃうから、あえて置きたくなかったんだろうなと。それで、2番手があんないてもいなくてもどーでもいい役になってしまった。

 んで、3番手の咲ちゃんは主人公の親友。主人公を思って1曲歌う場面あるけど、主人公との関わりは薄いぞっと。『愛革』のだいもんポジ。

 で、本来もう一人のシャルルとか天使とかは若手ポジでしょ、ひとこがやればいい……って、あああ、それじゃ『るろ剣』再びになってしまう。でも似合うよね。

 マノンの兄@翔くん、賭博場の女主人@せしこ。この役は美女の役よ、せしこのチャイナドレスっ!! だいもんとデキてて、翔くんが片恋しているセクシー美女。実は革命の闘士。
 2番手が革命側なら、こちらのドラマもちゃんと描けるから、あーさや暁くんがやっていた役も膨らませられるし。

 ……でもなあ、革命を描くと主人公シャルルの「なーんもしない」ぶりに拍車がかかってやばいわなあ。『愛革』も大概だったのに。
 つか、なんでマノンに革命ぶっ込むかなー、シャルルのキャラクタと相容れなさすぎる……って、ああ、『愛革』の焼き直しだからか……。

 『舞音』も壊れた話だけど、元の『愛革』もひどいので……うーん、キャラの当てはめは楽しいけれど、やっぱ再演はしなくていいや。
 景子タンの作品は、誰が演じてもOKな作りだし、名作もいろいろあるけど、アレな作品は焼き直してもアレなままだったりするので。

 『愛革』も『舞音』も、みりおくんポジの役を主人公にしたら、もっとうまくまとまったと思うんだけど……そしたらただの革命をネタにしたオリジナル作品で、「アンドレア・シェニエ」でも「マノン」でもなくなっちゃうのか。(はっ。いかん、つい本質を突いてしまった)

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