ここが頂上決戦!(笑)@Bow Singing Workshop~宙~
2016年6月6日 タカラヅカ 『Bow Singing Workshop~宙~』の感想つれづれ。
とりあえずわたしは、和希そらが出ている以上、この宙歌バウは観たかった。絶対観に行きたかった。観ると決めていた。
彼がなにを歌うかなどは知らない。なんでもいい。
かずきそらの歌が聴ければ、それでいいのだ。
バウホールに入り、座席に置いてあるプログラムを眺めて……うらら様の松田聖子に「ギャフン」な気持ちになりつつ、和希そらが、「どうやって伝えよう」を歌うと知る。
ちょ……マジか。
ベンヴォーリオか。よりによって、ベンヴォーリオなのか。
(注・こあらさんはベンヴォーリオに特別な思い入れを持っています。特別を通り越して、アヴないくらい思い入れてます)
和希そらが「どうやって伝えよう」を歌う。
幕が上がる前からもう決まった、わたし的クライマックスはここだ!てな。
1幕のそらくんの歌、「僕こそミュージック」もさすがですよ。やっぱこの歌は歌ウマが歌わなきゃね。そらくんなら易々、悠々。
オープニングの全員コーラスの次、ソロの先頭バッター、暖まっていない空気を一気に自分へ向けさせねばならない大役、そらくんは見事に任を果たしたと思う。
モーツァルト良かったよ、いい声だったよ、うっとり聴いたよ、……だけどわたしの期待度は2幕へ傾いている。そらくんうまい~~、いい声だ~~、単純に歌唱だけでなく、ステージング? 舞台で歌う、客へ見せるパフォーマンスも安定している、この実力者が、2幕で「どうやって伝えよう」歌うんだよ~~、わくわく。
2幕のそらくんの直前に歌うのは、パッションるいまきせ。
パッションくんとそらくんは、わたし的に同カテゴリ。路線的容姿ではないが、わくわくする実力の持ち主。
あのパッションくんが、よりによって「僕は怖い」を歌う!
なんでよりによってかというと、ロミオの持ち歌で、もっとも難しい歌だと個人的に思っているためだ。
『ロミオとジュリエット』が好きなだけなら、ロミオの曲が歌いたいだけなら、他にもっときれいでその曲だけで独立している曲がある。独立した曲ってのは、物語関係なく、「歌手として」歌うことが出来る。
でも、「僕は怖い」はモロ物語ずっぽりで。曲自体より、先に「物語」がある、イメージ。物語ることが出来ないと、曲だけ歌っても「なんじゃこりゃ」になる。
歌の技術だけでなく、表現力が必要。しかも、半端なく。
豊かな歌唱力と男役としての技術、役者としての実力。それらすべて備わってはじめてチャレンジが許される難曲だと思っている。
だから、よりによって、と思った。
そして、さすがパッションくん!と思った。
パッションくんの歌唱力には期待している。きっと素晴らしい歌声を聴かせてくれる!
パッションくんの1幕の選曲は「誰も寝てはならぬ」だし。歌ウマとして、真っ向から攻めてきている。
そうさ、歌ウマさんはこれくらいアグレッシブでなきゃ。守りに入っちゃだめだ、まだ若いんだもの。
成長しつづけるるいまきせに心から拍手を送り、そして2幕の『ロミジュリ』に期待した。
るいまきせロミオに、かずきそらベンヴォーリオ。
宙組歌ウマ対決!!
ここが頂上決戦、クライマックス、がおー!(なんか吠える)
とまあ、勝手に盛り上がっていました。わたしひとり、内心。
でまあ、実際のところ。
ふたりのタイプが違い過ぎて、対決にはならなかった。
パッションくんは「ミュージカルの中の1曲」で、そらくんは「コンサートで歌うミュージカルソング」だった。
なまじ同じ作品の曲を続けているだけに、色の違いが顕著で……ちょっと、つまらない。
わたしは、そらくんの「ベンヴォーリオ」が観たかった。
歌だけでなくて。
そしてるいまきせが真正面からロミオで……濃ゆい濃ゆいロミオで、ああこの子は本当にミュージカルが好きなんだと思った……こんなごたまぜの下級生バウで、1曲だけの機会で、本気でミュージカルしているのを観て。
そのあとに、同じ『ロミジュリ』曲で登場して。
パッションくんがあんなにひとりで「ミュージカルですっ!」と握りこぶし振り上げた後に、「コンサートです」ときれいに「どうやって伝えよう」を歌われちゃうと……、拍子抜け感ひどい(笑)。
や、そらくんが望んでそうしているのか、演出されてのことかはわからないよ。ずっぽりミュージカル歌唱のパッションくんと対比するために、そらくんはあえてコンサート歌唱にしているのかも。ここで『ロミジュリ』展開されても困るわけだし。
それはわかっているけど、わたしは残念だった。
そらくんのベンヴォーリオが観たいなああ。
歌だけでなく、芝居が観たい。ベンヴォーリオを演じる和希そらが観たい。
えーと、ぶっちゃけロミオでもいいんだけどなー。劇団さんは、彼にロミオはさせてくんないだろうなー。
勝手に想像していたものとは違ったけれど、そらくんの声で「どうやって伝えよう」を聴けてうれしかった。
ロミオでもティボルトでもなくベンヴォーリオってのが、うれしかった。『Shakespeare』つながりの選曲だとしてもね。
るいまきせとかずきそら。
劇団さん、大事にしてくださいよ、この歌ウマ男たちを。
そりゃまあ、ビジュアル的にはそのう、いろいろ残念だということはわかってるんだけども。
でもさでもさ、ふたりとも別格的容姿かもしんないけど、別格歌ウマ男役の典型パターンの容姿ではないので、まだ真ん中寄りを目指せる……よね? や、典型パターンってのはつまり、まるまるとかゴツゴツってやつね。美声には肉の厚みが必要なんだろう、別格歌ウマさんたちぷくぷくしてるもん……。
まきせくんもそらくんも、まるぷくではないからなー。あの身体から美声を出す、というのがいいんだよなっ。
このふたりが『ロミジュリ』歌ってくれたのが、ほんとうれしかったっす。
とりあえずわたしは、和希そらが出ている以上、この宙歌バウは観たかった。絶対観に行きたかった。観ると決めていた。
彼がなにを歌うかなどは知らない。なんでもいい。
かずきそらの歌が聴ければ、それでいいのだ。
バウホールに入り、座席に置いてあるプログラムを眺めて……うらら様の松田聖子に「ギャフン」な気持ちになりつつ、和希そらが、「どうやって伝えよう」を歌うと知る。
ちょ……マジか。
ベンヴォーリオか。よりによって、ベンヴォーリオなのか。
(注・こあらさんはベンヴォーリオに特別な思い入れを持っています。特別を通り越して、アヴないくらい思い入れてます)
和希そらが「どうやって伝えよう」を歌う。
幕が上がる前からもう決まった、わたし的クライマックスはここだ!てな。
1幕のそらくんの歌、「僕こそミュージック」もさすがですよ。やっぱこの歌は歌ウマが歌わなきゃね。そらくんなら易々、悠々。
オープニングの全員コーラスの次、ソロの先頭バッター、暖まっていない空気を一気に自分へ向けさせねばならない大役、そらくんは見事に任を果たしたと思う。
モーツァルト良かったよ、いい声だったよ、うっとり聴いたよ、……だけどわたしの期待度は2幕へ傾いている。そらくんうまい~~、いい声だ~~、単純に歌唱だけでなく、ステージング? 舞台で歌う、客へ見せるパフォーマンスも安定している、この実力者が、2幕で「どうやって伝えよう」歌うんだよ~~、わくわく。
2幕のそらくんの直前に歌うのは、パッションるいまきせ。
パッションくんとそらくんは、わたし的に同カテゴリ。路線的容姿ではないが、わくわくする実力の持ち主。
あのパッションくんが、よりによって「僕は怖い」を歌う!
なんでよりによってかというと、ロミオの持ち歌で、もっとも難しい歌だと個人的に思っているためだ。
『ロミオとジュリエット』が好きなだけなら、ロミオの曲が歌いたいだけなら、他にもっときれいでその曲だけで独立している曲がある。独立した曲ってのは、物語関係なく、「歌手として」歌うことが出来る。
でも、「僕は怖い」はモロ物語ずっぽりで。曲自体より、先に「物語」がある、イメージ。物語ることが出来ないと、曲だけ歌っても「なんじゃこりゃ」になる。
歌の技術だけでなく、表現力が必要。しかも、半端なく。
豊かな歌唱力と男役としての技術、役者としての実力。それらすべて備わってはじめてチャレンジが許される難曲だと思っている。
だから、よりによって、と思った。
そして、さすがパッションくん!と思った。
パッションくんの歌唱力には期待している。きっと素晴らしい歌声を聴かせてくれる!
パッションくんの1幕の選曲は「誰も寝てはならぬ」だし。歌ウマとして、真っ向から攻めてきている。
そうさ、歌ウマさんはこれくらいアグレッシブでなきゃ。守りに入っちゃだめだ、まだ若いんだもの。
成長しつづけるるいまきせに心から拍手を送り、そして2幕の『ロミジュリ』に期待した。
るいまきせロミオに、かずきそらベンヴォーリオ。
宙組歌ウマ対決!!
ここが頂上決戦、クライマックス、がおー!(なんか吠える)
とまあ、勝手に盛り上がっていました。わたしひとり、内心。
でまあ、実際のところ。
ふたりのタイプが違い過ぎて、対決にはならなかった。
パッションくんは「ミュージカルの中の1曲」で、そらくんは「コンサートで歌うミュージカルソング」だった。
なまじ同じ作品の曲を続けているだけに、色の違いが顕著で……ちょっと、つまらない。
わたしは、そらくんの「ベンヴォーリオ」が観たかった。
歌だけでなくて。
そしてるいまきせが真正面からロミオで……濃ゆい濃ゆいロミオで、ああこの子は本当にミュージカルが好きなんだと思った……こんなごたまぜの下級生バウで、1曲だけの機会で、本気でミュージカルしているのを観て。
そのあとに、同じ『ロミジュリ』曲で登場して。
パッションくんがあんなにひとりで「ミュージカルですっ!」と握りこぶし振り上げた後に、「コンサートです」ときれいに「どうやって伝えよう」を歌われちゃうと……、拍子抜け感ひどい(笑)。
や、そらくんが望んでそうしているのか、演出されてのことかはわからないよ。ずっぽりミュージカル歌唱のパッションくんと対比するために、そらくんはあえてコンサート歌唱にしているのかも。ここで『ロミジュリ』展開されても困るわけだし。
それはわかっているけど、わたしは残念だった。
そらくんのベンヴォーリオが観たいなああ。
歌だけでなく、芝居が観たい。ベンヴォーリオを演じる和希そらが観たい。
えーと、ぶっちゃけロミオでもいいんだけどなー。劇団さんは、彼にロミオはさせてくんないだろうなー。
勝手に想像していたものとは違ったけれど、そらくんの声で「どうやって伝えよう」を聴けてうれしかった。
ロミオでもティボルトでもなくベンヴォーリオってのが、うれしかった。『Shakespeare』つながりの選曲だとしてもね。
るいまきせとかずきそら。
劇団さん、大事にしてくださいよ、この歌ウマ男たちを。
そりゃまあ、ビジュアル的にはそのう、いろいろ残念だということはわかってるんだけども。
でもさでもさ、ふたりとも別格的容姿かもしんないけど、別格歌ウマ男役の典型パターンの容姿ではないので、まだ真ん中寄りを目指せる……よね? や、典型パターンってのはつまり、まるまるとかゴツゴツってやつね。美声には肉の厚みが必要なんだろう、別格歌ウマさんたちぷくぷくしてるもん……。
まきせくんもそらくんも、まるぷくではないからなー。あの身体から美声を出す、というのがいいんだよなっ。
このふたりが『ロミジュリ』歌ってくれたのが、ほんとうれしかったっす。
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