前日欄で、

>すみれ組時代に「ROMに徹する」ことを習性とした

 と書いた。
 そのことについての追記。

 すみれ組や各種掲示板で発言しないと言ったところで、こうしてブログやってんじゃん、と思われるかもしんないが。
 ブログと掲示板は別だから。

 わたしはもともと同人やってた人間なので、同人誌とブログ、ツールが変わっただけでやっていることは同じ、モノを書いてひとさまに読んでもらえるところに出す、というだけ。
 わたしは書き手であり、読み手さんと同人誌の誌面で会話はしない、物理的に出来ない。
 会話前提じゃない。
 この「DiaryNote」はブログ文化上陸前の「日記」サイトで、わたしはそもそも日記を書いていたわけだし、ブログになってからもコメントは閉じているので双方向性はない。
 やっていることは、紙の同人誌と変わらない。(同人誌と違い、誰もが読めるわけだけど)

 また、読み手としてのわたしも、掲示板よりもHP、日記サイト、ブログ等を好む。
 短文の応酬よりも、まとまった文章を読みたい。誰が書いたのかわからないものではなく、ハンドルネームであれ「この人が一連の文章を書いている」とわかる方がいい。

 文章は、立ち位置によって意味が変わる。
 たとえば、「『〇〇』という公演の※※さんは良くなかった」という1文。
 ここだけ読むと、※※さんの悪口、否定的な文章だ。
 だけど、それを書いている人が※※さんのファンで、何年もずーっと※※さんの公演を観て、応援し続けている人で、この1文のあとにも※※さんを応援し続け、愛し続けている記事が続いているとすれば、単純な悪口でも否定でもない。

 掲示板に匿名で書かれた「『〇〇』という公演の※※さんは良くなかった」1文だけだと、それ以上の情報がナニもない。
 そこで完結してしまう。
 それでは、つまらない。
 わたしは、その1文が書かれた背景が知りたい。

 だから、インターネット時代になってからは、個人の日記サイトやブログを探して、読むようになった。
 自分の感性に合う書き手さんを見つけるとうれしかった。すべてに共感する必要はない、自分とチガウ意見だとしても、尊敬できる人の文章からは、思いもしない発見を得ることが出来た。

 わたしはアニヲタ上がりの二次創作畑の人間なので、素敵なヅカ二次創作に出会うと感動するし。

 ただ、タカラヅカというジャンルの宿命なのか、公演感想だろうと二次創作だろうと、書き手さんもジェンヌのように短命で、更新が途絶えてしまうこと、そればかりかページごと消えてなくなってしまうこと、が圧倒的に多い。
 長期的に続けてくれる人は少ない。
 ご贔屓が卒業したら、同じスタンスで書き続けることは難しいものね。
 また読みたいと思っている書き手さんたちに、いつかどこかで、別のご贔屓、別のハンドルネームでいいから、また会えたら、その語りを読めたらいいなと思う。


 てことで、わたしはわたしとして、「緑野こあら」として、文章を書く。
 緑野こあらになる前、パソ通のすみれ組で凹んで逃げ出したおかげで(笑)。
 それを、心から良かったと思っている。
 自分にとって居心地のいいツールを、早い段階で判別することが出来たから。


 て、本題の劇団公式掲示板の話はまた、公演感想の合間に載せる予定(笑)。
 翌日欄からは、『NOBUNAGA<信長>』だ~~。

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