キャラいろいろ覚え書き。@NOBUNAGA<信長>
2016年6月12日 タカラヅカ 『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』初日観劇。
初見ゆえの疑問とかツッコミとか、答えの出ない感想を書く、その2。
オープニング、ビミョー。
信長@まさおの敦盛は掴みとしていいけど、そのあとはばばーんと派手なショーアップされた場面になる、と期待するよね? オープニングってそういうもんよね? だって「ロック・ミュージカル」よ?『信長』じゃなくて『NOBUNAGA』よ? 民放の土臭いドラマじゃないのよ? タカラヅカよ?
どんなに華やかな世界が展開されるのかしら!!
……それが、肩すかし感ひどい……。
というところからスタートしました、わたしの初見。
すっかり乗り損ねたというか、入り込みそびれちゃったんだけど、ここから巻き返しなるか?!
物語スタートして、いきなり歌いだすのがるうくんてのもおどろいた。え、そこ?
盛り上げるためには、やっぱ主役クラスの人がばーんと歌うべきじゃ……? 脇キャラは、それを受けるカタチになるもんでは? 今川義元@るうくんって、この場面だけのキャラよね?
最初のソロがるうくんなんだ……他にもスターいっぱいいるのに。
や、るうくん個人はいいんだ。演出にびびっただけで。
るうくんがかっこいい。こういう役をすべらずにやり遂げてしまう、専科でない組子、って大事。この役の芝居が軽いと、場面自体成り立たないもの。……仕方ないことだけど、家臣の子とか、すげー軽いもんなあ……ああ、若い女の子ががんばってるんだなあ、が丸見えで。
るうくんは信頼されてるよな。大野作品だとナニ気に扱いいい。
扱いがいいというと、浅井長政@としくん。
かっけー!
真正面から美形。なんか久々に、こんだけ逃げなく美形やってるとしくん見た気がする。
や、としくんはいつもかっこいいけど、役割的に美形の作り方濃度がいろいろあるじゃないですか。
今回はほんとに言い訳なしに本気の美形モード。
大野せんせはとしくんをうまく使うなと、いつも思う。毎回色の違う役だけど、どの役も「美しさ」のある役で、そしてとしくんはきっちりそれに応えてるよね。
くらげちゃんのお市もふつーにきれい。
美男美女が登場してきて、おおっ、とテンション上がった……のに、エピソードあれだけとか。仕方ないけど、肩すかし感すごい(笑)。
大野作品だから期待したんだけど、それにしたってからんくんの扱いがすごい。銀橋で次期トップと歌芝居?
全編この比重だったらどうしよう、とびびったわ(笑)。や、からんくん好きだからうれしいけど。
大野せんせの戦国時代モノってことで、どうしても『一夢庵風流記 前田慶次』と比べちゃうんだけど、松風は偉大だったなと。
最初、松風が現れたときは失笑というか、なんとも言えない空気になった。人間が中に入ってる着ぐるみの馬なんて、笑っていいのか真剣なのか、反応に困るよね。歌舞伎ではそれが通常ったって、タカラヅカは歌舞伎じゃないし。
でも、登場した瞬間だけだった、観客がとまどうのは。
みんなすぐに受け入れ。むしろ愛でるようになった。松風もちゃんと「演技」していて、芝居の出演者のひとりだったからだ。
『前田慶次』が馬。
そして今回の『NOBUNAGA』では、象。
2作続けて動物を出すのか……。
まあ、松風が成功したもんな。
でも……。
今回の象は、ただの大道具……? 輿と同じ扱い。
出て来た瞬間客席がざわっとするけど、ただの輿だとわかると、そこで完了するというか。
松風ほど愛されない気がする。
象もだけど、信長のスケール感を出すのに、象使いとか信長配下の外国人いろいろ登場。でもただのデコレーションに過ぎない。
なかでも弥助@貴澄くんがもう少し萌えキャラとして確立すれば違うのにな……なんかいろいろ惜しい。
秀吉@みやるりと光秀@カチャの描き方は不満。
史実を知らずに、まったくのオリジナル作品と思って見たら、「同じキャラはふたりもいらないわ、ひとりでよくね?」と思ったろうな。
既視感あると思ったら、『1789』だ。「革命家3人もいらないわ、ひとりでよくね?」と思ったなー。
役割がひとつなら、ふたりにする意味がない。「だって史実だもん、ふたりいたんだもん」って、『1789』の革命家たちも「だって史実だもん」だよな。
「役割が同じだなんてとんでもない、秀吉と光秀が同じなんて、歴史を知っていれば混同しようがない」ということかもしれんが、歴史を知っているからこそ、ニコイチ扱いが違和感。
キャラの差がわかりにくいんだよなあ。衣装のテイストからまったく違うようにすればいいのに。
どっちもふつーに美男子なんだもん。
フランシスコ・カブラル@ナガさん。
調子悪いのかな? 歌大変かも。
ナガさんはこの公演を最後に専科異動が発表されている。カラダ大丈夫なのかな、と心配しつつ観た。
足利義昭役が、コマで良かった。
将軍様は、ふつーなら専科ポジションだ。『更に狂はじ』『睡れる月』『一夢庵風流記 前田慶次』……毎回毎回、このテの役は、専科さん。
だけどあえて、コマ。
専科のおじさま方はもちろんすばらしいけれど、物語を締めてくれるけれど、何年経っても同じ人たちで同じ役を回し続けていては、限界がやって来る。次代育成大事。
コマは本専科さんではなくスター専科扱いだったと思うけど、ヒロさんがやるべき役を、体当たりで務めている。禿ヅラまでかぶってるもんよ……。きれいな人は、禿でもきれいだよなー。てゆーか、登場したとき、みょーに色っぽくないですか、いいんですか(笑)。
あと、もうちょい歌えたらなあ……滑舌が良ければなあ……。席の位置も関係しているかもだけど、時代劇台詞だと聴き取れないことが多かった。
だらだらと続く。
初見ゆえの疑問とかツッコミとか、答えの出ない感想を書く、その2。
オープニング、ビミョー。
信長@まさおの敦盛は掴みとしていいけど、そのあとはばばーんと派手なショーアップされた場面になる、と期待するよね? オープニングってそういうもんよね? だって「ロック・ミュージカル」よ?『信長』じゃなくて『NOBUNAGA』よ? 民放の土臭いドラマじゃないのよ? タカラヅカよ?
どんなに華やかな世界が展開されるのかしら!!
……それが、肩すかし感ひどい……。
というところからスタートしました、わたしの初見。
すっかり乗り損ねたというか、入り込みそびれちゃったんだけど、ここから巻き返しなるか?!
物語スタートして、いきなり歌いだすのがるうくんてのもおどろいた。え、そこ?
盛り上げるためには、やっぱ主役クラスの人がばーんと歌うべきじゃ……? 脇キャラは、それを受けるカタチになるもんでは? 今川義元@るうくんって、この場面だけのキャラよね?
最初のソロがるうくんなんだ……他にもスターいっぱいいるのに。
や、るうくん個人はいいんだ。演出にびびっただけで。
るうくんがかっこいい。こういう役をすべらずにやり遂げてしまう、専科でない組子、って大事。この役の芝居が軽いと、場面自体成り立たないもの。……仕方ないことだけど、家臣の子とか、すげー軽いもんなあ……ああ、若い女の子ががんばってるんだなあ、が丸見えで。
るうくんは信頼されてるよな。大野作品だとナニ気に扱いいい。
扱いがいいというと、浅井長政@としくん。
かっけー!
真正面から美形。なんか久々に、こんだけ逃げなく美形やってるとしくん見た気がする。
や、としくんはいつもかっこいいけど、役割的に美形の作り方濃度がいろいろあるじゃないですか。
今回はほんとに言い訳なしに本気の美形モード。
大野せんせはとしくんをうまく使うなと、いつも思う。毎回色の違う役だけど、どの役も「美しさ」のある役で、そしてとしくんはきっちりそれに応えてるよね。
くらげちゃんのお市もふつーにきれい。
美男美女が登場してきて、おおっ、とテンション上がった……のに、エピソードあれだけとか。仕方ないけど、肩すかし感すごい(笑)。
大野作品だから期待したんだけど、それにしたってからんくんの扱いがすごい。銀橋で次期トップと歌芝居?
全編この比重だったらどうしよう、とびびったわ(笑)。や、からんくん好きだからうれしいけど。
大野せんせの戦国時代モノってことで、どうしても『一夢庵風流記 前田慶次』と比べちゃうんだけど、松風は偉大だったなと。
最初、松風が現れたときは失笑というか、なんとも言えない空気になった。人間が中に入ってる着ぐるみの馬なんて、笑っていいのか真剣なのか、反応に困るよね。歌舞伎ではそれが通常ったって、タカラヅカは歌舞伎じゃないし。
でも、登場した瞬間だけだった、観客がとまどうのは。
みんなすぐに受け入れ。むしろ愛でるようになった。松風もちゃんと「演技」していて、芝居の出演者のひとりだったからだ。
『前田慶次』が馬。
そして今回の『NOBUNAGA』では、象。
2作続けて動物を出すのか……。
まあ、松風が成功したもんな。
でも……。
今回の象は、ただの大道具……? 輿と同じ扱い。
出て来た瞬間客席がざわっとするけど、ただの輿だとわかると、そこで完了するというか。
松風ほど愛されない気がする。
象もだけど、信長のスケール感を出すのに、象使いとか信長配下の外国人いろいろ登場。でもただのデコレーションに過ぎない。
なかでも弥助@貴澄くんがもう少し萌えキャラとして確立すれば違うのにな……なんかいろいろ惜しい。
秀吉@みやるりと光秀@カチャの描き方は不満。
史実を知らずに、まったくのオリジナル作品と思って見たら、「同じキャラはふたりもいらないわ、ひとりでよくね?」と思ったろうな。
既視感あると思ったら、『1789』だ。「革命家3人もいらないわ、ひとりでよくね?」と思ったなー。
役割がひとつなら、ふたりにする意味がない。「だって史実だもん、ふたりいたんだもん」って、『1789』の革命家たちも「だって史実だもん」だよな。
「役割が同じだなんてとんでもない、秀吉と光秀が同じなんて、歴史を知っていれば混同しようがない」ということかもしれんが、歴史を知っているからこそ、ニコイチ扱いが違和感。
キャラの差がわかりにくいんだよなあ。衣装のテイストからまったく違うようにすればいいのに。
どっちもふつーに美男子なんだもん。
フランシスコ・カブラル@ナガさん。
調子悪いのかな? 歌大変かも。
ナガさんはこの公演を最後に専科異動が発表されている。カラダ大丈夫なのかな、と心配しつつ観た。
足利義昭役が、コマで良かった。
将軍様は、ふつーなら専科ポジションだ。『更に狂はじ』『睡れる月』『一夢庵風流記 前田慶次』……毎回毎回、このテの役は、専科さん。
だけどあえて、コマ。
専科のおじさま方はもちろんすばらしいけれど、物語を締めてくれるけれど、何年経っても同じ人たちで同じ役を回し続けていては、限界がやって来る。次代育成大事。
コマは本専科さんではなくスター専科扱いだったと思うけど、ヒロさんがやるべき役を、体当たりで務めている。禿ヅラまでかぶってるもんよ……。きれいな人は、禿でもきれいだよなー。てゆーか、登場したとき、みょーに色っぽくないですか、いいんですか(笑)。
あと、もうちょい歌えたらなあ……滑舌が良ければなあ……。席の位置も関係しているかもだけど、時代劇台詞だと聴き取れないことが多かった。
だらだらと続く。
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