ねえねえ、雪組と花組、日程詰まりすぎてやしませんか?
 雪が7/30までで、花が8/11からって、10日ほどかよ。そんなに詰まっていたら、感想UPする欄がないじゃん!(そこか)

 てことで、『Bow Singing Workshop~花~』の感想行きます。まだ雪組書いてないけど、「最初の1回だけは日付遵守」というMyルールゆえに、観劇日の欄にUPしときます。

 や、毎回だらだら書きすぎだ、今回は短くいく。

 とりあえず、花組、ずるいです。

 組3番手が出演しているなんて、花組だけです。雪組なんかバウ主演者すらいなかったのよ? 会のある生徒自体ほとんどいなくて、ふつーなら会の人たちが箱持って横並びしている階段がしーんとしていて、びびるくらいだったんだから!
 カレーくんだけでも大概なのに、スターとしての知名度も人気もあるマイティーに、組ファン以外にも歌ウマとして有名な和海くんとびっくまで擁して、注目株の若手スターぼろぼろ連れてきて、そんでたった5回の公演とか、ふざけてるわ。そんなの、チケット取れるわけないやん!

 複数回観たかったけど、1回観るだけで精一杯でした。チケット手に入らん……。

 や、そのカレーくんが声を潰していてえらいことになっている、というのは聞き及んでいたのですが。
 カレーくんの場合、純粋な歌声に期待して観に来る人はほとんどいないだろうし(すまん)、歌声自慢な人が息みたいな音しか出せずにソロ歌に全部コーラスかぶせられる事態になるより、被害は圧倒的に少なかったと思う。
 実際わたしも聴いてみて「こりゃ大変なことになってるなあ」とは思ったけれど、声のものすごさよりも、そんな声でもかまわずキラキラしてるカレーくんに感動した。

 彼が純粋に「美しい声で完璧な音程でメロディを再現する」という職業の人なら料金取っちゃまずいことになっていたかもしんないけど。
 彼は、「タカラヅカスタァ」だ。
 美しい声も完璧な音程も、あるに越したことはないが、それだけあったって、客は評価しないのだ。
 タカラヅカスタァには、タカラヅカスタァの仕事がある。

 カレーくんは、タカラヅカスタァとしての仕事を完遂した。

 1幕最後はもちろんカレーくんが締める。喉を潰していたって、彼が熱唱して緞帳が下りる。「スター!!」という演出だ。ソロコンサートをするトップスターのみに許される演出だ。
 曲は「ジタン・デ・ジタン」……ザ・タカラヅカでド昭和な曲だ! 必要なのはタカラヅカ力とスター力!

 柚香光は、スターだ!!

 気持ちよかった。
 ほんっとに気持ちよかった。
 コーラスものすごかったけど(笑)、それは「スター!!」を盛り上げる組子たちのパワーってもん、カレーくんがめっちゃスターで、その勢いを肌で感じられて、かえって楽しかった。

 はー、おもしろい。
 生の舞台っておもしろい。


 えーっと、あとは駆け足に、当日書いたメモを元に。

 オープニングの全員ソングは「Jupiter」……なつかしいねえ。
 歌いだしの和海くん、堂々たる美声。びっく、えみちゃん、ひらめちゃん、「腕に覚えアリ」な男ふたりと女ふたりが強くてこわい(笑)。

 MC開けの1曲目がつかさくんの「ル・ポァゾン 愛の媚薬」、いきなりノリノリ、そだな、1曲目はそうあるべきだ。場に負けてなくてありがたい。

 続く泉くん……知らない子だ、100期、研3かー。何故『シークレット・ハンター』? 好きなのかな。トウコファンとしては「Eres mi amor -大切な人-」を聴けるのはうれしい限り。
 かみしめるように歌っているのが印象的。
 ああ、この子好きだな。そう思う。言葉の意味とドラマを理解している。

 「Home」を歌う咲乃深音ちゃん……101期研2ですか、うまい。かわいくてヒロイン力あり、安心。
 しかし「さきのみおん」ってきれいな芸名だな。「深音」って文字と音が好き。

 出演者最下にカウントされているかずまくん……あれ? 深音ちゃんと同期だよね? 入団時トップ3のひとりで、組配属時は首席だった記憶なんだが……成績落ちてるのか。
 初舞台生口上で「イイ声」と思って以来、なんとなく注目していたんだが……。
 はじめてまともに歌を聴いた。……思ったほどいい声じゃない。
 つっても、学年のわりにうまいし、声も出ている。男役は難しいからなー。娘役ほど早く仕上がらないし。
 まだ足りてない、だからこそ伸びしろに期待。

 「花吹雪 恋吹雪」いい選曲だ、とわくん。「別格歌ウマさん」の典型的ビジュアル、いい声だー。うまいー。
 ただ、曲の持つ派手さに負けてる。歌いやすくノリやすい曲だと思うからこそ、外連味っちゅーか、スター力を必要とする。たぶん経験値の問題だな。これから歌う機会が増えれば改善されるのではないかと思う。
 今の時点では、まだ声が軽い。

 あれんくんと萌香ちゃんは英語曲。下級生は持ち歌のうち1曲はデュエットだもんな。
 うまい。けどわたしはこれ求めてないなー。

 『愛と革命の詩』主題歌を歌うあかちゃん、うまいなー。素直に歌って、とてもいい曲に思える。らんとむの声にはえぐみがあったんだな。それで慣れていると、きれいなだけだとちょっと物足りないかも。
 しかし、このビジュアルでこんだけ歌えるっていいな。わくわく。

 糸月さん「Memory」。先に観劇した友人から酷評というか、引っかかった的な感想を聞いていたけれど、わたしの耳ではそれほどわからず。
 ただ、好みではなかった。ごめん。棒読みというか、芝居音痴の人が歌う歌みたい。

 『オペラ座の怪人』を歌うびっくは余裕。ひとり上のランクにチャレンジしてるみたい。

 ソロ曲の合間に入る数人口、マイティーのりのり。うんうん、オープニング以来出番なかったから、パワー持てあましてる感じだねー(笑)。

 えみちゃんうまい。得意分野理解してのたたずまい。
 ただ、英語曲なのはわたし的につまんない。

 男役としてすごいのは和海くん。声がちがう。『THE SCARLET PIMPERNEL』から、「君はどこに」。
 こういう人に、こういう歌を歌わせてあげたい……路線じゃないから無理なんだろうけど。惜しいよなあ。

 『ジキル&ハイド』、ひらめちゃんうまい。でもなんかわたし、集中力切れてきているような。乗り切れないのはわたしの問題?

 1幕ももう終盤、待ってましたのマイティー登場、「君はマグノリアの花の如く」。
 マイティー、大暴れ。
 つか何故登場で拍手起こる(笑)。や、発表会ノリでみんな静かに視聴していたのに、マイティー登場するなり「タカラヅカ」な感じになって、客席の雰囲気変わった。
 バトラーなりきりがすごい……愛しい。


 続きは8月15日欄で。

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