起が3分の2、残り3分の1で承転結(回想含む)感じ?@アイラブアインシュタイン
2016年9月20日 タカラヅカ すべてが謎に包まれた『アイラブアインシュタイン』。
テーマも設定もわけわかんないんだけど、その上、物語の流れっちゅーか構成もおかしいの。
この物語はたぶん、1幕ラストの「アルバート@あきらはアンドロイド」だという爆弾を派手にぶち上げることを基軸として、構成されている。
この「引き」はいい。エンタメはこれくらい派手にやるべきだ。
ただ、1幕ラストで大どんでん返しをやるために、容量配分が難しくなってくる。
起承転結の「起」だけで1幕、「承・転・結」を全部2幕でやるはめになる。
アルバートがアンドロイドだった、ということが物語の最終回答になるなら、1幕で「起・承・転1」とやって2幕で「転2・結」にできるけど。
アルバートがアンドロイドだった、ということがわかったあとで、さらに話が進む・むしろここからスタートする、作りだよね?
なのに、尺は2幕(しかもフィナーレ分、時間が短い)しかない。
コレって相当大変なこと。
なのに、だ。
その貴重な尺を使って、どーでもいい情報をだらだら見せられる。
1幕の「起」で描かれているのは、現在の社会情勢、アルバートやトーマス@マイティーなどキャラクタ紹介、悪役たちの主張。アルバートとエルザ@みれいちゃんが出会い、心が近づく様。
説明が主で、物語自体は進んでない。
まあ、バウホールの1幕なんて大抵そんなもんだ。
その説明の一環でもある、1幕ラストの爆弾「アルバートはアンドロイド」。
さあこれで、事前解説は終わった。ここから物語がはじまる、本編がはじまる……!
はずの、2幕。
なのに、何故かえんえん、アルバートとミレーヴァ@べーちゃんの昔話。
えーと。
今ソレ、必要……?
や、ちょっとだけ描いてくれる分にはいい。言葉で解説するだけでなく、実際にふたりがラブラブしているところを見せてくれるのはいい。
ただ、長い。
全10話の連続ドラマなら過去回があってもいいけど、120分(フィナーレ込み)の短編で、ナニやってんだ? 「こんなふたりでした」というだけなら数行で済む内容を、何十ページかけて解説するの……?
それでも、これからはじまる「本編」に必要な情報があるんだと思って、長い長い過去話を眺めていた。
……けど、肝心なことはスルーされた。
えええ。
必要なのは、「ふつうの男女のラブストーリー、しあわせいちゃいちゃ→夫婦にはすれ違うこともある→でも愛してるんだよ」とかいう、ふつーのカップル話ではなくて。
何故、肝心な「事故」が語られてないんだ?
アルバートをかばってミレーヴァが死に、アルバート慟哭、憑かれたように研究没頭、その後壮絶な最期……を描くべきじゃ?
肝心なとこを描かずにだらだら時間だけ取って。
そこがないと、トーマスが何故偽アルバートを作ったか説得力ない。
アルバートの罪はナニ?
アンドロイドなんてもんを作ろうとしたこと?
ミレーヴァを死なせてしまったこと?
アルバートの最大の罪は、自殺したことじゃないの?
トーマスが許せなかったのはソコじゃなかったの? ミレーヴァを事故死させたことより、その死から逃げたこと。
でなければ、アルバートの脳を移植して「死んだ人間を甦らせる」ことをしないだろう、トーマス。甦らせた偽アルバート相手に、友だちの振りして生活しないだろう。
記憶を取り戻したアルバートも、トーマスも、そこをスルーしてるのが理解できない。
それよりもアンドロイド研究が大事?
や、人間の脳と心臓を移植して作ってる段階で、アンドロイド計画はブレている。
人間の臓器を移植しないと心は得られないってことじゃん? 答え出てるじゃん、自分たちで。
ほんとに、心から、「何故、アルバートをアンドロイドにしなければならなかったのか」がわからないの。わたしには。
物語としての、必要性が、わからないの。
てゆーか「不要」だと思う……このストーリーラインに。
ただ「1幕ラストでびっくりさせたかった」以上のモノを感じない。
わかんないけど、そういうことになっているから、そのまま話を進める。
1幕で状況説明とキャラ紹介やって、2幕でえんえん回想編やって。
それでようやく、「すべての説明が終わった」ところから、本編がはじまる。
アンドロイドの人権問題(ダブスタ)と、軍事利用しようとする悪の組織との対決だ。
これがもー、ひっどい内容で。
ここまでかけてえんえん説明された「アンドロイドとこの世界」と整合しない、破綻しまくった内容なの。
つづく。
テーマも設定もわけわかんないんだけど、その上、物語の流れっちゅーか構成もおかしいの。
この物語はたぶん、1幕ラストの「アルバート@あきらはアンドロイド」だという爆弾を派手にぶち上げることを基軸として、構成されている。
この「引き」はいい。エンタメはこれくらい派手にやるべきだ。
ただ、1幕ラストで大どんでん返しをやるために、容量配分が難しくなってくる。
起承転結の「起」だけで1幕、「承・転・結」を全部2幕でやるはめになる。
アルバートがアンドロイドだった、ということが物語の最終回答になるなら、1幕で「起・承・転1」とやって2幕で「転2・結」にできるけど。
アルバートがアンドロイドだった、ということがわかったあとで、さらに話が進む・むしろここからスタートする、作りだよね?
なのに、尺は2幕(しかもフィナーレ分、時間が短い)しかない。
コレって相当大変なこと。
なのに、だ。
その貴重な尺を使って、どーでもいい情報をだらだら見せられる。
1幕の「起」で描かれているのは、現在の社会情勢、アルバートやトーマス@マイティーなどキャラクタ紹介、悪役たちの主張。アルバートとエルザ@みれいちゃんが出会い、心が近づく様。
説明が主で、物語自体は進んでない。
まあ、バウホールの1幕なんて大抵そんなもんだ。
その説明の一環でもある、1幕ラストの爆弾「アルバートはアンドロイド」。
さあこれで、事前解説は終わった。ここから物語がはじまる、本編がはじまる……!
はずの、2幕。
なのに、何故かえんえん、アルバートとミレーヴァ@べーちゃんの昔話。
えーと。
今ソレ、必要……?
や、ちょっとだけ描いてくれる分にはいい。言葉で解説するだけでなく、実際にふたりがラブラブしているところを見せてくれるのはいい。
ただ、長い。
全10話の連続ドラマなら過去回があってもいいけど、120分(フィナーレ込み)の短編で、ナニやってんだ? 「こんなふたりでした」というだけなら数行で済む内容を、何十ページかけて解説するの……?
それでも、これからはじまる「本編」に必要な情報があるんだと思って、長い長い過去話を眺めていた。
……けど、肝心なことはスルーされた。
えええ。
必要なのは、「ふつうの男女のラブストーリー、しあわせいちゃいちゃ→夫婦にはすれ違うこともある→でも愛してるんだよ」とかいう、ふつーのカップル話ではなくて。
何故、肝心な「事故」が語られてないんだ?
アルバートをかばってミレーヴァが死に、アルバート慟哭、憑かれたように研究没頭、その後壮絶な最期……を描くべきじゃ?
肝心なとこを描かずにだらだら時間だけ取って。
そこがないと、トーマスが何故偽アルバートを作ったか説得力ない。
アルバートの罪はナニ?
アンドロイドなんてもんを作ろうとしたこと?
ミレーヴァを死なせてしまったこと?
アルバートの最大の罪は、自殺したことじゃないの?
トーマスが許せなかったのはソコじゃなかったの? ミレーヴァを事故死させたことより、その死から逃げたこと。
でなければ、アルバートの脳を移植して「死んだ人間を甦らせる」ことをしないだろう、トーマス。甦らせた偽アルバート相手に、友だちの振りして生活しないだろう。
記憶を取り戻したアルバートも、トーマスも、そこをスルーしてるのが理解できない。
それよりもアンドロイド研究が大事?
や、人間の脳と心臓を移植して作ってる段階で、アンドロイド計画はブレている。
人間の臓器を移植しないと心は得られないってことじゃん? 答え出てるじゃん、自分たちで。
ほんとに、心から、「何故、アルバートをアンドロイドにしなければならなかったのか」がわからないの。わたしには。
物語としての、必要性が、わからないの。
てゆーか「不要」だと思う……このストーリーラインに。
ただ「1幕ラストでびっくりさせたかった」以上のモノを感じない。
わかんないけど、そういうことになっているから、そのまま話を進める。
1幕で状況説明とキャラ紹介やって、2幕でえんえん回想編やって。
それでようやく、「すべての説明が終わった」ところから、本編がはじまる。
アンドロイドの人権問題(ダブスタ)と、軍事利用しようとする悪の組織との対決だ。
これがもー、ひっどい内容で。
ここまでかけてえんえん説明された「アンドロイドとこの世界」と整合しない、破綻しまくった内容なの。
つづく。
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