花びら1枚でも、薔薇は薔薇だけど。@エリザベート
2016年10月16日 タカラヅカ 『エリザベート-愛と死の輪舞-』千秋楽 ライブ中継に行ってきました!
ライブ中継のある時代っていいなあ。
東宝千秋楽なんて、一般人は観られない公演だもの。それをご近所の映画館で見られるなんて助かる、楽ちん。
それまでは、ライブ中継ってトップサヨナラのラストデイか、タカスペなどのお祭り公演しかしてなかったもの。ふつーの公演の楽を中継する時代になったなんて。
『るろうに剣心』でライブ中継やって相当儲かったんだろうな。
それからあとは、どの組もライブ中継することにして……あれ? 星組『こうもり』だけやってなかったっけ? 大作以外はやらないのかな。
とにかく、『エリザベート』は大好き作品だから、楽中継は見ようと決めていた。『るろ剣』以来のライブ中継!
で。
最初の驚き。
カードもらえないのおおっ?!
『るろ剣』のとき、剣心@ちぎくんのかっこいー写真付きカードもらえたから、期待してた。ライブ中継行ったら、毎回カードもらえるんだって。や、所詮ただの宣伝カードだったわけだけど、それでももらえるもんはうれしかった。
毎回くれるもんではなかったのか。ひょっとして『るろ剣』だけだったのか。初回だから?
トート@まぁ様のカード、期待してたのにぃ。
次の驚き。
ライブ中継、面白くない。
あんなにわくわく見に行ったのに……。
楽しくなかったんだ。
何故? 今までどんなライブ中継も楽しんできたじゃん? スターさんをアップで見られて喜んでたじゃん。
今までわたしが見てきたライブ中継は、トップスターサヨナラの「ラストデイ」ってやつだった。
だから、画面がトップさん中心なのは前提事項だった。たとえ、自分が劇場で見ていたアングルと違っていても、見たい場面や表情が映っていなくても「そんなもんか」と思っていられた。
それに、わざわざ中継を見に行くくらい好きなトップさんのラストなんだ、彼ばかりがアップで映っていてなんの文句があろうか。その偏ったフレームを楽しんだ。
で、「ラストデイ」ではないライブ中継は前回見た『るろ剣』がはじめて。
カメラはもちろん、わたしの実際の視界とチガウものを映していたけれど、それはあまり気にならなかった。ごくふつうに、主人公剣心の物語を追っていた。
アングルが悪い! とか、ここでどうして誰々さんを映さないの?! とかも、別に思わず。翼くんがカケラも映らないなあ、ぐらいの感想。
なのに、『エリザベート』はダメだった。
つまんない。
ずんこ宙組のバカメラ映像『エリザベート』じゃあるまいし、今回のまぁ様『エリザベート』のカメラアングルは、ごくふつうだったと思う。ダメなはずのない、ふつうの仕事。
なのにそれがダメっていうのはもう、作品が『エリザベート』だから。としか、思えないな。
初演からはじまって、ヅカの全『エリザベート』を観てきたし、東宝『エリザベート』も初演からちょこちょこ観てきた。
わたしにとって『エリザベート』は、真ん中を観るモノではない。……らしい。
実際に劇場で、真ん中観てないもんな……。
まぁ様だからではなく、前回の花『エリザ』も、月『エリザ』もそうだったし。わたしにとって、「そういうもの」としか、言いようがない。
トートやシシィ以外のいろんなところを、観ている。
民衆とか兵士とかを観ている場合もあるし、広間の客たちとか重臣たちとか、革命家たちとか。
今回は黒天使と革命家たちばっか観てたなー。そらとりくが好みで……って、ナニこのコンビみたいな名前。空と陸。
『エリザベート』は大好きな作品で、再演されるとうれしい。わくわく通う。
そして、トートとシシィ以外のいろんなところを観る。
……なんてこと、自覚してなかった。
ナマ舞台のいいところですよ、好きなところを存分に眺めることが出来る。オペラグラスを使える。
だから真ん中を観てないことに気づいてなかったよ……。
や、確かに前から語っていた。
販売DVDでもスカステでも、カメラは当然真ん中を撮る。主役を、トップスターを映す。それは当然で、最初からわかっている。
だから余計に、ナマ観劇では映像に残らない部分を観るのに必死になる。
と。
それゆえに、映像を見るときは「はじめてのアングルだー」と新鮮な思いで楽しんで見る。
……のが、わたしの通常だった。
だからもちろん『エリザベート』もそうだと思っていた。
初演から観尽くしてきた『エリザ』に関しては、もう今さら「はじめて見るー♪」にならないんだわ……。
や、その公演を、一度もナマで観ずに映像だけ見ることになったなら、そんなことは思わないだろうけど。ちゃんとナマで、初日に、真ん中も観てる。その最初だけで、どうやらもう納得してしまうらしい。
映像で真ん中を見せられても「見たいのはソコじゃない」と思うほどに。
『エリザベート』ってほんとに、立体的な作品なんだなと思う。
主人公だとか台詞を言う人だとかだけで、空間を埋めているわけじゃないんだ。
舞台の奥行きというか空気感というか、それも全部ひっくるめて『エリザベート』。
中継映像では、そういったものはもちろん映らないから、わたしには肩すかしだったのだと思う。
この中継映像だと、こんなにただの脇役なのか、革命家たち……。
革命家たちだけに限らず、こんなに「ドラマ」の少ない話になっちゃうのか、真ん中だけだと。いやいやいや、『エリザベート』ってそうじゃないだろ、もっと幾重にも重なった大輪の薔薇みたいな作品じゃん、こんな花びら1枚だけ見せられてもな……!
次に『エリザベート』が上演されるとき、「中継じゃダメなんだ」と心して観劇することにしよう。
ライブ中継のある時代っていいなあ。
東宝千秋楽なんて、一般人は観られない公演だもの。それをご近所の映画館で見られるなんて助かる、楽ちん。
それまでは、ライブ中継ってトップサヨナラのラストデイか、タカスペなどのお祭り公演しかしてなかったもの。ふつーの公演の楽を中継する時代になったなんて。
『るろうに剣心』でライブ中継やって相当儲かったんだろうな。
それからあとは、どの組もライブ中継することにして……あれ? 星組『こうもり』だけやってなかったっけ? 大作以外はやらないのかな。
とにかく、『エリザベート』は大好き作品だから、楽中継は見ようと決めていた。『るろ剣』以来のライブ中継!
で。
最初の驚き。
カードもらえないのおおっ?!
『るろ剣』のとき、剣心@ちぎくんのかっこいー写真付きカードもらえたから、期待してた。ライブ中継行ったら、毎回カードもらえるんだって。や、所詮ただの宣伝カードだったわけだけど、それでももらえるもんはうれしかった。
毎回くれるもんではなかったのか。ひょっとして『るろ剣』だけだったのか。初回だから?
トート@まぁ様のカード、期待してたのにぃ。
次の驚き。
ライブ中継、面白くない。
あんなにわくわく見に行ったのに……。
楽しくなかったんだ。
何故? 今までどんなライブ中継も楽しんできたじゃん? スターさんをアップで見られて喜んでたじゃん。
今までわたしが見てきたライブ中継は、トップスターサヨナラの「ラストデイ」ってやつだった。
だから、画面がトップさん中心なのは前提事項だった。たとえ、自分が劇場で見ていたアングルと違っていても、見たい場面や表情が映っていなくても「そんなもんか」と思っていられた。
それに、わざわざ中継を見に行くくらい好きなトップさんのラストなんだ、彼ばかりがアップで映っていてなんの文句があろうか。その偏ったフレームを楽しんだ。
で、「ラストデイ」ではないライブ中継は前回見た『るろ剣』がはじめて。
カメラはもちろん、わたしの実際の視界とチガウものを映していたけれど、それはあまり気にならなかった。ごくふつうに、主人公剣心の物語を追っていた。
アングルが悪い! とか、ここでどうして誰々さんを映さないの?! とかも、別に思わず。翼くんがカケラも映らないなあ、ぐらいの感想。
なのに、『エリザベート』はダメだった。
つまんない。
ずんこ宙組のバカメラ映像『エリザベート』じゃあるまいし、今回のまぁ様『エリザベート』のカメラアングルは、ごくふつうだったと思う。ダメなはずのない、ふつうの仕事。
なのにそれがダメっていうのはもう、作品が『エリザベート』だから。としか、思えないな。
初演からはじまって、ヅカの全『エリザベート』を観てきたし、東宝『エリザベート』も初演からちょこちょこ観てきた。
わたしにとって『エリザベート』は、真ん中を観るモノではない。……らしい。
実際に劇場で、真ん中観てないもんな……。
まぁ様だからではなく、前回の花『エリザ』も、月『エリザ』もそうだったし。わたしにとって、「そういうもの」としか、言いようがない。
トートやシシィ以外のいろんなところを、観ている。
民衆とか兵士とかを観ている場合もあるし、広間の客たちとか重臣たちとか、革命家たちとか。
今回は黒天使と革命家たちばっか観てたなー。そらとりくが好みで……って、ナニこのコンビみたいな名前。空と陸。
『エリザベート』は大好きな作品で、再演されるとうれしい。わくわく通う。
そして、トートとシシィ以外のいろんなところを観る。
……なんてこと、自覚してなかった。
ナマ舞台のいいところですよ、好きなところを存分に眺めることが出来る。オペラグラスを使える。
だから真ん中を観てないことに気づいてなかったよ……。
や、確かに前から語っていた。
販売DVDでもスカステでも、カメラは当然真ん中を撮る。主役を、トップスターを映す。それは当然で、最初からわかっている。
だから余計に、ナマ観劇では映像に残らない部分を観るのに必死になる。
と。
それゆえに、映像を見るときは「はじめてのアングルだー」と新鮮な思いで楽しんで見る。
……のが、わたしの通常だった。
だからもちろん『エリザベート』もそうだと思っていた。
初演から観尽くしてきた『エリザ』に関しては、もう今さら「はじめて見るー♪」にならないんだわ……。
や、その公演を、一度もナマで観ずに映像だけ見ることになったなら、そんなことは思わないだろうけど。ちゃんとナマで、初日に、真ん中も観てる。その最初だけで、どうやらもう納得してしまうらしい。
映像で真ん中を見せられても「見たいのはソコじゃない」と思うほどに。
『エリザベート』ってほんとに、立体的な作品なんだなと思う。
主人公だとか台詞を言う人だとかだけで、空間を埋めているわけじゃないんだ。
舞台の奥行きというか空気感というか、それも全部ひっくるめて『エリザベート』。
中継映像では、そういったものはもちろん映らないから、わたしには肩すかしだったのだと思う。
この中継映像だと、こんなにただの脇役なのか、革命家たち……。
革命家たちだけに限らず、こんなに「ドラマ」の少ない話になっちゃうのか、真ん中だけだと。いやいやいや、『エリザベート』ってそうじゃないだろ、もっと幾重にも重なった大輪の薔薇みたいな作品じゃん、こんな花びら1枚だけ見せられてもな……!
次に『エリザベート』が上演されるとき、「中継じゃダメなんだ」と心して観劇することにしよう。
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