気づくのは、いつも遅い。@金色の砂漠
2016年11月13日 タカラヅカ 『金色の砂漠』面白いなあ。
と思った。
なんといっても、キャラクタが良い。
どのキャラもすごく立っている。二次創作できるくらい。
ヒロインのタルハーミネがいいキャラクタだ。高慢でわがままで冷酷な女……でありながら、ヒロインたり得る魅力のあるキャラ。
こういう女性を描くのは楽しいなあ。
と、思うから。
あー、わたし、ここに来てようやく知った。自覚した。
わたし、かのちゃんダメだー……。
『仮面のロマネスク』がダメだったの。かのちゃんのメルトゥイユ夫人。
かのちゃんをダメだと思ったのがそのときはじめてだったので、たまたまかなと思った。この役は難しいから、大人の女の役だし、若いかのちゃんにはキャリア的に無理があるし、柄違いだし。
単に、メルトゥイユ夫人がダメだっただけ。わたし、初演ヲタでメルトゥイユ夫人にこだわりあるせいだな、うん。
そう思っていたけど。
オリジナル作品でもダメ、つーのは、相性悪いんだわ……。
サリー@『ME AND MY GIRL』は合ってたと思う。ふつうにかわいかった。
藤壷@『新源氏物語』は、顔を観た覚えがナイ……。
アリシア@『カリスタの海に抱かれて』は記憶にナイ……。
グウェンドレン@『Ernest in Love』はかわいかった。
思い返してみれば、最初の『Ernest in Love』で「かわいい」と納得して、それ以降は興味がなくて観てなくて、『仮面のロマネスク』ではじめてちゃんと観て違和感持って、今回ようやく苦手だと気づいた、と。
遅い……。
わたしは、好きな人を観るだけでいっぱいいっぱい、視野ものーみそのメモリも極少だから、苦手な人を観る余裕がない。だからいつもしあわせ、タカラヅカは好きなモノだけで出来ている。
ブログで名前出していじる人は、書き方がどうあれ好意を持っている人、そうでなければ目に入らない。
だから、ほんと気づいてなくて。
退団発表のときだって、まだちゃんと見た気がしていないから、これからもっとちゃんと見たいのに、早すぎる、と惜しんだ。マジで、気づいてなかったんだってば。
無自覚だったから、けっこう衝撃だった。そうだったのか!と。
役の比重が大きいと、どうしても観ちゃうから、ちゃんと見たら、苦手なタイプだった、と。
……ふーちゃんのときと似てるなあ。なんでこの芝居?!と、芝居の理解出来なさにようやく「苦手」だと悟ったのが『マラケシュ・紅の墓標』のときだった……遅い……組んで何作目よ……それまではあんまし興味なかったから、気にしてなかった……。
タルハーミネは、疑問だった。
え、どうしてそこでその表情?
泣いてるの? 笑ってるの?
歯茎の印象強い……姫君なのに……。
タルハーミネの演技で、物語がぶつ切りされることが続いた。
脚本から想像するタルハーミネと、目の前のタルハーミネの芝居が違う。
や、まったくチガウとか、かけ離れているとかではないよ。
ささやかな違いなの。違和感レベルなの。でも、こういう繊細な心理表現が続く展開だと、その違和感は物語に水を差すのよ。
芝居は、相性だからなあ。
かのちゃんがどうというより、わたしの問題。
わたしが、かのちゃんと波長が合わないのだわー。
コレを言うとアレだけど、「この役がみゆちゃんだったなあ」と思ってしまった。
みゆちゃんは、わたしと波長が合う。
役者さんとの相性って、「堰」のようなものだと思う。
物語は流れる水流、曲がりくねったり狭くなったり広くなったり、滝があったり。あるがままに流れていく。流れることを楽しむ。
でも、相性の悪い役者がいると、その流れを堰き止められる。
『星逢一夜』のたんぼにあったアレみたいなやつ。水路がそこで止められる。
かのちゃんは芝居で、たとえばうらら様は消える歌唱力で、ばっこんばっこん堰を下ろしてくれる。
そのたびわたしは、堰にぶつかって行き場のない水流をいなしながら、自力で堰を切り、また流れに身を任せる。でもまた堰を下ろされ、水がぶつかって逆流したり水路外にこぼれたりするのを見ながらあわてて堰を切る……そのくり返し。
あんまり何度も堰き止められたら、最初は豊かに勢いよく流れていた水も、下流になるころにはちょろっとしかなくなっちゃってるよ……物語自体がつまんなくなっちゃってるよ……。
反対に、相性のいい人って、あらゆる堰を開けちゃう人なのね。
たくさんある支流とか全部堰なしで合流してきて、どんどん水は豊かに流れ、海にまで広がるの。地球全部を覆うくらい、無限に広がっていくの。
書き込み自体が少なくても、そのキャラクタのドラマが見えるの。物語が広がるの。
……だから、ほんと相性の問題。
わたしにとって堰でも、誰かにとってはそうではない。その逆も然り。
ただわたしは、せっかくの萌えな物語とキャラクタなのに、相性の悪い役者さんだったことを残念に思うっす……。
タルハーミネは、かのちゃんアテ書きだと思う。かのちゃんに似合う役だと思う。表面的な強(こわ)さの内に、切ない繊細さを持つところが、似合うと思う。
美貌だし華やかだし、衣装も似合っている。みりおくん、カレーくんとの並びもクラクラするほどきれい。
……外見もキャラクタも合っていると思うのに……アテ書きだからまんまでよさそうなものなのに……何故「チガウ」と思うんだろう。技術の問題かなあ。この色を出すための混色方法がわからない、だから似て非なる色になってしまった、とか。
しっくりこないことが残念。や、わたしが。
と思った。
なんといっても、キャラクタが良い。
どのキャラもすごく立っている。二次創作できるくらい。
ヒロインのタルハーミネがいいキャラクタだ。高慢でわがままで冷酷な女……でありながら、ヒロインたり得る魅力のあるキャラ。
こういう女性を描くのは楽しいなあ。
と、思うから。
あー、わたし、ここに来てようやく知った。自覚した。
わたし、かのちゃんダメだー……。
『仮面のロマネスク』がダメだったの。かのちゃんのメルトゥイユ夫人。
かのちゃんをダメだと思ったのがそのときはじめてだったので、たまたまかなと思った。この役は難しいから、大人の女の役だし、若いかのちゃんにはキャリア的に無理があるし、柄違いだし。
単に、メルトゥイユ夫人がダメだっただけ。わたし、初演ヲタでメルトゥイユ夫人にこだわりあるせいだな、うん。
そう思っていたけど。
オリジナル作品でもダメ、つーのは、相性悪いんだわ……。
サリー@『ME AND MY GIRL』は合ってたと思う。ふつうにかわいかった。
藤壷@『新源氏物語』は、顔を観た覚えがナイ……。
アリシア@『カリスタの海に抱かれて』は記憶にナイ……。
グウェンドレン@『Ernest in Love』はかわいかった。
思い返してみれば、最初の『Ernest in Love』で「かわいい」と納得して、それ以降は興味がなくて観てなくて、『仮面のロマネスク』ではじめてちゃんと観て違和感持って、今回ようやく苦手だと気づいた、と。
遅い……。
わたしは、好きな人を観るだけでいっぱいいっぱい、視野ものーみそのメモリも極少だから、苦手な人を観る余裕がない。だからいつもしあわせ、タカラヅカは好きなモノだけで出来ている。
ブログで名前出していじる人は、書き方がどうあれ好意を持っている人、そうでなければ目に入らない。
だから、ほんと気づいてなくて。
退団発表のときだって、まだちゃんと見た気がしていないから、これからもっとちゃんと見たいのに、早すぎる、と惜しんだ。マジで、気づいてなかったんだってば。
無自覚だったから、けっこう衝撃だった。そうだったのか!と。
役の比重が大きいと、どうしても観ちゃうから、ちゃんと見たら、苦手なタイプだった、と。
……ふーちゃんのときと似てるなあ。なんでこの芝居?!と、芝居の理解出来なさにようやく「苦手」だと悟ったのが『マラケシュ・紅の墓標』のときだった……遅い……組んで何作目よ……それまではあんまし興味なかったから、気にしてなかった……。
タルハーミネは、疑問だった。
え、どうしてそこでその表情?
泣いてるの? 笑ってるの?
歯茎の印象強い……姫君なのに……。
タルハーミネの演技で、物語がぶつ切りされることが続いた。
脚本から想像するタルハーミネと、目の前のタルハーミネの芝居が違う。
や、まったくチガウとか、かけ離れているとかではないよ。
ささやかな違いなの。違和感レベルなの。でも、こういう繊細な心理表現が続く展開だと、その違和感は物語に水を差すのよ。
芝居は、相性だからなあ。
かのちゃんがどうというより、わたしの問題。
わたしが、かのちゃんと波長が合わないのだわー。
コレを言うとアレだけど、「この役がみゆちゃんだったなあ」と思ってしまった。
みゆちゃんは、わたしと波長が合う。
役者さんとの相性って、「堰」のようなものだと思う。
物語は流れる水流、曲がりくねったり狭くなったり広くなったり、滝があったり。あるがままに流れていく。流れることを楽しむ。
でも、相性の悪い役者がいると、その流れを堰き止められる。
『星逢一夜』のたんぼにあったアレみたいなやつ。水路がそこで止められる。
かのちゃんは芝居で、たとえばうらら様は消える歌唱力で、ばっこんばっこん堰を下ろしてくれる。
そのたびわたしは、堰にぶつかって行き場のない水流をいなしながら、自力で堰を切り、また流れに身を任せる。でもまた堰を下ろされ、水がぶつかって逆流したり水路外にこぼれたりするのを見ながらあわてて堰を切る……そのくり返し。
あんまり何度も堰き止められたら、最初は豊かに勢いよく流れていた水も、下流になるころにはちょろっとしかなくなっちゃってるよ……物語自体がつまんなくなっちゃってるよ……。
反対に、相性のいい人って、あらゆる堰を開けちゃう人なのね。
たくさんある支流とか全部堰なしで合流してきて、どんどん水は豊かに流れ、海にまで広がるの。地球全部を覆うくらい、無限に広がっていくの。
書き込み自体が少なくても、そのキャラクタのドラマが見えるの。物語が広がるの。
……だから、ほんと相性の問題。
わたしにとって堰でも、誰かにとってはそうではない。その逆も然り。
ただわたしは、せっかくの萌えな物語とキャラクタなのに、相性の悪い役者さんだったことを残念に思うっす……。
タルハーミネは、かのちゃんアテ書きだと思う。かのちゃんに似合う役だと思う。表面的な強(こわ)さの内に、切ない繊細さを持つところが、似合うと思う。
美貌だし華やかだし、衣装も似合っている。みりおくん、カレーくんとの並びもクラクラするほどきれい。
……外見もキャラクタも合っていると思うのに……アテ書きだからまんまでよさそうなものなのに……何故「チガウ」と思うんだろう。技術の問題かなあ。この色を出すための混色方法がわからない、だから似て非なる色になってしまった、とか。
しっくりこないことが残念。や、わたしが。
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