1週間ぶりに観た、雪組全国ツアー『黒い瞳』『ロック・オン!』

 まっつが、受ぢゃなくなってた。(ソコ?!)

 『ロック・オン!』の紳士倶楽部にて、「受だから、それらしいことしなきゃ」と思ってがんばっていたらしいまつださんが、早々にできないことは、しなくていいや、と思ったのかなんなのか、いつものまっつになってた(笑)。

 いつものまっつがそこに。
 無理に受っぽい顔してない。ヨロメキ顔とかアハン顔とかしてない。
 ……今思えば、市川はキモかったよな……。(キモいゆーな)

 いつものしれっとクールなまっつが、硬質に、されどエロだだ漏れでホモ男を演じています。
 いや、べつにホモ男ぢゃないな。花男の標準装備を披露しているだけです、アレ(笑)。
 花組では毎公演観ているよーな気がする、毎回あーゆーのやってる気がする。みわさんとかみつるとかめおくんとか、花男なら「デフォルトですが、ナニか?」だよなまったく。

 まっつが受をやめたからといって、キムくんが受になったわけでもなく。

 攻×攻です、こいつら。

 どっちも譲らない(笑)。
 おかげで背徳感はあまりありませんが、いいんじゃないですか、キムまつらしくて。

 
 まっつが、ウインク開眼してました。

 すごい。
 まつださんが、あのまつださんが、ウインクしてる……っ。
 振付で決められていた『EXCITER!!』ですら、あちこちしてなかった人なのに!

 男役も14年やると、ウインクできるよーになるんだね。進化するんだね。
 なんでその半分の研7あたりで出来るよーになってないのかと、物言いたいキモチは大いにありますが(笑)、出来ないより出来る方がイイ、今からでも出来るようになって良かった!

 ……けど、見慣れなさすぎて、びびる。
 まっつがウインクしてる……。まっつがウインクしてる……。まっつがウインクしてる……。(口ぽかーん)

 まさに彼のウインクが飛んでくるところに坐っていて、椅子から落ちそうになりました。
 や、わたしアテではもちろんなく、彼の顔の向きの延長線上にたまたま坐っていただけなんだけど。
 びびった。
 口から心臓が飛び出るかと思った。

 
 まつださんは終始テンション高くて、別人のままです。
 市川でも十分別人だっだけど、大阪でも別人。
 キムくんから「ワンモアタイム」の掛け声を振られたりして、さらにまっつらしくなくノリノリで応えてます。

 客席降りは最後尾まで行ってハイタッチしてまつ。

 しかし、ダンスのキレの良さは依然ハンパないです。すごいです。
 てゆーかまっつに「ゴールドフィンガー」踊らせるって、神演出。
 いやその、そこ1曲だけじゃなく、あの場面ほぼ全部手の動きが重要なダンスじゃないですか。
 まっつの手はすごいですから。美しさに見とれますから。見とれすぎて息するの忘れてぜーはーする類いですから。
 いやもお……ここがカットされず残ってくれてて良かったよ三木せんせ。
 まっつのダンスが美しすぎる……っ。
 

 そして、別人になったまっつは、表情豊か。

 花組でいつも無表情に踊っていたのが嘘みたい。
 や、笑顔で踊るべきダンスとかでは笑顔だったよ、もちろん。TPOは考えていたし、微妙な変化だってあったけど、でもそーゆーんじゃなくて。
 ほんとに、表情が豊かなの。多いというか、やわらかくてバリエーションがあるの。

 彼が、すごく楽しんでるのが、伝わってくる……。

 ……ほんとに、この学年で、この年齢で(ジェンヌはフェアリーです、年齢などありません)、変わるなんて。

 人間って、変われるものなんだ。
 てゆーか、成長するもんなんだ。
 限界なんて、決めちゃいけないんだ。

 研14って、タカラジェンヌの寿命からすればもうかなり大人で、守りに入るような学年なのに。
 まだこの人、過渡期なんだ。

 空恐ろしいな、未涼亜希。

 変わり続けるまつださんに、ただただ驚くばかりで。

 
 プガチョフ様もますます格好良くて。
 てゆーかさー。
 美しいよね、皇帝陛下。

 プガチョフ軍の宴会ダンス場面にて、プガ様がオラオラ言わなくなっていて、ちょっとしょぼん(笑)。

 棒か鞭か?なんかしなるモノを手にして踊る場面、市川ではプガ様があの美声で「オラオラオラ~~!」ってゆってて、うわ、花組!(笑)と思ったんだけど、梅田では言わなくなってた。
 プガ様ご機嫌で踊ってたけど、声は出さないんだー。ちぇー。

 んで、パルミラ@ひーことのいちゃいちゃが……っ。
 「あとでな」って、おでこ、こつん。とかやられちゃうと、萌えまくる。
 ナニこのいちゃつきぶり。やに下がりぶり。

 
 でもって、ニコライ@キムくんとの、ラヴ度アップ。

 わたしは市川ではわりと単体萌えしてたんだ。ニコライが好き、プガチョフが好き。それぞれを好きだけど、このふたりが「ふたり」として好きかどうかは別というか。
 キムくんとまっつはほんとに別の地球に住む人たちで、あまり接点がないというか……。ニコライはプガチョフよりも、マーシャ@みみちゃんとのカップリングに萌えまくってたし。

 それが、今。

 プガチョフとニコライ、両想いじゃん!!

 と、納得。
 腐った意味ではなく(腐っていてもイイが・笑)、友情として、ふたりの想いが釣り合っている。
 一方通行でもなく、どちらかが軽かったり重かったりするのではなく。

 項羽に虞美人が必要だったように、プガチョフにはニコライが必要だったんだなと思った。

 
 いやあ、楽しいわ、全ツ。

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