学生時代、わたしは歴史研究部に入っていた。
入学して間もない頃、『土方歳三散華』(広瀬仁紀・著)をあったりまえに小脇に抱えてキャンパス闊歩していたら、知らない子に声をかけられ「新撰組好きなの? 歴史部入らないっ?!」となしくずしに入部。すでに別の部に在籍していたのになー(笑)。高校時代に司馬遼太郎にハマり、幕末にハマりきったままだったのよー。
歴史部は新撰組だの竜馬だのの話題で陽が暮れる、すばらしいところでございましたよ。
や、よーするに日本史ミーハー。
みんなで京都新撰組ツアーに出かけたり、竜馬ツアーに出かけたり、安倍晴明ツアーに出かけたりするクラブ。
学園祭ではわたし、新撰組のあの羽織を着て過ごしてたなぁ……遠い目。
当時わたしはタカラヅカになんの興味もなく(大阪人のたしなみとして、子どもの頃から観てはいたけどな)、ただのヲタクとして人生を謳歌していた。
そんなころ、もちろんクラブのメンバーで訪れた霊山歴史館にて。
木戸孝允の、ポスターを買った。
や、だから、たんなるミーハーです。
「ええっ、桂ってマジ美形ぢゃん!!」つって。スターのブロマイド買うのと同じ感覚で(笑)。美形だとは聞いていても、ちゃんと写真見てなかったのな、それまで。
ちなみにそのとき、土方歳三のポスターも一緒に購入。……竜馬は買えなかったわ……その、やはり外見がね……(笑)。
木戸孝允こと、桂小五郎は、美形。
美形で当然。美形でなくっちゃ!!
そう思い込んで、はや……**年(なんて壮大なときの流れ……)。
桂小五郎役が、ほっくんなのか!!
配役発表を見て、感慨深かったですよ、ええ。
宙組公演『維新回天・竜馬伝!』、てっきり桂役はタニちゃんだと思い込んでいたから。
前作『硬派・坂本竜馬』では2番手だったタモさんの役。それならとーぜん今回も、2番手=桂だと思うぢゃないですか。
正直、タニちゃんと桂はイメージちがいすぎるのでほんとにタニちゃんだったらアタマ抱えていたと思うけれど、それにしてもほっくんで来たか。
繰り返すが、桂は美形なんだよ?
ほっくんがやるんですか??
そーして迎えた初日。
えーと。
北翔海莉万歳。
組替え後、「男役」としてのスキルの高さ、美しさを見せつけてくれた北翔海莉。
面の皮の厚さも半端ぢゃない(笑)。らんとむさんですらびびっているポジションアップぶりなのに、オトコ北翔、余裕です。
小気味いいくらいに実力発揮。
てゆーか、手加減ナシ。
編入組なんだよ? 新入りなんだよ? ふつーはもっと遠慮するというか萎縮するというか、小さくなるもんなんぢゃないの?
北翔海莉は北翔海莉。周囲がどうであれ、自分の芸を披露する。
体格で負けていようとカオで負けていようと、身につけた「男役」としての美しさはスターたるにふさわしいものだと、確信するかのように。
……勝つ気満々だなヲイ。
桂は真面目であるがゆえにおかしい役。竜馬の型破りさと対比させる意味でも重要なキャラ。それを確実にしたたかに演じる姿に拍手。
女装してなおクソ真面目な優等生、姿に関係なく「男」であることは、「男役芸」が確立していなければできない。みっちゃんすげえや、こわいものナシだ。
完璧だ北翔海莉。
グッジョブだ北翔海莉。
美貌以外は。
えーと。
お、お化粧がんばれ北翔海莉。
キミに必要なのは美貌だけだ。
幾松@いづみちゃんとふたり、どえりゃーことになっていたから。が、がんばれ。
ショー『ザ・クラシック』でも、みっちゃんクオリティは健在で。
草野せんせには物申したいことがいろいろいろいろあるこの作品で、幕開きに客席から銀橋から登場する「バトラー」という男たち。
バトラーというのは「執事」のことなんだが草野は執事っつーもんが理解できていないのか単なる悪趣味なのか(たぶん両方)、どえらい格好になっている男たち。
らんとむ、ほっくん、ともち、七、十。
みんなヴィジュアル系にキメて、派手に美しく客席アピールに精を出しているのだが。
ほくしょーさんのアレは、なんなんですか?
らんとむがまるでトップスターのような登場をしているし、他のみんなもすげーかっこいいしで、あちこちうっとり眺めたいのに。
くるくるカーリー・モヒカンリーゼント@ほくしょーさんに、釘付けです。
あ、アレはナニ。
ねらってやっているの? それともマジなの?
オサレ組のトプ様だから? その矜持に懸けてあのよーなお姿なの?
いやはや。
ショーでもまた、北翔海莉、大暴れ。
目立ちまくるよ、この人……少し引くとか手加減するとか……ないよな。みっちゃんに限ってソレはないよな。
らんとむ氏とのふたりきりのシーンがあったり、彼中心で一場面あったりと破格の扱い、鮮烈なデビュー。
でもねでもね、みっちゃんだってべつに、今まで月組でこんな扱い受けていた人じゃないのよ? そりゃ宙組に比べればどの組も若手は出番をもらっているけれど、ここまでぢゃない。
組替えご祝儀でどーんと大盤振る舞い、ポジションアップも兼ねての顔見せなんだろうけど、扱いに負けていないのがすごい。すごすぎる……まるで10年前からバリバリにスタァですが、なにか?てなもんだ。
傍若無人なまでに、北翔海莉。
天然なのか、計算なのか。
彼はほんっとーに、おもしろい。
すごいのはわかったから。
たのむ、美しくなってくれ……桂は美形なんだってば。
幕末ミーハーファンの懇願。
入学して間もない頃、『土方歳三散華』(広瀬仁紀・著)をあったりまえに小脇に抱えてキャンパス闊歩していたら、知らない子に声をかけられ「新撰組好きなの? 歴史部入らないっ?!」となしくずしに入部。すでに別の部に在籍していたのになー(笑)。高校時代に司馬遼太郎にハマり、幕末にハマりきったままだったのよー。
歴史部は新撰組だの竜馬だのの話題で陽が暮れる、すばらしいところでございましたよ。
や、よーするに日本史ミーハー。
みんなで京都新撰組ツアーに出かけたり、竜馬ツアーに出かけたり、安倍晴明ツアーに出かけたりするクラブ。
学園祭ではわたし、新撰組のあの羽織を着て過ごしてたなぁ……遠い目。
当時わたしはタカラヅカになんの興味もなく(大阪人のたしなみとして、子どもの頃から観てはいたけどな)、ただのヲタクとして人生を謳歌していた。
そんなころ、もちろんクラブのメンバーで訪れた霊山歴史館にて。
木戸孝允の、ポスターを買った。
や、だから、たんなるミーハーです。
「ええっ、桂ってマジ美形ぢゃん!!」つって。スターのブロマイド買うのと同じ感覚で(笑)。美形だとは聞いていても、ちゃんと写真見てなかったのな、それまで。
ちなみにそのとき、土方歳三のポスターも一緒に購入。……竜馬は買えなかったわ……その、やはり外見がね……(笑)。
木戸孝允こと、桂小五郎は、美形。
美形で当然。美形でなくっちゃ!!
そう思い込んで、はや……**年(なんて壮大なときの流れ……)。
桂小五郎役が、ほっくんなのか!!
配役発表を見て、感慨深かったですよ、ええ。
宙組公演『維新回天・竜馬伝!』、てっきり桂役はタニちゃんだと思い込んでいたから。
前作『硬派・坂本竜馬』では2番手だったタモさんの役。それならとーぜん今回も、2番手=桂だと思うぢゃないですか。
正直、タニちゃんと桂はイメージちがいすぎるのでほんとにタニちゃんだったらアタマ抱えていたと思うけれど、それにしてもほっくんで来たか。
繰り返すが、桂は美形なんだよ?
ほっくんがやるんですか??
そーして迎えた初日。
えーと。
北翔海莉万歳。
組替え後、「男役」としてのスキルの高さ、美しさを見せつけてくれた北翔海莉。
面の皮の厚さも半端ぢゃない(笑)。らんとむさんですらびびっているポジションアップぶりなのに、オトコ北翔、余裕です。
小気味いいくらいに実力発揮。
てゆーか、手加減ナシ。
編入組なんだよ? 新入りなんだよ? ふつーはもっと遠慮するというか萎縮するというか、小さくなるもんなんぢゃないの?
北翔海莉は北翔海莉。周囲がどうであれ、自分の芸を披露する。
体格で負けていようとカオで負けていようと、身につけた「男役」としての美しさはスターたるにふさわしいものだと、確信するかのように。
……勝つ気満々だなヲイ。
桂は真面目であるがゆえにおかしい役。竜馬の型破りさと対比させる意味でも重要なキャラ。それを確実にしたたかに演じる姿に拍手。
女装してなおクソ真面目な優等生、姿に関係なく「男」であることは、「男役芸」が確立していなければできない。みっちゃんすげえや、こわいものナシだ。
完璧だ北翔海莉。
グッジョブだ北翔海莉。
美貌以外は。
えーと。
お、お化粧がんばれ北翔海莉。
キミに必要なのは美貌だけだ。
幾松@いづみちゃんとふたり、どえりゃーことになっていたから。が、がんばれ。
ショー『ザ・クラシック』でも、みっちゃんクオリティは健在で。
草野せんせには物申したいことがいろいろいろいろあるこの作品で、幕開きに客席から銀橋から登場する「バトラー」という男たち。
バトラーというのは「執事」のことなんだが草野は執事っつーもんが理解できていないのか単なる悪趣味なのか(たぶん両方)、どえらい格好になっている男たち。
らんとむ、ほっくん、ともち、七、十。
みんなヴィジュアル系にキメて、派手に美しく客席アピールに精を出しているのだが。
ほくしょーさんのアレは、なんなんですか?
らんとむがまるでトップスターのような登場をしているし、他のみんなもすげーかっこいいしで、あちこちうっとり眺めたいのに。
くるくるカーリー・モヒカンリーゼント@ほくしょーさんに、釘付けです。
あ、アレはナニ。
ねらってやっているの? それともマジなの?
オサレ組のトプ様だから? その矜持に懸けてあのよーなお姿なの?
いやはや。
ショーでもまた、北翔海莉、大暴れ。
目立ちまくるよ、この人……少し引くとか手加減するとか……ないよな。みっちゃんに限ってソレはないよな。
らんとむ氏とのふたりきりのシーンがあったり、彼中心で一場面あったりと破格の扱い、鮮烈なデビュー。
でもねでもね、みっちゃんだってべつに、今まで月組でこんな扱い受けていた人じゃないのよ? そりゃ宙組に比べればどの組も若手は出番をもらっているけれど、ここまでぢゃない。
組替えご祝儀でどーんと大盤振る舞い、ポジションアップも兼ねての顔見せなんだろうけど、扱いに負けていないのがすごい。すごすぎる……まるで10年前からバリバリにスタァですが、なにか?てなもんだ。
傍若無人なまでに、北翔海莉。
天然なのか、計算なのか。
彼はほんっとーに、おもしろい。
すごいのはわかったから。
たのむ、美しくなってくれ……桂は美形なんだってば。
幕末ミーハーファンの懇願。