最後の祭り。@星組前楽
2009年3月8日 タカラヅカ 『My dear New Orleans』前楽。
なんかもー、すごいことになってました。
男たち、総崩れ。
いちばんひどいのは、もちろんジョイ@トウコ。
なんかもー、あちこち泣いてるし、クライマックスは泣き通し。
いやあの、そこで泣いてるのはジョイではなく、トウコでしょ? ジョイという男ならば、そこで泣くことはないよね?
別れに泣くまではいいけど、その周辺でも泣きっぱしってゆーのはさすがに、キャラクタを超えているよね、もうジョイじゃないよね?
そして、えらいこっちゃなレニー@れおん。
年齢がぐっとさがり、駄々っ子になってます。なんなのこのセンシティヴなセブンティーンは? つか、中2病真っ直中なイタさは?
そこにいるのはレニーじゃなく、れおん自身。テンパっちゃってもー、ぐだぐだ。
でもってさらに、アンダーソン@しいちゃん。
あああ、そこに「しいちゃん」がいる~~!!(笑)
顔だけはね、すげーがんばって「アンダーソン」なのよ。表情だけはかろうじて作ってるんだけど、あとがもお「しいちゃん」なの。
にじみ出る、いい人オーラ。「手をさしのべてあげたい」「助けたい」って彼の大きな身体の周囲にもやもやとオーラが出てるの。
クールな台詞を吐きながら、無表情を作りながら、「助けてあーげーたーいー」「やさしくしーたーいー」って、背後にエクトプラズマしいちゃんがいて、アタマの上に心の声の活字が見えるの。
ちょっと待て。
主要人物3人が役を離れて「自分自身」でいるって、どうなのよ?
おもしろいじゃないか。
幕間にkineさんジュンタンと大ウケしてました。
男たちぐだぐだ。すでに演技してない。
それでも、ちゃんと台詞言って演技している彼らはすごいと思うし、「ドーランって、あんだけ泣き続けてもはげないもんなんだ」と感心してみたり。
演技っていうのは、芝居っていうのは、不思議なものだな。
ちゃんと台詞言って、規定通りの表情してみせてたって、そのときそのときで「チガウ」ことが、観客にわかってしまう。
星組公演、最後の3日間はムラへ通い詰め。チケットは1枚も持ってなかったが、とにかく行く。で、貸切×2と前楽とを観る。
貸切は立見ではなく、あくまでも座席にこだわる。
サイン色紙が欲しかったんだもの!!
サイン色紙は座席券を持っている人しか、当たらない。だから立見は不可、トウコちゃんのサイン色紙が当たるかもしれない最後のチャンス、なにがなんでも貸切で、座席券よお。
幕間、半券握りしめて抽選結果を待ちましたよ。
もちろん、はずれました。
指をくわえて、商品引き換えテーブルを眺めた……。
わたし、「毎公演100人以上に当たる」というこのサイン色紙抽選すら、当たったことナイ……当たったのは唯一、ナツメさんのフェルゼン色紙のみ。てソレ何年前だよ、それ以来一度も当たらないってどんだけ。ナツメさん興味なくて、知らない人に色紙右から左へあげちゃったしな……。
いやその、実は去年の『AQUA5ライブ(バウホール)』チケットは当たったんですがね(ひろみちゃんのトーク&抽選の日だった。当日B席を当ててくれてありがとう!)、nanaタンに譲っちゃったしさー。結局自分ではなにも当たってないのと同じで。
ほんとにくじ運ないっす……。
前楽の抽選? もちろん、はずれましたよ。わたしのくじ運で当たるわけないじゃん。
ただ、kineさんとジュンタンはしっかり当たり、kineさんの引いた神番号はジュンタンへ、ジュンタンの引いたそこそこ番号をわたしに譲ってもらえて、無事立見できました。立見慣れてるから、そこそこ番号でもいちばんいい場所GETできたってばよ(笑)。人生七転び八起き、つか、いつも崖っぷち。
サヨナラショーまでの時間待ち中に、組長さんがカーテン前で退団者の紹介をしていたんだけど、トウコちゃんの紹介が、「元気を通り越して絶好調、図に乗りすぎるなよ、と釘を刺している状態」とかなんとかだったのね。
図に乗る? えーと、どうやって?
『My dear New Orleans』で泣き通していることを「図に乗る」とは言わないだろうし、全編サヨナラショーな『ア ビヤント』で図に乗るのもチガウだろうし……と、首を傾げていたら。
前楽のサヨナラショーで、わかった。
妖しいまでに美しいグラパン!!
わざわざ2曲も前から姿を消して、他退団者たちに「妖しいまでに美しいオマエ」と歌わせておいて、せり上がり背中からの振り返り登場で。
……グラパン……。
やりたかったのか。
そんなに、いちばん、やりたかったのがコレか!
ワタさんサヨナラショーでいうところの銀橋ラダメスとアイーダに相当する、衣装まで完璧に準備万端に気合い入れていちばんがんばっちゃったところ、ソレがグラパンなんだね……。
いやその、あまりにトウコで、トホホな笑いが出ました。
らしいから、もういいよソレで(笑)。
たしかにコレは「図に乗るな」と注意入るわなー(笑)。GO!GO!トウコ!!
トウコちゃんは「スター」である時代が半端なく長かった人だから、名曲・想い出の曲がありすぎて大変だと思った。
トップになってからの作品と、各主演作だけで手一杯、そこにはずせない「ブルース・レクイエム」入れたり、あすかとの接点曲入れたり、さらに退団者の見せ場入れたらいっぱいいっぱいだ。
わかっちゃいるけど、「あの曲が入ってない」「あれも聴きたかった」と欲はつのるばかり。ワタさん時代の曲が聴きたかったのよ~~、『ドルチェ・ヴィータ!』~~!!
しいちゃんがまるで2番手さんのよーに、あすか嬢とボレロ踊っちゃったり、テンション上がりきったまま、「うわーうわー」って思ってるまま、終了してしまった……。
退団者も多いし、残る組子の出番まで回らなかったんだよなあ、時間その他。
トウコの歌は山ほどあるわ、あすかちゃんとのゴールデン・コンビ退団だわ、スタークラス、上級生の退団者てんこ盛りだわで、なにもかも濃い。
サヨナラ・ショーだけで1時間別物作ってくれてもいいよ、ってくらい。
あー、そういやまひろ、登場するなりコケかけて、素で笑っててかわいかったなあ。
「星を継ぐ者」を歌うのがれおんてのがまたすごいよな、当時この歌をトウコが歌うことであーだこーだあったなとか、ほんとに「星を継ぐ者」が歌う曲なんだとか思いつつも、トウコちゃんがどっかの寿美礼サマのよーに銀橋を上手から客席へ赤い薔薇を投げていて、最初は細かく1本ずつでそんなペースでまき終わるのかと危惧していたら、やはり最後の下手ではどっかの寿美礼サマのよーに残り全部ばらまいて終了して、「……77期クオリティ?」と首を傾げるハメになっていたり。
なんかもお、なにもかも嘘みたいだ。
トウコの、あのトウコのサヨナラ・ショーなんて。
80周年の『風と共に去りぬ』新人公演から、丸15年。
タカラヅカは95周年で、トウコは卒業で。
なにもかも、夢みたいだ。
なんかもー、すごいことになってました。
男たち、総崩れ。
いちばんひどいのは、もちろんジョイ@トウコ。
なんかもー、あちこち泣いてるし、クライマックスは泣き通し。
いやあの、そこで泣いてるのはジョイではなく、トウコでしょ? ジョイという男ならば、そこで泣くことはないよね?
別れに泣くまではいいけど、その周辺でも泣きっぱしってゆーのはさすがに、キャラクタを超えているよね、もうジョイじゃないよね?
そして、えらいこっちゃなレニー@れおん。
年齢がぐっとさがり、駄々っ子になってます。なんなのこのセンシティヴなセブンティーンは? つか、中2病真っ直中なイタさは?
そこにいるのはレニーじゃなく、れおん自身。テンパっちゃってもー、ぐだぐだ。
でもってさらに、アンダーソン@しいちゃん。
あああ、そこに「しいちゃん」がいる~~!!(笑)
顔だけはね、すげーがんばって「アンダーソン」なのよ。表情だけはかろうじて作ってるんだけど、あとがもお「しいちゃん」なの。
にじみ出る、いい人オーラ。「手をさしのべてあげたい」「助けたい」って彼の大きな身体の周囲にもやもやとオーラが出てるの。
クールな台詞を吐きながら、無表情を作りながら、「助けてあーげーたーいー」「やさしくしーたーいー」って、背後にエクトプラズマしいちゃんがいて、アタマの上に心の声の活字が見えるの。
ちょっと待て。
主要人物3人が役を離れて「自分自身」でいるって、どうなのよ?
おもしろいじゃないか。
幕間にkineさんジュンタンと大ウケしてました。
男たちぐだぐだ。すでに演技してない。
それでも、ちゃんと台詞言って演技している彼らはすごいと思うし、「ドーランって、あんだけ泣き続けてもはげないもんなんだ」と感心してみたり。
演技っていうのは、芝居っていうのは、不思議なものだな。
ちゃんと台詞言って、規定通りの表情してみせてたって、そのときそのときで「チガウ」ことが、観客にわかってしまう。
星組公演、最後の3日間はムラへ通い詰め。チケットは1枚も持ってなかったが、とにかく行く。で、貸切×2と前楽とを観る。
貸切は立見ではなく、あくまでも座席にこだわる。
サイン色紙が欲しかったんだもの!!
サイン色紙は座席券を持っている人しか、当たらない。だから立見は不可、トウコちゃんのサイン色紙が当たるかもしれない最後のチャンス、なにがなんでも貸切で、座席券よお。
幕間、半券握りしめて抽選結果を待ちましたよ。
もちろん、はずれました。
指をくわえて、商品引き換えテーブルを眺めた……。
わたし、「毎公演100人以上に当たる」というこのサイン色紙抽選すら、当たったことナイ……当たったのは唯一、ナツメさんのフェルゼン色紙のみ。てソレ何年前だよ、それ以来一度も当たらないってどんだけ。ナツメさん興味なくて、知らない人に色紙右から左へあげちゃったしな……。
いやその、実は去年の『AQUA5ライブ(バウホール)』チケットは当たったんですがね(ひろみちゃんのトーク&抽選の日だった。当日B席を当ててくれてありがとう!)、nanaタンに譲っちゃったしさー。結局自分ではなにも当たってないのと同じで。
ほんとにくじ運ないっす……。
前楽の抽選? もちろん、はずれましたよ。わたしのくじ運で当たるわけないじゃん。
ただ、kineさんとジュンタンはしっかり当たり、kineさんの引いた神番号はジュンタンへ、ジュンタンの引いたそこそこ番号をわたしに譲ってもらえて、無事立見できました。立見慣れてるから、そこそこ番号でもいちばんいい場所GETできたってばよ(笑)。人生七転び八起き、つか、いつも崖っぷち。
サヨナラショーまでの時間待ち中に、組長さんがカーテン前で退団者の紹介をしていたんだけど、トウコちゃんの紹介が、「元気を通り越して絶好調、図に乗りすぎるなよ、と釘を刺している状態」とかなんとかだったのね。
図に乗る? えーと、どうやって?
『My dear New Orleans』で泣き通していることを「図に乗る」とは言わないだろうし、全編サヨナラショーな『ア ビヤント』で図に乗るのもチガウだろうし……と、首を傾げていたら。
前楽のサヨナラショーで、わかった。
妖しいまでに美しいグラパン!!
わざわざ2曲も前から姿を消して、他退団者たちに「妖しいまでに美しいオマエ」と歌わせておいて、せり上がり背中からの振り返り登場で。
……グラパン……。
やりたかったのか。
そんなに、いちばん、やりたかったのがコレか!
ワタさんサヨナラショーでいうところの銀橋ラダメスとアイーダに相当する、衣装まで完璧に準備万端に気合い入れていちばんがんばっちゃったところ、ソレがグラパンなんだね……。
いやその、あまりにトウコで、トホホな笑いが出ました。
らしいから、もういいよソレで(笑)。
たしかにコレは「図に乗るな」と注意入るわなー(笑)。GO!GO!トウコ!!
トウコちゃんは「スター」である時代が半端なく長かった人だから、名曲・想い出の曲がありすぎて大変だと思った。
トップになってからの作品と、各主演作だけで手一杯、そこにはずせない「ブルース・レクイエム」入れたり、あすかとの接点曲入れたり、さらに退団者の見せ場入れたらいっぱいいっぱいだ。
わかっちゃいるけど、「あの曲が入ってない」「あれも聴きたかった」と欲はつのるばかり。ワタさん時代の曲が聴きたかったのよ~~、『ドルチェ・ヴィータ!』~~!!
しいちゃんがまるで2番手さんのよーに、あすか嬢とボレロ踊っちゃったり、テンション上がりきったまま、「うわーうわー」って思ってるまま、終了してしまった……。
退団者も多いし、残る組子の出番まで回らなかったんだよなあ、時間その他。
トウコの歌は山ほどあるわ、あすかちゃんとのゴールデン・コンビ退団だわ、スタークラス、上級生の退団者てんこ盛りだわで、なにもかも濃い。
サヨナラ・ショーだけで1時間別物作ってくれてもいいよ、ってくらい。
あー、そういやまひろ、登場するなりコケかけて、素で笑っててかわいかったなあ。
「星を継ぐ者」を歌うのがれおんてのがまたすごいよな、当時この歌をトウコが歌うことであーだこーだあったなとか、ほんとに「星を継ぐ者」が歌う曲なんだとか思いつつも、トウコちゃんがどっかの寿美礼サマのよーに銀橋を上手から客席へ赤い薔薇を投げていて、最初は細かく1本ずつでそんなペースでまき終わるのかと危惧していたら、やはり最後の下手ではどっかの寿美礼サマのよーに残り全部ばらまいて終了して、「……77期クオリティ?」と首を傾げるハメになっていたり。
なんかもお、なにもかも嘘みたいだ。
トウコの、あのトウコのサヨナラ・ショーなんて。
80周年の『風と共に去りぬ』新人公演から、丸15年。
タカラヅカは95周年で、トウコは卒業で。
なにもかも、夢みたいだ。