愛の所在を探して。@マリポーサの花
2008年8月15日 タカラヅカ 『マリポーサの花』は、好きな作品である。
好き嫌いでいえば、好き。
でも、大劇場で上演するな、と、心から思う(笑)。
大劇で上演している以上、失敗作ぢゃねーの? とも、思う。
ただし、駄作だとは思わない。失敗作と駄作はチガウ。
正塚芝居の魅力として、「会話」があると思う。
説明台詞ではなく、生きた会話の中で、観客に情景を想像させる。
わたしたちの日常会話に近い作り。
こだわりきった言葉の選び方。
主語や固有名詞のない、短いやりとり。
説明台詞は使わないけれど、台詞の情報量は多い。
舞台設定、キャラクタの立ち位置、誰がどーしてどうなったか、説明すれば1行で済むことを、核心を突くのではなく周囲をなぞるだけの短い会話のやりとりで醸し出すから、かえって容量を食っていたりする。
観客は集中して、台詞を聞き取らなければならない。
一見とりとめのない日常のやりとりの中から、その奥にある情景を自分で浮かべ、必要なことを選び取っていかなければならない。
それは、快感だ。
濃密な演技空間で、役者のナマの芝居に酔う。
自分で想像し、さらに世界を掘り下げていく。
……なんか久しぶりに、正塚世界に触れた気がする(笑)。
ネロ@水とエスコバル@ゆみこの会話ひとつひとつから、彼らが生きるこの国を、政治や経済の情勢を、人々の暮らしを、そしてネロとエスコバルの人となりを、関係を、人生を想像していくのが、たのしい。
あー、『二人だけの戦場』観ていたときの感覚だなー。
多民族国家と軍隊、即発ムードの漂う情勢と人々の暮らし、命綱となるカリスマ大統領……それらの世界設定を、軍事法廷というクソ難しい固い台詞の洪水の中で展開していった、あの物語。
わたしは正塚作品全部観ているわけじゃないし、多く知っているわけでもないので、わたしにとっての「正塚晴彦」の原点である『二戦』が響きまくっているけれど、別の人には別の作品が共鳴しているのかもしれないね。
で、やっぱり、思うわけよ。
この会話劇、心理劇は、大劇場でやっちゃいかん、て(笑)。
舞台の使い方がすげーヘタだし、人の使い方ヘタだし。あのすっかすかの舞台、観ていてつらすぎるっつの。
つか、モノローグの多用やめろ。録音テープ流されると萎える。
無理矢理「ミュージカル」にするために、ナイトクラブの経営者、つー設定使うのいい加減にしろ。すげー手抜きっぽい。
お金持ちのご令嬢とおぼっちゃんが、なんでナイトクラブでアルバイトするのよ? 無理ありまくりだろ。
無理矢理すぎる時系列破壊、混乱の元だっつーの。出会い場面を回想する意味がない。
てゆーかわたし、何故ネロがセリアを愛したのか、よくわかんないんですが。
ネロとセリア@となみの恋愛場面が大好きで、ふたりの別れの場面とかすげー泣けるんだけど、でもそもそも、なんでこのふたりが愛し合ってるのかわかっていない(笑)。
ヒロインの描き方、もう少しなんとかしようよ……。
チャモロ@せしるは、どうなの。せしるがどうということではなく、名前だけで、実物を登場させるべきではなかったと思う。
出てきたら、なんかあまりにアレな、ふつーのにーちゃんで拍子抜けしたナリ。
好きな作品だけど、文句もいろいろある(笑)。
バウホールで完全版が観たいなあ。
キャストそのままなら、ドラマシティでないと無理か。トップと2番手、3番手が出るなら、バウはありえないよなー。
出演者はせいぜい30人ほどで、合計2時間の2幕モノで、じっくりと、ねっとりと。
増えた時間はヒロインとの恋愛に費やしてくれ。
彼女が大農園主のお嬢様なら、ナイトクラブで太股見せて踊ったりせず、本気でおじょーさまにしてくれよ。息子の方は学生だし、他に目的もあるしで、クラブでバイトしててもいいからさ。
ミュージカルの言い訳をナイトクラブのショータイムにだけ任せるの、勘弁してくれえ。ミュージカルなら他の部分でミュージカルにしてくれ。
裏家業の協力者の娘、という出会い方ではなく、ヒロインとは別の出会い方をしてくれ。その上で「イスマヨール@マヤさんの娘だった」てことにしてくれ。
とにかく、ポスター通りの比重で、ヒロインとの恋愛を描いてくれ。切望。
改稿と再演を望む。
……て、今現在公演中作品に言うのは失礼千万だが。
好きだからこそ、もったいなくてな。
文句は山ほどあるが、それでも、好きだ。
失敗作? と思ってたって、好きだ。
たのしい。
いちばん好きなのは、ポスター通りに、ネロとセリアの恋愛。
それから、実はロジャー@かなめ。
……わはは、今回かなめくん、ツボ直撃。大好きだ、あのキャラクタ!!(笑)
次に、ナニ気に壊れててコワイ、リナレス@キム。
別腹でエスコバルくん。
登場人物全員ネロを大好きなのも、イイですな。
エスコバルがネロ命!(ハチマキに「LOVE」表記)なのはガチとして、ロジャーも口説きに来るわ、フェルッティ@ヲヅキも熱烈にアプローチするわ、イスマヨールとはラヴラヴだわ、政治犯@そらくんも絶対一目惚れしてるわ、チャモロだってメロメロだね絶対!だし、ナニ気にリナレスも告ってるし(「ボクはアナタをキライじゃなかった」だっけ?笑)、大統領@ハマコとは過去にイロイロイロイロ(笑)ありそうだし、ハーレム状態?(笑)
たのしーなー。
でもって、わかりやすいところでは、「エスコバル→ネロ→リナレス」の一方通行ぶりに萌えです。
でもって、実はロジャー×フェルッティ萌えです(笑)。
やーん、ヲヅキ受〜〜(笑)。
好き嫌いでいえば、好き。
でも、大劇場で上演するな、と、心から思う(笑)。
大劇で上演している以上、失敗作ぢゃねーの? とも、思う。
ただし、駄作だとは思わない。失敗作と駄作はチガウ。
正塚芝居の魅力として、「会話」があると思う。
説明台詞ではなく、生きた会話の中で、観客に情景を想像させる。
わたしたちの日常会話に近い作り。
こだわりきった言葉の選び方。
主語や固有名詞のない、短いやりとり。
説明台詞は使わないけれど、台詞の情報量は多い。
舞台設定、キャラクタの立ち位置、誰がどーしてどうなったか、説明すれば1行で済むことを、核心を突くのではなく周囲をなぞるだけの短い会話のやりとりで醸し出すから、かえって容量を食っていたりする。
観客は集中して、台詞を聞き取らなければならない。
一見とりとめのない日常のやりとりの中から、その奥にある情景を自分で浮かべ、必要なことを選び取っていかなければならない。
それは、快感だ。
濃密な演技空間で、役者のナマの芝居に酔う。
自分で想像し、さらに世界を掘り下げていく。
……なんか久しぶりに、正塚世界に触れた気がする(笑)。
ネロ@水とエスコバル@ゆみこの会話ひとつひとつから、彼らが生きるこの国を、政治や経済の情勢を、人々の暮らしを、そしてネロとエスコバルの人となりを、関係を、人生を想像していくのが、たのしい。
あー、『二人だけの戦場』観ていたときの感覚だなー。
多民族国家と軍隊、即発ムードの漂う情勢と人々の暮らし、命綱となるカリスマ大統領……それらの世界設定を、軍事法廷というクソ難しい固い台詞の洪水の中で展開していった、あの物語。
わたしは正塚作品全部観ているわけじゃないし、多く知っているわけでもないので、わたしにとっての「正塚晴彦」の原点である『二戦』が響きまくっているけれど、別の人には別の作品が共鳴しているのかもしれないね。
で、やっぱり、思うわけよ。
この会話劇、心理劇は、大劇場でやっちゃいかん、て(笑)。
舞台の使い方がすげーヘタだし、人の使い方ヘタだし。あのすっかすかの舞台、観ていてつらすぎるっつの。
つか、モノローグの多用やめろ。録音テープ流されると萎える。
無理矢理「ミュージカル」にするために、ナイトクラブの経営者、つー設定使うのいい加減にしろ。すげー手抜きっぽい。
お金持ちのご令嬢とおぼっちゃんが、なんでナイトクラブでアルバイトするのよ? 無理ありまくりだろ。
無理矢理すぎる時系列破壊、混乱の元だっつーの。出会い場面を回想する意味がない。
てゆーかわたし、何故ネロがセリアを愛したのか、よくわかんないんですが。
ネロとセリア@となみの恋愛場面が大好きで、ふたりの別れの場面とかすげー泣けるんだけど、でもそもそも、なんでこのふたりが愛し合ってるのかわかっていない(笑)。
ヒロインの描き方、もう少しなんとかしようよ……。
チャモロ@せしるは、どうなの。せしるがどうということではなく、名前だけで、実物を登場させるべきではなかったと思う。
出てきたら、なんかあまりにアレな、ふつーのにーちゃんで拍子抜けしたナリ。
好きな作品だけど、文句もいろいろある(笑)。
バウホールで完全版が観たいなあ。
キャストそのままなら、ドラマシティでないと無理か。トップと2番手、3番手が出るなら、バウはありえないよなー。
出演者はせいぜい30人ほどで、合計2時間の2幕モノで、じっくりと、ねっとりと。
増えた時間はヒロインとの恋愛に費やしてくれ。
彼女が大農園主のお嬢様なら、ナイトクラブで太股見せて踊ったりせず、本気でおじょーさまにしてくれよ。息子の方は学生だし、他に目的もあるしで、クラブでバイトしててもいいからさ。
ミュージカルの言い訳をナイトクラブのショータイムにだけ任せるの、勘弁してくれえ。ミュージカルなら他の部分でミュージカルにしてくれ。
裏家業の協力者の娘、という出会い方ではなく、ヒロインとは別の出会い方をしてくれ。その上で「イスマヨール@マヤさんの娘だった」てことにしてくれ。
とにかく、ポスター通りの比重で、ヒロインとの恋愛を描いてくれ。切望。
改稿と再演を望む。
……て、今現在公演中作品に言うのは失礼千万だが。
好きだからこそ、もったいなくてな。
文句は山ほどあるが、それでも、好きだ。
失敗作? と思ってたって、好きだ。
たのしい。
いちばん好きなのは、ポスター通りに、ネロとセリアの恋愛。
それから、実はロジャー@かなめ。
……わはは、今回かなめくん、ツボ直撃。大好きだ、あのキャラクタ!!(笑)
次に、ナニ気に壊れててコワイ、リナレス@キム。
別腹でエスコバルくん。
登場人物全員ネロを大好きなのも、イイですな。
エスコバルがネロ命!(ハチマキに「LOVE」表記)なのはガチとして、ロジャーも口説きに来るわ、フェルッティ@ヲヅキも熱烈にアプローチするわ、イスマヨールとはラヴラヴだわ、政治犯@そらくんも絶対一目惚れしてるわ、チャモロだってメロメロだね絶対!だし、ナニ気にリナレスも告ってるし(「ボクはアナタをキライじゃなかった」だっけ?笑)、大統領@ハマコとは過去にイロイロイロイロ(笑)ありそうだし、ハーレム状態?(笑)
たのしーなー。
でもって、わかりやすいところでは、「エスコバル→ネロ→リナレス」の一方通行ぶりに萌えです。
でもって、実はロジャー×フェルッティ萌えです(笑)。
やーん、ヲヅキ受〜〜(笑)。