わたし個人の話を書く。
 あくまでも、わたしの個人的な想いだ。

 わたしにとって、ジェンヌの「退団」は、「死」と同じだ。

 そのジェンヌがこの世から消える。消失する。
 ジェンヌの中の人の人生が続くこととは、別問題だ。「タカラヅカ」のそのジェンヌが、消えてしまう。

 もう会えない。
 未来を夢見ることも出来ない。
 過去を懐かしみ、涙することしか残されない。

 そして、「死」は物理的な消失であり、精神的な消失ではない。
 心は、思いは、消失しない。

 好きだ、と思う気持ちは、肉体の死とは無関係だ。
 想いだけはそのままここにあるのに、その想いを向ける相手が、消失する。
 現実の死と同じ。

 死んでしまうから、好きじゃなくなるわけじゃない。

 好きなのに、なにも変わらないのに、死はやって来る。

 好きな人が、いなくなる。
 もう二度と会えなくなる、この世から消えてなくなる。

 わたしにとって退団発表とは、余命宣告と同じだ。


 2014年4月24日。
 宝塚歌劇団 未涼亜希に、余命宣告がされた。

 あと、4ヶ月。

2014/04/24

雪組 退団者のお知らせ


下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

(雪組)   

壮 一帆   -すでに発表済み-
麻樹 ゆめみ
未涼 亜希
愛加 あゆ  -すでに発表済み-
白渚 すず
大澄 れい
天舞音 さら
寿春 花果

2014年8月31日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

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