彼がわたしの「タカラヅカ」。@清く正しく美しく
2007年1月28日 タカラヅカ 今さら言うことでもないが、わたしは轟悠ファンだ。
今さら言うことでもない、のは、わたしの気持ち的にな。
あれは今から19年前。……目眩がするほど大昔だが、わたしからすりゃーついこの間のことじゃ。よぼよぼ。
うっかり轟悠の美貌にハマってしまい、そのやんちゃな芸風に心躍り、機嫌良く彼を眺めるためにタカラヅカへ通っていたさ。
友の会すら入らず、機関誌も買わない、ましてやFCには恐怖感しかなく(なんでお揃いの服着てるの? こわい団体! 目を合わさないようにしなきゃ! ……てなもん)、チケットの買い方もわからないまま壁にぶちあたりつづけていた、そんな初心者ファンライフ。
舞台の隅っこにいるトドをオペラグラスで追いかけ、ドキドキしていたさ。
数少ない出番を見逃さないよう、まずプログラムを買って、出演場面には蛍光マーカーで印を付けた。踊る男Bとか、10人以上いる役だと、短い時間で探しださなきゃなんないからねー。
端までスポットライト当たらないことだってあたりまえにあるし。トドは1列目の端とか、2列目の端寄り(真ん中にはいない)あたりにいることが多かった。真ん中のスターさんを見ていたら目に入らない場所。おかげで、映像にはほとんど残ってない。この場面、トドも出てるのに! 端の方で踊ってるのに、ぜんぜん映ってない! ……が、あたたりまえ。
そんなところからスタートして、気が付くと19年経っていた。
トドのことはずっと好き。
あまりに「好き」でいることが日常なので、なんとも思わない。
『清く正しく美しく』で活躍するトド様を見ても、ときめくことはない。
第1部の芝居で主役を務めたっつーに、第3部の歌謡ショウでもやたら登場。
各組2・3番手の男前たちを両側にはべらし、4組分歌い継ぐ。
若者ふたりの間にトド様。キムやれおんとも並んぢゃうんだー。
トドかいるから絶対にトドを見なきゃ、とは特に思わない。
ファンだけど。
見るとか見ないとか、とくになにも考えることなく、そのままを受け止めている感じ。
トド様が相変わらずきれいで、あいかわらず野太い声で、あいかわらずの重い芸風で、舞台にいる。
それはすでに日常だから、とくになにも思わないし、ときめきもない。
だけど、うれしい。
特別彼を見なくても。オペラグラスでガン見したり、一挙手一投足を追いかけたりしなくても。
ああ、いる。
それだけのことを、うれしく思う。
や、トップ専科としてのトドの使い方云々とかゆー話とはまったく別な。
組トップを差し置いて、通常公演で主役級の扱いをされ続けることの是非とか、そーゆー話ではなく。
彼の扱い云々とは別の次元で、彼がいることは、安心でありよろこびであるんだ。わたしには。
ずーっと好きでいたから。ずーっと好きでいるから。
変わらないモノという、「ファンタジー(嘘)」を愛している。
変わらないモノなんて、この世には存在しない。
トドも変わり続けているし、わたしも変わり続けている。
それがわかっていて、わかっているからこそ、ファンタジー。
嘘だと知りつつ、絵空事だと、男役は女が無理してわざわざ男を演じているありえない存在だと、わかったうえで夢を見る。夢に酔う。
「タカラヅカ」という虚構をたのしむ。
轟悠は、タカラヅカだ。
端的に、タカラヅカだ。
わたしを19年、この夢の花園に足を止めさせる(てゆーかどっぷり浸らせる)「タカラヅカ」という嘘の世界を象徴する、そーゆー存在だと思う。
わたしより上の世代の人にとって、ソレが鳳蘭なのかもしれないし、あるいは深緑先生なのかもしれないね。
今のトップスター、オサ様やあさこちゃんやトウコちゃんが、今と未来の人たちの「タカラヅカ」になるのかもしれない。
退団したあとも、なにかっちゃーイベントに戻ってきて、男役時代の歌を歌って。
戻ってきた彼らを見て「あのころ」にタイムワープして。
若かった自分自身ごと、愛しく想う。
ヅカファンとしての濃度が変わっても、卒業してしまったとしても。
「タカラヅカ」として、刻まれるタカラヅカ・スター。
わたしにとっては、轟悠。
だから、いてくれる、それだけでうれしい。
や、ほんと、ときめかないけどな(笑)。
我が家のおとーさん的ポジション。長生きしてね、元気でいてね、みたいな。今さら彼氏にも旦那にもなれないけど、大切だよ、みたいな。
ディナーショーに行く金はないが、彼の出る舞台は全部観る。観たいと思う。
彼の「タカラヅカ」としての力を信じている。その心地よさを知っている。
最近はイベントが多くて、そのたびいつものOGと、いつものトドロキを見ている気がする(笑)。
まったく、タカラヅカはすごいところだ。
こーやって、受け継がれてきて、受け継いでいくんだものな。
2・3番手とのメドレーの他は、イベントのトリのソロ、持ち歌来ました「雨の凱旋門」。
好きだよ、この歌を歌うトド様。
枯れていて(笑)、色っぽくて。
今さら言うことでもない、のは、わたしの気持ち的にな。
あれは今から19年前。……目眩がするほど大昔だが、わたしからすりゃーついこの間のことじゃ。よぼよぼ。
うっかり轟悠の美貌にハマってしまい、そのやんちゃな芸風に心躍り、機嫌良く彼を眺めるためにタカラヅカへ通っていたさ。
友の会すら入らず、機関誌も買わない、ましてやFCには恐怖感しかなく(なんでお揃いの服着てるの? こわい団体! 目を合わさないようにしなきゃ! ……てなもん)、チケットの買い方もわからないまま壁にぶちあたりつづけていた、そんな初心者ファンライフ。
舞台の隅っこにいるトドをオペラグラスで追いかけ、ドキドキしていたさ。
数少ない出番を見逃さないよう、まずプログラムを買って、出演場面には蛍光マーカーで印を付けた。踊る男Bとか、10人以上いる役だと、短い時間で探しださなきゃなんないからねー。
端までスポットライト当たらないことだってあたりまえにあるし。トドは1列目の端とか、2列目の端寄り(真ん中にはいない)あたりにいることが多かった。真ん中のスターさんを見ていたら目に入らない場所。おかげで、映像にはほとんど残ってない。この場面、トドも出てるのに! 端の方で踊ってるのに、ぜんぜん映ってない! ……が、あたたりまえ。
そんなところからスタートして、気が付くと19年経っていた。
トドのことはずっと好き。
あまりに「好き」でいることが日常なので、なんとも思わない。
『清く正しく美しく』で活躍するトド様を見ても、ときめくことはない。
第1部の芝居で主役を務めたっつーに、第3部の歌謡ショウでもやたら登場。
各組2・3番手の男前たちを両側にはべらし、4組分歌い継ぐ。
若者ふたりの間にトド様。キムやれおんとも並んぢゃうんだー。
トドかいるから絶対にトドを見なきゃ、とは特に思わない。
ファンだけど。
見るとか見ないとか、とくになにも考えることなく、そのままを受け止めている感じ。
トド様が相変わらずきれいで、あいかわらず野太い声で、あいかわらずの重い芸風で、舞台にいる。
それはすでに日常だから、とくになにも思わないし、ときめきもない。
だけど、うれしい。
特別彼を見なくても。オペラグラスでガン見したり、一挙手一投足を追いかけたりしなくても。
ああ、いる。
それだけのことを、うれしく思う。
や、トップ専科としてのトドの使い方云々とかゆー話とはまったく別な。
組トップを差し置いて、通常公演で主役級の扱いをされ続けることの是非とか、そーゆー話ではなく。
彼の扱い云々とは別の次元で、彼がいることは、安心でありよろこびであるんだ。わたしには。
ずーっと好きでいたから。ずーっと好きでいるから。
変わらないモノという、「ファンタジー(嘘)」を愛している。
変わらないモノなんて、この世には存在しない。
トドも変わり続けているし、わたしも変わり続けている。
それがわかっていて、わかっているからこそ、ファンタジー。
嘘だと知りつつ、絵空事だと、男役は女が無理してわざわざ男を演じているありえない存在だと、わかったうえで夢を見る。夢に酔う。
「タカラヅカ」という虚構をたのしむ。
轟悠は、タカラヅカだ。
端的に、タカラヅカだ。
わたしを19年、この夢の花園に足を止めさせる(てゆーかどっぷり浸らせる)「タカラヅカ」という嘘の世界を象徴する、そーゆー存在だと思う。
わたしより上の世代の人にとって、ソレが鳳蘭なのかもしれないし、あるいは深緑先生なのかもしれないね。
今のトップスター、オサ様やあさこちゃんやトウコちゃんが、今と未来の人たちの「タカラヅカ」になるのかもしれない。
退団したあとも、なにかっちゃーイベントに戻ってきて、男役時代の歌を歌って。
戻ってきた彼らを見て「あのころ」にタイムワープして。
若かった自分自身ごと、愛しく想う。
ヅカファンとしての濃度が変わっても、卒業してしまったとしても。
「タカラヅカ」として、刻まれるタカラヅカ・スター。
わたしにとっては、轟悠。
だから、いてくれる、それだけでうれしい。
や、ほんと、ときめかないけどな(笑)。
我が家のおとーさん的ポジション。長生きしてね、元気でいてね、みたいな。今さら彼氏にも旦那にもなれないけど、大切だよ、みたいな。
ディナーショーに行く金はないが、彼の出る舞台は全部観る。観たいと思う。
彼の「タカラヅカ」としての力を信じている。その心地よさを知っている。
最近はイベントが多くて、そのたびいつものOGと、いつものトドロキを見ている気がする(笑)。
まったく、タカラヅカはすごいところだ。
こーやって、受け継がれてきて、受け継いでいくんだものな。
2・3番手とのメドレーの他は、イベントのトリのソロ、持ち歌来ました「雨の凱旋門」。
好きだよ、この歌を歌うトド様。
枯れていて(笑)、色っぽくて。