まぁくん、かっこいいなあ。

 彼のことは顔が好み(カエル顔、たかちゃん似)であることで、かなりポイント高かったんだけど。

 そもそもわたし、路線スター一直線な、キラキラだけが取り柄の子は好みではないのだわ。
 真ん中より、ちょっとズレたあたりが好みど真ん中。実力があるならともかく、華と美貌しか取り柄がないへたっぴには心が動かない。

 なのになんで、まぁくんは気になるんだろう。

 『TUXEDO JAZZ』のカオスの歌手役で、答えが明確になった。

 毒があるから、好きなんだ。

 「人間」と「魔物」に分類するとき、「魔物」側に入ってしまえるキャラクタなんだ。

 彼に近いあたりのポジションの若手花男たち、きよみ、めお、ふみか、めぐむは「人間」側だっつーに。みつる、りせ、まぁくん、だいもんは「魔物」側ですか、そうですか。(みつるは人間側でもいいと思うけれど、次の出番があるので先に消える都合上、人数合わせで魔物側に入れるしかないかなと思ったり。まっつが人間側だからさー)

 めぐむが「人間」で、まぁくんが「魔物」なのが、最大のツボですわ。
 めぐむは絶対人間側だよなー(笑)。

 まぁくんの持つ、若い「毒」。
 若さが持つ残酷さが現れていて、すげー好き。カオスの歌手のドラマティックな歌声は耳に残る。心に届く。

 こーゆーダークな面を奥に眠らせたまま、のほほんとしたかわいこちゃんやってんのか、朝夏まなと。
 『MIND TRAVELLER』のルーク役も、ダーク面がのぞいていたから、あんなにかっこよかったんだよなあ、と思い返してみたり。

 毒が強すぎるとアクになって、路線スターのカラーから外れてしまうので、これくらいの濃度で持っていてくれるのがいいな。
 世の人々は「きれいなもの」が好きで、「毒」には過剰反応する。かといって、ただ「きれい」なだけだと「嫌う人がいない」だけで、「熱狂的に愛する人」も少なくなる。
 ほんの少しの毒と、圧倒的な「きれいさ」が、人気スターの資質かと。

 トウコちゃんなんか「毒」が強い人だから、熱狂的に愛する人と、拒絶反応出る人がぱっきり分かれるし。
 雪組時代のかしちゃんは「きれいさ」が占めていて、嫌う人は少ないけれど、それだけだったし。
 たかちゃんはバランスの取れた人だったなあ。圧倒的な「きれいさ」と、ほんの少しの毒。それでも「毒」が前面に出過ぎたマンリーコ@『炎に口づけを』は拒絶反応出てたなあ。

 
 まぁくんが今、「舞台を愉しんでいる」「男役を愉しんでいる」感じなのが、またたのしい。

 銀橋で一本釣りしている様を見ると、ぞくぞくする(笑)。
 そうか、自分の目線ひとつで客が動くのがおもしろいんだな。オンナゴコロを手玉に取るのがおもしろいんだな。
 なんだよ、ひどい男ぢゃん!!(笑)
 自分が美しいことを知っている、傲慢な若者。でも悪気は特になし。おばさんオトして無邪気に笑っている。

 たのしそうだなと、素直に思うよ。

 こーゆー男がさぁ、年上の人妻と不倫してお小遣いもらっちゃうんだよなー。本人は「恋愛」のつもりでさー。
 で、大人の恋人が「このままじゃダメよ。別れましょう」と言い出したら、自分の未熟さ・世間わかってなさは無自覚で、「オレ、遊ばれたんだ」と勝手に傷つくの。
 倍傷ついたのは相手の人妻だっつーの!! 最後は悪役まで演じてさー。なのに、自分だけ傷ついたと思ってるのよ、このガキは!
 ……て、ドリーム見ちゃうんですが。まぁくんでそんな役見たいんですが。ハァハァ。

 若さゆえの狭量さ、無神経さ、傲慢さを、キラキラキラキラ見せつけて。
 人間の多くが感じる、「失った青春」そのものの輝きで、「夢」を見させて欲しい。

 
 つーことで、まぁくんがかっこいい。
 彼を見ていると、ドキドキする。

 バランスの悪い顔なのにさー(笑)。美形なのか不細工なのか、かなりきわどい顔立ちなのに、それでも絶対美形カテゴリ、華カテゴリ。
 あああ、まぁくん素敵。

 
 まぁくんの話をしたから、ついでにめぐむ話もしよう。(ついでかよ!! だって同期だし・笑)

 『TUXEDO JAZZ』ではもちろん、「歌手」認定。
 なにしろ「エトワール?(首傾げ)」てな使われ方。
 彼もまた、『エンカレ』で活躍した若手歌手カテゴリの男だもの、さすがオギー。

 歌がうまいことはわかっていたけれど。
 今回、それよりも。

 声がでかすぎることに瞠目した(笑)。

 どこにいても、めぐむがわかる。
 まっつしか見ていない場面でも、めぐむだけはどこにいるかわかるのよ。声で。

 いくつもの声が重なっているコーラスの場面で、「ナニ、このでかい声」と思って振り向けば、めぐむがソコにいる。

 そしてまた、一旦耳につくと離れないのだわ、あの声(笑)。

 うまいし、でかいし、歌声は派手だし。目立つ(耳立つ?)ってばよ。
 本人の芸風はイマイチ地味だっつーのにねええ。

 ただ巧くてでかいだけでなく、そこに「ドラマ」が加われば最強なのになー。
 今のところ、「巧く歌えている」だけだよね。……うまくて、地味、ってそんな、どこぞのまっつさんと同じ特性を持たなくてもいいのに……。きれいな歌声、ってだけだなんて……それ以上がないなんて、どこぞのまっつさんと同じゲフンゲフン。(声量はまっつよりはるかにあるが)

 歌のドラマっぷりでいけば、カオスシーンのまぁくんの方が際立ってるもんなー。まぁくん、歌はアレな人なのに。

 技術以外のところが「足りていない」んだよなあ、めぐむ……。惜しい〜〜。

 それでも、水色ロングコート場面のかっこよさはすばらしいし。
 あの体格はほんと武器だよねええ。
 あああ、あたしだってめぐむの太股に「ちょこん」と乗ってみてぇよおお。(無理です、体格・体重考えろ)

 
 ショーのウリのひとつ?、金ぴかダルマトリオは。

 めおちゃんの、女性としての完璧な美しさ(男役だと、どーしてあの美しさが活かせないのか)と、まぁくんの細さ(脚はいいんだ。すげーきれい。しかし腕はヤヴァイだろ。ダルマのいづるんを見てしまったよーな不安感があるぞ)と、めぐむのオカマっぷり(しかも美人にあらず)に驚愕する。

 肉感的なのは、まちがいなくめぐむだなー。
 あの太股。
 触って気持ちいいのは、絶対めぐむだよなー。
 内股がぷるぷるしている感じは、男性ファン獲得につながるかしら? しかし顔は……ええっと。

 どんなに顔や存在がアレでも、ここではどーしてもめぐむばかり見てしまう。

 めぐむから、視線がはなれない。
 これも「華」というヤツなのかしら……。おろおろ。

 
 いやはや、ダイスキですよ、まぁくん&めぐむ。
 期待の中卒88期コンビ。
 華のまぁくんと実力のめぐむ。
 若さのまぁくんと老け……大人のめぐむ。
 これからもたのしみだー。
 

 そーいや。

 あの金ぴかダルマ衣装、新調だそうだけど、単にサイズがなかったためだと信じて疑いませんことよ(笑)。
 身長170cm超えであの衣装3つは、作った方が早いでしょー。
 使い回しは宙組専用になるかな(笑)。


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