美しい言葉。@真飛聖退団発表
2010年10月20日 タカラヅカ 先日の『麗しのサブリナ』『EXCITER!!』東宝千秋楽、終演後。
何人かの友人と話した。
「ゆうくん、辞めるのかな」
そう思える、挨拶だった。
彼が語った言葉をここで全文転記したとして、あの雰囲気が伝わるかどうか。いやそもそも、わたしのポンコツ海馬で正確な記録なんぞできないが。
「この文章のこの部分をもって、そう読みとれるのです!」とか、分析できるようなモノではなく。
彼の言葉、様子、場の空気から、そう感じた。
わたしたち観客を、ファンを、「愛しい」と言った。「しあわせだ」と繰り返した。「限りある今」を強調した。
まとぶんは、理路整然と挨拶の出来る人ではないが、それにしてもテンションがおかしかった。
たしかに、組替えする仲間がいる、退団する仲間がいる、だから今回の千秋楽は「別れ」のときでもある……しかしそれ以上に、まとぶん自身が「別れ」を語っているように見えた。
まとぶんはキラキラ笑っていた。涙目で笑っていた。
なんだか切ない……「予感」に満ちた輝きだった。
愛と、感謝と。
美しい人は、泣き笑いしながら、美しい言葉を繰り返した。
理路整然とした立派なご挨拶ではないけれど、大切なことを自分の言葉で、繰り返した。
あいしてる。
ありがとう。
ひととひとがつながる、もっともうつくしいことば。
終演後の人混みで、短く会話する仲間たちが、「あの挨拶って」と言葉を濁す。
うん、たぶん、そういうことだ。
発表があるとしたら、ここ数日のうちだろう。
でもそれは、声高に言い回ることではない。
ここがタカラヅカである以上、別れはある。しかし、発表されるまではただの噂、感想でしかない。
だから。
ああ、来たんだなあ、と受け止めた。
あのまとぶん見たら、もうナニも言えないよなああ。
ここがタカラヅカである以上、別れはある。しかし、別れは寂しい。
てゆーか、切ない。
千秋楽のまとぶんを反芻するたび、切なくてたまらなくなる。
予感と実感はチガウもの。
予感にざわざわして聞いていたあの日じゃない、発表を知ったあとで思い出すと……。
そうやって、まっつを送り出してくれたんだねええ。
ああそして、まっつはまとぶんを同じ舞台で見送ることが出来ないんだねええ。
そんなことも切ない。
まとぶん組替えと同時に、わたしは花担当になったのよ。でもって、その前は星担だったの。まとぶんのいる組から組へ、替わったんだってば。
だからまとぶん見ていた時期が、わたし比でとても長いの。さえちゃんの『エピファニー』からだってば、舞台で個別認識したの。出版物の写真では、もっと前から注目してた、あまりに美少女で(かつ、男役らしくなくて)。
前世紀からだから、10年以上だよ、思い出は。
苦手だった時代も含め、印象は大きいんだ。好きになってからだって、ものすごく。
ありがとう。
ただもお、ありがとう。
最後まで、見届ける。
何人かの友人と話した。
「ゆうくん、辞めるのかな」
そう思える、挨拶だった。
彼が語った言葉をここで全文転記したとして、あの雰囲気が伝わるかどうか。いやそもそも、わたしのポンコツ海馬で正確な記録なんぞできないが。
「この文章のこの部分をもって、そう読みとれるのです!」とか、分析できるようなモノではなく。
彼の言葉、様子、場の空気から、そう感じた。
わたしたち観客を、ファンを、「愛しい」と言った。「しあわせだ」と繰り返した。「限りある今」を強調した。
まとぶんは、理路整然と挨拶の出来る人ではないが、それにしてもテンションがおかしかった。
たしかに、組替えする仲間がいる、退団する仲間がいる、だから今回の千秋楽は「別れ」のときでもある……しかしそれ以上に、まとぶん自身が「別れ」を語っているように見えた。
まとぶんはキラキラ笑っていた。涙目で笑っていた。
なんだか切ない……「予感」に満ちた輝きだった。
愛と、感謝と。
美しい人は、泣き笑いしながら、美しい言葉を繰り返した。
理路整然とした立派なご挨拶ではないけれど、大切なことを自分の言葉で、繰り返した。
あいしてる。
ありがとう。
ひととひとがつながる、もっともうつくしいことば。
終演後の人混みで、短く会話する仲間たちが、「あの挨拶って」と言葉を濁す。
うん、たぶん、そういうことだ。
発表があるとしたら、ここ数日のうちだろう。
でもそれは、声高に言い回ることではない。
ここがタカラヅカである以上、別れはある。しかし、発表されるまではただの噂、感想でしかない。
だから。
2010/10/20
花組トップスター・真飛 聖 退団会見のお知らせ
花組トップスター・真飛 聖が、2011年4月24日の東京宝塚劇場花組公演『愛のプレリュード』『Le Paradis!!(ル パラディ)-聖なる時間(とき)-』の千秋楽をもって退団することとなり、2010年10月21日に記者会見を行います。
なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。
ああ、来たんだなあ、と受け止めた。
あのまとぶん見たら、もうナニも言えないよなああ。
ここがタカラヅカである以上、別れはある。しかし、別れは寂しい。
てゆーか、切ない。
千秋楽のまとぶんを反芻するたび、切なくてたまらなくなる。
予感と実感はチガウもの。
予感にざわざわして聞いていたあの日じゃない、発表を知ったあとで思い出すと……。
そうやって、まっつを送り出してくれたんだねええ。
ああそして、まっつはまとぶんを同じ舞台で見送ることが出来ないんだねええ。
そんなことも切ない。
まとぶん組替えと同時に、わたしは花担当になったのよ。でもって、その前は星担だったの。まとぶんのいる組から組へ、替わったんだってば。
だからまとぶん見ていた時期が、わたし比でとても長いの。さえちゃんの『エピファニー』からだってば、舞台で個別認識したの。出版物の写真では、もっと前から注目してた、あまりに美少女で(かつ、男役らしくなくて)。
前世紀からだから、10年以上だよ、思い出は。
苦手だった時代も含め、印象は大きいんだ。好きになってからだって、ものすごく。
ありがとう。
ただもお、ありがとう。
最後まで、見届ける。