正しさはいつか救いを得られる、はず。@はじめて愛した
2010年10月24日 タカラヅカ お笑い刑事役、と身も蓋もない形容をしたが、ベルモンド@ちぎが好きだ。
どうしよう、『はじめて愛した』って、キャラがいちいち好き過ぎる(笑)。
2回目を観に行ったときに、観客の反応でいちばん驚いたのが、ベルモンド@ちぎだ。
笑われまくってます。
初日では笑いの起こらなかったところでも、がんがん笑いが入る。
ちょっと、ぽかーん。
ちぎくんの演技が変わったわけじゃない。「笑わせよう」と滑稽になったわけじゃない。
変わったのは、観客の方。
笑っていい役だと、認識されたんだ。
初日は観客も手探りだから。『はじめて愛した』ってドシリアスで笑っちゃいけない芝居だよね?みたいな先入観もあるし。
ベルモンドが同じことをしていても、初日はしーんとしていた。笑っていいとは誰も思ってなかったから。
なんかスベってる役だなあ……可哀想だなあ……おかしいなあ……でも、ちぎちゃん美形だし刑事だし、コマはいつものコマだから笑ってイイとわかるけど、ちぎちゃんのことはどうなんだろう。みたいな?
小さな笑いは起こっていたけど、局地的だった。
でも最後まで観て、結局ベルモンドって空回りした可哀想な刑事で、お笑い担当じゃん?!とわかった。
『はじ愛』自体2幕はかなりコメディ入ってるっちゅーか、笑ってイイ作品だとわかった、これなら安心しておかしいところで笑える!
てなもんで。
「笑ってイイ」と観客が判断したため、ベルモンドはお笑いキャラになっていた。
わたしは「くすっ」ぐらいはあっても、爆笑するよーな役だとは思っていないので、ガツンガツン笑いの入る客席にちょっと置いてきぼりをらいましたが、まあそれもアリかなと。
ベルモンドが笑われているのは、彼がかわいいから。中の人が愛されているから。
ちぎくんを好きな人からすりゃ、彼がナニやってもかわいい、うれしいわけで。そんな人にとってベルモンドのかわいらしさはもお、声に出して笑わずにはいられないわけで。
笑いは笑いを呼び、「笑ってもイイ」空気はさらなる笑いを呼ぶ。とくにどーってことない場面や仕草にも笑いが起こる。……これが行きすぎると、「TPO関係なく、出てくるだけで客が笑う」になるんだけど、さすがにちぎくんは美形で2番手だからそんな芸人扱いまでは行かず、ぎりぎり踏みとどまる。
愛のある笑いはイイですよ。
ちぎくんは美しい。
昔っから美形だが、それにしても今の彼の美しさってナニ?! パネェよマジで!!状態。
そんな彼が演じる、報われない空回り刑事。
これがもお、もおっ、たまらん萌えだっ。
タカラヅカばんざい、タカラヅカってすごい。
ベルモンドは最初から最後まで空回りし続け、ヒロインに相手にもされない……どころか、敵認定までされてしまう。彼自身は善良で真面目で一途で正しい人なのに、まーーったく報われない。
ふつーのドラマなら、この役は「愛嬌のある三枚目俳優」が演じると思う。伊藤淳史とか大泉洋とかあたりの。
なのにヅカでは、超美形のちぎくんなんですよ。
顔立ちの整い方でいえば主人公のガイより上なのに、空回り振られ役なんですよ。
でもって、愛嬌系個性系の俳優が演じても十分かわいい役なのに、美形様が演じてしまうもんだから、かわいさ倍増。
あんだけカッコイイのに美形なのに、あの報われなさはナニ。
真面目で一途で正義漢で、ナニも間違っていないのに、あの間の悪さはナニ。
かわいくてかわいくてたまらん。
見ていてハァハァする(笑)。
てゆーかこの役、さいこーだ。
贔屓にやって欲しい。
わたしのツボ直撃です、ベルモンド。
わたしは樹@『天の鼓』が好みすぎて身悶えた人間です。「真面目で一途で可哀想な凡人キャラ」は大好物です!!
ベルモンドを贔屓が演じたら悶絶してると思う、客席で。
大好きすぎて、大騒ぎしていると思う。
贔屓はちぎくんほどの一般的汎用的誰が見ても安心な美形ぢゃないが、それでもイイ味は出してくると思うし。
「この役を贔屓で見たい!」と思うのは、思わせてくれるのは、そんだけ今のベルモンドが、ちぎくんが素敵だから。美味しく見えるから。
いいなあ、素敵だなあ。
ただ「かわいい」ってだけじゃなく、ベルモンドは悲しく、ある意味「痛い」キャラクタである。
そこがまた、わたしのツボなんだ。
正しいはずのベルモンドは、誰も救えない。
彼自身あんなに一生懸命なのに、誠実なのに、なんの力もない。
刑事としても、ひとりの男としても、レイチェル@あゆっちを救おうと必死なのに、なんの役にも立っていない……ガイ@キムに簡単ぷーに利用されたぐらいか、彼の使い道、役に立った部分って。
人生って、世の中って、そんなもんだよね。
誠意だけで、ナニかできたら、苦労はないよ。
努力とか愛とか正直とか、そんなもんで成功できるのはフィクションの中だけだよ。
それが現実だとわかっているから、その現実の中で喘いでいるベルモンドは、痛くて悲しい。
ベルモンド自身は最初ガイの正体を知らないし、レイチェルのキモチが動いていることも知らないし、最後はだまされて踊らされていることも永久に知らないままだしで、自分の無力さに落ち込みはしても、自分を滑稽だと思うことはないだろうけど。
観客としてすべての出来事を見ている者からすりゃ、ベルモンドは滑稽でしかなくて。
誠実に生きているだけの彼が滑稽に見える、その「現実」の残酷さを「痛い」と思う。
正直者が馬鹿を見る。
ベルモンドを表す言葉ですよ。
ひどいよ、こんなのおかしいよ。なんでベルモンドがバカな笑われ役なの、不幸に終わるの、彼こそが成功し、幸福になってくれなきゃおかしいよ。
理不尽だ。悲しい。悔しい。
そう思えるキャラクタ。
ええ、それこそが、萌え。
ほんとにもー、ベルモンドがかわいすぎる。
彼の善良さと報われなさがたまらん。しあわせになってほしい(笑)。←笑うのか。
いやほんと、不幸なとこがたまらなく好きだったりするのね。
ベルモンド主役でスピンオフ見たいなああ。
彼がまた、盛大に空回りするのー。んで、そんなベルモンドに、相棒のカッセル@ホタテくんが振り回されるのー。うっとり。
趣味に走りまくった続編という名の二次創作を脳内で繰り広げると、ガイも登場します、だってわたしガイ好きだから! ガイとベルモンドはもっとちゃんと絡めるべきだと思うの、絶対おもしろいと思うの、あのふたりの温度感。
ベルモンドのあのしょぼい花束につっこまないガイのクールさっちゅーか、なまあたたかくスルー、半目な感じがいいのよー(笑)。
高温でくるくる空回るベルモンドを、ガイがてきとーにいなして、マイペースになんかやってるとことか、見たいわー。んで、ぎゃーすかゆってるベルモンドが「聞いてるか?」と言ってきたら、すかさず「聞いてるよ」と答える。んでまたベルモンドがぎゃーすか言い出したらガイはよそ見。「聞いてるか?」「聞いてるよ」「よし、じゃあ行くぞ!」「ああ」「ふたりいればこわいものナシ……って、ちょっと待て、どこ行くんだ、置いていくな!」みたいな(笑)。ガイにはなんの他意も悪意もナシ。ベルモンドが空回ってるだけ。
でもって今回ほんと、ちぎくんが水しぇんに見えて、びびった……。
こんだけ声が似てると心臓に悪い……。
どうしよう、『はじめて愛した』って、キャラがいちいち好き過ぎる(笑)。
2回目を観に行ったときに、観客の反応でいちばん驚いたのが、ベルモンド@ちぎだ。
笑われまくってます。
初日では笑いの起こらなかったところでも、がんがん笑いが入る。
ちょっと、ぽかーん。
ちぎくんの演技が変わったわけじゃない。「笑わせよう」と滑稽になったわけじゃない。
変わったのは、観客の方。
笑っていい役だと、認識されたんだ。
初日は観客も手探りだから。『はじめて愛した』ってドシリアスで笑っちゃいけない芝居だよね?みたいな先入観もあるし。
ベルモンドが同じことをしていても、初日はしーんとしていた。笑っていいとは誰も思ってなかったから。
なんかスベってる役だなあ……可哀想だなあ……おかしいなあ……でも、ちぎちゃん美形だし刑事だし、コマはいつものコマだから笑ってイイとわかるけど、ちぎちゃんのことはどうなんだろう。みたいな?
小さな笑いは起こっていたけど、局地的だった。
でも最後まで観て、結局ベルモンドって空回りした可哀想な刑事で、お笑い担当じゃん?!とわかった。
『はじ愛』自体2幕はかなりコメディ入ってるっちゅーか、笑ってイイ作品だとわかった、これなら安心しておかしいところで笑える!
てなもんで。
「笑ってイイ」と観客が判断したため、ベルモンドはお笑いキャラになっていた。
わたしは「くすっ」ぐらいはあっても、爆笑するよーな役だとは思っていないので、ガツンガツン笑いの入る客席にちょっと置いてきぼりをらいましたが、まあそれもアリかなと。
ベルモンドが笑われているのは、彼がかわいいから。中の人が愛されているから。
ちぎくんを好きな人からすりゃ、彼がナニやってもかわいい、うれしいわけで。そんな人にとってベルモンドのかわいらしさはもお、声に出して笑わずにはいられないわけで。
笑いは笑いを呼び、「笑ってもイイ」空気はさらなる笑いを呼ぶ。とくにどーってことない場面や仕草にも笑いが起こる。……これが行きすぎると、「TPO関係なく、出てくるだけで客が笑う」になるんだけど、さすがにちぎくんは美形で2番手だからそんな芸人扱いまでは行かず、ぎりぎり踏みとどまる。
愛のある笑いはイイですよ。
ちぎくんは美しい。
昔っから美形だが、それにしても今の彼の美しさってナニ?! パネェよマジで!!状態。
そんな彼が演じる、報われない空回り刑事。
これがもお、もおっ、たまらん萌えだっ。
タカラヅカばんざい、タカラヅカってすごい。
ベルモンドは最初から最後まで空回りし続け、ヒロインに相手にもされない……どころか、敵認定までされてしまう。彼自身は善良で真面目で一途で正しい人なのに、まーーったく報われない。
ふつーのドラマなら、この役は「愛嬌のある三枚目俳優」が演じると思う。伊藤淳史とか大泉洋とかあたりの。
なのにヅカでは、超美形のちぎくんなんですよ。
顔立ちの整い方でいえば主人公のガイより上なのに、空回り振られ役なんですよ。
でもって、愛嬌系個性系の俳優が演じても十分かわいい役なのに、美形様が演じてしまうもんだから、かわいさ倍増。
あんだけカッコイイのに美形なのに、あの報われなさはナニ。
真面目で一途で正義漢で、ナニも間違っていないのに、あの間の悪さはナニ。
かわいくてかわいくてたまらん。
見ていてハァハァする(笑)。
てゆーかこの役、さいこーだ。
贔屓にやって欲しい。
わたしのツボ直撃です、ベルモンド。
わたしは樹@『天の鼓』が好みすぎて身悶えた人間です。「真面目で一途で可哀想な凡人キャラ」は大好物です!!
ベルモンドを贔屓が演じたら悶絶してると思う、客席で。
大好きすぎて、大騒ぎしていると思う。
贔屓はちぎくんほどの一般的汎用的誰が見ても安心な美形ぢゃないが、それでもイイ味は出してくると思うし。
「この役を贔屓で見たい!」と思うのは、思わせてくれるのは、そんだけ今のベルモンドが、ちぎくんが素敵だから。美味しく見えるから。
いいなあ、素敵だなあ。
ただ「かわいい」ってだけじゃなく、ベルモンドは悲しく、ある意味「痛い」キャラクタである。
そこがまた、わたしのツボなんだ。
正しいはずのベルモンドは、誰も救えない。
彼自身あんなに一生懸命なのに、誠実なのに、なんの力もない。
刑事としても、ひとりの男としても、レイチェル@あゆっちを救おうと必死なのに、なんの役にも立っていない……ガイ@キムに簡単ぷーに利用されたぐらいか、彼の使い道、役に立った部分って。
人生って、世の中って、そんなもんだよね。
誠意だけで、ナニかできたら、苦労はないよ。
努力とか愛とか正直とか、そんなもんで成功できるのはフィクションの中だけだよ。
それが現実だとわかっているから、その現実の中で喘いでいるベルモンドは、痛くて悲しい。
ベルモンド自身は最初ガイの正体を知らないし、レイチェルのキモチが動いていることも知らないし、最後はだまされて踊らされていることも永久に知らないままだしで、自分の無力さに落ち込みはしても、自分を滑稽だと思うことはないだろうけど。
観客としてすべての出来事を見ている者からすりゃ、ベルモンドは滑稽でしかなくて。
誠実に生きているだけの彼が滑稽に見える、その「現実」の残酷さを「痛い」と思う。
正直者が馬鹿を見る。
ベルモンドを表す言葉ですよ。
ひどいよ、こんなのおかしいよ。なんでベルモンドがバカな笑われ役なの、不幸に終わるの、彼こそが成功し、幸福になってくれなきゃおかしいよ。
理不尽だ。悲しい。悔しい。
そう思えるキャラクタ。
ええ、それこそが、萌え。
ほんとにもー、ベルモンドがかわいすぎる。
彼の善良さと報われなさがたまらん。しあわせになってほしい(笑)。←笑うのか。
いやほんと、不幸なとこがたまらなく好きだったりするのね。
ベルモンド主役でスピンオフ見たいなああ。
彼がまた、盛大に空回りするのー。んで、そんなベルモンドに、相棒のカッセル@ホタテくんが振り回されるのー。うっとり。
趣味に走りまくった続編という名の二次創作を脳内で繰り広げると、ガイも登場します、だってわたしガイ好きだから! ガイとベルモンドはもっとちゃんと絡めるべきだと思うの、絶対おもしろいと思うの、あのふたりの温度感。
ベルモンドのあのしょぼい花束につっこまないガイのクールさっちゅーか、なまあたたかくスルー、半目な感じがいいのよー(笑)。
高温でくるくる空回るベルモンドを、ガイがてきとーにいなして、マイペースになんかやってるとことか、見たいわー。んで、ぎゃーすかゆってるベルモンドが「聞いてるか?」と言ってきたら、すかさず「聞いてるよ」と答える。んでまたベルモンドがぎゃーすか言い出したらガイはよそ見。「聞いてるか?」「聞いてるよ」「よし、じゃあ行くぞ!」「ああ」「ふたりいればこわいものナシ……って、ちょっと待て、どこ行くんだ、置いていくな!」みたいな(笑)。ガイにはなんの他意も悪意もナシ。ベルモンドが空回ってるだけ。
でもって今回ほんと、ちぎくんが水しぇんに見えて、びびった……。
こんだけ声が似てると心臓に悪い……。