新人公演『美しき生涯』覚え書き、その2。ほんとに、さらに備忘録、メモ系。

 福島さん@あっきー、きれいだった。人形みたいな顔だなあ。
 最初の七本槍せり上がりで、真ん中としての仕事は出来ていたと思う……って、あの7人の中で際立っていてくれなきゃ学年的にも経験的にもまずいわけだが、それでもちゃんときれい。
 本役さんの歌が耳の奥に響いて残っているから(笑)、銀橋の歌はきびしい。でも本役さんとはちがったわかりやすい二枚目なので、タカラヅカとしてはいいんじゃないかな。優等生主人公に嫉妬する、学年2位の努力家二枚目的っていうか。
 最後の牢獄場面は、やりすぎていない新公の方がよかった気がする。……いや、あのこってり感が本公演の福島さんならではの味で、すっきり抑えめが新公の福島さんの持ち味か。

 しかし、七本槍のみなさんって、ほんっとしどころがないというか……大変だなあ。
 本公演だと新公や別箱も含めセンターで活躍経験のある人たちだからなんとか持っているけど、新公だとなにがなんだか。
 奥方のくだりはおもしろかったし、おてもやん@りりこの独壇場はすごかったけど。

 市@れーれがうまかった。やっぱりもお、新公の中では群を抜いてうまいし、目立つなあ。
 短い出番で市の立ち位置や考え方がよーっくわかったよ。頑固でカッコイイ女性だ。

 秀吉@松風くんはふつうにうまい。ある意味準主役でしょ、いきなりよくがんばったなあ。
 で、わたしは秀吉役って、これくらい若さがあってもいいと思った。
 主人公の恋敵で準主役、助演だもの、史実なんか無視して若い二枚目でいいのよ。
 松風くん自身はちゃんと老け役としてがんばっているんだけど、やっぱり本来の若さは出てしまう。重厚さや老獪さは難しい。
 でも三成とあまり年齢差が開きすぎていない、現役感がある方が、タカラヅカの三角関係としてアリじゃないかと。
 (昔、『ささら笹舟』という作品があってな、美貌の貴公子かしげが、チャルさんよりミサノエールのより年上の役を演じていたんだよ。秀吉@ミサノエールで今と同じ感じなんだけど、ここはタカラヅカだからって、年齢無視してかしげは美青年のままだったの)

 おね@ももちもうまいので、秀吉&おね夫婦はいい感じ。
 おねには何故か謎の銀橋ソロがある(専科さんの銀橋ソロはタカラヅカ的に謎だろう)ので、歌ウマももちだったんだろうなあと。期待通りうまいのだけど、ももちの歌声って主役系の声じゃないのかな。本人がヒロインタイプかどうかではなく、歌声として。
 文化祭で「清く正しく」を独唱したときは、そんな風には思わなかったんだが……曲の違いと場の違いゆえか。

 家康@天玲氏がふつーでおどろいた。……って、ナニその感想。いやその、もっとナニか起こるかと思ってたんだ……(笑)。まともに家康をやっていたと思う。

 たつの@うららちゃんは美貌で目立つ。が、えりちゃんの妹って設定は苦しいなあ(笑)。ふたりの画風がちがいすぎて。芸風というほどのものは伝わらないため、見た目だけの話。
 えりちゃんがアニメ系で、うららちゃんが劇画系なので、姉妹と言われてもなあ、というか(笑)。
 いや、美人姉妹で眼福です。

 
 名前のある役ってこれぐらい? ……少なっ。
 あ、トニカくんモブでセンター、歌、がんばってたね。彼は目立つ顔だなあ、本公演も含め。彼もスカフェゆえにおぼえた子だ。スカフェがなくなると、若い子をおぼえるきっかけが減っちゃうんだな。
 顔でいうと、七生くんも目につく……やっぱアレ系の顔は好きだ(笑)。

 あと、じゅまくんの歌をどーんと聴きたいなあ、とモブをやっている姿を見て思った。(七本槍はモブぢゃありません! ……でも新公だと……あうう)

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