オサ様退団公演が近づき、ついでに集合日も近づき、落ち着かない緑野です。
 集合日……まっつは大丈夫だよね? ね? あああ心臓に悪いったら。

 博多座星組公演初日おめでとうございます。
 駆けつけたいのはやまやまだけど、今年は無理ですよ。オサ様にいくらかかるかわからないんだもん……TCAチケットが友会で当たったら博多行っちゃおうかなとか、それでもひそかに野望を抱いていたんだけど、ハズレたので無理ですわ。TCAチケを無理にでも購入するなら、博多までの旅費やチケ代は吹っ飛びますもの。

 TCAはもちろんカウントダウン中であるオサ様目当てでございますが。
 まっつファンとしても切実です。まっつはナマでなけりゃ見られないんだもの。中継やテレビのカメラは映してくれないんだもの。
 まっつまっつまっつ。立ち見でいいんだっ、2階席の隅でいいんだっ、なんとかして劇場に潜り込むんだ、がんばれわたし!(と、わたしの周囲はみんな言っている……お目当てはみんな別なんだけど・笑)
 ……オサ様チケット難民はTCAからスタートを切りました。はい。

 でもって本日、友会のお知らせが届いたわけなんですが。
 それにはもう、花組東宝公演の申し込みが載っているのですよ。
 前回のお知らせにはない、前楽の枚数制限も記載されており、近づいてくる「現実」に打ちのめされるわけですよ。あああ、たのむよ友会、当たってくれえ。わたしにオサ様を見送らせてくれえ。
 言霊頼みだ、当たれ当たれ、オサ様オサ様。

 さて、そのお知らせに載っている、『アデュー・マルセイユ』のあらすじ。

 いつもは前もってそんなもん読まないんだけど、前回のお知らせのあらすじを読んで、ここでネタにしちゃったこともあり、なんか気になって目を通してみた。

 あ、あれ?

 ロマンチック・ミュージカル??
 
 ちょっと待て。
 たしか恋と友情のアクション・コメディだったはずじゃん?!

 前回のお知らせも引っぱり出した。
 ふたつを見比べてみる。

 さらに、公式に行ってそこに載っているあらすじをチェックしてみる。

 ぜ、ぜんぜんちがってますがな……。

 来週集合日だって聞いてますけど? 今ごろこんなにストーリー変わって大丈夫なんか小池??

 同じなのは幼なじみ設定のみ?
 港町の悪ガキ、ジェラールはシモンをかばって捕まる。

【旧設定】ジェラールとシモンは、その後も同じ街で過ごす。ジェラールはレ・ボッシュ組の若頭に、シモンはラ・ルージュ組の若頭になる。

【新設定】ジェラールは少年院を出たあと行方不明。密輸商として故郷へ帰ってくる。シモンはオリオン組のボス。オリオン組は港の覇権をめぐってスコルピオン組と対立中。

 ギャング組織の名前は変わっているし、組織のボスと若頭って似ているよーで意味合いから違ってくるよね?
 幼なじみで一緒に成長したのと、大人になって再会、はまたまーったく意味がチガウ。

 なによりも、ヒロインの設定が全部まるっと変わっている。

【旧設定】アメリカのマフィアに誘拐されていた富豪令嬢マリアンヌ。わがままでおてんば、護身術に長けている。

【新設定】婦人参政権運動の活動家マリアンヌ。汚職事件の最中、狙撃された元市長の娘。

 おてんばお嬢様と、つらい過去を持つ自立した大人の女性?
 あの、いくらなんでもありえないくらい変わってますが。

 そして、物語の中核をなすドラマ、ストーリー部分が全部チガウ。

【旧設定】レ・ボッシュの幹部ルイがアメリカ・マフィアと通じる裏切り者で、彼の陰謀によりジェラールとシモンがぬれぎぬを着せられる。マルセイユのギャングすべてがジェラールたちの敵に。悪者ルイをやっつけて、アメリカ・マフィアを撃退し、マルセイユを守れるのか?! そしておてんば天使マリアンヌとの恋は??

【新設定】婦人参政権運動、市長の汚職事件(?)、市長狙撃の銃撃戦。マリアンヌもジェラールも、その政治絡みの悲惨な事件の被害者。

 あのー、すごくダークでヘヴィになってますけど。
 政治とそれゆえの暴力事件が絡んで来ると、重いってばよ。

 ほんとに、同じなのは幼ななじみ設定、だけだよ……。

 てゆーか、導入部分の出来事紹介と雰囲気説明ばっかで、肝心のストーリーはほとんどなにも説明されていないんだ、新あらすじ。
 とりあえず、「過去を背負った男が、恋人を助け、腐敗した故郷の裏社会に立ち向かう」そうですよ。
 んじゃやっぱり政治絡みで、「ギャングスターにあこがれて★」な話ではないな……。
 最初のギャング設定が足枷にならなきゃいいけど……(例・最初の妖精設定が足枷に、すべてをぶちこわした『JAZZYな妖精たち』)。

 や、サムいコメディ(小池のコメディはサムいと決めつけている)より、ロマンチックな方がいいんですが。その方がいいけど、根っこから変わると、不安ばかりが先に立つ。

 てなことをミクの方で取り急ぎ嘆いてみたら、BENさんがすかさず「紫吹淳の退団公演の時は集合日に本が出来てなかったです」と追い打ちをかけてくれるし!!

 頼むよ小池先生。
 『あさきゆめみしII』の駄作ぶりでもー消耗しきってるんだよ。『あさき』に比べれば『NEVER SAY GOODBYE』も『MIND TRAVELLER』も十分許容範囲、小池万歳! つーことで望みをつないでいるので、なんとか踏ん張ってほしいっす。
 どきどきどき。

 あ、壮くんに世界征服企ませてくれたら、ソレだけで全部許します(はぁと)。


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