2009/08/10

次期月組トップスターについて


この度、次期月組トップスターに霧矢 大夢(月組)が決定致しましたので、お知らせ致します。
なお、就任後初の公演は、2010年2月1日に初日を迎える月組中日劇場公演となります。


 おめでとう、きりやん。

 サバキ待ちしている最中、この報を受け取りました。
「月組トップ発表出た」
「誰? きりやん?」
「でなかったら怒る」
 と言いつつ、メールの続きを受信して、間違いなくきりやんだとわかる。

「やったー、おめでとー!!」 

 と、サバキ待ちゾーンの見知らぬ方々と一緒になって声を上げる、タカラヅカっていいところだ。

 てゆーか、またしてもなにかしらの発表をnanaタンと一緒に携帯画面のぞき込んでいたりするわけだが、なんかいっつも一緒にいるときに大きな発表が出ている気が……平日観劇仲間(だった)からか?

 怒濤のきりやんプッシュがはじまり「月組の近い将来を担うのは、きりやんになったんだな」と思った2003年から、すでに6年。思わぬ回り道だったけれど、本来の道に戻ってきたんだね。
 並大抵のことではなかったろうけど、よくここまで来てくれた。ただ、うれしい。

 
 あの年、タニちゃんの組替えが発表になり、タニちゃんがやっていたイメガがきりやんに変更になり、東宝系列映画館で毎日「宝塚歌劇団の霧矢大夢です」というCMが大スクリーンで流れ続け、阪急沿線すべてにきりやんのポスターが貼られ、きりやんのバウ主演が決まり、すべての風がきりやんに向かって吹いていた。
 その、絶頂での発病。
 病名をネットで調べて、事の重大さに血の気が引いた記憶がある。
 ヅカにまーーったく興味もカケラもない母に、「今、こんなことになってるんだよ、このままきりやんが帰ってこなかったどうしよう」と、うろたえて相談し、「そーゆー悲劇が起こるのもまた運命」とかなんとか、運命論者の母に言われて「変なこと言わないでよ、きりやんは戻ってくるわよーっ、きぃ~~!」となったのもまた、記憶にある。つか、なんで母になんか話を振ったんだ自分、意味無さ過ぎ。(「心配ね、でも大丈夫よ、きっと元気に戻ってくるわ」と言って欲しかったんだろーが、ウチのママンはそんなことを言う人ぢゃない、神経逆撫で系のことしか言わん、わかっているのに何故っ)

 
 そして、シューマッハを愛でていた者としても、また、感慨深い。

 あのころ、ケロ、ゆーひ、きりやん、タニちゃんの4人は、それぞれキャラ立ちした魅力的なユニットだった。
 渋い大人の長男、クールビューティ次男、元気者の三男、かわいこちゃんな末っ子。
 上ふたりは別格で、下ふたりの路線少年たちをサポートしている感じだった。

 あの4人が、大好きだった。

 ケロは早々に去ってしまったけれど、残った弟たちがみんな次々頂点を極めてくれるのは、ただただうれしい。
 や、タニちゃんの卒業は早すぎて戸惑ったし、きりやんは遅すぎてやきもきしたし、ゆーひくんはいちばんびっくりだし。
 なんかもーイロイロだが、みんな価値のある人生を歩んだ結果だと思う。

 
 きりやん決定発表はうれしい。
 うれしいが。

 発表文、短っ。

 お披露目公演スケジュールとか演目とかタイトルとか演出家とか、相手役のトップ娘役とか、他にいろいろいろいろ発表することあるんじゃないの?

 3行発表なんて、味気なさ過ぎる……。
 いやその、ちょっとでも早くきりやんだとわかったことはうれしいけども。

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