「アンタ、ナニサマ?!」
「ゲームファンもヅカファンも、みんな問題なく世界観にもストーリーにもついて行っているし、大絶賛しているんですけど?!」

 というお叱りは、ごもっとも。
 いやあ、ほんとナニサマな上から目線、偏狭な考えによる一方的な感想です。

 でも、わたし1個人の感想として、書いておく。
 なんの権威も根拠もない、ただの素人、イタいブロガーの感想として。

 『逆転裁判1』はほんと、素直に「すげえ!」と思ったからさー。
 タカラヅカファンとして、うれしかったし、誇らしかった。

 それがこんなことになって、がっくりと肩を落としたんだよ、『逆転裁判2』

 でも、こんなのはわたしだけで、世の中で『逆転裁判2』が大絶賛されているなら、それはそれで良いことだ。
 世間の評価は評価として、わたしはこんな感想だったんだと、記念に残しておくのみ。

 
 とゆーことで。(ころりと論調を変える)

 ミーハーに、萌え語り、行ってみよーっ!

 作品には盛大に肩透かしくらったけれど、キャストに対しては別ですから。
 愉快な話題、愉快な公演としての、『逆裁2』は別ですから。

 
 ニック@らんとむの、ステキっぷり。

 彼が登場するたび、わくわくする。
 あの温度、あのハート。

 ストーリーのアレさ、ゆがみもヒビも、全部彼が力尽くで持っていく。

 蘭寿とむがいる限り、世界は間違わない。

 たとえルーチェ@せーこちゃんがラストで気味の悪い心変わりをしようともだ、らんとむにあんなにやさしくされたら、ぽわんとなってつい告っちゃっても、無理ないじゃん。
 相手らんとむだよ?! 彼に力強く助けられたり、微笑みかけられたりしたら、惚れちゃうじゃん、地球の常識として。

 ルーチェを責められないっ。わかる、わかるよキミの行動!!(笑) オレがキミでもそうする! てゆーからんとむに弁護されてぇ。助けられてぇ。

 人としておかしな行動や反応でも、らんとむが真ん中で演じている限り、「そーゆーこともあるかもな」と思ってしまう。
 物語が、世界が間違っていても、らんとむがそれを支えきってしまう。

 それは彼が熱量を発し、アツくクドく語っているときだけではなく、黙って視線をはずした伏し目がちの表情だったり、くしゃっとしたとろとろの笑顔だったりする。
 スーツの肩から背中の線だったり、指先だったりする。

 彼は、ヒーローだ。

 この迷い多い世の中で、雑音だらけの人生で、まっすぐに信じることが出来るモノ。

 フェニックス・ライトは、ヒーロー。
 だからわたしは素直に、シンプルに、彼を見つめる。彼を信じる。彼を欲する。

 そこにいるだけで「主役」「ヒーロー」でありえる、らんとむさんに感動だ。
 どんどんいい男になっていくんだ。うわあああん。

 こだわりの最前列センター。
 らんとむが、目の前で悶えている。
 や、ちがった、ごめんごめん、歌っている。

 客席降りでがんがん歌ってくれる、それがまさに目の前、わたしの爪先で立ち止まって歌っているのよ、背を反らして悶えるよーに。

 いやもお、どーしよーかと。
 呼吸するの忘れて見入っちゃったよ。

 あー、もー、すげーや。

 アタマを空っぽにして、彼が行くところへついて行くの。彼が指し示す方向へ進むの。
 それが、心地良いの。

 
 にしても、フィナーレの「あはんあはんソング」はアレ、正気ですか。
 わかっててやらせたの、スズキケイ?!
 らんとむと言えば「アハン顔」でしょ? あのにそんな彼に「A…aaaha……a~~han♪」と歌わせるって……!!(震撼)

 スズキケイ、神!!(笑)

 
 幕間で途方に暮れ、物語終了時にアタマ抱えていたのは事実だが、フィナーレで、全部吹っ飛んだ。

 やーん、たのし~~!!

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