(演目未定)ってナニ?!
2010/01/14

雪組トップスター・水 夏希 退団会見のお知らせ

雪組トップスター・水 夏希が、2010年9月12日の雪組東京宝塚劇場公演(演目未定)の千秋楽をもって退団することとなり、2010年1月15日に記者会見を行います。

なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。


 水しぇん退団の覚悟はあった。
 ナニを知っているわけじゃないが、漠然と今年……2010年だろうなとは思っていた。
 『ソルフェリーノの夜明け』という演目が発表になったときに、2010年退団は仕方ないのかもしれないが、植爺作品退団だけは避けてくれ、つか植爺での退団は誰であってもやめてくれと祈った。
 トップの退団発表があってしかるべき時期を過ぎて、人知れずホッとしたさ。
 そして、じゃあきっとその次だなと思った。2010年の2作目、そこを区切りとしてゆみこちゃんにバトンタッチするんだなと。
 誰に言うこともないが、そうなんだろうとひとり勝手に思って、覚悟していた。や、覚悟決められるほど強くないので、予防線を張って自分を守っていた。きっとあと2作、と。

 それが、まさかのゆみこちゃん退団で。
 そこでアタマがストップしていたので、それよりあとのことは考えていなかった。
 あと2作で水しぇんがいなくなるというのは、考えていたし心の予防線も張っていたけれど、でもどこかで意識からなくなっていた。

 だって、水しぇんが今年辞めるなら、なんでゆみこちゃんが今辞めるのよ?!

 ゆみこちゃんが先に辞めるから、水くんはしばらく辞めないとか、特に考えていたわけじゃない。ほんとに目の前のことしかわかんないので、そこまで考えてなかった。
 アタマの中はゆみこちゃん退団発表と、次いでハマコ退団発表で止まっている。
 ただ、長年のヅカヲタ人生から、人事発表のタイミングを肌で計っている。計算ではなく慣習、癖とか本能の域で。

 だからトップ退団にたどり着くまでの流れ……今までの流れから、「たとえ今年2作目が退団公演であっても、発表はまだ先」だと思っていた。

 まず演目が発表になって、タイトルに別れを象徴するものが入っていて、なにかしらイベントになりそうなスケジュールが組まれて……そういう、一連の流れ。

 根拠があるわけじゃないが、慣習はある、なにごとも。
 そして迷信や慣習には大抵、根っこにはそれらが起こるための理由や原因がある。なんの因果関係もなく発生しない。

 だからこそ。

 (演目未定)って、なんだよ?

 演目未定で退団発表したトップスターなんて、知らない。

 通常ではないことが起こっている。慣習や流れに逆らう事態が起こっている。今の、宝塚歌劇団で。
 ここ20年なかった、2番手退団が起こったように。

 水しぇんがいなくなる、男役の彼に会えなくなる衝撃は大きい。覚悟していても、大きい。
 だけど。

 何故、今発表なの? という衝撃こそが、大きい。(演目未定)なんてイレギュラーなときに。
 
 
 なんつーか。

 わたし、『ソルフェリーノの夜明け』『Carnevale睡夢』は、ゆみこちゃんの退団公演であって欲しかったのよ。
 準トップスターである彩吹真央が退団する公演、であって欲しかった。
 たとえ大劇場だけでも、ゆみこちゃん単体のサヨナラ公演であると思って、観劇したかった。
 や、ハマコ他の退団者もいるけれど、去年の『ラスト プレイ』だってスタークラスの退団者が他にいてもまず「瀬奈じゅんサヨナラ公演」だったわけで。
 ゆみこちゃんを、そういう風に送り出して欲しかったんだ。わたしの勝手な思いだとわかっているけれど。

 ゆみこちゃんのサヨナラ公演であると同時に、水しぇんのプレ・サヨナラ公演になってしまったことが、なんだか寂しい。
 
 てゆーか、同時に組替えでやって来たふたりの卒業がわかったあとで観るわけだから、「水くん時代の雪組のサヨナラ公演」?! 見納めだから目に焼き付けろって?
 

 なんか、もお。
 PC画面に向かってえんえんひとりで吠えちゃったよ。なんで?と。
 罪なく萌えバウ作品に萌えて、アホな感想書いていたのに。モバタカメールで吹っ飛んだよ。で、あとはお決まりの貧血起こして。

 整理がつかないなあ。
 水しぇん、いなくなっちゃうの?
 演目もわからない作品で、別れだけ突きつけられて、覚悟をしろと。

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