「『BUND/NEON 上海』ってそんなにおもしろいんですか?」
と、東京で若いゆーひファンに聞かれた。うん、おもしろいよ。おもしろいけど、名作とか佳作とかではまったくなくて……そうだなあ、言うなれば。
『血と砂』みたいなおもしろさ?
ゆーひファンになら、通じるかなと(笑)。
「わかりました、『血と砂』なんですね!(笑)」と力強く返答されたさ。
その翌々日、ムラで東京在住の、また別のゆーひファンに会った。や、わたしの周囲は「世界のほとんどがゆみこファン」で、次に多いのがゆーひファンなので、ゆーひファンに出会う率もとても高い。
しかし、ゆーひさんは今東宝で公演中じゃん、なんでムラにいるの?
「ゆーひファンとして、このだいもんは見逃せないって聞いたんで」
いずこも同じか、アレ系の作品、キャラにときめく人間の観劇意欲になるのか、『BUND/NEON 上海』。
しかしさすがにもう劉@だいもんの話は置いておいて(笑)。
胡烔華@いまっちの話。
ぶっちゃけ、『BUND/NEON 上海』でいちばん優秀かつ最強キャラは、コトウカだよね?
クリストファー@まぁくん、なんもしてないし。なんも考えてないし。
それに比べてコトウカの優秀かつ、親切なこと。クリスのなーんも考えていない無謀な行動にいちいちつきあって、手助けして。咄嗟に死んだ振りして、一撃で敵を昏倒させるとか、達人クラスの戦闘員ですがな(笑)。
彼の行動はすべて、クリスのため。一応仕事でやっているわけだが、「観光案内」という任務だったはずだから、マフィア組織潜入とかにつきあう道理はまったくないのに、善意だけで協力している。で、当のクリスより優秀ときたもんだ。
出会ってすぐさま相棒認定ってゆーか、心を開いて共に行こう設定は無理がありすぎ。そもそも上海生まれのクリスにはガイド不要、それをわざわざ職権乱用して地元警察から同行者を出させたのは、捜査のため。警官と一緒なら捜査できるっつーことで。
……最初から、利用するつもりだったんだよね。だからコトウカがどんな人間であろうと、会った瞬間からおだてて機嫌とって、味方にするつもりだった。相棒とか言ってるのもそのため。本気でコトウカを信用しているわけでも心を許しているわけでもない。
って、クリスひでえ。
利用して捨てるつもりだから、危険なところにも連れていく。安全かどうかでいちいち騒ぐコトウカの方が悪い・臆病であるかのよーに見せかけて、悪いのはクリスだっつの。
そして「ここは任せた」で後始末を何度も押しつけるクリスってひでぇよマジで。ええ、わたしはあの「任せた」に引っかかってました。
だって、どう任されりゃいいの? マフィアのアジトで突然女の子押し付けられたりとかさー。逮捕して事情聴取? 被害者として保護? それらの答えも今はまだナイから、すべてひっくるめて当局へ連行? 戦争が起こって街中大変なことになってるときに、大して役にも立ちそうにないマフィア関連女子2名をよざわざ連行していって、政府はどんな対応してくれるの?
任されても困るよほんと。
ラストだってアレなに、コトウカひとりで残されてどうしろと。つか、上海を捨てるわけにはいかないコトウカ(家族だっているだろうし)を、あそこまでつきあわせて、全部中途半端に背負わせて、自分たちだけ逃げ出してハッピーエンドって。
一事が万事この調子で、「クリスひでえ!!」の連続だ(笑)。
最初からコトウカを利用して捨てるつもりのイギリス人に、道理は通用しないってか。
それでもコトウカくんは、けなげにクリスに尽くしている。
もともとコトウカが善良でお人好しすぎる設定なのかもしれないが、クリスに「相棒」と言われて舞い上がったりしているところを見ると、それ以外の要因を邪推したくなりますな(笑)。
誰だって、ヤな奴に頼み事されるより、ステキな人に言われた方が能動的になるじゃん?
長身スタイル良しのイケメン捜査官に、一目惚れしたんぢゃないの? と(笑)。
それゆえに、どんなにひどい扱いを受けても揺るがずブレず、愛情一直線、クリスのために苦労することをまったく厭わない、と。
そう考えて納得するしかないわ。不自然だもん、このふたりの関係。
で、実際いまっちはいい役者だねええ。
小さくて、気が充実していて、観ていて気持ちが良い。ころんと丸い印象なのは、若くてあちこち削げていないためだろう。これから大人になればカラダも頬のラインも変わってくるだろうし、楽しみだ。
現代では小柄な男役は活躍の場が限られてしまうので、もったいない限り……だいもんといい、身長さえあればなああ。実力も気合いも顔立ちも問題ナイのに。
小柄ゆえに作り込んで濃く「男役」を作り上げる男たちは大好物なので、このままもっともっと素敵な男っぷりを見せてほしいっす。
『BUND/NEON 上海』はなあ。
杜月笙×劉に、クリス×コトウカという、色のチガウカップルが活躍していてたのしいんだけど。
一見まったく違うように見えて、攻が鬼畜系ってのが共通、ってのは、どうなのよ?(笑)
杜月笙はわかりやすく鬼畜だけど、クリスだって善人面してコトウカ相手にやってることはけっこーひどいという、なまじ善人面しているからさらに鬼畜という、素敵っぷり。
つか、クリスってヤンデレぢゃね?
生田せんせ、自覚して描いてるのかしら?(笑)
と、東京で若いゆーひファンに聞かれた。うん、おもしろいよ。おもしろいけど、名作とか佳作とかではまったくなくて……そうだなあ、言うなれば。
『血と砂』みたいなおもしろさ?
ゆーひファンになら、通じるかなと(笑)。
「わかりました、『血と砂』なんですね!(笑)」と力強く返答されたさ。
その翌々日、ムラで東京在住の、また別のゆーひファンに会った。や、わたしの周囲は「世界のほとんどがゆみこファン」で、次に多いのがゆーひファンなので、ゆーひファンに出会う率もとても高い。
しかし、ゆーひさんは今東宝で公演中じゃん、なんでムラにいるの?
「ゆーひファンとして、このだいもんは見逃せないって聞いたんで」
いずこも同じか、アレ系の作品、キャラにときめく人間の観劇意欲になるのか、『BUND/NEON 上海』。
しかしさすがにもう劉@だいもんの話は置いておいて(笑)。
胡烔華@いまっちの話。
ぶっちゃけ、『BUND/NEON 上海』でいちばん優秀かつ最強キャラは、コトウカだよね?
クリストファー@まぁくん、なんもしてないし。なんも考えてないし。
それに比べてコトウカの優秀かつ、親切なこと。クリスのなーんも考えていない無謀な行動にいちいちつきあって、手助けして。咄嗟に死んだ振りして、一撃で敵を昏倒させるとか、達人クラスの戦闘員ですがな(笑)。
彼の行動はすべて、クリスのため。一応仕事でやっているわけだが、「観光案内」という任務だったはずだから、マフィア組織潜入とかにつきあう道理はまったくないのに、善意だけで協力している。で、当のクリスより優秀ときたもんだ。
出会ってすぐさま相棒認定ってゆーか、心を開いて共に行こう設定は無理がありすぎ。そもそも上海生まれのクリスにはガイド不要、それをわざわざ職権乱用して地元警察から同行者を出させたのは、捜査のため。警官と一緒なら捜査できるっつーことで。
……最初から、利用するつもりだったんだよね。だからコトウカがどんな人間であろうと、会った瞬間からおだてて機嫌とって、味方にするつもりだった。相棒とか言ってるのもそのため。本気でコトウカを信用しているわけでも心を許しているわけでもない。
って、クリスひでえ。
利用して捨てるつもりだから、危険なところにも連れていく。安全かどうかでいちいち騒ぐコトウカの方が悪い・臆病であるかのよーに見せかけて、悪いのはクリスだっつの。
そして「ここは任せた」で後始末を何度も押しつけるクリスってひでぇよマジで。ええ、わたしはあの「任せた」に引っかかってました。
だって、どう任されりゃいいの? マフィアのアジトで突然女の子押し付けられたりとかさー。逮捕して事情聴取? 被害者として保護? それらの答えも今はまだナイから、すべてひっくるめて当局へ連行? 戦争が起こって街中大変なことになってるときに、大して役にも立ちそうにないマフィア関連女子2名をよざわざ連行していって、政府はどんな対応してくれるの?
任されても困るよほんと。
ラストだってアレなに、コトウカひとりで残されてどうしろと。つか、上海を捨てるわけにはいかないコトウカ(家族だっているだろうし)を、あそこまでつきあわせて、全部中途半端に背負わせて、自分たちだけ逃げ出してハッピーエンドって。
一事が万事この調子で、「クリスひでえ!!」の連続だ(笑)。
最初からコトウカを利用して捨てるつもりのイギリス人に、道理は通用しないってか。
それでもコトウカくんは、けなげにクリスに尽くしている。
もともとコトウカが善良でお人好しすぎる設定なのかもしれないが、クリスに「相棒」と言われて舞い上がったりしているところを見ると、それ以外の要因を邪推したくなりますな(笑)。
誰だって、ヤな奴に頼み事されるより、ステキな人に言われた方が能動的になるじゃん?
長身スタイル良しのイケメン捜査官に、一目惚れしたんぢゃないの? と(笑)。
それゆえに、どんなにひどい扱いを受けても揺るがずブレず、愛情一直線、クリスのために苦労することをまったく厭わない、と。
そう考えて納得するしかないわ。不自然だもん、このふたりの関係。
で、実際いまっちはいい役者だねええ。
小さくて、気が充実していて、観ていて気持ちが良い。ころんと丸い印象なのは、若くてあちこち削げていないためだろう。これから大人になればカラダも頬のラインも変わってくるだろうし、楽しみだ。
現代では小柄な男役は活躍の場が限られてしまうので、もったいない限り……だいもんといい、身長さえあればなああ。実力も気合いも顔立ちも問題ナイのに。
小柄ゆえに作り込んで濃く「男役」を作り上げる男たちは大好物なので、このままもっともっと素敵な男っぷりを見せてほしいっす。
『BUND/NEON 上海』はなあ。
杜月笙×劉に、クリス×コトウカという、色のチガウカップルが活躍していてたのしいんだけど。
一見まったく違うように見えて、攻が鬼畜系ってのが共通、ってのは、どうなのよ?(笑)
杜月笙はわかりやすく鬼畜だけど、クリスだって善人面してコトウカ相手にやってることはけっこーひどいという、なまじ善人面しているからさらに鬼畜という、素敵っぷり。
つか、クリスってヤンデレぢゃね?
生田せんせ、自覚して描いてるのかしら?(笑)