もし、あの役を見ていなければ……てな。@『心中・恋の大和路』配役発表
2014年2月11日 タカラヅカ 雪組関連が一気に発表になった。
まず、なんといっても、『心中・恋の大和路』配役発表。
八右衛門@まっつ、きたーーッ!
や、他の役はありえないので、わかっていたことだけど、改めて発表になると……。
八右衛門は、いい役です。
男前な役です。
わたしが『心中・恋の大和路』を生で観たのは幸ちゃん主演の98年バウバージョン。青年館は役替わりがあったので別物、あくまでも、バウのみ。
当時、ネットもなければ人脈もないわたしとその周囲では、「幸ちゃん主演で日本物で、2番手ケロとか、チャレンジャーだな」という感想でした、演目発表されたとき。
世間一般のことは知りません。実は汐風幸さんは超人気スターで、彼が主演するっちゅーだけでチケット完売間違いなし!だったのかもしれませんが、わたしの狭い狭い生息範囲では、「大丈夫か」と客入りを心配する公演でした。
ただでさえ人気のない日本物ですよ。「名作!」という触れ込みでも、「古い」ことは確かだし、日本物を敬遠する人が多いのが現実だし。
「父親(片岡仁左衛門)の当たり役を演じる」ことが一応話題だったらしいけど、それって関係者の間ではありがたいことかもしんないけど、一般客には関係ないよね?
本人よりもまず「父親の名前」が重要視される人が主演で、ヒロインはうまいしきれいだけど「次期娘役トップ確定の劇団推しスター! 贔屓の嫁になるかもしれないから、絶対観ておかなきゃ!」てな勢いのある娘役さんではなかったし、おまけに2番手は、新公主演もしていない、組ファン以外存在も知らないだろう、脇の中堅。
渋すぎるだろ、この演目。
友人たちも華麗にスルー、「見に行く気ナイ」とあっさり言われる。
そりゃそうだよなあ。
それでもわたしは、ケロちゃん目当てに観に行ったわけです。サバキだったか当日券だったか、とにかくチケットはなんの苦労もなく手に入ったはず。
当時のわたしはケロスキーではあっても、彼を本命のご贔屓だとは思っておらず、どっちかっつーと彼を「ネタジェンヌ」扱いしていた。
大好きで愛でてはいるけど、それだけ。ときめきはない。
だって彼は「いい人」とか、「愉快な人」とかがハマる芸風。人の良さそうな笑顔に癒されるというか、音程行方不明の歌にズコーーっとなったり、女装姿のヲカマっぷりをきゃあきゃあ言ったりする、ゆるくいじって楽しむ位置にいた。
素顔もいわゆる美形さんではないし、舞台ではいつも三枚目だし。たまに二枚目っぽい役だと、おっさんだし。
男として「安全牌」というか、すっかりナメてかかっておりました。
それが。
ああ、それが。
八右衛門様、かっこいい~~!!
それだけじゃない。
ケロが、美形に見える。
今まで、思ったことなかったのに!! や、ジェンヌがみんなきれいなのは前提ですよ、そのジェンヌ比で彼はネタ扱いの三枚目キャラで、ヒロインに「かっこ悪いから」と振られるタイプの男だったんですってば。
え? え? 江上さんがかっこいい。つか、美形。美しい。え? だって江上さんだよ? ねえねえ、あたしおかしいのかな、江上さん美形じゃね?
なんかうろたえて、連れに話したような。
当時はケロちゃんという愛称ではなく、「江上さん」という名で勝手に呼んでいたモノで。彼を最初に認識した公演での、役名。
汐美真帆が、壮絶に美しかった。
……八右衛門がなければ、わたしはケロのファンになっていなかったかもしれない。
それまで油断ぶっこいてたからさー。
三枚目の下級生だと思ってたからさー。こんなにかっこいいなんて、夢にも思わなかったの。
そのギャップに、ずきゅんとキた。
そのあとが、オギーの『凍てついた明日』でしょ?
で、月組に組替えになって、オギーの『螺旋のオルフェ』でしょ?
オチるって!!
とまあ、そんな役なわけだ、八右衛門って。
………………まさか、めぐりめぐって、現在のご贔屓が、同じ役をやるとはっ。
ケロにはギャップ堕ちしたけど、まっつには最初から高いハードルが設置されてるよーなもんだからなー。どう感じるのかなー。
や、なにがどうあれ、まつださんの芝居には信頼しかありませんけども。
きっとケロがどうとかではなく、まっつの八右衛門様にきゃーきゃーめろめろになる自分が想像できます(笑)。
「チャレンジャーだな」と思った『心中・恋の大和路』、ケロの美形っぷりにはときめくわ、芝居ラストには大泣きして大変なことになるわ、いろいろと思い出深い作品です。
例の名曲を歌うのは、与平役のかなとくんかな。がっつり歌ウマを配してきましたな。
いろいろと楽しみです。
……雪山のおんぶ以外。おんぶ、しなくていいっす。うん、なにかしら他に、愛し合うふたりのやりとりに変更してくれれば。
とりあえず、まっつが、えりたんと仲良しの役、ってことが、うれしい。
ようやく。
よーやくですもん。
えりたんが雪組に組替えになって、はじめて。
劉邦と張良なのにー。同陣営に立つふたりを見せろ~~、とじれじれしてましたさ。
よーやくだっ。
『ベルばら』配役もいろいろとツボが。
大ちゃんの「身を引きましょう」とか、想像するだけで震えるわ……!!
きんぐのフェルゼンも美しかろう。
翼くん、役ついてるー。
次の大劇場の出演者も出て、いろいろ腰が据わった感じ。や、ついていく身としては。
まず、なんといっても、『心中・恋の大和路』配役発表。
八右衛門@まっつ、きたーーッ!
や、他の役はありえないので、わかっていたことだけど、改めて発表になると……。
八右衛門は、いい役です。
男前な役です。
わたしが『心中・恋の大和路』を生で観たのは幸ちゃん主演の98年バウバージョン。青年館は役替わりがあったので別物、あくまでも、バウのみ。
当時、ネットもなければ人脈もないわたしとその周囲では、「幸ちゃん主演で日本物で、2番手ケロとか、チャレンジャーだな」という感想でした、演目発表されたとき。
世間一般のことは知りません。実は汐風幸さんは超人気スターで、彼が主演するっちゅーだけでチケット完売間違いなし!だったのかもしれませんが、わたしの狭い狭い生息範囲では、「大丈夫か」と客入りを心配する公演でした。
ただでさえ人気のない日本物ですよ。「名作!」という触れ込みでも、「古い」ことは確かだし、日本物を敬遠する人が多いのが現実だし。
「父親(片岡仁左衛門)の当たり役を演じる」ことが一応話題だったらしいけど、それって関係者の間ではありがたいことかもしんないけど、一般客には関係ないよね?
本人よりもまず「父親の名前」が重要視される人が主演で、ヒロインはうまいしきれいだけど「次期娘役トップ確定の劇団推しスター! 贔屓の嫁になるかもしれないから、絶対観ておかなきゃ!」てな勢いのある娘役さんではなかったし、おまけに2番手は、新公主演もしていない、組ファン以外存在も知らないだろう、脇の中堅。
渋すぎるだろ、この演目。
友人たちも華麗にスルー、「見に行く気ナイ」とあっさり言われる。
そりゃそうだよなあ。
それでもわたしは、ケロちゃん目当てに観に行ったわけです。サバキだったか当日券だったか、とにかくチケットはなんの苦労もなく手に入ったはず。
当時のわたしはケロスキーではあっても、彼を本命のご贔屓だとは思っておらず、どっちかっつーと彼を「ネタジェンヌ」扱いしていた。
大好きで愛でてはいるけど、それだけ。ときめきはない。
だって彼は「いい人」とか、「愉快な人」とかがハマる芸風。人の良さそうな笑顔に癒されるというか、音程行方不明の歌にズコーーっとなったり、女装姿のヲカマっぷりをきゃあきゃあ言ったりする、ゆるくいじって楽しむ位置にいた。
素顔もいわゆる美形さんではないし、舞台ではいつも三枚目だし。たまに二枚目っぽい役だと、おっさんだし。
男として「安全牌」というか、すっかりナメてかかっておりました。
それが。
ああ、それが。
八右衛門様、かっこいい~~!!
それだけじゃない。
ケロが、美形に見える。
今まで、思ったことなかったのに!! や、ジェンヌがみんなきれいなのは前提ですよ、そのジェンヌ比で彼はネタ扱いの三枚目キャラで、ヒロインに「かっこ悪いから」と振られるタイプの男だったんですってば。
え? え? 江上さんがかっこいい。つか、美形。美しい。え? だって江上さんだよ? ねえねえ、あたしおかしいのかな、江上さん美形じゃね?
なんかうろたえて、連れに話したような。
当時はケロちゃんという愛称ではなく、「江上さん」という名で勝手に呼んでいたモノで。彼を最初に認識した公演での、役名。
汐美真帆が、壮絶に美しかった。
……八右衛門がなければ、わたしはケロのファンになっていなかったかもしれない。
それまで油断ぶっこいてたからさー。
三枚目の下級生だと思ってたからさー。こんなにかっこいいなんて、夢にも思わなかったの。
そのギャップに、ずきゅんとキた。
そのあとが、オギーの『凍てついた明日』でしょ?
で、月組に組替えになって、オギーの『螺旋のオルフェ』でしょ?
オチるって!!
とまあ、そんな役なわけだ、八右衛門って。
………………まさか、めぐりめぐって、現在のご贔屓が、同じ役をやるとはっ。
ケロにはギャップ堕ちしたけど、まっつには最初から高いハードルが設置されてるよーなもんだからなー。どう感じるのかなー。
や、なにがどうあれ、まつださんの芝居には信頼しかありませんけども。
きっとケロがどうとかではなく、まっつの八右衛門様にきゃーきゃーめろめろになる自分が想像できます(笑)。
「チャレンジャーだな」と思った『心中・恋の大和路』、ケロの美形っぷりにはときめくわ、芝居ラストには大泣きして大変なことになるわ、いろいろと思い出深い作品です。
例の名曲を歌うのは、与平役のかなとくんかな。がっつり歌ウマを配してきましたな。
いろいろと楽しみです。
……雪山のおんぶ以外。おんぶ、しなくていいっす。うん、なにかしら他に、愛し合うふたりのやりとりに変更してくれれば。
とりあえず、まっつが、えりたんと仲良しの役、ってことが、うれしい。
ようやく。
よーやくですもん。
えりたんが雪組に組替えになって、はじめて。
劉邦と張良なのにー。同陣営に立つふたりを見せろ~~、とじれじれしてましたさ。
よーやくだっ。
『ベルばら』配役もいろいろとツボが。
大ちゃんの「身を引きましょう」とか、想像するだけで震えるわ……!!
きんぐのフェルゼンも美しかろう。
翼くん、役ついてるー。
次の大劇場の出演者も出て、いろいろ腰が据わった感じ。や、ついていく身としては。