キャスト感想覚え書き。@宝塚音楽学校第100期生文化祭
2014年2月19日 タカラヅカ あちこち演出家のアレさにウケまくったけれど、宝塚音楽学校第100期生文化祭それ以外の覚え書き。
プログラムが安くなっていておどろいた。文化祭プログラム=千円、という思いこみゆえ、お釣りを渡され、びびった(笑)。
劇団のやることは値上げだけで、値下げなんか絶対しないと思ってたよ~~。広告ページが増えたから、定価を安くできたのかな?
価格変更は去年からかもしれない。でも去年は観劇できず、あとからプログラムだけキャトルで購入したため、値段が変わっていても印象が薄い。……ので、おぼえてないや。
文化祭プログラムは、バウホール前で予科生が手ずから販売してるのなー。だからキャトルで他のグッズと一緒に買うのとは、印象がぜんぜん違う。
で、キャストについては。
構成が日舞→歌→芝居→ダンスなので、個別認識のチャンスは歌と芝居のみ。日舞は「全員勝負!」なので、人数多すぎて、しかもずっと動いてるからわたしの海馬では無理(笑)。
歌と芝居で覚えられた子は、ダンスでも見分けられる場合が多い。反対に、芝居までで区別がつかなかったとき、ダンスだけで個別認識することは、わたしには難しい。日舞のように「全員勢揃い」でないにしろ、踊ってたら顔なんかわかんないもん。
もともとわたしの興味が「芝居>歌>ダンス」なので、芝居ができるor壊滅的ではないってのが重要。日舞やダンスはよくわかんない。
タカラヅカの公演では「ショーがなくちゃ!」と思っているけど、「ショーで魅力的」であることと、「日舞・ダンスの技術が優れてる」はイコールじゃない。音校のダンスは「ダンス発表会」であり、「ショー」じゃない。
文化祭でもっとも「タカラヅカ的」なのは、歌(ポピュラー)と芝居だ。
てことで、歌のときに気になった子がふたり。
「夢の果てに」をトリオで歌っていた男の子のうち、歌う順番が最初と2番目の子。
ポイントは歌唱力よりも、芝居っ気というか、「歌う」ということで「この子の芝居を観てみたいな」と思えるかどうか。
歌がヘタというか、壊滅的な人は、大抵芝居も苦しい場合が多い。たぶん、「声」のコントロールがヘタだと、芝居もうまくできないせいだろう。一概には言えないし、例外ももちろんたくさんあるとわかっているけれど、最初のとっかかりとして、そこに注目。
「歌う」ことでなにかアピールできる子は、芝居にも興味がもてる。
「夢の果てに」のトリオは破綻なく歌っていて、最後のひとりが悪いとか劣っているというわけじゃない。
最初の子に「おおっ、この子いいかも」と思って次の子も「この子もなんかおもしろい」と思って、なにこれこのトリオみんなこうなの? てゆーか、この歌が入り込んで歌う系だからこんなことになってんの?! と内心ウケまくってたら、3人目はそうでもなかった。
むしろ3人目の彼がふつーだったために、ふたりが「どうやら、好みらしい」とわかった。
あくまでも、わたしの好みの問題だろう。
楽しそうに「客席へ向けて」歌う姿に、なんか響くものがあったらしい。
最近のプログラム表記は「歌う順」に名前が載っているから、「夢の果てに」の最初と2番目はこの子とこの子ね、と名前をチェック。
で、歌と芝居の間の短い休憩時間に、ふたりの男の子が次の芝居に出ていないことを知り、肩を落とした。芝居は2組に分かれて上演、どちらか一方しか出演しないんだ。
いつもこうさ……。
歌で気になる子がいても、大抵芝居には出てないのさ……。バターを塗った食パンが、バター面を下にして落ちるくらい、当たり前のことなのさ……。
ただ、芝居は2組とも同じモノをやる。
だから、わたしが観たA組の芝居の役名をチェックして、歌のふたりがB組でやる役を判別し、彼らがどうやら「芝居が出来る」認定の子たちだと知る。
ひとりはたぶん、芝居の主役。もうひとりは2番手っぽい役。文化祭の正塚芝居は主役以外、番手はほとんどないけど、役割的に。
そんな役が付いている子たちだから、きっと芝居もできるんだろう。
ゆえに、歌う姿も面白かった、と。
くそー、観たかったなー、芝居。
で、歌+芝居で段階を踏まないと、わたしの少ないのーみそでは、ダンスのころには顔を忘れてしまっていて、見分けが付かない、と(笑)。
今年の正塚芝居は主人公の比重がやたら高くて、えんえんえんえん主人公の出番を観ていたよーな気がする。
おかげで、A組で主演していた彼のことは、ダンスでもわかるようになった。
つか彼、歌でもソロばっか歌っていたので、区別しやすかった。
芝居は健闘していたけれど、なにしろ正塚芝居……しかも、プロの劇団員(タカラジェンヌ)が実際に演じた作品をそのまんまやらされたりしていたから、足りなさが目立って……手に汗握った。
谷先生の大仰な紙芝居コスチューム物とかだったら、もっと様になったかもしんない。台詞回しもだし、現代の若者衣装がまた、まるぷくした子どもたちが着るとお尻や太股が大変なことに。
マサツカはなー、新人には鬼門だよなー。
作品が悪いだけで、主役くんはよくやっていたと思う。
ヒロインはうまいし、ふつうにかわいいんだろうけど、最初から最後まで、顔がおぼえられなかった。登場するたび、台詞や衣装で「ああ、ヒロインか」と判別していたような。
プログラムの写真を見たら、ほんとに幼い感じにかわいい子だった(笑)。かわいいゆえに、記憶に残りにくかったのかも。
劇団員役、という十把一絡げのなか、立場のチガウ大人役をやったふたりは、きっとうまい人たちなんだと思う。
男役は特に難しい、「大人の(なさけなさのある)男」の役で、出来ていたかはともかく、よく演じていたなと。たぶん、いろいろとわたし好みの要素を持った子だわー。顔が特徴的なので、彼はダンスでもよくわかった。
娘役さんは、たぶんわたしが期待しすぎていたのだと思う。うまいけれど、ちょっと違った。なにが、って、ほんとにただ、わたしの好みと。正塚芝居でこの位置の女キャラというと、こうだよな、という思い込みがわたしにあって、それゆえに違和感があったという、「ソレ、役者にはなんの関係もないやん!」なことなので、すまんなあ。
あと、劇団員のひとり、わりと台詞も多いひょろっと背の高い男の子はなんか気になった。なにしろ正塚芝居なので、役名はあってもナイのと同じ、出番や台詞が多くても配役表と照らし合わせることができない。
それと、みりおくんの役(『BourbonStreet Blues』の・笑)をやった子は、かわいかったなー。空気読めない子設定なのね。
女の子は今回、記憶に残る子が少なかった。
歌で大活躍していた娘さんはわかったけれど、なにしろ芝居に出てないしな(笑)。
ダンスでは前述の通り、わたしの海馬では追い切れぬ。
……仙名さんみたいにがつんとわたしののーみそとハートに響く娘さんはめずらしいんだよなあ、と数年前の文化祭を思い出す。娘役さんはみんな引っ詰めデコ全開ヘアだから、前髪のある男役以上に見分けにくいのだわ……。
プログラムが安くなっていておどろいた。文化祭プログラム=千円、という思いこみゆえ、お釣りを渡され、びびった(笑)。
劇団のやることは値上げだけで、値下げなんか絶対しないと思ってたよ~~。広告ページが増えたから、定価を安くできたのかな?
価格変更は去年からかもしれない。でも去年は観劇できず、あとからプログラムだけキャトルで購入したため、値段が変わっていても印象が薄い。……ので、おぼえてないや。
文化祭プログラムは、バウホール前で予科生が手ずから販売してるのなー。だからキャトルで他のグッズと一緒に買うのとは、印象がぜんぜん違う。
で、キャストについては。
構成が日舞→歌→芝居→ダンスなので、個別認識のチャンスは歌と芝居のみ。日舞は「全員勝負!」なので、人数多すぎて、しかもずっと動いてるからわたしの海馬では無理(笑)。
歌と芝居で覚えられた子は、ダンスでも見分けられる場合が多い。反対に、芝居までで区別がつかなかったとき、ダンスだけで個別認識することは、わたしには難しい。日舞のように「全員勢揃い」でないにしろ、踊ってたら顔なんかわかんないもん。
もともとわたしの興味が「芝居>歌>ダンス」なので、芝居ができるor壊滅的ではないってのが重要。日舞やダンスはよくわかんない。
タカラヅカの公演では「ショーがなくちゃ!」と思っているけど、「ショーで魅力的」であることと、「日舞・ダンスの技術が優れてる」はイコールじゃない。音校のダンスは「ダンス発表会」であり、「ショー」じゃない。
文化祭でもっとも「タカラヅカ的」なのは、歌(ポピュラー)と芝居だ。
てことで、歌のときに気になった子がふたり。
「夢の果てに」をトリオで歌っていた男の子のうち、歌う順番が最初と2番目の子。
ポイントは歌唱力よりも、芝居っ気というか、「歌う」ということで「この子の芝居を観てみたいな」と思えるかどうか。
歌がヘタというか、壊滅的な人は、大抵芝居も苦しい場合が多い。たぶん、「声」のコントロールがヘタだと、芝居もうまくできないせいだろう。一概には言えないし、例外ももちろんたくさんあるとわかっているけれど、最初のとっかかりとして、そこに注目。
「歌う」ことでなにかアピールできる子は、芝居にも興味がもてる。
「夢の果てに」のトリオは破綻なく歌っていて、最後のひとりが悪いとか劣っているというわけじゃない。
最初の子に「おおっ、この子いいかも」と思って次の子も「この子もなんかおもしろい」と思って、なにこれこのトリオみんなこうなの? てゆーか、この歌が入り込んで歌う系だからこんなことになってんの?! と内心ウケまくってたら、3人目はそうでもなかった。
むしろ3人目の彼がふつーだったために、ふたりが「どうやら、好みらしい」とわかった。
あくまでも、わたしの好みの問題だろう。
楽しそうに「客席へ向けて」歌う姿に、なんか響くものがあったらしい。
最近のプログラム表記は「歌う順」に名前が載っているから、「夢の果てに」の最初と2番目はこの子とこの子ね、と名前をチェック。
で、歌と芝居の間の短い休憩時間に、ふたりの男の子が次の芝居に出ていないことを知り、肩を落とした。芝居は2組に分かれて上演、どちらか一方しか出演しないんだ。
いつもこうさ……。
歌で気になる子がいても、大抵芝居には出てないのさ……。バターを塗った食パンが、バター面を下にして落ちるくらい、当たり前のことなのさ……。
ただ、芝居は2組とも同じモノをやる。
だから、わたしが観たA組の芝居の役名をチェックして、歌のふたりがB組でやる役を判別し、彼らがどうやら「芝居が出来る」認定の子たちだと知る。
ひとりはたぶん、芝居の主役。もうひとりは2番手っぽい役。文化祭の正塚芝居は主役以外、番手はほとんどないけど、役割的に。
そんな役が付いている子たちだから、きっと芝居もできるんだろう。
ゆえに、歌う姿も面白かった、と。
くそー、観たかったなー、芝居。
で、歌+芝居で段階を踏まないと、わたしの少ないのーみそでは、ダンスのころには顔を忘れてしまっていて、見分けが付かない、と(笑)。
今年の正塚芝居は主人公の比重がやたら高くて、えんえんえんえん主人公の出番を観ていたよーな気がする。
おかげで、A組で主演していた彼のことは、ダンスでもわかるようになった。
つか彼、歌でもソロばっか歌っていたので、区別しやすかった。
芝居は健闘していたけれど、なにしろ正塚芝居……しかも、プロの劇団員(タカラジェンヌ)が実際に演じた作品をそのまんまやらされたりしていたから、足りなさが目立って……手に汗握った。
谷先生の大仰な紙芝居コスチューム物とかだったら、もっと様になったかもしんない。台詞回しもだし、現代の若者衣装がまた、まるぷくした子どもたちが着るとお尻や太股が大変なことに。
マサツカはなー、新人には鬼門だよなー。
作品が悪いだけで、主役くんはよくやっていたと思う。
ヒロインはうまいし、ふつうにかわいいんだろうけど、最初から最後まで、顔がおぼえられなかった。登場するたび、台詞や衣装で「ああ、ヒロインか」と判別していたような。
プログラムの写真を見たら、ほんとに幼い感じにかわいい子だった(笑)。かわいいゆえに、記憶に残りにくかったのかも。
劇団員役、という十把一絡げのなか、立場のチガウ大人役をやったふたりは、きっとうまい人たちなんだと思う。
男役は特に難しい、「大人の(なさけなさのある)男」の役で、出来ていたかはともかく、よく演じていたなと。たぶん、いろいろとわたし好みの要素を持った子だわー。顔が特徴的なので、彼はダンスでもよくわかった。
娘役さんは、たぶんわたしが期待しすぎていたのだと思う。うまいけれど、ちょっと違った。なにが、って、ほんとにただ、わたしの好みと。正塚芝居でこの位置の女キャラというと、こうだよな、という思い込みがわたしにあって、それゆえに違和感があったという、「ソレ、役者にはなんの関係もないやん!」なことなので、すまんなあ。
あと、劇団員のひとり、わりと台詞も多いひょろっと背の高い男の子はなんか気になった。なにしろ正塚芝居なので、役名はあってもナイのと同じ、出番や台詞が多くても配役表と照らし合わせることができない。
それと、みりおくんの役(『BourbonStreet Blues』の・笑)をやった子は、かわいかったなー。空気読めない子設定なのね。
女の子は今回、記憶に残る子が少なかった。
歌で大活躍していた娘さんはわかったけれど、なにしろ芝居に出てないしな(笑)。
ダンスでは前述の通り、わたしの海馬では追い切れぬ。
……仙名さんみたいにがつんとわたしののーみそとハートに響く娘さんはめずらしいんだよなあ、と数年前の文化祭を思い出す。娘役さんはみんな引っ詰めデコ全開ヘアだから、前髪のある男役以上に見分けにくいのだわ……。