石原さとみ@『パズル』を見るたびに、キムくんを思い出します……。あのエロい上唇が……(笑)。
『パズル』の敗因は、1話完結なことだと思います。2〜3話続けて見ると早々に飽きて辟易する……。『トリック』のよーに数話で1エピソード完結ぐらいがバランスいいんじゃ? や、世間的評価は知りませんが、イチドラマヲタクの意見として。
……てなことは置くとして。
今さらながら、オスカル@キムくんの話です。
キムにオスカルはやってほしくなかったので、「ゆみこがオスカルでありますように!!」と、ずっと祈ってました。
劇団のおじさんたちは、キムくんが小柄でかわいいからって、女の子役をやらせすぎ。女の子をやらせて成功するタイプじゃないってば、彼は。小柄でも顔がかわいくても、持ち味が骨太なんだから。
おじさんたちの目にはあさこもキムも等しく「かわいい美人な女の子」だから、平気でヒロインやらせちゃうんだろうけど、チガウから! 女装させてたのしいタイプじゃないから!!
男役として大切な時期に無理に女をやらせるといろいろ支障が出る……ことを、危惧してました。
オスカル@ゆみこで、アンドレ@キムでいいのにー。水しぇん沖田相手に土方やったキムだもん、ユミカル相手でも大丈夫だよー(笑)。
とかなんとか、勝手にいろいろ言ってましたが、実際に全国ツアー『外伝 ベルサイユのばら-ジェローデル編-』を観て。
「オスカル」というキャラのコワレっぷりに、アゴが落ちた。
植爺って……やっぱり原作読んだことないんじゃ……?
オスカルが「男装の麗人」ではなく、ただの女の子になってました。
あまえっこできゃぴきゃぴ。17歳くらいかな。
こんな脚本と演出で、キムが、エンジン全開で闘ってました。
最初はわたしも「オスカル」だと思って観ていたからアゴが落ちて戻らずに苦労したけど、途中から別の人なんだと気づき、なんとか立ち直りました。
「ばあやぁ、ばあやぁン(はぁと)」と、べったべたの甘え声で話す、クネクネしたフリルフリルなイキモノは、オスカルではなく、別の、かわいいイキモノです。
原作とか名前とか気にしていたら、植爺作品は観られません。
どれだけ柔軟に頭を切り換えられるか、それにかかってます。
キムカルは、かわいかった。
ソレはオスカルではもちろんないけれど、「オスカル様ファンクラブ」の人々がプラカード持って踊るよーなこの植爺世界観の中では、ソレが正しいオスカルなんだということが、よくわかる。
いっそ半端なく突き抜けて「可愛い女の子」になってくれた方が、助かる。まだ、原作を守れる。
それを裏付けるように。
オープニングのキムは、クールビューティだった。
植爺作品の常として、冒頭に長い長い、物語とは無関係のオープニングショーが繰り広げられるわけなんだが、ここでキムはオスカルではない、ただの金髪巻き毛の青年として軍服で踊っている。
オスカルのイメージを作りつつも、オスカルではない、不思議な造形。
そこで彼は、ニコリともせず、ひたすらクールに踊っていた。
オスカルとして、大人として、軍人として、耽美な姿を作ることはできるんだ。オープニングでことさら低温にそれを見せつけている。(ちなみに、隣で同じ衣装を着たゆみこさんは全開の笑顔でにっこにっこたのしそーに踊ってらっさいます)
だが、本編では植爺好みの女々しいオスカル像ど真ん中。本編で別物をやるために、オープニングではあえてまったく正反対の「オスカル」をイメージさせる。
大変だな、キム。
キムくんは植爺演出の粗を一身に背負って、懸命に闘ってました。
そしてキムがすごいのは、そーやって理不尽な戦いを強いられているのに、悲壮感がないこと。
こんな暴れ馬も、なんやかんやで乗りこなしちゃうんだなー。うわー。
オスカルをゆみこで見たい、と言っていたのは、撤回します。
この「あまえっこかわいこちゃん17歳」を、ゆみこさんにやってもらうのは、あのお、えーっと、いろいろ大変すぎると思います。
ふつーのオスカルならゆみこでもアリだと思うけど、「ばあやぁ、ばあやぁン(はぁと)」と腰をフリフリするゆみこさんは、見たくありません……。
芝居のストレスを払拭するかのよーに。『ミロワール』では、爆発してました、キムくん。
オトコマエ。
すっげー。男前だ。
変わり続ける表情。自在な歌声、客席アピール。
うわー、濃い。濃いよお、キム。キム濃度が上がってる〜〜。
キムを見ていると、「わたしにまっつがいて、よかった」と思う。
わたしの愛は今はすでにまっつのモノ(笑)なので、揺らぎはしませんが、もしも今贔屓がいない状態で、キムのもっともキムらしい魅力を見せつけられたら、彼に堕ちて、戻って来れなくなっているかもしれない……と、思うから。
水くんにときめくのとはチガウんだよなあ……。彼にはもっと、ひたすらヲトメな気持ちできゃーきゃー言ってられるんだけど。
キムにきゃーきゃー言うことは、多分ない。彼にはヲトメとしてではなく、わたし個人として、言い訳のきかない本質部分で惹かれるせいだろうな。トウコちゃんと同カテゴリ。
キムくんは、力強く突き進んで欲しい。
かわいこちゃんな外見に騙される人がなにを言ってきても、オトコマエに突き進んで欲しい。
彼には、野生の獣でいてほしい。
飼い慣らされていないワイズ、したたかなエロスを武器にして欲しい。きれいに収まらないで欲しい。
不敵なほど「スタァ」であるキムくんを見ていると、心からそう思うんだ。
あのぶ厚い唇を歪める、「汚い」表情が好き。野蛮で不遜な顔。彼がいちばんセクシーな顔。
ドスをきかせる、濁音のよーな歌い方を混ぜる一瞬が好き。それまでのきれいな声から、自在に逸脱させる、音楽で遊ぶ姿。
きれいなだけにはならないで。絶対に。
と。
ときめき……ではないけれど、ぞくぞくわくわくしながら、キムくんを見つめておりました、全国ツアー初日。
オスカル様より、わたしはフィラントが好きです。彼の歌う「お気楽ソング」を聴きたいっす。
『パズル』の敗因は、1話完結なことだと思います。2〜3話続けて見ると早々に飽きて辟易する……。『トリック』のよーに数話で1エピソード完結ぐらいがバランスいいんじゃ? や、世間的評価は知りませんが、イチドラマヲタクの意見として。
……てなことは置くとして。
今さらながら、オスカル@キムくんの話です。
キムにオスカルはやってほしくなかったので、「ゆみこがオスカルでありますように!!」と、ずっと祈ってました。
劇団のおじさんたちは、キムくんが小柄でかわいいからって、女の子役をやらせすぎ。女の子をやらせて成功するタイプじゃないってば、彼は。小柄でも顔がかわいくても、持ち味が骨太なんだから。
おじさんたちの目にはあさこもキムも等しく「かわいい美人な女の子」だから、平気でヒロインやらせちゃうんだろうけど、チガウから! 女装させてたのしいタイプじゃないから!!
男役として大切な時期に無理に女をやらせるといろいろ支障が出る……ことを、危惧してました。
オスカル@ゆみこで、アンドレ@キムでいいのにー。水しぇん沖田相手に土方やったキムだもん、ユミカル相手でも大丈夫だよー(笑)。
とかなんとか、勝手にいろいろ言ってましたが、実際に全国ツアー『外伝 ベルサイユのばら-ジェローデル編-』を観て。
「オスカル」というキャラのコワレっぷりに、アゴが落ちた。
植爺って……やっぱり原作読んだことないんじゃ……?
オスカルが「男装の麗人」ではなく、ただの女の子になってました。
あまえっこできゃぴきゃぴ。17歳くらいかな。
こんな脚本と演出で、キムが、エンジン全開で闘ってました。
最初はわたしも「オスカル」だと思って観ていたからアゴが落ちて戻らずに苦労したけど、途中から別の人なんだと気づき、なんとか立ち直りました。
「ばあやぁ、ばあやぁン(はぁと)」と、べったべたの甘え声で話す、クネクネしたフリルフリルなイキモノは、オスカルではなく、別の、かわいいイキモノです。
原作とか名前とか気にしていたら、植爺作品は観られません。
どれだけ柔軟に頭を切り換えられるか、それにかかってます。
キムカルは、かわいかった。
ソレはオスカルではもちろんないけれど、「オスカル様ファンクラブ」の人々がプラカード持って踊るよーなこの植爺世界観の中では、ソレが正しいオスカルなんだということが、よくわかる。
いっそ半端なく突き抜けて「可愛い女の子」になってくれた方が、助かる。まだ、原作を守れる。
それを裏付けるように。
オープニングのキムは、クールビューティだった。
植爺作品の常として、冒頭に長い長い、物語とは無関係のオープニングショーが繰り広げられるわけなんだが、ここでキムはオスカルではない、ただの金髪巻き毛の青年として軍服で踊っている。
オスカルのイメージを作りつつも、オスカルではない、不思議な造形。
そこで彼は、ニコリともせず、ひたすらクールに踊っていた。
オスカルとして、大人として、軍人として、耽美な姿を作ることはできるんだ。オープニングでことさら低温にそれを見せつけている。(ちなみに、隣で同じ衣装を着たゆみこさんは全開の笑顔でにっこにっこたのしそーに踊ってらっさいます)
だが、本編では植爺好みの女々しいオスカル像ど真ん中。本編で別物をやるために、オープニングではあえてまったく正反対の「オスカル」をイメージさせる。
大変だな、キム。
キムくんは植爺演出の粗を一身に背負って、懸命に闘ってました。
そしてキムがすごいのは、そーやって理不尽な戦いを強いられているのに、悲壮感がないこと。
こんな暴れ馬も、なんやかんやで乗りこなしちゃうんだなー。うわー。
オスカルをゆみこで見たい、と言っていたのは、撤回します。
この「あまえっこかわいこちゃん17歳」を、ゆみこさんにやってもらうのは、あのお、えーっと、いろいろ大変すぎると思います。
ふつーのオスカルならゆみこでもアリだと思うけど、「ばあやぁ、ばあやぁン(はぁと)」と腰をフリフリするゆみこさんは、見たくありません……。
芝居のストレスを払拭するかのよーに。『ミロワール』では、爆発してました、キムくん。
オトコマエ。
すっげー。男前だ。
変わり続ける表情。自在な歌声、客席アピール。
うわー、濃い。濃いよお、キム。キム濃度が上がってる〜〜。
キムを見ていると、「わたしにまっつがいて、よかった」と思う。
わたしの愛は今はすでにまっつのモノ(笑)なので、揺らぎはしませんが、もしも今贔屓がいない状態で、キムのもっともキムらしい魅力を見せつけられたら、彼に堕ちて、戻って来れなくなっているかもしれない……と、思うから。
水くんにときめくのとはチガウんだよなあ……。彼にはもっと、ひたすらヲトメな気持ちできゃーきゃー言ってられるんだけど。
キムにきゃーきゃー言うことは、多分ない。彼にはヲトメとしてではなく、わたし個人として、言い訳のきかない本質部分で惹かれるせいだろうな。トウコちゃんと同カテゴリ。
キムくんは、力強く突き進んで欲しい。
かわいこちゃんな外見に騙される人がなにを言ってきても、オトコマエに突き進んで欲しい。
彼には、野生の獣でいてほしい。
飼い慣らされていないワイズ、したたかなエロスを武器にして欲しい。きれいに収まらないで欲しい。
不敵なほど「スタァ」であるキムくんを見ていると、心からそう思うんだ。
あのぶ厚い唇を歪める、「汚い」表情が好き。野蛮で不遜な顔。彼がいちばんセクシーな顔。
ドスをきかせる、濁音のよーな歌い方を混ぜる一瞬が好き。それまでのきれいな声から、自在に逸脱させる、音楽で遊ぶ姿。
きれいなだけにはならないで。絶対に。
と。
ときめき……ではないけれど、ぞくぞくわくわくしながら、キムくんを見つめておりました、全国ツアー初日。
オスカル様より、わたしはフィラントが好きです。彼の歌う「お気楽ソング」を聴きたいっす。