マメ、しゅん様、らいらい、まぁくんは探さなくても目に入ります。
 極彩色で被り物基本で大勢がわさわさしている落ち着きのない、この『Red Hot Sea』にて。

 マメはいつもいい顔で踊っているし、さおたさんの代役で借りてきた猫みたいに踊っていたしゅん様も、慣れてきたのかときどき挑発的な表情でうっとり踊っていたりして素敵です。らいらいは顔が好みなので技術うんぬんより目に入るし、まぁくんはときどき「うわ、この子かわいい」と息を飲む瞬間があります。

 その反動なのかどーなのか、今回あまりめぐむが目に入らなかったような……。
 nanakoさんが「幽霊船のめぐむが、たかこさんのようだった」などと、ものすげー発言をしたときは、「和央ようかさんですか?! よりによって和央ようか??」と、つい大きな声で連呼してしまいましたさ……。
 扇めぐむが和央ようかに見えるなんてあーた、すげーこと言いますね(笑)。
 それほどかっこいいなら、ぜひ見ておかなければっ、と、まっつ限定視界を無理に広げて、めぐむ氏を探しました。

 今回わたし、1階席ばっかで、しかもけっこー前方席ばかりで観ているんですが……たぶん、そのせいだと思うんだけど、「幽霊船」場面での、めぐむが見えない。
 人込みに隠れちゃうのよ。かなり彼、後ろのほうにいるよね? 必死に探して「あ、きっと彼だわ!」と思ったらふみかで、「うわー、ふみかかっこいー」とそのへんを眺めていたら、どうやらその後ろにいるらしいシルエットが。
 そこにいるらしいことはわかるけど、見えない。
 ……2階席からでないと、捕獲は困難なのでは……?

 それでもなんとかチラ見成功、あんまり捕獲が困難だったため、やたっ、めぐむ見たぞーっ、と見つけたこと自体をよろこび、そうだたかこに見えるかどうか確かめるんだった、とあとから目的を思い出す始末。ヲイヲイ。

 えー、結論から言いますと。

 言わんとしていることは、わかった。

 扇めぐむくんが和央ようか氏に似ているかどうか、真偽のほどはともかくとして、言わんとしていることは、わかった。
 なるほど、たかちゃんかぁ。たかちゃんなあ。うーん。

 めぐむくんは黒燕尾姿で、固めていない黒髪をかきあげるよーにして、踊ってらっさいました。「俺、美形」オーラをかもし出しつつ。
 「幽霊船」はコミカルな場面でもあるので、顔芸もとっても派手に、ユーモアたっぷりに演じてらっさいました。

 しかし、たかちゃんかあ……。ななたん、すげー表現するなあ……。

 わたしはめぐむくんスキーでもあるので、彼がかっこよくなってくれるのは大歓迎、目指す・似ているのが誰であっても無問題。つか、めぐむの「俺、美形」ぶりってツボをくすぐるわ(笑)。
 研7だもんな。男ぶりを磨いていってくれ!

 
 めぐむの捕獲は成功したのに、「あはん顔」のめおちゃんは捕獲できませんでした!

 仲間内で話題なんだけどな、あはん顔のめおちゃん。
 え、あはん顔がどんな顔かって? 「あはん顔としか言いようのない顔」ですよ。「あはん」は「うふん♪あはん♪」のあはんです。お色気顔です。蘭寿さんが得意技としてよくやってます、「あはん顔」。つまりはそーゆー顔です。

 見たかったのに、めおちゃんのあはん顔!!
 何故かわたしはめおちゃんを見つけられずにいました。たぶんわたしの視界が偏っているせいで、たまたまめおちゃんがそこから漏れているのだと思う。あ、もちろん水玉ラテン衣装トロピカーナの銀橋は見てるよ、あそこみんなかわいくてたまらん。……けど、かわいい場面だからこそ、あはん顔はしてくんないし。
 だから意識して「めおちゃん探し」をして、観劇7回目くらいで彼が群舞のどこにいるのかを発見した……が、あはん顔してくれないー!! ドシリアスに踊っていたり、全開で笑ってたりするんだよお、あはん顔が見たいよおお。セクスィ(笑)だと噂のめおちゃんが見たいよおお。

 しかしわたしはいつも、どこを見てるんですかねえ。
 ひとと話していて「え、わたしソレ知らない」てなことになると、考えますよ。なんでみんなが見ているところをわたしが見ていない・知らないんだーっ。そんなに偏ってるのか、わたし視界。
 いやそのまっつを見ていることはデフォルトですが、まっつがいないときもとーぜんあるわけで。そのとき、いったいどこを見ているんだろう……。ゆーひくんを見ていたり、まとぶんや壮くんやみわっちを見ていたり、らいやマメやふみかやだいもんやアーサー見ているのがいけないのかしら。みほちゃんやいちかやゆまちゃんやきらりやののすみ眺めてるのがいけないんだろーか。下級生を順番に点呼していってるのがいけないんだろーか。
 次回はぜひ「あはん顔」を捕獲したいと思うので、めおちゃんには芸風を変えないでいてほしいっす。

 
 所詮組ファンってことなんだろうけど、誰を見てもどこを見てもたのしいのです。
 どこそこシーンの誰々が素敵、と聞けば、「見ておかねば!」と思うし、ほんとに見ればその通りに素敵と思う。
 何回見ても結局同じ視界になりがちだから、そんなビデオみたいな見方はせずに、できるだけたくさんの人を見たいと思う。誰を見たって損ナシ! 花組最高!! ですから、ええ!
 ……それでも視界は贔屓中心になるんだけどさ、どーせビデオにはほとんど映らないんだから今見ておくしかないんだから、と思いつつ、それでもさ、みんなを見たいんだよー。じたばた。

 東宝でまたたくさんの人に観てもらって、たくさん感想聞けるといいなあ。見どころを教えてもらって、また再発見をしたいよ。


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