そう、彼は初恋の人(笑)。@オネーギン
2010年11月24日 タカラヅカ 轟悠が、おもしろい。
感想周回遅れどころぢゃない、公演自体終わってしまってもまったく書けないままでいるあれやこれ、すでに開き直っているのでカレンダーの日にち無視して書いていく(笑)。
ったく、ミニパソが使えないせいで、外でテキスト打てなくなったのが大きいんだよなー。ノートにメモするの疲れたー、ソレを写すのもめんどくさいー。
景子タンの新作バウ『オネーギン』、せっかくだからいろんなところを見よう、全体を楽しもう。そう思っていたんだ。
贔屓が組替えになり、これからはまた雪組がホームになる。雪組は好きな組で、花組の次によく観ていたと思っているが、下級生までよくわかっているわけじゃない。
バウ公演は新しい出会いの宝庫、少人数を近くで観られるんだもの、いろんなところを見るわよお。
……と思っていたのに、早々に白旗。
トドに釘付け。
オペラグラス、ガン見。トドしか見ていない状態に。
いやその、誰がどの役で、どこにいて、とかの最低限の確認はしていますが。
台詞があろうがなかろうが、とにかくトド様の表情の変化のみに夢中になって、終わった。
みみちゃん、ヲヅキ、リサリサ、ルーシーちゃん、みんなみんな素敵で彼らも見たくて仕方なくて、目がいくつあっても足りない!だったんだけど。それが本気で本音の感想だったんだけど。
それでも。
初見がそんな観劇結果になったため、2回目は全体を見よう……とは、思わなかった。
2回目は、ストーリーわかったから安心して、最初から最後までトドロキのみアングル敢行(笑)。
そーだわたし、トド様ファンだった。……という、最近自分でも忘れがちなことを、骨の髄まで思い出させてくれました。
だってトドロキユウ。
それにしても、トドロキユウ。
はじめて見る、トド様がソコに。
彼がいたから現在のわたしがいる、普段意識しないよーになっているとはいえ、わたしはトドファンだし、トド様が出演する公演はトド様だから観てみるよーな人。
とゆーのはたしかだが、彼を好きなことと、彼の芝居にハマるかどうかは、別問題。
彼がうまい人だということはわかっているが、たとえばイシダ芝居の彼には、心が動かない。
だって、いつも同じだもの。
タイトルと役名がチガウだけで、同じキャラ、同じ話。大味で一本調子。
イシダせんせは商業演劇を作る力はある人で、作品的にはおおむね破綻していない。だから役者が力尽くで支えたり、立て直したり、別の話に作り変えたりする必要もない。
そしてまた、イシダせんせがトドに求めるモノが一貫しているため、トドはいつものトドで、引き出しの中にあるモノだけで楽々演じているよーに見える。
植爺作『長崎しぐれ坂』とかは、作品のぶっ壊れぶりがものすごく、キャストが一丸となって戦い、ムラ初日と東宝では別物に作り直していたりとか、いろいろと実験作だった谷作『Kean』はチャレンジしまくりあがきまくりだったりと、トドも自分の枠を超えて演じていたけれど。
手抜きとかではなく、「出来る」モノに関しては、手堅くテリトリー内で演じてしまうため、トド様の芝居はおもしろくない。
彼はプロなので、一か八かの挑戦だの実験だのはしない、的確に堅実に、与えられた役割をこなす。
それは当たり前で、正しいこと。
トップ専科で理事で宝塚歌劇団の代表みたいな立場なんだ、冒険より堅実を選んで当然、当たり前。
そんな彼のスタンスや芸風を受け止め、まったり眺めてはいるけれど、わかっていても好意があっても、彼の芝居が予定調和でおもしろくないのは事実。
だからいつも、1回観れば十分。彼が好きだからといって、彼から目が離せない、他の人が見られない、なんて事態にはまずならないから平気。
それが。
どーしたこったい、今回はいつもの予定調和、引き出しの中、失敗しないかわりに冒険もしません、ぢゃ、ないっ!!
大味で、ヒーローで、どーん! でーん! ガオー!!の、トドロキぢゃないっ!!
若く、繊細な青年が、そこにいる。
演出家がチガウと、こんだけチガウの?!
男性的無神経さにあふれた作家の、無神経の権化(ソレこそ男性視点でのカッコイイ男の中の男!)ばっか演じていた、漢トドロキが。
繊細な作品を与えられたら、繊細な芝居をするんだ? 繊細に演じてみせるんだ?
トドにハマったが故にヅカにハマったわたしです。良くも悪くも、トド様を長く眺めて来ました。
しかし、22年目にしてはじめて、トド様の演技を繊細だと思いました。
トド様の演技を、おもしろいと思いました。
表情や仕草のひとつひとつに内面が見え、感じられ、その多面体な輝きが、動きが、変化が、おもしろくて目が離せない!!
こんな人だったの? こんなことも出来たの?
ときめいちゃって、どうしてくれよう(笑)。
や、今さら困る。わたしご贔屓いるんだってばー!
たしかにトド様は初恋の人だが、初恋は初恋でもう美しい思い出になっていて、今はもう夫(笑)……ぢゃないが、ゆるがない決まった人がいて今さら20年前の初恋の人に再登場されて当時は知らなかったカオなんか見せられて、しかもソレがめっちゃいい男で好みで、もともとカオで一目惚れした男がそんな内面の魅力ひっさげて登場って、強いばかりで押しの良さだけで男の中の男だったのに、そんな今さらヨワイとこ見せるってなんなのよもお、困るわよ、ただでさえ今、夫(笑)ぢゃなく本命様がしばらく公演なくて会えなくて不在でまっつ切れで人生グレーでつまんなくてうじうじしているとこにソレはないわよ、なんで今なのよもおおおっ……って、ナニ言ってんだかわかんねえ(笑)。 どこの夜10時台主婦向けドラマだ、なノリだな(笑)。
それくらい、びびりまくった。
ニュー・トド様が素敵で。
思いもかけないところからトキメキが飛び込んできて、うれしいやらうろたえるやら(笑)。
感想周回遅れどころぢゃない、公演自体終わってしまってもまったく書けないままでいるあれやこれ、すでに開き直っているのでカレンダーの日にち無視して書いていく(笑)。
ったく、ミニパソが使えないせいで、外でテキスト打てなくなったのが大きいんだよなー。ノートにメモするの疲れたー、ソレを写すのもめんどくさいー。
景子タンの新作バウ『オネーギン』、せっかくだからいろんなところを見よう、全体を楽しもう。そう思っていたんだ。
贔屓が組替えになり、これからはまた雪組がホームになる。雪組は好きな組で、花組の次によく観ていたと思っているが、下級生までよくわかっているわけじゃない。
バウ公演は新しい出会いの宝庫、少人数を近くで観られるんだもの、いろんなところを見るわよお。
……と思っていたのに、早々に白旗。
トドに釘付け。
オペラグラス、ガン見。トドしか見ていない状態に。
いやその、誰がどの役で、どこにいて、とかの最低限の確認はしていますが。
台詞があろうがなかろうが、とにかくトド様の表情の変化のみに夢中になって、終わった。
みみちゃん、ヲヅキ、リサリサ、ルーシーちゃん、みんなみんな素敵で彼らも見たくて仕方なくて、目がいくつあっても足りない!だったんだけど。それが本気で本音の感想だったんだけど。
それでも。
初見がそんな観劇結果になったため、2回目は全体を見よう……とは、思わなかった。
2回目は、ストーリーわかったから安心して、最初から最後までトドロキのみアングル敢行(笑)。
そーだわたし、トド様ファンだった。……という、最近自分でも忘れがちなことを、骨の髄まで思い出させてくれました。
だってトドロキユウ。
それにしても、トドロキユウ。
はじめて見る、トド様がソコに。
彼がいたから現在のわたしがいる、普段意識しないよーになっているとはいえ、わたしはトドファンだし、トド様が出演する公演はトド様だから観てみるよーな人。
とゆーのはたしかだが、彼を好きなことと、彼の芝居にハマるかどうかは、別問題。
彼がうまい人だということはわかっているが、たとえばイシダ芝居の彼には、心が動かない。
だって、いつも同じだもの。
タイトルと役名がチガウだけで、同じキャラ、同じ話。大味で一本調子。
イシダせんせは商業演劇を作る力はある人で、作品的にはおおむね破綻していない。だから役者が力尽くで支えたり、立て直したり、別の話に作り変えたりする必要もない。
そしてまた、イシダせんせがトドに求めるモノが一貫しているため、トドはいつものトドで、引き出しの中にあるモノだけで楽々演じているよーに見える。
植爺作『長崎しぐれ坂』とかは、作品のぶっ壊れぶりがものすごく、キャストが一丸となって戦い、ムラ初日と東宝では別物に作り直していたりとか、いろいろと実験作だった谷作『Kean』はチャレンジしまくりあがきまくりだったりと、トドも自分の枠を超えて演じていたけれど。
手抜きとかではなく、「出来る」モノに関しては、手堅くテリトリー内で演じてしまうため、トド様の芝居はおもしろくない。
彼はプロなので、一か八かの挑戦だの実験だのはしない、的確に堅実に、与えられた役割をこなす。
それは当たり前で、正しいこと。
トップ専科で理事で宝塚歌劇団の代表みたいな立場なんだ、冒険より堅実を選んで当然、当たり前。
そんな彼のスタンスや芸風を受け止め、まったり眺めてはいるけれど、わかっていても好意があっても、彼の芝居が予定調和でおもしろくないのは事実。
だからいつも、1回観れば十分。彼が好きだからといって、彼から目が離せない、他の人が見られない、なんて事態にはまずならないから平気。
それが。
どーしたこったい、今回はいつもの予定調和、引き出しの中、失敗しないかわりに冒険もしません、ぢゃ、ないっ!!
大味で、ヒーローで、どーん! でーん! ガオー!!の、トドロキぢゃないっ!!
若く、繊細な青年が、そこにいる。
演出家がチガウと、こんだけチガウの?!
男性的無神経さにあふれた作家の、無神経の権化(ソレこそ男性視点でのカッコイイ男の中の男!)ばっか演じていた、漢トドロキが。
繊細な作品を与えられたら、繊細な芝居をするんだ? 繊細に演じてみせるんだ?
トドにハマったが故にヅカにハマったわたしです。良くも悪くも、トド様を長く眺めて来ました。
しかし、22年目にしてはじめて、トド様の演技を繊細だと思いました。
トド様の演技を、おもしろいと思いました。
表情や仕草のひとつひとつに内面が見え、感じられ、その多面体な輝きが、動きが、変化が、おもしろくて目が離せない!!
こんな人だったの? こんなことも出来たの?
ときめいちゃって、どうしてくれよう(笑)。
や、今さら困る。わたしご贔屓いるんだってばー!
たしかにトド様は初恋の人だが、初恋は初恋でもう美しい思い出になっていて、今はもう夫(笑)……ぢゃないが、ゆるがない決まった人がいて今さら20年前の初恋の人に再登場されて当時は知らなかったカオなんか見せられて、しかもソレがめっちゃいい男で好みで、もともとカオで一目惚れした男がそんな内面の魅力ひっさげて登場って、強いばかりで押しの良さだけで男の中の男だったのに、そんな今さらヨワイとこ見せるってなんなのよもお、困るわよ、ただでさえ今、夫(笑)ぢゃなく本命様がしばらく公演なくて会えなくて不在でまっつ切れで人生グレーでつまんなくてうじうじしているとこにソレはないわよ、なんで今なのよもおおおっ……って、ナニ言ってんだかわかんねえ(笑)。 どこの夜10時台主婦向けドラマだ、なノリだな(笑)。
それくらい、びびりまくった。
ニュー・トド様が素敵で。
思いもかけないところからトキメキが飛び込んできて、うれしいやらうろたえるやら(笑)。