ここでも会長ひとり勝ち。@ハウ・トゥー・サクシード
2011年7月4日 タカラヅカ 緒月遠麻に司会をさせると企画した、その瞬間からこの結果は出ていたのだ。
イベント目白押しの『ハウ・トゥー・サクシード』です。
アフタートークショー『努力しないで出世したい重役たち』に行ってきました。
出演者は、フィンチ@キム、バド@ちぎ、ブラット@まっつ、ギャッチ@コマ、ジェンキンズ@ひろみ。
そして、司会者が、ウォンパー@ヲヅキ。
6人ともフィナーレまんまのおっさん(青年)姿。
ジェンヌだけに託されたトークショーがぐだぐだになる、というのはよくあること。
そーゆーところも含めて、ファンは楽しく愛でるわけだが。
このトークショーは、ぐだぐたすら、超えていた。
なんつーの?
自由?(首傾げ)
トークショーが終わったあと、まっつメイトと「このトークショーの面白さって、絶対観た人にしかわからないよね」と頷き合った。
話していた内容だけを文字にしても「ふつう?」な感じだし、テレビで流したにしろ、ジェンヌが答えているところだけを編集したんじゃ伝わらない。
なんというか、とても手に負えないトークショーだった。
とゆーのもすべては。
司会をするヲヅキの、投げやりさにあるのだ(笑)。
あああ。
ヲヅキが好きだ……もーめちゃくちゃ好きだー。(身悶え)
まず、坐り方。
制作発表のとき、おっさんスーツ姿で背筋をぴんと伸ばし、両膝と足首を揃えた女の子坐りをしていたヲヅキさん。
それとは別人のようにラフな、くつろいだ坐り方をしていました。
肘掛け椅子に深々と坐り、脚は自然に開いて猫背。
脱力したおっさんがそこに。
「ほんじつは『H2$』をごらんいただき、ありがとうございました(早口・棒読み)」
という、口火を切る挨拶からして、相当だった。
なんつーんだ、「ありがとう」という言葉を使っていながら、客の顔を見ていない、誰に伝えるために発しているのかわからない。
そして彼はその体勢のままファイルを開き「まずなにしましょうかね。えー、んじゃじこしょうかい」てなノリ。
すべてが、投げやり。
放りっぱなし。
仕切ろうとかいう気概もなければ、人の話も聞いていない風、客のことも気にしていない風。
「やくづくりについてかたってください」とかお題目を言ったあとはファイルに目を落として、喋っている人をろくに見ないし、ましてや客席なんか、カケラも見ないっ。
ヲヅキさんはうつむいた横顔しか見せてくれません。
完全に「他人事」になっているので、全員が質問に答えたあとキムくんとかが「きたろうはどうなの」と振ると、顔を上げることもなくぼそっとひとことてきとーな返事で終了し、「じゃあつぎ」と質問を読み上げる。
キムくんが「こんなにラフでいいの?」と何度も繰り返していた。
あまりにあまりな空気感なので。
そして、ヲヅキさんのシュールさに「やだこの司会者!」「ほんと自由だね!」と叫んでいた。
ファイルには進行や質問が書いてあるらしく、最初のいくつかは「必ず聞く質問」と書いてあったんだろうけど、「時間が余ったら、ここから好きな質問を選ぶ」欄も別にあったんだと思う。
まず必須事項を終わらせたヲヅキさんは、その「彼の選択にゆだねられた質問」に関してはもう、さらに投げやりで。
「つぎなににしますか」←質問を選ぶのは司会者、質問一覧を持っているのも司会者、なのに出演者に聞く
自分でそう聞いておきながら、
「じゃあけんこうのひけつ」←棒読み
ヲヅキ……。
なんなんだろうね、この人。
もう、大爆笑。オイシイところはヲヅキが全部持っていく。
投げやり、やる気ナシ、人の話聞いてねえ、客の顔も見ねえ。
……これは全部、違います。
ヲヅキさんはめちゃくちゃ緊張して、使命感でいっぱいいっぱいになっているのでしょう。
自分の世界にこもっているような、猫背で丸まってファイルばっかり凝視しているのは、進行を恙無くクリアするために必死なんです。
投げやりな棒読み、言葉の意味を理解していないようなひらがな喋りは、緊張ゆえでしょう。
わかる。わかるんだ。
「この人、なんか怒ってるの?」な顔のまま、突き放した棒読み。
それこそがヲヅキさん。
わかっている客席は、抱腹絶倒。
いやあ……すごいよ。
得難いキャラだ、緒月遠麻。
こんなシュールなトークショー、はじめて見た。
ヲヅキがめちゃくちゃ面白くて愛らしかったことが、文字では伝わらない。
あったことだけを書くと、まるで悪口のようになる。
そうじゃない、そうじゃないんだ。
それこそが最高に面白くて、ファンが喜ぶことだったんだよ。
ヲヅキさんを好きすぎて、胸が苦しい(笑)。
タカラヅカって不思議なところだ、こんな不器用な生き物が生息していられるなんて。
仲間たちからもファンからも愛されて。
司会者がこの通りの異次元空間生命体なので、それに流されることなくマイペースに話を進める出演者たちのすごさも、よくわかった(笑)。
みんなくじけないねっ、すごいねっ!
マイクの数がぜんぜん足りてないのに、マイク無しでも勝手に喋り出してるしね。(特にエエ声のあの人・笑)
そんな感じで盛り上がっている中、ぜんぜん話と関係なく突然、
「はなしもまとまったところで、これでおわりです。ありがとうございました(超棒読み)」
と、ヲヅキさんが強引に言い出して、突然幕が下りたのに、さらにびっくり爆笑。
これで終わるんだ?!
まとめの言葉も挨拶もナシかいっ。
いやもお、呆然とする面白さ。
ヲヅキさんさいこー。
観られて良かった……むちゃくちゃ笑った……面白すぎた……。
劇団様、これからもヲヅキさん司会でトークショーやってください。
そして、今後ともあの人を、あの個性を、保護してください。貴重種ですよ、彼。あの個性は「天から与えられた才能」です。
ただ。
たまたま今日観ていただけの、ヅカ初体験の団体さんたちは、あのトークショーと司会者をどう思ったろう。
「やる気ナシのぶっきらぼうプレイの芸人さん」だと思ってくれたかしら、ヲヅキのこと。持ち芸としてアリだよね、ああいう投げやりさ(笑)。
イベント目白押しの『ハウ・トゥー・サクシード』です。
アフタートークショー『努力しないで出世したい重役たち』に行ってきました。
出演者は、フィンチ@キム、バド@ちぎ、ブラット@まっつ、ギャッチ@コマ、ジェンキンズ@ひろみ。
そして、司会者が、ウォンパー@ヲヅキ。
6人ともフィナーレまんまのおっさん(青年)姿。
ジェンヌだけに託されたトークショーがぐだぐだになる、というのはよくあること。
そーゆーところも含めて、ファンは楽しく愛でるわけだが。
このトークショーは、ぐだぐたすら、超えていた。
なんつーの?
自由?(首傾げ)
トークショーが終わったあと、まっつメイトと「このトークショーの面白さって、絶対観た人にしかわからないよね」と頷き合った。
話していた内容だけを文字にしても「ふつう?」な感じだし、テレビで流したにしろ、ジェンヌが答えているところだけを編集したんじゃ伝わらない。
なんというか、とても手に負えないトークショーだった。
とゆーのもすべては。
司会をするヲヅキの、投げやりさにあるのだ(笑)。
あああ。
ヲヅキが好きだ……もーめちゃくちゃ好きだー。(身悶え)
まず、坐り方。
制作発表のとき、おっさんスーツ姿で背筋をぴんと伸ばし、両膝と足首を揃えた女の子坐りをしていたヲヅキさん。
それとは別人のようにラフな、くつろいだ坐り方をしていました。
肘掛け椅子に深々と坐り、脚は自然に開いて猫背。
脱力したおっさんがそこに。
「ほんじつは『H2$』をごらんいただき、ありがとうございました(早口・棒読み)」
という、口火を切る挨拶からして、相当だった。
なんつーんだ、「ありがとう」という言葉を使っていながら、客の顔を見ていない、誰に伝えるために発しているのかわからない。
そして彼はその体勢のままファイルを開き「まずなにしましょうかね。えー、んじゃじこしょうかい」てなノリ。
すべてが、投げやり。
放りっぱなし。
仕切ろうとかいう気概もなければ、人の話も聞いていない風、客のことも気にしていない風。
「やくづくりについてかたってください」とかお題目を言ったあとはファイルに目を落として、喋っている人をろくに見ないし、ましてや客席なんか、カケラも見ないっ。
ヲヅキさんはうつむいた横顔しか見せてくれません。
完全に「他人事」になっているので、全員が質問に答えたあとキムくんとかが「きたろうはどうなの」と振ると、顔を上げることもなくぼそっとひとことてきとーな返事で終了し、「じゃあつぎ」と質問を読み上げる。
キムくんが「こんなにラフでいいの?」と何度も繰り返していた。
あまりにあまりな空気感なので。
そして、ヲヅキさんのシュールさに「やだこの司会者!」「ほんと自由だね!」と叫んでいた。
ファイルには進行や質問が書いてあるらしく、最初のいくつかは「必ず聞く質問」と書いてあったんだろうけど、「時間が余ったら、ここから好きな質問を選ぶ」欄も別にあったんだと思う。
まず必須事項を終わらせたヲヅキさんは、その「彼の選択にゆだねられた質問」に関してはもう、さらに投げやりで。
「つぎなににしますか」←質問を選ぶのは司会者、質問一覧を持っているのも司会者、なのに出演者に聞く
自分でそう聞いておきながら、
「じゃあけんこうのひけつ」←棒読み
ヲヅキ……。
なんなんだろうね、この人。
もう、大爆笑。オイシイところはヲヅキが全部持っていく。
投げやり、やる気ナシ、人の話聞いてねえ、客の顔も見ねえ。
……これは全部、違います。
ヲヅキさんはめちゃくちゃ緊張して、使命感でいっぱいいっぱいになっているのでしょう。
自分の世界にこもっているような、猫背で丸まってファイルばっかり凝視しているのは、進行を恙無くクリアするために必死なんです。
投げやりな棒読み、言葉の意味を理解していないようなひらがな喋りは、緊張ゆえでしょう。
わかる。わかるんだ。
「この人、なんか怒ってるの?」な顔のまま、突き放した棒読み。
それこそがヲヅキさん。
わかっている客席は、抱腹絶倒。
いやあ……すごいよ。
得難いキャラだ、緒月遠麻。
こんなシュールなトークショー、はじめて見た。
ヲヅキがめちゃくちゃ面白くて愛らしかったことが、文字では伝わらない。
あったことだけを書くと、まるで悪口のようになる。
そうじゃない、そうじゃないんだ。
それこそが最高に面白くて、ファンが喜ぶことだったんだよ。
ヲヅキさんを好きすぎて、胸が苦しい(笑)。
タカラヅカって不思議なところだ、こんな不器用な生き物が生息していられるなんて。
仲間たちからもファンからも愛されて。
司会者がこの通りの異次元空間生命体なので、それに流されることなくマイペースに話を進める出演者たちのすごさも、よくわかった(笑)。
みんなくじけないねっ、すごいねっ!
マイクの数がぜんぜん足りてないのに、マイク無しでも勝手に喋り出してるしね。(特にエエ声のあの人・笑)
そんな感じで盛り上がっている中、ぜんぜん話と関係なく突然、
「はなしもまとまったところで、これでおわりです。ありがとうございました(超棒読み)」
と、ヲヅキさんが強引に言い出して、突然幕が下りたのに、さらにびっくり爆笑。
これで終わるんだ?!
まとめの言葉も挨拶もナシかいっ。
いやもお、呆然とする面白さ。
ヲヅキさんさいこー。
観られて良かった……むちゃくちゃ笑った……面白すぎた……。
劇団様、これからもヲヅキさん司会でトークショーやってください。
そして、今後ともあの人を、あの個性を、保護してください。貴重種ですよ、彼。あの個性は「天から与えられた才能」です。
ただ。
たまたま今日観ていただけの、ヅカ初体験の団体さんたちは、あのトークショーと司会者をどう思ったろう。
「やる気ナシのぶっきらぼうプレイの芸人さん」だと思ってくれたかしら、ヲヅキのこと。持ち芸としてアリだよね、ああいう投げやりさ(笑)。