牧師よ、踊れ。@『フットルース』制作発表会
2012年4月18日 タカラヅカ 『フットルース』制作発表会のトークを眺めながら、思った。
まっつが、ツッコミキャラとして、確立している。
先日の、『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』アフタートークショー「ドン・カルロスと家族達 編」で、自由自在にツッコミ入れて、オイシイところを持って行った、まっつさん。
今回のトークでも、しれっと持って行ってます。
ど、どーしちゃったんだ……。
昔、トークの機会があっても、まっつは自分から喋らない人でした。
自分に振られたらクチを開くけど、それ以外はその他大勢の顔で、話している人を眺めているだけ、でした。
下級生だったから、というわけでもない。毎回だらだらMCコーナーのあったオサコンにて、まっつはオサ様を入れても上から3番目の学年で、1期上のみわっちががんがん喋って場を盛り上げていたし、同期のそのかだってばんばん笑いを取りに……つーか、いじられて笑いを取っていたのに、「ただのお客様的立ち位置で、笑っている」人でした。
また、まっつが主演した『宝塚巴里祭2009』も『インフィニティ』も、基本トークなし、ガチに歌い踊る作品でした。
助演という形で活躍した彩音ちゃんのMSだって、トークは控えめだった。
去年の『H2$』制作発表会でも指名されるまでクチを開かなかったし、アフタートークショーでもそうだったよね……?
なのに今、なんかキャラちがってきてる……。
新しいまっつなのか、かぶっていた猫を下ろしただけなのかは、わかりません。
ただ、ツッコミまっつが、すげーおもしろいことだけは、確か。
『フットルース』制作発表会、トーク部分はもちろん、出演者5人の挨拶から。
そこまではふつー。
制作発表会のお馴染み……なのか? 浜村淳登場から、空気が変わる。
去年の『H2$』制作発表会ではKYに思えた「質問独占」も、今回はちゃんとキャスト全員に話を振ったこともあり、ぜんぜんOKだった。
てゆーかやっぱ、プロは違うなあ。声の通りのよさ、ここが「制作発表」という舞台裏に属する場ではなく、テレビ中継しててもおかしくない晴れ舞台として喋っちゃうところは、老練さを感じた。
「映画『フットルース』を撮影した際、主演のケビン・ベーコンは26歳。26にもなって高校生の役、ということで、相当悩んだそうです」
という浜村淳の前振りに、舞台上のキムくんは、盛大に、身もだえる(笑)。
26歳でも悩む、高校生の役。苦労する、高校生の役。
なのにキムくんは現実…ピーッ(すみれコード)…歳。そこんとこどうなのよ? と続くのかと思いきや。
「音月さんたちは、ケビン・ベーコンよりずっと実年齢が高校生に近いから大丈夫だとは思いますが」
キム、大ウケ。
ありがとう浜村淳!!
キムくんたち雪組のみんなが、ケビン・ベーコンよりずーーっと若いって断言してくれて!!
そうよね、タカラジェンヌは永遠の18歳だものね!(笑)
キムたちの実年齢はわかっているだろうに、それでも「26歳よりぜんぜん若いよね」って言ってくれて、ありがとう。
その機微に大ウケしながらキムは「がんばります」。
フレッシュにやっちゃうぞ、と。
やっぱ、タカラヅカではめずらしい高校生もの、ってとこに、注目は集まる。
「大人っぽい役なのでがんばります」とは、ジェンヌがよく対外的に挨拶文に使うけど、その逆はあまりない。
タカラヅカの主流は大人のラブストーリーだからだ。
高校が舞台のミュージカル、制作発表出席キャストも5人中4人まで高校生役。
そりゃあ、若い彼らの話になるのは当然。
その間のまっつの、微妙な雰囲気が、愉快。
「若い役」「若い役だから」「高校生だから」「どんなダンスを」……出てくる話題全部、まっつの役とは無関係。
高校生役じゃないし、ダンスを禁止している親玉だし。
話題の外側で、曖昧な笑みを浮かべて静観している。
**過ぎて高校生役ってどうなん、というテレ入ってる仲間たちを横目にニラニラ。
や、もちろんキムも他のみんなも、余裕で大丈夫だけど、彼らは職業フェアリーなだけで、中の人たちはふつーに現代人だから、自分の年齢や現実のギャップを理解しているわけで。
浜村淳は続ける。
「高校生役を演じる、苦労はないですか」
「苦労ですか……苦労……」
言葉を探すキムくん。
そこに横から。
「大丈夫です」(エエ声)
ニラニラするだけでなく、ツッコミ入った~~!!(笑)
同期による太鼓判。
キムくん、崩れ落ちる勢いで、ウケる。
まっつ……あーた、人ごとだと思って!!(笑)
同じところをぐるぐる回っていた会話が、まっつのばっさりツッコミで、一気に動いた。
ナニこの人、オイシイ……!
で、いつまでもキムくんいじって笑っていたまっつ。
「次に、未涼亜希さんに質問です」
マイペースな浜村淳に質問振られて、「はい?!」って、本気で驚いた返事。……自分に質問来ると思ってなかったんや……。
質問内容なんだったっけ。
役作りについてだったと思う。いろいろ詳しく質問内容を読み上げる浜村淳、それを殊勝に全部聞いたそのあとで、まっつ、
「ないです」
ドきっぱり。
……言い捨てたよこの人……(笑)。
浜村淳が「こうなんじゃないかな? こんなことがあったりしないかな?」と聞いてきたことを、「ないです」で即答。
質問内容は忘れたが、とにかくまっつのこの答えだけは海馬に刻まれた。
まっつ、すげえ。
ナニこの人、ひとりで笑いガンガン取ってる……!
挨拶のときも『フットルース』を『フット「ロース」』と噛んじゃって、「肉かよ」みたいにセルフツッコミ入れて爆笑誘ってたし。
まだなんにも決まってない、脚本すらない状況でダンスについて聞かれたとき、「私、踊るんですか?」と真顔で小柳たんに聞いてみたり、「説教ダンスとか?」と真顔で言ってみたり。
どーやらまっつさん、映画も見てないみたいで、「娘がいるってことは、奥さんいるんですか」と今さらな質問をし、「いる」と聞かされ、いると思ったんだ、あたし正しかった!と、どや顔で結婚指輪をかざしてみたり。……や、調べれば誰でも簡単にわかることだから! そこで勝ち誇られても?!
なんかもー……まつださんが愉快すぎて。
こんな人だった? 自在にツッコミ入れて、笑い取ってますよ。持って行きますよ。
えー、牧師さんも、踊るそうです。
いわゆるダンス!ではなく、芝居ダンスだそうだけど。小柳たん談。
まっつがかわいすぎて、『フットルース』への期待値が無謀に跳ね上がったのは事実。
アフタートークショーもあるよね、きっと。
是非是非、やってくれ。
んで、まっつにツッコミやらせてやってくれ~~(笑)。
まっつが、ツッコミキャラとして、確立している。
先日の、『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』アフタートークショー「ドン・カルロスと家族達 編」で、自由自在にツッコミ入れて、オイシイところを持って行った、まっつさん。
今回のトークでも、しれっと持って行ってます。
ど、どーしちゃったんだ……。
昔、トークの機会があっても、まっつは自分から喋らない人でした。
自分に振られたらクチを開くけど、それ以外はその他大勢の顔で、話している人を眺めているだけ、でした。
下級生だったから、というわけでもない。毎回だらだらMCコーナーのあったオサコンにて、まっつはオサ様を入れても上から3番目の学年で、1期上のみわっちががんがん喋って場を盛り上げていたし、同期のそのかだってばんばん笑いを取りに……つーか、いじられて笑いを取っていたのに、「ただのお客様的立ち位置で、笑っている」人でした。
また、まっつが主演した『宝塚巴里祭2009』も『インフィニティ』も、基本トークなし、ガチに歌い踊る作品でした。
助演という形で活躍した彩音ちゃんのMSだって、トークは控えめだった。
去年の『H2$』制作発表会でも指名されるまでクチを開かなかったし、アフタートークショーでもそうだったよね……?
なのに今、なんかキャラちがってきてる……。
新しいまっつなのか、かぶっていた猫を下ろしただけなのかは、わかりません。
ただ、ツッコミまっつが、すげーおもしろいことだけは、確か。
『フットルース』制作発表会、トーク部分はもちろん、出演者5人の挨拶から。
そこまではふつー。
制作発表会のお馴染み……なのか? 浜村淳登場から、空気が変わる。
去年の『H2$』制作発表会ではKYに思えた「質問独占」も、今回はちゃんとキャスト全員に話を振ったこともあり、ぜんぜんOKだった。
てゆーかやっぱ、プロは違うなあ。声の通りのよさ、ここが「制作発表」という舞台裏に属する場ではなく、テレビ中継しててもおかしくない晴れ舞台として喋っちゃうところは、老練さを感じた。
「映画『フットルース』を撮影した際、主演のケビン・ベーコンは26歳。26にもなって高校生の役、ということで、相当悩んだそうです」
という浜村淳の前振りに、舞台上のキムくんは、盛大に、身もだえる(笑)。
26歳でも悩む、高校生の役。苦労する、高校生の役。
なのにキムくんは現実…ピーッ(すみれコード)…歳。そこんとこどうなのよ? と続くのかと思いきや。
「音月さんたちは、ケビン・ベーコンよりずっと実年齢が高校生に近いから大丈夫だとは思いますが」
キム、大ウケ。
ありがとう浜村淳!!
キムくんたち雪組のみんなが、ケビン・ベーコンよりずーーっと若いって断言してくれて!!
そうよね、タカラジェンヌは永遠の18歳だものね!(笑)
キムたちの実年齢はわかっているだろうに、それでも「26歳よりぜんぜん若いよね」って言ってくれて、ありがとう。
その機微に大ウケしながらキムは「がんばります」。
フレッシュにやっちゃうぞ、と。
やっぱ、タカラヅカではめずらしい高校生もの、ってとこに、注目は集まる。
「大人っぽい役なのでがんばります」とは、ジェンヌがよく対外的に挨拶文に使うけど、その逆はあまりない。
タカラヅカの主流は大人のラブストーリーだからだ。
高校が舞台のミュージカル、制作発表出席キャストも5人中4人まで高校生役。
そりゃあ、若い彼らの話になるのは当然。
その間のまっつの、微妙な雰囲気が、愉快。
「若い役」「若い役だから」「高校生だから」「どんなダンスを」……出てくる話題全部、まっつの役とは無関係。
高校生役じゃないし、ダンスを禁止している親玉だし。
話題の外側で、曖昧な笑みを浮かべて静観している。
**過ぎて高校生役ってどうなん、というテレ入ってる仲間たちを横目にニラニラ。
や、もちろんキムも他のみんなも、余裕で大丈夫だけど、彼らは職業フェアリーなだけで、中の人たちはふつーに現代人だから、自分の年齢や現実のギャップを理解しているわけで。
浜村淳は続ける。
「高校生役を演じる、苦労はないですか」
「苦労ですか……苦労……」
言葉を探すキムくん。
そこに横から。
「大丈夫です」(エエ声)
ニラニラするだけでなく、ツッコミ入った~~!!(笑)
同期による太鼓判。
キムくん、崩れ落ちる勢いで、ウケる。
まっつ……あーた、人ごとだと思って!!(笑)
同じところをぐるぐる回っていた会話が、まっつのばっさりツッコミで、一気に動いた。
ナニこの人、オイシイ……!
で、いつまでもキムくんいじって笑っていたまっつ。
「次に、未涼亜希さんに質問です」
マイペースな浜村淳に質問振られて、「はい?!」って、本気で驚いた返事。……自分に質問来ると思ってなかったんや……。
質問内容なんだったっけ。
役作りについてだったと思う。いろいろ詳しく質問内容を読み上げる浜村淳、それを殊勝に全部聞いたそのあとで、まっつ、
「ないです」
ドきっぱり。
……言い捨てたよこの人……(笑)。
浜村淳が「こうなんじゃないかな? こんなことがあったりしないかな?」と聞いてきたことを、「ないです」で即答。
質問内容は忘れたが、とにかくまっつのこの答えだけは海馬に刻まれた。
まっつ、すげえ。
ナニこの人、ひとりで笑いガンガン取ってる……!
挨拶のときも『フットルース』を『フット「ロース」』と噛んじゃって、「肉かよ」みたいにセルフツッコミ入れて爆笑誘ってたし。
まだなんにも決まってない、脚本すらない状況でダンスについて聞かれたとき、「私、踊るんですか?」と真顔で小柳たんに聞いてみたり、「説教ダンスとか?」と真顔で言ってみたり。
どーやらまっつさん、映画も見てないみたいで、「娘がいるってことは、奥さんいるんですか」と今さらな質問をし、「いる」と聞かされ、いると思ったんだ、あたし正しかった!と、どや顔で結婚指輪をかざしてみたり。……や、調べれば誰でも簡単にわかることだから! そこで勝ち誇られても?!
なんかもー……まつださんが愉快すぎて。
こんな人だった? 自在にツッコミ入れて、笑い取ってますよ。持って行きますよ。
えー、牧師さんも、踊るそうです。
いわゆるダンス!ではなく、芝居ダンスだそうだけど。小柳たん談。
まっつがかわいすぎて、『フットルース』への期待値が無謀に跳ね上がったのは事実。
アフタートークショーもあるよね、きっと。
是非是非、やってくれ。
んで、まっつにツッコミやらせてやってくれ~~(笑)。