決め台詞はやっぱ、「弁護士を呼べ!!」かな。@アデュー・マルセイユ
2007年9月21日 タカラヅカ 世界征服を歌う壮一帆を期待していました。
小池オリジナル作品には、必須キャラ。悪役は世界征服を本気で企まなくてはならない。ちょいキ印、高笑いはお約束。
我らがオサ様最後の公演、『アデュー・マルセイユ』の配役を見る限り、モーリス市会議員@壮くんは、悪役。善人ぶりしてヒロイン・マリアンヌ@彩音ちゃんに近づいているが、実は事件の黒幕にちがいない。
悪者マフィアグループ「スコルピオ」を陰で牛耳っているのはモーリスで、彼は世界征服を企んでいるのだ。銀橋で「世界は俺のモノ」と歌っちゃうのだ。リーマンヘアは伊達ぢゃないぜ、おばさま有権者の好感度はバッチリだ!
……なんてこった。
小池はアテ書きする人だったんだね。
今までナニ書いても同じで、2番手が悪役(2番手が主人公の親友の場合は、3番手)で世界征服だから、アテ書きなんかしないっつーかできないのかと思っていたよ。ほんと、ストーリーもキャラ配置もナントカのひとつおぼえだったから。
モーリスは、壮くんアテ書きでした。
悪役なのも、スコルピオと通じているのも予想通りだったけど。
トニー@『DAYTIME HUSTLER』まんまでした。
ヘタレっぷりまで、そのまま。
そのうえ。
マヌケっぷりは、トニーを上回ってました。
世界征服できない……できないよママン……。
アテ書きというか、イメージ固定型だったのかな、小池。
壮くんはヘタレ悪役。組が変わろうと作品が変わろうと、なさけない小悪党、リーマン系。てか、市会議員という職業まで限定?
モーリスがヘタレ小悪党だとすると、世界征服を企むのは誰だ?
小池は、イメージ固定型なんでしょうか……。
今回、具体的に「世界征服」を歌う人はいなかったのだけど、スコルピオのボス@はっちさん、悪徳刑事@星原先輩もそりゃーたしかに悪人だったのだけど、彼らより金があるせいか規模の大きな組織の人間なのか、やたらエラそーで、余裕ぶっこいてる男がいたんですが。
きゃんきゃん吠えるモーリスを手のひらで転がし、ワケ有りの旅行者ルイ@オサ様をやらしく口説き、年増美女@としこさんといちゃついている、ちょい悪オヤジが。
まっつって、小池的に悪役キャラなの?
それも、役や作品、立ち位置はちがっても、世界征服系?
アテ書き? イメージ固定?
でもって正義が勝ち、逮捕されるところまで固定?
大風呂敷な歌う悪役、が、まっつの固定イメージなのでせうか……。
ジオラモ@まっつは、シシリアン・マフィア。
大人の男です。
黒塗りです。口髭です。
どうしよう。すごい、笑える。
笑うような役じゃない。シリアスです。本気です。
なのに、おかしい。ツボる。
薄幸キャラまっつが、セクスィ大物マフィア中年男を、必死で演じています。
すげーがんばってる。
努力です。工夫です。作り込んでます。演技してます。
そこまでやってなお、「がんばってる」のがわかって、「必死」さがびんびんに伝わってきて、なんかこーお尻がこそばゆいです。
シリアスキャラなのに。エロオヤジのはずなのに。
なんでこんなにナマあたたかい笑いに包まれているんだ、ジオラモ!!
初日だから? 客席の大半が組ファンだから? みんなあれが「まっつ」だとわかっているから、笑えるの?
余裕ぶっこいてオサ様の肩を抱いて口説いたり、としこさんの胸に顔をうずめてみたり、頬を撫でたりカラダ撫で回したり、んなことしてるのがまっつだと思うと、笑うしかない。
わたしが最高峰にツボったのは、壮くんを抱き寄せ、その頬を指でつつくまっつ@もちろんドSな攻男です。
まっつ×壮!!
わ、笑い死ぬかと思った……。
声殺すのに腹筋酷使したわ。
や、隣の席のチェリさんと同時に吹き出してたんだけどさ……。
あとは、ジオラモの最後の台詞もツボ直撃で呼吸困難になったし。
壮くんの頬をつつくまっつ、だけでしばらく生きていけそうです。
ドSぶるまっつなんて、素敵すぎます(笑)。
今日は死ぬほど笑ったけれど、考えてみりゃわたし、海馬の帝王@『MIND TRAVELLER』も、初日は死ぬほど笑ったのに、何回目からは本気で「かっこいい……」とうっとりしていたので、ジオラモのこともそのうち本気でかっこいいと思うよーになることでしょう。
前回の芝居で、台詞が3つしかなかったよーな人が、いきなりこんな大役与えられて、しかもひとりだけ台詞のほとんどが歌で、ゼロ番でとしこさんとタンゴ踊っちゃったりして、心の整理が出来ません、ファンとして。
キャパ・オーバー、どかん!!って感じだ。
なんでジオラモさんだけ台詞が歌なの……? 他の人がふつーに喋ってるのに、ひとりだけ歌で話を進めて、変な人じゃん……。
や、もちろん他の人も歌うけど、台詞と歌の割合が、ジオラモさんだけあきらかにおかしい……。
歌が得意なまっつだから、小池からの愛なんだろーけど、すげーうれしいけど、ありがたくて感涙ものなんだけど、バランス悪くてウケる(笑)。
まっつだと思うから笑えるだけで、客観的に見たら、ジオラモって、かっこいい? ちゃんとセクスィ中年男に見えてる?
わたしには、わからない……。
まっつだから、おかしくて、かわいくて、くすぐったくて、あー、ケツがむずむずするっ。
「まっつかっこいいもん。ジオラモはせくすぃな、おとなのおとこだもん」
と言い張るわたしに、ツッコミ担当ドリーさんは、「ファンってのは偉大だよね」と冷たく笑って言い捨ててくれたしっ。
ショーの方も、ソロ1曲歌っちゃうし、歌いながら大階段ひとり降りするしで、心臓止まるかと思ったしな……。
どーしたんだまっつ〜〜。まっつなのに。まっつのくせに。
……寿美礼サマについては、寿美礼サマの最後の作品だということについては、まだ考えたくないぞ。
開演前のキャトレで、名場面写真尽くしクリアファイル見た段階で、すでに涙腺崩壊、ここで泣いてたらただのバカだろー、落ち着けオレ!!状態だったので(開演前から座席でハンカチに顔を埋めていたイタイ奴)、今はとにかくまっつにウケておきますとも。
まっつまっつまっつ。
小池オリジナル作品には、必須キャラ。悪役は世界征服を本気で企まなくてはならない。ちょいキ印、高笑いはお約束。
我らがオサ様最後の公演、『アデュー・マルセイユ』の配役を見る限り、モーリス市会議員@壮くんは、悪役。善人ぶりしてヒロイン・マリアンヌ@彩音ちゃんに近づいているが、実は事件の黒幕にちがいない。
悪者マフィアグループ「スコルピオ」を陰で牛耳っているのはモーリスで、彼は世界征服を企んでいるのだ。銀橋で「世界は俺のモノ」と歌っちゃうのだ。リーマンヘアは伊達ぢゃないぜ、おばさま有権者の好感度はバッチリだ!
……なんてこった。
小池はアテ書きする人だったんだね。
今までナニ書いても同じで、2番手が悪役(2番手が主人公の親友の場合は、3番手)で世界征服だから、アテ書きなんかしないっつーかできないのかと思っていたよ。ほんと、ストーリーもキャラ配置もナントカのひとつおぼえだったから。
モーリスは、壮くんアテ書きでした。
悪役なのも、スコルピオと通じているのも予想通りだったけど。
トニー@『DAYTIME HUSTLER』まんまでした。
ヘタレっぷりまで、そのまま。
そのうえ。
マヌケっぷりは、トニーを上回ってました。
世界征服できない……できないよママン……。
アテ書きというか、イメージ固定型だったのかな、小池。
壮くんはヘタレ悪役。組が変わろうと作品が変わろうと、なさけない小悪党、リーマン系。てか、市会議員という職業まで限定?
モーリスがヘタレ小悪党だとすると、世界征服を企むのは誰だ?
小池は、イメージ固定型なんでしょうか……。
今回、具体的に「世界征服」を歌う人はいなかったのだけど、スコルピオのボス@はっちさん、悪徳刑事@星原先輩もそりゃーたしかに悪人だったのだけど、彼らより金があるせいか規模の大きな組織の人間なのか、やたらエラそーで、余裕ぶっこいてる男がいたんですが。
きゃんきゃん吠えるモーリスを手のひらで転がし、ワケ有りの旅行者ルイ@オサ様をやらしく口説き、年増美女@としこさんといちゃついている、ちょい悪オヤジが。
まっつって、小池的に悪役キャラなの?
それも、役や作品、立ち位置はちがっても、世界征服系?
アテ書き? イメージ固定?
でもって正義が勝ち、逮捕されるところまで固定?
大風呂敷な歌う悪役、が、まっつの固定イメージなのでせうか……。
ジオラモ@まっつは、シシリアン・マフィア。
大人の男です。
黒塗りです。口髭です。
どうしよう。すごい、笑える。
笑うような役じゃない。シリアスです。本気です。
なのに、おかしい。ツボる。
薄幸キャラまっつが、セクスィ大物マフィア中年男を、必死で演じています。
すげーがんばってる。
努力です。工夫です。作り込んでます。演技してます。
そこまでやってなお、「がんばってる」のがわかって、「必死」さがびんびんに伝わってきて、なんかこーお尻がこそばゆいです。
シリアスキャラなのに。エロオヤジのはずなのに。
なんでこんなにナマあたたかい笑いに包まれているんだ、ジオラモ!!
初日だから? 客席の大半が組ファンだから? みんなあれが「まっつ」だとわかっているから、笑えるの?
余裕ぶっこいてオサ様の肩を抱いて口説いたり、としこさんの胸に顔をうずめてみたり、頬を撫でたりカラダ撫で回したり、んなことしてるのがまっつだと思うと、笑うしかない。
わたしが最高峰にツボったのは、壮くんを抱き寄せ、その頬を指でつつくまっつ@もちろんドSな攻男です。
まっつ×壮!!
わ、笑い死ぬかと思った……。
声殺すのに腹筋酷使したわ。
や、隣の席のチェリさんと同時に吹き出してたんだけどさ……。
あとは、ジオラモの最後の台詞もツボ直撃で呼吸困難になったし。
壮くんの頬をつつくまっつ、だけでしばらく生きていけそうです。
ドSぶるまっつなんて、素敵すぎます(笑)。
今日は死ぬほど笑ったけれど、考えてみりゃわたし、海馬の帝王@『MIND TRAVELLER』も、初日は死ぬほど笑ったのに、何回目からは本気で「かっこいい……」とうっとりしていたので、ジオラモのこともそのうち本気でかっこいいと思うよーになることでしょう。
前回の芝居で、台詞が3つしかなかったよーな人が、いきなりこんな大役与えられて、しかもひとりだけ台詞のほとんどが歌で、ゼロ番でとしこさんとタンゴ踊っちゃったりして、心の整理が出来ません、ファンとして。
キャパ・オーバー、どかん!!って感じだ。
なんでジオラモさんだけ台詞が歌なの……? 他の人がふつーに喋ってるのに、ひとりだけ歌で話を進めて、変な人じゃん……。
や、もちろん他の人も歌うけど、台詞と歌の割合が、ジオラモさんだけあきらかにおかしい……。
歌が得意なまっつだから、小池からの愛なんだろーけど、すげーうれしいけど、ありがたくて感涙ものなんだけど、バランス悪くてウケる(笑)。
まっつだと思うから笑えるだけで、客観的に見たら、ジオラモって、かっこいい? ちゃんとセクスィ中年男に見えてる?
わたしには、わからない……。
まっつだから、おかしくて、かわいくて、くすぐったくて、あー、ケツがむずむずするっ。
「まっつかっこいいもん。ジオラモはせくすぃな、おとなのおとこだもん」
と言い張るわたしに、ツッコミ担当ドリーさんは、「ファンってのは偉大だよね」と冷たく笑って言い捨ててくれたしっ。
ショーの方も、ソロ1曲歌っちゃうし、歌いながら大階段ひとり降りするしで、心臓止まるかと思ったしな……。
どーしたんだまっつ〜〜。まっつなのに。まっつのくせに。
……寿美礼サマについては、寿美礼サマの最後の作品だということについては、まだ考えたくないぞ。
開演前のキャトレで、名場面写真尽くしクリアファイル見た段階で、すでに涙腺崩壊、ここで泣いてたらただのバカだろー、落ち着けオレ!!状態だったので(開演前から座席でハンカチに顔を埋めていたイタイ奴)、今はとにかくまっつにウケておきますとも。
まっつまっつまっつ。
『アデュー・マルセイユ』と『ラブ・シンフォニー』。
2007年9月22日 タカラヅカ オサ様の退団公演の演出家として、芝居・小池修一郎、ショー・中村一徳という名を見たとき、小池オリジナル作品のぶっ壊れぶりを危惧したが、それでも最低限の安心はあった。
わたしにとって小池にしろ中村Bにしろ、つまらないものは作っても、ムカつくものは作らない評価を持つ作家たちだからだ。
つまらない、くだらない。でも、腹も立たない。
……ヘヴィリピート前提なら、それくらいの作家がちょうどいいのかもしれない。
空前絶後の名作だとかツボ作品で退団されたりしたら、そりゃ観客としてしあわせだけど、カラダが保たないよ。
わたし的オサ様花組の最高峰は『不滅の棘』と『マラケシュ』(博多座)なんだけど、そんなもんが退団公演だったら大変だ。『不滅の棘』は1本モノだからあきらめるとして、『マラケシュ』と『エンター・ザ・レビュー』が退団公演だったりしたら、たまらない。精神的に、追いつめられてしまう。
『マラケシュ』は、すごい話だったからなあ。リュドヴィークの孤独と絶望に打ちのめされたさ……。あんなもんが最後だったら、うれしいけど、おかしくなっちゃうよ……。
あと、『TUXEDO JAZZ』もオサ様の「天才」を発揮できるおそろしい作りのショーだったけど、タカラヅカ的ではないから、サヨナラには向かないしな。
つーことで、小池と中村Bでいいんだと思う。
タカラヅカ的で、名作は作れなくても嫌悪作は作らない作家だから。
ただ、小池は前作『NEVER SAY GOODBYE』が嫌悪作に近かったため、ちょっとだけそっちの心配もしていた。
できることだけやってればいいのに、できないこと、はじめから持ち合わせていないことに欲を出した結果の失敗だったと思う。
願わくば、小池が変な欲を出さず、自分のテリトリー内で勝負してくれますように。テーマを叫んだり、高尚なものを作ろうとしたりは、しなくていい。テレビアニメの『ルパン三世』2時間スペシャル程度のノリでいいんだよ。制作費何億の映画ぢゃなく、あくまでもテレビの2時間スペシャルね。小池のオリジナルなんて、そのあたりのテイストでしょ。
初日、初回はドキドキだ。
ナニが飛び出すかわからないから。
結果、考えすぎていたいろんなことは杞憂に終わった。
小池せんせは、オサのこと好きなんだなあ。
……それが伝わってくる作品でしたよ、『アデュー・マルセイユ』。
ストーリーは、小池のオリジナルにしては拍子抜けするほど壊れていない。そして、構成のバランスはあれれなとこがちらほらあっても、相変わらず演出はうまい。
「サヨナラ公演」であることをこれでもかと盛り込みながら、たくさんの人たちに出番がある。物語、というか作品の意識がひとつの方角を向き、まとまっている。
ほんとに余計な欲を出さず、オサ様と今の花組のためだけに作ってくれたんだね。
いい作品だと思うよ。
ただ、わたし的にはあちこちツボをはずされているので、かゆいというか、つらい作りなんだけど。
たぶん小池せんせの「正しさ」や「健康さ」がわたしの好みからはずれているんだと思う。
ここをもう少し、こっちへずらしてくれたら好みなのに……が、てんこ盛り。ツボが微妙にずれてるの。近いだけに、苦しいの。
構成上のツッコミの多さも気になる。
ソレは変だ〜〜、ソレは無視できない〜〜、が、いちいち気になる(笑)。
でもま、それくらい穴がある方がいろいろいろいろ妄想できて、たのしいのかもしれないと、2日続けて観劇して思い直した。
たぶん、この調子で週2ペースぐらいで観劇してりゃあ、いろんなとこで萌えが発見できるだろう。
今のところモーリス@壮くんが萌え過ぎて、どーしよーかと思う……なんなのよあの男、かわいすぎ。
ジェラール@オサとモーリスで萌えはぁとがめらめらしてるんだけど、どうしよう……。
今のところは作品よりストーリーより、春野寿美礼のものすごさのみで、感動している状態。
作品のあれやこれやで引っかかって水を差されていても、寿美礼サマがあの歌声で全部持っていくんだもん……。すげえや。
『ラブ・シンフォニー』は、1階で観たら、きれいだった。
初日はわたし、B席だったのよね。でもって今日は立ち見。
2階で観たときは気づかなかった。きれいなのね、電飾とか照明とか背景とか。真正面から観ないとわかんないんだ……。前回のオギーショーが2階からでもたのしかったもんだから、それを基準にしてた。
ただ、昨日も今日もセンターだったからなあ。1階でも端から見たら、どうなのかしら……きれいに見えるといいのだけど。
中村Bらしいショーでした。
想定内の作品なので、とくになにも思わず。
いや、不満を言い出すときりがないし。
良かった探し。
ウワサのラテン場面が、ラテン衣装ぢゃなかった。
オサコンの「きぶみーらぶ」系衣装だったら、どうしようかと。
原色ギラギラ、あり得ない配色に水玉模様、ターバンにチョウチョがぷらぷら、とか、最悪の事態は一通り考えたからな(笑)。
「あたし、ラテン衣装キライじゃないよ」
と、ドリーさん。うん、あのいかにもタカラヅカな衣装も、醍醐味だとは思うよ。
でもさ。
「まっつが、似合わない」
「……納得」
オサコンのときの「ぎぶみーらぶ」、まっつはえらいことになってましたともさ……衣装が似合わなくて。てゆーか、衣装に埋もれていて。
まっつファンとしては、ラテンフリフリ衣装があるかどうかは、大きすぎるデンジャラス・ポイントなのよ。
前半のカジノ場面は素晴らしい。
エロ。
えろえろ。
オサと彩音で、重なり合いエロ。しかも、彩音攻。
……も、素晴らしいが、その背景で若手花男たちもそれぞれ必死にエロいことやってるのが実に微笑ましい(笑)。
エロがんばってるりせとか、体温上げて努力中のめおちゃんとか、ひざまずくときのガニ股が気になるまぁくんとか。
ノリノリのらいも注目。
でもって、誰も見てないと思うけど、下手袖でまっつとさおたさんがラヴラヴ。
スキンシップ過多。
どうやらまっつが攻らしい。(えええっ?!)
スペイン系場面も途中まではたのしい。
舞台はいつも人口密度高すぎなんだが、それでも盛り上がってる。
サヨナラ仕様のラストのオサ様、そして彩音ちゃんとのデュエットダンスも美しい。
中村Bだから。
凡庸でも、オーソドックスで、最低限ムカつくものは作らない。それだけが救い。
ただ。
天才「春野寿美礼」の最後のショー作品を、どーしてこんな愚鈍な作家に作らせるのか、というじれったさはあるな。
寿美礼サマの能力を、解放させる作りになっていないんだもの。そのうち寿美礼サマが勝手に暴走するかな……それに期待しよう。
これくらいの温度、濃度の作品こそが、サヨナラには相応しいのだと思う。
『タランテラ!』みたいな超絶作で卒業したコム姫は、大変だったなあ……ファンは魂すり減らし、寿命縮めたんぢゃないかと思うよ。
わたしにとって小池にしろ中村Bにしろ、つまらないものは作っても、ムカつくものは作らない評価を持つ作家たちだからだ。
つまらない、くだらない。でも、腹も立たない。
……ヘヴィリピート前提なら、それくらいの作家がちょうどいいのかもしれない。
空前絶後の名作だとかツボ作品で退団されたりしたら、そりゃ観客としてしあわせだけど、カラダが保たないよ。
わたし的オサ様花組の最高峰は『不滅の棘』と『マラケシュ』(博多座)なんだけど、そんなもんが退団公演だったら大変だ。『不滅の棘』は1本モノだからあきらめるとして、『マラケシュ』と『エンター・ザ・レビュー』が退団公演だったりしたら、たまらない。精神的に、追いつめられてしまう。
『マラケシュ』は、すごい話だったからなあ。リュドヴィークの孤独と絶望に打ちのめされたさ……。あんなもんが最後だったら、うれしいけど、おかしくなっちゃうよ……。
あと、『TUXEDO JAZZ』もオサ様の「天才」を発揮できるおそろしい作りのショーだったけど、タカラヅカ的ではないから、サヨナラには向かないしな。
つーことで、小池と中村Bでいいんだと思う。
タカラヅカ的で、名作は作れなくても嫌悪作は作らない作家だから。
ただ、小池は前作『NEVER SAY GOODBYE』が嫌悪作に近かったため、ちょっとだけそっちの心配もしていた。
できることだけやってればいいのに、できないこと、はじめから持ち合わせていないことに欲を出した結果の失敗だったと思う。
願わくば、小池が変な欲を出さず、自分のテリトリー内で勝負してくれますように。テーマを叫んだり、高尚なものを作ろうとしたりは、しなくていい。テレビアニメの『ルパン三世』2時間スペシャル程度のノリでいいんだよ。制作費何億の映画ぢゃなく、あくまでもテレビの2時間スペシャルね。小池のオリジナルなんて、そのあたりのテイストでしょ。
初日、初回はドキドキだ。
ナニが飛び出すかわからないから。
結果、考えすぎていたいろんなことは杞憂に終わった。
小池せんせは、オサのこと好きなんだなあ。
……それが伝わってくる作品でしたよ、『アデュー・マルセイユ』。
ストーリーは、小池のオリジナルにしては拍子抜けするほど壊れていない。そして、構成のバランスはあれれなとこがちらほらあっても、相変わらず演出はうまい。
「サヨナラ公演」であることをこれでもかと盛り込みながら、たくさんの人たちに出番がある。物語、というか作品の意識がひとつの方角を向き、まとまっている。
ほんとに余計な欲を出さず、オサ様と今の花組のためだけに作ってくれたんだね。
いい作品だと思うよ。
ただ、わたし的にはあちこちツボをはずされているので、かゆいというか、つらい作りなんだけど。
たぶん小池せんせの「正しさ」や「健康さ」がわたしの好みからはずれているんだと思う。
ここをもう少し、こっちへずらしてくれたら好みなのに……が、てんこ盛り。ツボが微妙にずれてるの。近いだけに、苦しいの。
構成上のツッコミの多さも気になる。
ソレは変だ〜〜、ソレは無視できない〜〜、が、いちいち気になる(笑)。
でもま、それくらい穴がある方がいろいろいろいろ妄想できて、たのしいのかもしれないと、2日続けて観劇して思い直した。
たぶん、この調子で週2ペースぐらいで観劇してりゃあ、いろんなとこで萌えが発見できるだろう。
今のところモーリス@壮くんが萌え過ぎて、どーしよーかと思う……なんなのよあの男、かわいすぎ。
ジェラール@オサとモーリスで萌えはぁとがめらめらしてるんだけど、どうしよう……。
今のところは作品よりストーリーより、春野寿美礼のものすごさのみで、感動している状態。
作品のあれやこれやで引っかかって水を差されていても、寿美礼サマがあの歌声で全部持っていくんだもん……。すげえや。
『ラブ・シンフォニー』は、1階で観たら、きれいだった。
初日はわたし、B席だったのよね。でもって今日は立ち見。
2階で観たときは気づかなかった。きれいなのね、電飾とか照明とか背景とか。真正面から観ないとわかんないんだ……。前回のオギーショーが2階からでもたのしかったもんだから、それを基準にしてた。
ただ、昨日も今日もセンターだったからなあ。1階でも端から見たら、どうなのかしら……きれいに見えるといいのだけど。
中村Bらしいショーでした。
想定内の作品なので、とくになにも思わず。
いや、不満を言い出すときりがないし。
良かった探し。
ウワサのラテン場面が、ラテン衣装ぢゃなかった。
オサコンの「きぶみーらぶ」系衣装だったら、どうしようかと。
原色ギラギラ、あり得ない配色に水玉模様、ターバンにチョウチョがぷらぷら、とか、最悪の事態は一通り考えたからな(笑)。
「あたし、ラテン衣装キライじゃないよ」
と、ドリーさん。うん、あのいかにもタカラヅカな衣装も、醍醐味だとは思うよ。
でもさ。
「まっつが、似合わない」
「……納得」
オサコンのときの「ぎぶみーらぶ」、まっつはえらいことになってましたともさ……衣装が似合わなくて。てゆーか、衣装に埋もれていて。
まっつファンとしては、ラテンフリフリ衣装があるかどうかは、大きすぎるデンジャラス・ポイントなのよ。
前半のカジノ場面は素晴らしい。
エロ。
えろえろ。
オサと彩音で、重なり合いエロ。しかも、彩音攻。
……も、素晴らしいが、その背景で若手花男たちもそれぞれ必死にエロいことやってるのが実に微笑ましい(笑)。
エロがんばってるりせとか、体温上げて努力中のめおちゃんとか、ひざまずくときのガニ股が気になるまぁくんとか。
ノリノリのらいも注目。
でもって、誰も見てないと思うけど、下手袖でまっつとさおたさんがラヴラヴ。
スキンシップ過多。
どうやらまっつが攻らしい。(えええっ?!)
スペイン系場面も途中まではたのしい。
舞台はいつも人口密度高すぎなんだが、それでも盛り上がってる。
サヨナラ仕様のラストのオサ様、そして彩音ちゃんとのデュエットダンスも美しい。
中村Bだから。
凡庸でも、オーソドックスで、最低限ムカつくものは作らない。それだけが救い。
ただ。
天才「春野寿美礼」の最後のショー作品を、どーしてこんな愚鈍な作家に作らせるのか、というじれったさはあるな。
寿美礼サマの能力を、解放させる作りになっていないんだもの。そのうち寿美礼サマが勝手に暴走するかな……それに期待しよう。
これくらいの温度、濃度の作品こそが、サヨナラには相応しいのだと思う。
『タランテラ!』みたいな超絶作で卒業したコム姫は、大変だったなあ……ファンは魂すり減らし、寿命縮めたんぢゃないかと思うよ。
異次元を統べる者。@アデュー・マルセイユ
2007年9月23日 タカラヅカ 春野寿美礼をすごいと思う。
わたしはオサ様の崇拝者なので、この人の天才ぶりについては手放しなんだけど。
それにしても、すごい。
『アデュー・マルセイユ』は小池のオリジナル作品にしては驚異的に壊れていないのだが、ツッコミどころの多さは相変わらずだし、わたしの好みからはずれていることをのぞいたとしても「ソレってどうよ」的部分も多分にある。
……んだが、そーゆーもんを寿美礼サマがまるっと超えていく。
脚本の粗や凸凹を、寿美礼サマが力尽くでなめらかにしてしまうんだ。
その異次元感覚に酔う。
作品のアラを力尽くで持っていくといえばトウコちゃんがそうだが、彼女の場合は演技力で、熱と緻密な技術によって地ならしするの。(技術だけでなく熱が加わるところがトウコの素晴らしいところ・笑)
トウコの持っていきぶりは、地続きなの。
地に足がついている。凸凹や亀裂を、トウコが埋めることで平らにする。
でもオサ様は。
平らにしようなんて、ハナから考えていない。別次元へワープする。
RPGゲームで、戦闘になると別フィールドになる感じ。
そこは別世界だから、ナニも気にしなくていいの。いびつなものも凸凹も亀裂もない、てゆーか大地自体ない、四次元空間。そこでオサ様は好きなだけ歌い、大暴れし、「主役」になる。
で、役目が終わると、ひょいってまた元の世界に戻る。
わたしたちはそのたび異次元へ連れて行かれ、元の世界に投げ戻される。
この繰り返し。
すげえ。すげえよ、春野寿美礼。
地球にいたはずのわたしは、突然宇宙空間にいて、寿美礼サマの歌を聴いており、魅了されて思考ストップしているところをいきなりまた地球へ投げ出される。
この落差。
精神的なアップダウン。
役者としてすごいのも正しいのもトウコちゃんだと思うけれど、寿美礼サマのディメンション・マスターというスキルも素晴らしいぞ。
これほどの能力を持った人が、今後現れるのだろうか……。
寿美礼ちゃん、辞めるのやめないかなぁ……。
退団撤回してくれて、ぜんぜんいいのになぁ……。
ぼそぼそ。
わたしはオサ様の崇拝者なので、この人の天才ぶりについては手放しなんだけど。
それにしても、すごい。
『アデュー・マルセイユ』は小池のオリジナル作品にしては驚異的に壊れていないのだが、ツッコミどころの多さは相変わらずだし、わたしの好みからはずれていることをのぞいたとしても「ソレってどうよ」的部分も多分にある。
……んだが、そーゆーもんを寿美礼サマがまるっと超えていく。
脚本の粗や凸凹を、寿美礼サマが力尽くでなめらかにしてしまうんだ。
その異次元感覚に酔う。
作品のアラを力尽くで持っていくといえばトウコちゃんがそうだが、彼女の場合は演技力で、熱と緻密な技術によって地ならしするの。(技術だけでなく熱が加わるところがトウコの素晴らしいところ・笑)
トウコの持っていきぶりは、地続きなの。
地に足がついている。凸凹や亀裂を、トウコが埋めることで平らにする。
でもオサ様は。
平らにしようなんて、ハナから考えていない。別次元へワープする。
RPGゲームで、戦闘になると別フィールドになる感じ。
そこは別世界だから、ナニも気にしなくていいの。いびつなものも凸凹も亀裂もない、てゆーか大地自体ない、四次元空間。そこでオサ様は好きなだけ歌い、大暴れし、「主役」になる。
で、役目が終わると、ひょいってまた元の世界に戻る。
わたしたちはそのたび異次元へ連れて行かれ、元の世界に投げ戻される。
この繰り返し。
すげえ。すげえよ、春野寿美礼。
地球にいたはずのわたしは、突然宇宙空間にいて、寿美礼サマの歌を聴いており、魅了されて思考ストップしているところをいきなりまた地球へ投げ出される。
この落差。
精神的なアップダウン。
役者としてすごいのも正しいのもトウコちゃんだと思うけれど、寿美礼サマのディメンション・マスターというスキルも素晴らしいぞ。
これほどの能力を持った人が、今後現れるのだろうか……。
寿美礼ちゃん、辞めるのやめないかなぁ……。
退団撤回してくれて、ぜんぜんいいのになぁ……。
ぼそぼそ。
彼はセクスィ・ダンディ・ギャング…でもまっつ。@アデュー・マルセイユ
2007年9月24日 タカラヅカ まっつの話。
『アデュー・マルセイユ』初日、わたしはえんえん、まっつを探した。
ジオラモという役がイタリアの大金持ちで、悪役だということは聞いていた。
とゆーことは、ずばりマフィア役だろう。年輩の役で、ヒゲ有りだということも、事前に小耳に挟んでいた。
それならオープニングのギャングたちの中にも、ジオラモとして出るかしら?
小池作品なら、オープニングがそのまま物語になっている可能性もあるが、たとえばウルフシェイム@『華麗なるギャツビー』みたいに、群舞の隅っこで小芝居してるかも?(注・ウルフシェイムはヒゲのエロオヤジ・ギャング。当時3番手のタカネくんが演じていた)
しかし、それらしき人はいない。
ジオラモはプロローグには出ないのか。しょぼん。
にしても、アルバイトはしているはずだ。ヒゲ無しでスーツの男たちにまざっている?
巨大な大劇場のてっぺん、B席から必死に探す。
……いない。
まっつは、どこにいるんだろう。
どこに出るんだろう。
予習しなくても、まっつならわかると自信を持って予備知識ナシで臨んだことが裏目に出た? わたし、まっつを見逃した?
ミュージック・ホールの客、インターポール訓練生……どこかにいるはずと必死に探す。
でも、いない。
開演30分を過ぎると、いい加減不安にもなる。まっつは? プロローグから、一度も出てないのよ? ルドルフ@『エリザベート』だって、クリフォード@『マラケシュ』だって、ヴィットリオF@『落陽のパレルモ』だって、プロローグには出てるわよ?(出演時間の短いことで有名な役を上げてみました。あ、全部ゆみこの役だ)
あ、まっつ? と思ってオペラを合わせるたびにちゃーなんですけど、どうよソレ?(ちょっと逆ギレ)
ここまで焦らされて、よーやく登場したのを見たときにゃあ。
おっさん役だとは聞いてたけど。ヒゲっつーのも、相手役がとしこさん(!)、つーのも小耳に挟んでたけど。
実物があんなだとは、夢にも思ってませんでした。
え、えーと。
黒塗り。
成金系艶々タキシード。
オールバック。
ゴールド指輪ギラギラ。
葉巻。
札ビラ切りまくり。
愛人とエロエロ絡みまくり。
ご、ごめんまっつ。見るなり、爆笑した。
わたしだけぢゃないから! 並んで見ていたチェリさんも同時に吹き出してたから! 幕間に集まった仲間たち、ドリーさん、木ノ実さん、こうめさん、みんなもれなく「笑った」って言ってたから!(フォローになってません)
な……なんなの、あの、カユさは。
まっつに釘付け。
オペラでガン見。
エロいです。
エロいですよ、ジオラモ@まっつ。
ルーレットに興じているのですが、ずーっと愛人のクラウディア@としこさんの腰を抱き、肩を抱き、あちこち撫でくりながら、札ビラ切ってんの。
仕草のひとつひとつが、大仰で、エロ。
キザ男、成金男、勘違い男の見本のような、仕草。
ポーズのひとつひとつ、角度のひとつひとつにこだわりありまくり、「見られている俺」を意識したいやったらしさ。
す、すげえ。
まっつ、本気だ。
本気で演技してる。本気で、作り込んでる。フィルム1コマずつ計算して描き込んだアニメーションみたいだ。
本気なのはわかった。
すごいのもわかった。
ここまで、計算し尽くして、見せ方にこだわってカタチにこだわって、「演技」しているなんて、マジすげえ。
でも。
ごめん、笑えたんだわ。
必死でオヤヂぶっているまっつ。
大物ぶっているまっつ。
セクシーぶっているまっつ。
ど、どうしよう。
笑える。
しかもこのジオラモさん、何故かひとりだけ台詞のほとんどが、歌。
何故ひとりだけ?!(白目)
これだけ濃い役だと、アルバイトできないのも納得。幕開きから40分出番がないのも仕方ないとあきらめよう。
天下の春野寿美礼相手に、オヤヂぶるまっつ。
ジェラール@寿美礼サマの肩を抱いて歌うまっつ。口説くまっつ。
どうしよう! 愛人(女)以外が相手でも、基本がエロなんだ、このオヤヂ! 男相手でも基本お触りアリで口説くタイプなんだ!
まっつなのに!!
まっつが対峙する相手がすごい。
ヘタレ男モーリス@壮くんは置くとして、存在だけで文句なく悪役@星原先輩&はっちさんだよ?! 彼らと並ぶのよ?
悪徳警部@星原先輩、ギャング団ボス@はっちさんと「仲間」「同等」というだけでも、まっつ的には笑える事態なのに。
物語が進むと、わかる。
この悪役チームのリーダーって、まっつ?!!
先輩や組長の、上に立たなきゃならんのか、まっつ!
星原美沙緒より、夏美ようより、格上悪役の、まっつ?!
なんの冗談だ、ソレは。
まっつは、がんばっていた。
「冗談」としか思えないキャスティングでも、力関係でも、がんばっていた。
本気で演技して、本気で作り込んで、計算し尽くして、見せ方にこだわってカタチにこだわって、「演技」しているってば。
実際、うまいと思うよ?
努力もわかるし、うまいとも思うのに……何故か、笑えて仕方がない。
最高に笑えたのは、前にも書いたが壮くんの頬をつつくまっつ。
エロオヤヂだから。男相手でも触りまくるから。
きゃんきゃんうるさい阿呆な若造@壮くんを黙らせるために、エロスキンシップしちゃうわけだから。
まっつ×壮って。
なんなの、その微妙なエサは。飛びつけばいいのか、ドン引きすればいいのか、腐女子的にも混乱するわ(笑)。
相手役のとしこさんだって、本来なら土下座して「お願い」しても鼻であしらわれるよーな、格上のおねーさまだ。その本物のエロ姐御を「愛人」として腕の中で転がさねばならんという難題付き。
まっつの前に立ちふさがったハードルは、どれほどのものか。
終演直後にチェリさんがまっつを称した名言。
「精神的上げ底」
まさに、上げ底。もー、大変。
ちょい悪オヤジまっつ。
笑ったけどね。
ものごっつー笑って、声殺して笑い堪えて、腹筋使いながらも。
うわああぁぁあん、まっつ好きだーーっ!!
テリトリー外の役に正面から取り組んでいるまっつが好き。
笑えるかもしれないけど、無理目かもしれないけど、本気で立ち向かっている姿が好き。作り込んだ演技が好き。
ビジュアルは美しいじゃん。黒塗りもヒゲもオールバックも似合い過ぎ。
なんかもー久しぶりにまっつを「美形」だと素直に思ったわ。(久しぶりなのか!)
終始としこさんとエロエロしているんだけど、そこに愛があるのも素敵。
ほんとうに愛しそうに、大切そうに触っているの。
シシリアン・マフィアの大物なら、どんな美女でも思いのまま、「女は若い方が価値がある」と思い込んでいるバカ男だっていくらでもいるだろうに、大して若くないだろうクラウディア@としこさんを、本気で大切にしている。
永久の愛ではなく、今このときだけの関係かもしれないが、それでも、恋人と呼べる間をあそこまできちんと愛してくれる男なら、上等じゃないのか?
ドラブルが起こったとき、ジオラモは必ずクラウディアを守るんだ。身を挺してかばうんだよ、いつも、自然に。
精神的上げ底しまくっているから笑えるけれど、あの誠実な温度感は、まっつならでは。
今は上げ底でも、経験値を稼いでスキルを身につけ、大人の男にクラスチェンジするんだ。
まっつを好きで良かった。
笑いながら、どきどきしながら、今、心からそう思う。
いやその。
ラストの「弁護士を呼べ!」には、爆笑させてもらったけど。あああ、小池的定番〜〜。
そしてまっつ。「弁護士を呼べ!」のゼスチャーは、まっつのいつもの決めポーズじゃん……。
『アデュー・マルセイユ』初日、わたしはえんえん、まっつを探した。
ジオラモという役がイタリアの大金持ちで、悪役だということは聞いていた。
とゆーことは、ずばりマフィア役だろう。年輩の役で、ヒゲ有りだということも、事前に小耳に挟んでいた。
それならオープニングのギャングたちの中にも、ジオラモとして出るかしら?
小池作品なら、オープニングがそのまま物語になっている可能性もあるが、たとえばウルフシェイム@『華麗なるギャツビー』みたいに、群舞の隅っこで小芝居してるかも?(注・ウルフシェイムはヒゲのエロオヤジ・ギャング。当時3番手のタカネくんが演じていた)
しかし、それらしき人はいない。
ジオラモはプロローグには出ないのか。しょぼん。
にしても、アルバイトはしているはずだ。ヒゲ無しでスーツの男たちにまざっている?
巨大な大劇場のてっぺん、B席から必死に探す。
……いない。
まっつは、どこにいるんだろう。
どこに出るんだろう。
予習しなくても、まっつならわかると自信を持って予備知識ナシで臨んだことが裏目に出た? わたし、まっつを見逃した?
ミュージック・ホールの客、インターポール訓練生……どこかにいるはずと必死に探す。
でも、いない。
開演30分を過ぎると、いい加減不安にもなる。まっつは? プロローグから、一度も出てないのよ? ルドルフ@『エリザベート』だって、クリフォード@『マラケシュ』だって、ヴィットリオF@『落陽のパレルモ』だって、プロローグには出てるわよ?(出演時間の短いことで有名な役を上げてみました。あ、全部ゆみこの役だ)
あ、まっつ? と思ってオペラを合わせるたびにちゃーなんですけど、どうよソレ?(ちょっと逆ギレ)
ここまで焦らされて、よーやく登場したのを見たときにゃあ。
おっさん役だとは聞いてたけど。ヒゲっつーのも、相手役がとしこさん(!)、つーのも小耳に挟んでたけど。
実物があんなだとは、夢にも思ってませんでした。
え、えーと。
黒塗り。
成金系艶々タキシード。
オールバック。
ゴールド指輪ギラギラ。
葉巻。
札ビラ切りまくり。
愛人とエロエロ絡みまくり。
ご、ごめんまっつ。見るなり、爆笑した。
わたしだけぢゃないから! 並んで見ていたチェリさんも同時に吹き出してたから! 幕間に集まった仲間たち、ドリーさん、木ノ実さん、こうめさん、みんなもれなく「笑った」って言ってたから!(フォローになってません)
な……なんなの、あの、カユさは。
まっつに釘付け。
オペラでガン見。
エロいです。
エロいですよ、ジオラモ@まっつ。
ルーレットに興じているのですが、ずーっと愛人のクラウディア@としこさんの腰を抱き、肩を抱き、あちこち撫でくりながら、札ビラ切ってんの。
仕草のひとつひとつが、大仰で、エロ。
キザ男、成金男、勘違い男の見本のような、仕草。
ポーズのひとつひとつ、角度のひとつひとつにこだわりありまくり、「見られている俺」を意識したいやったらしさ。
す、すげえ。
まっつ、本気だ。
本気で演技してる。本気で、作り込んでる。フィルム1コマずつ計算して描き込んだアニメーションみたいだ。
本気なのはわかった。
すごいのもわかった。
ここまで、計算し尽くして、見せ方にこだわってカタチにこだわって、「演技」しているなんて、マジすげえ。
でも。
ごめん、笑えたんだわ。
必死でオヤヂぶっているまっつ。
大物ぶっているまっつ。
セクシーぶっているまっつ。
ど、どうしよう。
笑える。
しかもこのジオラモさん、何故かひとりだけ台詞のほとんどが、歌。
何故ひとりだけ?!(白目)
これだけ濃い役だと、アルバイトできないのも納得。幕開きから40分出番がないのも仕方ないとあきらめよう。
天下の春野寿美礼相手に、オヤヂぶるまっつ。
ジェラール@寿美礼サマの肩を抱いて歌うまっつ。口説くまっつ。
どうしよう! 愛人(女)以外が相手でも、基本がエロなんだ、このオヤヂ! 男相手でも基本お触りアリで口説くタイプなんだ!
まっつなのに!!
まっつが対峙する相手がすごい。
ヘタレ男モーリス@壮くんは置くとして、存在だけで文句なく悪役@星原先輩&はっちさんだよ?! 彼らと並ぶのよ?
悪徳警部@星原先輩、ギャング団ボス@はっちさんと「仲間」「同等」というだけでも、まっつ的には笑える事態なのに。
物語が進むと、わかる。
この悪役チームのリーダーって、まっつ?!!
先輩や組長の、上に立たなきゃならんのか、まっつ!
星原美沙緒より、夏美ようより、格上悪役の、まっつ?!
なんの冗談だ、ソレは。
まっつは、がんばっていた。
「冗談」としか思えないキャスティングでも、力関係でも、がんばっていた。
本気で演技して、本気で作り込んで、計算し尽くして、見せ方にこだわってカタチにこだわって、「演技」しているってば。
実際、うまいと思うよ?
努力もわかるし、うまいとも思うのに……何故か、笑えて仕方がない。
最高に笑えたのは、前にも書いたが壮くんの頬をつつくまっつ。
エロオヤヂだから。男相手でも触りまくるから。
きゃんきゃんうるさい阿呆な若造@壮くんを黙らせるために、エロスキンシップしちゃうわけだから。
まっつ×壮って。
なんなの、その微妙なエサは。飛びつけばいいのか、ドン引きすればいいのか、腐女子的にも混乱するわ(笑)。
相手役のとしこさんだって、本来なら土下座して「お願い」しても鼻であしらわれるよーな、格上のおねーさまだ。その本物のエロ姐御を「愛人」として腕の中で転がさねばならんという難題付き。
まっつの前に立ちふさがったハードルは、どれほどのものか。
終演直後にチェリさんがまっつを称した名言。
「精神的上げ底」
まさに、上げ底。もー、大変。
ちょい悪オヤジまっつ。
笑ったけどね。
ものごっつー笑って、声殺して笑い堪えて、腹筋使いながらも。
うわああぁぁあん、まっつ好きだーーっ!!
テリトリー外の役に正面から取り組んでいるまっつが好き。
笑えるかもしれないけど、無理目かもしれないけど、本気で立ち向かっている姿が好き。作り込んだ演技が好き。
ビジュアルは美しいじゃん。黒塗りもヒゲもオールバックも似合い過ぎ。
なんかもー久しぶりにまっつを「美形」だと素直に思ったわ。(久しぶりなのか!)
終始としこさんとエロエロしているんだけど、そこに愛があるのも素敵。
ほんとうに愛しそうに、大切そうに触っているの。
シシリアン・マフィアの大物なら、どんな美女でも思いのまま、「女は若い方が価値がある」と思い込んでいるバカ男だっていくらでもいるだろうに、大して若くないだろうクラウディア@としこさんを、本気で大切にしている。
永久の愛ではなく、今このときだけの関係かもしれないが、それでも、恋人と呼べる間をあそこまできちんと愛してくれる男なら、上等じゃないのか?
ドラブルが起こったとき、ジオラモは必ずクラウディアを守るんだ。身を挺してかばうんだよ、いつも、自然に。
精神的上げ底しまくっているから笑えるけれど、あの誠実な温度感は、まっつならでは。
今は上げ底でも、経験値を稼いでスキルを身につけ、大人の男にクラスチェンジするんだ。
まっつを好きで良かった。
笑いながら、どきどきしながら、今、心からそう思う。
いやその。
ラストの「弁護士を呼べ!」には、爆笑させてもらったけど。あああ、小池的定番〜〜。
そしてまっつ。「弁護士を呼べ!」のゼスチャーは、まっつのいつもの決めポーズじゃん……。
愛を叫びまっつ。@ラブ・シンフォニー
2007年9月25日 タカラヅカ ムラからの帰り道。すでに終電の何本か前、の時間なのは謎。変だよなあ、今日は1時開演なのに、どーして終電近くになるのかなあ。(nanaタンといつもの店で5時間以上くっちゃべっているからです)
周囲をキョロキョロして、誰も見ていないのを確認、がしっと『TOKK』を複数部握りしめました。
阪急電鉄の無料情報紙『TOKK』。たしか隔刊でジェンヌのインタビューが掲載されている。
ムラへ向かうときの駅で、新しい号が出ていることには気づいていたけど、「どーせまっつには関係ないし」とニヒルにスルーしていました。
『TOKK』に載るのは、スターさんだけだもん。トップさんだとか、いわゆる「番手」のあるスターまで、あとはバウや新公などの主演者、組替えなどの話題があった人、退団が決まった人……まっつは関係ないわ、ふっ。
ところがどっこい。
今回の掲載者は、花組の未涼亜希さんですよ!!
びっくりだ。
どーしたんだまっつ、まるでスターみたいぢゃないか。
いつもの店でnanaタンと「『MIND TRAVELLER』の新公があったら、キャスティングは……」とか、くだらないことをえんえん喋っているときに、チェリさんから情報メール。
えええ、まっつが『TOKK』にいぃ?!
自宅最寄り駅にて、どきどきしながら複数部をラックから抜き取った。や、時間が遅いからもう、わたしが利用する改札口は駅員さんも誰もいないんだもん(笑)。
なんで複数部かって? 保存用にするのよ。もう二度と載らないかもしれないんだから、たくさんストックしておくのっ。
その場では開くことができず、折らないよう、汚さないよう気を付けて持って帰る。
……涙ぐましいですね。
そーやって心臓はくはくさせながら、自室で開いた『TOKK』の未涼亜希さん。
えーと。
写真、微妙ぢゃないっすか?
ちなみに、コレ。
http://www.hankyu-com.co.jp/tokk/takarazuka/071001/index.html
なんか、やつれてるなあ、まっつ……。
今回の公演は、ちょっとありえないくらいの役目をもらってるもんなあ、まっつ。
あの歌う悪役ジオラモさんだけどさぁ。演じている未涼亜希って人、前回の公演で台詞4つしかもらってなかった人だよ? ちなみに、その前の公演では、1本モノだっつーに台詞2つしかもらってなかった人だよ? さらに、その前の公演でも……いくつだ? 3つくらいは台詞あったっけ? 『ル・サンク』に写真載ってなかったんだよ? 背景にすら。
(台詞数、訂正入ってます・笑)
そんな人が、いきなりセンターで歌って踊って、トップスターやら専科さんやら組長やら相手に演技してんだもんなあ。
今回だけかもしんないけど、次回はまた台詞3つに逆戻りかもしんないけど、それにしてもすげえよなあ。
よくやるよなあ。
☆
ということで、まっつの話。
ショー『ラブ・シンフォニー』にて。
わたしがもっとも驚愕したのは、中詰めあとのスパニッシュ場面。
寿美礼サマ、まとぶん、壮くんという微妙に不協和音なトリオが歌いながら銀橋を渡り(オサ様とまとぶならきれいにハモるのに、3人になるとなんであんなに……ああ、これぢゃ誰が問題か指摘してしまっているわ……や、ソレが味ですとも!)、本舞台に戻ったあと。
下手と上手に帽子をかぶった男たちが出てきた。
下手はひとり、上手は3人。初日、2階のてっぺんにいたわたしに、顔は見えない。
たぶんまっつは上手の3人のうちのひとりだろう。順番からいって、ひとりで登場はみわさんだろうし。
と、思いつつわたしは下手の男から目が離れない。
顔は見えない。……けど、なんかアレ、まっつに見える……。
わたしのなかの「常識」とか「理性」が、「ありえない」と告げる。
まっつがひとりで登場して踊るわけないじゃん、と。
でもアレ、まっつじゃん!!
顔見えないけどっ。今回のショー帽子率高すぎで2階から観てもぜんぜんたのしめないんだけど。
でもあのアゴのライン、あの身体のコンパクトなライン、あの動き、まっつだもん!!
……おどろきました。
ひとりで登場して花道で踊って、本舞台で他の同衣装の男たちと合流し……歌い出した。ひとりで。
えええええ。
ソロ?!
ソロ有りなの、まっつ?!
まっつの歌に載せて、スパニッシュの男女が踊る。
てゆーか、この歌。
旅立つ者を、送る歌。
寿美礼サマを、送る歌だ。
まっつがソロ歌で寿美礼サマを送る?!
……想像もしていなかった事態に、うろたえました。
心臓ばくばく、体温上昇。
歌詞の意味がわかった途端、涙腺崩壊。
しかも、わざわざセンターで踊る寿美礼サマに絡むよーに近づく振りまでありますよ、まっつ!
ありえない。こんなことありえない。
まっつがちゃんと、寿美礼サマを送る場面を与えられているなんて。
信じられなくて、幸福で、取り乱し続けた。
どーしてこんなことになってるの?
今までのまっつの扱いから、ありえなくないか?
や、なんかの間違いでもうれしいからいいんだけど!
でもってその幸福な惑乱は、大階段黒燕尾の下りてくる位置だとか、そのあとのみわさんとのワンフレーズだけの歌とかまで続き、最後に。
パレードの大階段歌付きひとりセンター降りで、頂点に達する。
あああありえねーっ!!
みわっちがひとり降りでも、まっつは誰かと一緒だと信じ切っていたよ。
なんなのコレ、盆と正月とクリスマスと誕生日が全部一度に来た?(すでにナニを言っているのかわかりません)
初日は消耗しきりました。ええ。
寿美礼サマの最後の作品として『ラブ・シンフォニー』に不満はありまくるんだけど、まっつファンとしては、スパニッシュの歌だけでも感涙です。
まっつが歌うんだよ……寿美礼サマへの歌だよ……。
届けまっつのバーニングハート!!
エンカレッジコンサートで、寿美礼サマのDSの歌を、寿美礼サマと同じ演出で歌いきったまっつ。
どんだけオサ様ファンやねん!!と突っ込んださ。
新公の舞台上アドリブで、CSのオサ様番組のゲストで、『宝塚GRAPH』のコラムで、オサ様への愛を絶叫してはまるっとスルーされている、まっつの報われなさ具合がとことん美味。
最後の最後に、公式に愛を叫ぶことが許されるなんて……。
感激です。よよよ。
周囲をキョロキョロして、誰も見ていないのを確認、がしっと『TOKK』を複数部握りしめました。
阪急電鉄の無料情報紙『TOKK』。たしか隔刊でジェンヌのインタビューが掲載されている。
ムラへ向かうときの駅で、新しい号が出ていることには気づいていたけど、「どーせまっつには関係ないし」とニヒルにスルーしていました。
『TOKK』に載るのは、スターさんだけだもん。トップさんだとか、いわゆる「番手」のあるスターまで、あとはバウや新公などの主演者、組替えなどの話題があった人、退団が決まった人……まっつは関係ないわ、ふっ。
ところがどっこい。
今回の掲載者は、花組の未涼亜希さんですよ!!
びっくりだ。
どーしたんだまっつ、まるでスターみたいぢゃないか。
いつもの店でnanaタンと「『MIND TRAVELLER』の新公があったら、キャスティングは……」とか、くだらないことをえんえん喋っているときに、チェリさんから情報メール。
えええ、まっつが『TOKK』にいぃ?!
自宅最寄り駅にて、どきどきしながら複数部をラックから抜き取った。や、時間が遅いからもう、わたしが利用する改札口は駅員さんも誰もいないんだもん(笑)。
なんで複数部かって? 保存用にするのよ。もう二度と載らないかもしれないんだから、たくさんストックしておくのっ。
その場では開くことができず、折らないよう、汚さないよう気を付けて持って帰る。
……涙ぐましいですね。
そーやって心臓はくはくさせながら、自室で開いた『TOKK』の未涼亜希さん。
えーと。
写真、微妙ぢゃないっすか?
ちなみに、コレ。
http://www.hankyu-com.co.jp/tokk/takarazuka/071001/index.html
なんか、やつれてるなあ、まっつ……。
今回の公演は、ちょっとありえないくらいの役目をもらってるもんなあ、まっつ。
あの歌う悪役ジオラモさんだけどさぁ。演じている未涼亜希って人、前回の公演で台詞4つしかもらってなかった人だよ? ちなみに、その前の公演では、1本モノだっつーに台詞2つしかもらってなかった人だよ? さらに、その前の公演でも……いくつだ? 3つくらいは台詞あったっけ? 『ル・サンク』に写真載ってなかったんだよ? 背景にすら。
(台詞数、訂正入ってます・笑)
そんな人が、いきなりセンターで歌って踊って、トップスターやら専科さんやら組長やら相手に演技してんだもんなあ。
今回だけかもしんないけど、次回はまた台詞3つに逆戻りかもしんないけど、それにしてもすげえよなあ。
よくやるよなあ。
☆
ということで、まっつの話。
ショー『ラブ・シンフォニー』にて。
わたしがもっとも驚愕したのは、中詰めあとのスパニッシュ場面。
寿美礼サマ、まとぶん、壮くんという微妙に不協和音なトリオが歌いながら銀橋を渡り(オサ様とまとぶならきれいにハモるのに、3人になるとなんであんなに……ああ、これぢゃ誰が問題か指摘してしまっているわ……や、ソレが味ですとも!)、本舞台に戻ったあと。
下手と上手に帽子をかぶった男たちが出てきた。
下手はひとり、上手は3人。初日、2階のてっぺんにいたわたしに、顔は見えない。
たぶんまっつは上手の3人のうちのひとりだろう。順番からいって、ひとりで登場はみわさんだろうし。
と、思いつつわたしは下手の男から目が離れない。
顔は見えない。……けど、なんかアレ、まっつに見える……。
わたしのなかの「常識」とか「理性」が、「ありえない」と告げる。
まっつがひとりで登場して踊るわけないじゃん、と。
でもアレ、まっつじゃん!!
顔見えないけどっ。今回のショー帽子率高すぎで2階から観てもぜんぜんたのしめないんだけど。
でもあのアゴのライン、あの身体のコンパクトなライン、あの動き、まっつだもん!!
……おどろきました。
ひとりで登場して花道で踊って、本舞台で他の同衣装の男たちと合流し……歌い出した。ひとりで。
えええええ。
ソロ?!
ソロ有りなの、まっつ?!
まっつの歌に載せて、スパニッシュの男女が踊る。
てゆーか、この歌。
旅立つ者を、送る歌。
寿美礼サマを、送る歌だ。
まっつがソロ歌で寿美礼サマを送る?!
……想像もしていなかった事態に、うろたえました。
心臓ばくばく、体温上昇。
歌詞の意味がわかった途端、涙腺崩壊。
しかも、わざわざセンターで踊る寿美礼サマに絡むよーに近づく振りまでありますよ、まっつ!
ありえない。こんなことありえない。
まっつがちゃんと、寿美礼サマを送る場面を与えられているなんて。
信じられなくて、幸福で、取り乱し続けた。
どーしてこんなことになってるの?
今までのまっつの扱いから、ありえなくないか?
や、なんかの間違いでもうれしいからいいんだけど!
でもってその幸福な惑乱は、大階段黒燕尾の下りてくる位置だとか、そのあとのみわさんとのワンフレーズだけの歌とかまで続き、最後に。
パレードの大階段歌付きひとりセンター降りで、頂点に達する。
あああありえねーっ!!
みわっちがひとり降りでも、まっつは誰かと一緒だと信じ切っていたよ。
なんなのコレ、盆と正月とクリスマスと誕生日が全部一度に来た?(すでにナニを言っているのかわかりません)
初日は消耗しきりました。ええ。
寿美礼サマの最後の作品として『ラブ・シンフォニー』に不満はありまくるんだけど、まっつファンとしては、スパニッシュの歌だけでも感涙です。
まっつが歌うんだよ……寿美礼サマへの歌だよ……。
届けまっつのバーニングハート!!
エンカレッジコンサートで、寿美礼サマのDSの歌を、寿美礼サマと同じ演出で歌いきったまっつ。
どんだけオサ様ファンやねん!!と突っ込んださ。
新公の舞台上アドリブで、CSのオサ様番組のゲストで、『宝塚GRAPH』のコラムで、オサ様への愛を絶叫してはまるっとスルーされている、まっつの報われなさ具合がとことん美味。
最後の最後に、公式に愛を叫ぶことが許されるなんて……。
感激です。よよよ。
腰振りまっつ。@ラブ・シンフォニー
2007年9月26日 タカラヅカ ということで、まだまっつの話。
ショー『ラブ・シンフォニー』にて。
そもそもわたしは、まっつはいつも群衆の中にいる、と信じ込んでいた。
中村Bといえば群舞。
群舞のまっつはまず埋もれる。
スターさんの後ろでその他大勢として踊るのだから、2階席からでないとまっつを発見できない。
マジにそう思っていた。
ショー作品としてはたった2作前にあたる『ASIAN WINDS!』がそうだったから。「山寺の和尚さん」の6人口しか、見せ場がなかった。
あとは全部大勢の中。
1列目にいるわけじゃないから、前に誰かいると小さなまっつは隠れてしまって見えない。
初日はまず2階から、まっつを探そう。
芝居『アデュー・マルセイユ』で大盤振る舞いだったのは、演出家が小池せんせだったためだろう、と思っていた。演出家の好みなのかなんなのか、小池、正塚、荻田作品では、まっつは何故か概ね役付がいい。
演出家が変われば、またいつものその他大勢扱いだろう。前回のショー『TUXEDO JAZZ』はオギーだったからまっつがソロで歌わせてもらったりやたら出番があったりしたけど、今回はなにも期待できない。少人数口でスターさんの後ろで踊らせてもらえば感謝、てとこかなー。
中村Bは好きじゃないので……というかそもそも興味がないので、今までちゃんと考えたことなかったけど。
オーソドックスなことしか長所がない演出家は、生徒の役付けも、超オーソドックスだった。
上から順に、役が付いてます。出番があります。
ナニも考えてナイ。生徒の持ち味とか得意分野とかカラーとか、組み合わせとか相乗効果、またその反対とか。なんっにも考えず、ただ「オーソドックスなショー」を作っている。
オギーと正反対……。口が開いてしまって、こまったわ。
おかげで寿美礼サマはどこのダンサートップ?! って感じに踊りまくってるしね……。1曲もまるっと歌い切らせてもらってないけどね……サヨナラ公演なんだけどね……。
一方あやねちゃんは、歌いまくってるけどね……彼女の歌だけで1場面とかすごいことになってるけどね……。
その中村Bのナニも考えていないおかけで。
まっつがなんか、スターっぽいです。
まっつ、上から数えると5番目の人だもんなー。寿美礼サマ、まとぶん、壮くん、みわっち、そしてまっつ。
中村Bはふつーに上から数えて役を振るので、まっつはちゃんと5番目の扱いを受けています。
びっくりだ。
オープニングの白燕尾、みわまつまで衣装がちがいます。襟に黒があり、ベストが黒。白一色の人々の中、黒が寿美礼サマの色であり、効かせ色になっている。めおくん以下若手カルテットはベストが白。
スターがひとりずつ階段を下りて登場、場面にて、壮くんをセンターにしてみわまつ3人で登場。
どどどどーしたんだまっつ?
その他大勢ぢゃなかったの? なんでスターさんみたいなことになってるの?
続いて壮くん中心のスーツ場面。トランプのカードからひとりずつ大仰に登場するんだが、壮、みわ、まつ、と、これまたちゃんとひとりずつ登場してくれる。それ以降は数人ずつで登場。
まっつはずっとみわっちとペアでセンターか、センター横。
寿美礼サマが登場して群舞群舞人口密度高すぎになっても中寄りにいる。
あやねちゃんせり上がりのラテン場面、やはりみわまつで彼女の両サイド。……まっつ、前の場面に引き続いて衣装が緑。今回は緑が彼のカラーなのか? や、結局緑は2場面だけだったんだけど。
派手な蝶の絵がついた白ジャケットに、テカテカフリフリ蛍光カラーブラウスはたしかにアレなセンスだが、いわゆる浅草サンバカーニバルな格好でなくてよかったよ……全身フリルはまっつがかなしい。
スーツだからよかった……とは思うものの、ここの振付が恥ずかしくて、なんかツボる。
浅学なのでラテンダンスとしてこの振付が正しいのかなんなのか、わたしにはまーったくわかっておりませんが。
まっつの腰振りは、いたたまれない恥ずかしさがあります。
振られるだけでも恥ずかしいのに、腰を落としぎみに回されちゃったりすると、なおいっそうイヤンです。
まとぶさんとか、濃くてエロくてかっこいいのになー。壮くんさわやかキラキラなのになー。
まっつだとなんであんなに恥ずかしいんだ……。
で、驚愕のスパニッシュに続き、大階段黒燕尾、パレードになるわけで。
『ASIAN WINDS!』が1階席だとまっつが見えなかったから、2階席だったのに。
ぶっちゃけ、2階席である意味がなかった。
1階からでも、まっつを探せるよコレ……。1階の方がいいよ絶対。
てゆーか、スパニッシュの花道からの登場! わーん、なんであたしこんなときに1列目1番のチケット持ってないの〜〜?! いつも1回はあの場所で観てるのに〜〜、そしたら今回、まっつのソロダンスが触れる距離なのに〜〜(お触り禁止ですってば)。
発売日、白紙引いたんだもんな、オレ……しょぼん。
なんにも考えていない人が演出家のおかげで、寿美礼サマを歌で送るまっつ、が見られる幸福。
ありがとう中村B。
それだけはうれしい。
うれしいよお。
初日は芝居もショーも歌は「こんなもん?」だったまっつ、翌日からマジに歌声響き出してるし。
「まっつやっぱ歌うまいわ」
と、ツッコミ担当ドリーさんがしみじみ口にしたのは、2日目のこと。初日はナニも言わなかった。
「うん、まっつ今日は声出るよーになってる。昨日よりぜんぜんうまくなってる」
とわたしが言うと、「やっぱり?」と表情が変わった。初日とでは、ファン以外にもデキがまったくちがって聞こえたんだなー。
「やっぱ初日は公開舞台稽古だよね」
まっつに限らず、多くの人が。
だからこそ、なにがなんでも初日を観たいのだが(笑)。
そーいや壮くん、初日は芝居で台詞をぶっ飛ばしてたっけ。ぐだぐだだったなー。
そーゆーとこも含めて、わたしは初日スキー。
ただいま入院中の母に嫌味を言われつつ、ムラ通いがんばりまっつ。
ママの病院にもできるだけカオ出すから、大目に見てよぅ、寿美礼サマの退団公演なんだよぅ。
ショー『ラブ・シンフォニー』にて。
そもそもわたしは、まっつはいつも群衆の中にいる、と信じ込んでいた。
中村Bといえば群舞。
群舞のまっつはまず埋もれる。
スターさんの後ろでその他大勢として踊るのだから、2階席からでないとまっつを発見できない。
マジにそう思っていた。
ショー作品としてはたった2作前にあたる『ASIAN WINDS!』がそうだったから。「山寺の和尚さん」の6人口しか、見せ場がなかった。
あとは全部大勢の中。
1列目にいるわけじゃないから、前に誰かいると小さなまっつは隠れてしまって見えない。
初日はまず2階から、まっつを探そう。
芝居『アデュー・マルセイユ』で大盤振る舞いだったのは、演出家が小池せんせだったためだろう、と思っていた。演出家の好みなのかなんなのか、小池、正塚、荻田作品では、まっつは何故か概ね役付がいい。
演出家が変われば、またいつものその他大勢扱いだろう。前回のショー『TUXEDO JAZZ』はオギーだったからまっつがソロで歌わせてもらったりやたら出番があったりしたけど、今回はなにも期待できない。少人数口でスターさんの後ろで踊らせてもらえば感謝、てとこかなー。
中村Bは好きじゃないので……というかそもそも興味がないので、今までちゃんと考えたことなかったけど。
オーソドックスなことしか長所がない演出家は、生徒の役付けも、超オーソドックスだった。
上から順に、役が付いてます。出番があります。
ナニも考えてナイ。生徒の持ち味とか得意分野とかカラーとか、組み合わせとか相乗効果、またその反対とか。なんっにも考えず、ただ「オーソドックスなショー」を作っている。
オギーと正反対……。口が開いてしまって、こまったわ。
おかげで寿美礼サマはどこのダンサートップ?! って感じに踊りまくってるしね……。1曲もまるっと歌い切らせてもらってないけどね……サヨナラ公演なんだけどね……。
一方あやねちゃんは、歌いまくってるけどね……彼女の歌だけで1場面とかすごいことになってるけどね……。
その中村Bのナニも考えていないおかけで。
まっつがなんか、スターっぽいです。
まっつ、上から数えると5番目の人だもんなー。寿美礼サマ、まとぶん、壮くん、みわっち、そしてまっつ。
中村Bはふつーに上から数えて役を振るので、まっつはちゃんと5番目の扱いを受けています。
びっくりだ。
オープニングの白燕尾、みわまつまで衣装がちがいます。襟に黒があり、ベストが黒。白一色の人々の中、黒が寿美礼サマの色であり、効かせ色になっている。めおくん以下若手カルテットはベストが白。
スターがひとりずつ階段を下りて登場、場面にて、壮くんをセンターにしてみわまつ3人で登場。
どどどどーしたんだまっつ?
その他大勢ぢゃなかったの? なんでスターさんみたいなことになってるの?
続いて壮くん中心のスーツ場面。トランプのカードからひとりずつ大仰に登場するんだが、壮、みわ、まつ、と、これまたちゃんとひとりずつ登場してくれる。それ以降は数人ずつで登場。
まっつはずっとみわっちとペアでセンターか、センター横。
寿美礼サマが登場して群舞群舞人口密度高すぎになっても中寄りにいる。
あやねちゃんせり上がりのラテン場面、やはりみわまつで彼女の両サイド。……まっつ、前の場面に引き続いて衣装が緑。今回は緑が彼のカラーなのか? や、結局緑は2場面だけだったんだけど。
派手な蝶の絵がついた白ジャケットに、テカテカフリフリ蛍光カラーブラウスはたしかにアレなセンスだが、いわゆる浅草サンバカーニバルな格好でなくてよかったよ……全身フリルはまっつがかなしい。
スーツだからよかった……とは思うものの、ここの振付が恥ずかしくて、なんかツボる。
浅学なのでラテンダンスとしてこの振付が正しいのかなんなのか、わたしにはまーったくわかっておりませんが。
まっつの腰振りは、いたたまれない恥ずかしさがあります。
振られるだけでも恥ずかしいのに、腰を落としぎみに回されちゃったりすると、なおいっそうイヤンです。
まとぶさんとか、濃くてエロくてかっこいいのになー。壮くんさわやかキラキラなのになー。
まっつだとなんであんなに恥ずかしいんだ……。
で、驚愕のスパニッシュに続き、大階段黒燕尾、パレードになるわけで。
『ASIAN WINDS!』が1階席だとまっつが見えなかったから、2階席だったのに。
ぶっちゃけ、2階席である意味がなかった。
1階からでも、まっつを探せるよコレ……。1階の方がいいよ絶対。
てゆーか、スパニッシュの花道からの登場! わーん、なんであたしこんなときに1列目1番のチケット持ってないの〜〜?! いつも1回はあの場所で観てるのに〜〜、そしたら今回、まっつのソロダンスが触れる距離なのに〜〜(お触り禁止ですってば)。
発売日、白紙引いたんだもんな、オレ……しょぼん。
なんにも考えていない人が演出家のおかげで、寿美礼サマを歌で送るまっつ、が見られる幸福。
ありがとう中村B。
それだけはうれしい。
うれしいよお。
初日は芝居もショーも歌は「こんなもん?」だったまっつ、翌日からマジに歌声響き出してるし。
「まっつやっぱ歌うまいわ」
と、ツッコミ担当ドリーさんがしみじみ口にしたのは、2日目のこと。初日はナニも言わなかった。
「うん、まっつ今日は声出るよーになってる。昨日よりぜんぜんうまくなってる」
とわたしが言うと、「やっぱり?」と表情が変わった。初日とでは、ファン以外にもデキがまったくちがって聞こえたんだなー。
「やっぱ初日は公開舞台稽古だよね」
まっつに限らず、多くの人が。
だからこそ、なにがなんでも初日を観たいのだが(笑)。
そーいや壮くん、初日は芝居で台詞をぶっ飛ばしてたっけ。ぐだぐだだったなー。
そーゆーとこも含めて、わたしは初日スキー。
ただいま入院中の母に嫌味を言われつつ、ムラ通いがんばりまっつ。
ママの病院にもできるだけカオ出すから、大目に見てよぅ、寿美礼サマの退団公演なんだよぅ。
あの日のエリザベート。@星組集合日。
2007年9月27日 タカラヅカ「ありがとうエリザベート。フランツを愛してくれて」
そう書いたのは、3年前。
ケロのディナーショーのときだ。
オギー演出のディナーショー。ケロの歴史をちりばめたミニマムだけど濃いぃ作品。
そこで『エリザベート』の、「夜のボート」があった。
汐美真帆の代表的な役の中に、新公のフランツ・ヨーゼフがある。たしかに歌は大変だった、でも、その誠実であたたかな人柄が、高貴さと包容力が高く評価された役だった。
それを踏まえた上での、「夜のボート」。
黒いベールで顔を隠したエリザベートが、フランツの後ろで歌った。
エリザベートを演じたのは、南海まり。
素晴らしいスタイルと歌声。
そして。
このエリザベートは、フランツを愛していた。
別々の港へ向かうしかないことを承知した上で、フランツを愛し、彼との別れを悼んでいた。
エリザベートに愛されながら、フランツは清々しく旅立っていった。
彼女に愛されたことが、どれほどの救いだったろう。
汐美真帆の、最後の相手役。
それが、南海まりだ。
卒業公演の『ドルチェ・ヴィータ!』で、デュエット・ダンスの相手役だった。黒燕尾ケロをさらに美しく見せてくれた、たおやかな美女。
そのみなみちゃんが、退団する。
『ヴィンターガルテン』でかよこちゃんの相手役を務め、一躍脚光を浴びたよね。その可憐な持ち味、確かな実力に、彼女の未来が豊かなことを願った。てゆーか、「大型ヒロインキターーっ!」って感じだったじゃん、あのときみんな。『スカウト』のあとのののすみみたいに。
彼女が新公でヒロインを演じるのを、わたしもわたしの仲間たちも、見る人聞く人みーんな願っていたよ。するべきだ、しなきゃおかしい、って。
新公ヒロインはしなくても、『龍星』では文句無しのヒロインぶりを見せてくれた。少ない出番とアレな描かれ方、それでも匂い立つ気品と美しさ、行間を埋める演技力。
彼女が輝くことが、よろこびだった。
わたしの愛した彼の、相手役が素晴らしい女性であることが。
ただのかわいこちゃんなだけでなく、実力もあり、一癖もフタ癖もある大人の女をさらりと演じてしまうその充実ぶりに、拍手を送っていたよ。
大人の女役として、魅力を発揮できる人だと思っていたので、退団発表は寝耳に水だ。
みなみ姫の本領発揮はこれからじゃん!!
もったいなさすぎるよ。
月組では『血と砂』メンバーがどんどんいなくなっているし。
グァルディオラ@嘉月さんに続き、エンカーネーション姉さん@宝生さんまで退団発表したし。
ケロとの思い出を共有する人たちが、どんどん遠くなっていく。
加えて、ゆかりくん。
星組名物・綺華れい。そのとんでもねー美貌を愛でるのが星組のたのしみ方のひとつであり、醍醐味であったのに。
84期がまたひとりいなくなるのか……。
と、退団者の件をのぞけば、『エル・アルコン』配役は、すげーたのしみだ。
さすがヲタクのサイトー、細部までこだわってキャスティングしてるよヲイ。
シグリット・シェンナ@みなみって……!!
ティリアン@トウコの義理の父の愛人で、はぢめての女で、悪人でずるがしこくて最後は殺されるギトギトネトネトの熟女ぢゃないですか!!
トウコ×みなみでラヴシーン希望。正視できないくらい濃いやつ。
『ヴィンターガルテン』でみなみちゃんを抜擢したサイトーくんの作品だ。とびきり魅力的な悪女に描いてくれぇ。
そして、個人的にいちばんツボったのが、
ニコラス・ジェイド@ゆかり!!
さすがだサイトー! 『ヴィンターガルテン』でゆかりくんに美貌のお稚児さん(だよね、あの役)を演じさせただけのことはある!!
ニコラスは和くんあたりになると思ってたよ。ゆかりキタか! すげえ。
『エル・アルコン』はニコラスが鷹の化身ティリアンと出会い、彼と共に生きる物語。純朴な少年が、悪をモノともしない強い信念に目覚めていく物語。
影のヒロインともいえるキャラクタだぞ、ニコラス。
ティリアンはシグリットとの情事の間、ニコラスをドアの前に立たせておくのよね……ハァハァ。
ゆかりくん、清十郎様以来の当たり役になるかしら……。
ジェラード@しいちゃんもすげー萌えだし。少年ティリアンのあこがれの人、父の面影を重ねる人、ほんとの父かもしれない人、でも、のちに軽蔑され、殺されてしまう人。
ティリアンの成長……「父殺し」というパーツを担う人。
キャプテン・ブラック@和って正気かサイトー。和×れおんを公式にやる気かよ?!(笑)
ブラックはマジでレッドに惚れてるんだってばー。
あげていくときりがないくらい愉快な配役になってるんだけど、とくにエリザベス女王@エレナとか、パトリック@ドイちゃんとか、ツボを突きすぎてるわ……。
ショーも含め、よい作品になることを祈る。
みなみちゃん、ゆかりくんだけでなく、ひかちゃん、ぎんがみくん、遥奈ちゃん、みんなみんな、充実した時を過ごして欲しい。
そうしてまた、わたしの宝物がひとつ増えるんだ。
そう書いたのは、3年前。
ケロのディナーショーのときだ。
オギー演出のディナーショー。ケロの歴史をちりばめたミニマムだけど濃いぃ作品。
そこで『エリザベート』の、「夜のボート」があった。
汐美真帆の代表的な役の中に、新公のフランツ・ヨーゼフがある。たしかに歌は大変だった、でも、その誠実であたたかな人柄が、高貴さと包容力が高く評価された役だった。
それを踏まえた上での、「夜のボート」。
黒いベールで顔を隠したエリザベートが、フランツの後ろで歌った。
エリザベートを演じたのは、南海まり。
素晴らしいスタイルと歌声。
そして。
このエリザベートは、フランツを愛していた。
別々の港へ向かうしかないことを承知した上で、フランツを愛し、彼との別れを悼んでいた。
エリザベートに愛されながら、フランツは清々しく旅立っていった。
彼女に愛されたことが、どれほどの救いだったろう。
汐美真帆の、最後の相手役。
それが、南海まりだ。
卒業公演の『ドルチェ・ヴィータ!』で、デュエット・ダンスの相手役だった。黒燕尾ケロをさらに美しく見せてくれた、たおやかな美女。
そのみなみちゃんが、退団する。
『ヴィンターガルテン』でかよこちゃんの相手役を務め、一躍脚光を浴びたよね。その可憐な持ち味、確かな実力に、彼女の未来が豊かなことを願った。てゆーか、「大型ヒロインキターーっ!」って感じだったじゃん、あのときみんな。『スカウト』のあとのののすみみたいに。
彼女が新公でヒロインを演じるのを、わたしもわたしの仲間たちも、見る人聞く人みーんな願っていたよ。するべきだ、しなきゃおかしい、って。
新公ヒロインはしなくても、『龍星』では文句無しのヒロインぶりを見せてくれた。少ない出番とアレな描かれ方、それでも匂い立つ気品と美しさ、行間を埋める演技力。
彼女が輝くことが、よろこびだった。
わたしの愛した彼の、相手役が素晴らしい女性であることが。
ただのかわいこちゃんなだけでなく、実力もあり、一癖もフタ癖もある大人の女をさらりと演じてしまうその充実ぶりに、拍手を送っていたよ。
大人の女役として、魅力を発揮できる人だと思っていたので、退団発表は寝耳に水だ。
みなみ姫の本領発揮はこれからじゃん!!
もったいなさすぎるよ。
月組では『血と砂』メンバーがどんどんいなくなっているし。
グァルディオラ@嘉月さんに続き、エンカーネーション姉さん@宝生さんまで退団発表したし。
ケロとの思い出を共有する人たちが、どんどん遠くなっていく。
加えて、ゆかりくん。
星組名物・綺華れい。そのとんでもねー美貌を愛でるのが星組のたのしみ方のひとつであり、醍醐味であったのに。
84期がまたひとりいなくなるのか……。
と、退団者の件をのぞけば、『エル・アルコン』配役は、すげーたのしみだ。
さすがヲタクのサイトー、細部までこだわってキャスティングしてるよヲイ。
シグリット・シェンナ@みなみって……!!
ティリアン@トウコの義理の父の愛人で、はぢめての女で、悪人でずるがしこくて最後は殺されるギトギトネトネトの熟女ぢゃないですか!!
トウコ×みなみでラヴシーン希望。正視できないくらい濃いやつ。
『ヴィンターガルテン』でみなみちゃんを抜擢したサイトーくんの作品だ。とびきり魅力的な悪女に描いてくれぇ。
そして、個人的にいちばんツボったのが、
ニコラス・ジェイド@ゆかり!!
さすがだサイトー! 『ヴィンターガルテン』でゆかりくんに美貌のお稚児さん(だよね、あの役)を演じさせただけのことはある!!
ニコラスは和くんあたりになると思ってたよ。ゆかりキタか! すげえ。
『エル・アルコン』はニコラスが鷹の化身ティリアンと出会い、彼と共に生きる物語。純朴な少年が、悪をモノともしない強い信念に目覚めていく物語。
影のヒロインともいえるキャラクタだぞ、ニコラス。
ティリアンはシグリットとの情事の間、ニコラスをドアの前に立たせておくのよね……ハァハァ。
ゆかりくん、清十郎様以来の当たり役になるかしら……。
ジェラード@しいちゃんもすげー萌えだし。少年ティリアンのあこがれの人、父の面影を重ねる人、ほんとの父かもしれない人、でも、のちに軽蔑され、殺されてしまう人。
ティリアンの成長……「父殺し」というパーツを担う人。
キャプテン・ブラック@和って正気かサイトー。和×れおんを公式にやる気かよ?!(笑)
ブラックはマジでレッドに惚れてるんだってばー。
あげていくときりがないくらい愉快な配役になってるんだけど、とくにエリザベス女王@エレナとか、パトリック@ドイちゃんとか、ツボを突きすぎてるわ……。
ショーも含め、よい作品になることを祈る。
みなみちゃん、ゆかりくんだけでなく、ひかちゃん、ぎんがみくん、遥奈ちゃん、みんなみんな、充実した時を過ごして欲しい。
そうしてまた、わたしの宝物がひとつ増えるんだ。
ふたりはともだち。@アデュー・マルセイユ
2007年9月28日 タカラヅカ 良い作品、だとは思うよ。
思ってはいるけれど、どーにも引っかかる。
そして、その引っかかりゆえに「物語」に入り込むことが出来ない。
『アデュー・マルセイユ』について。
そもそも、いちばん最初の「漁師の息子と魚屋の息子」だったときは、こーゆー設定だった。
イケコはここからスタートして話を作り、あちこちいじってプロットが二転三転し、はっきり言って別物になってしまったあとも、この「幼なじみ設定」にだけこだわった。
でもさ。
スタート地点はわかるけど、競技が別物になっていたら、意味ナイと思うんだけど?
短距離走用のスタートだったのが、途中で水泳になってたんだよ。クラウチングスタートしても、プールに落ちるだけで泳げないよ?
えーとね。
病気の母のために、シモンが盗みをはたらいた。警官に追われるシモンにジェラールが「オレが盗んだことにするから、お前は逃げろ。お前が捕まったら、病気の母さんはどうなるんだ!(瞳キラキラ)」「……すまない!(男泣き)」てなやりとりがあったなら、よかったんだよ。
罪を犯したのはシモン、だが彼は母の命のため、泣く泣く親友を犠牲にする。
病気の母の看病をしなくてはならないから、シモンは自首することができない。ジェラールはなにもかも承知の上で少年院へ入る。
そーして時が流れ、ジェラールの行方はわからなくなり……。
てゆーことなら、問題はない。
14年後マルセイユに戻ってきたジェラールは、間違いなくシモンの恩人。
シモンはずっとジェラールのことを思っていたし、ジェラールもシモンを思っていた。
ふたりの友情は続いている。
ところが実際の『アデュー・マルセイユ』は。
ジェラールとシモンは、親友でもなんでもない。
ただ、親の職場が同じで同じ寮に住んでいたため、親しくしていた、程度。
クラスが同じときは仲がいいけど、翌年別のクラスになったら口も聞かないレベルか?
ジェラールとシモンは、地下水道で見知らぬ男に鞄を渡された。
鞄には、現金の入った封筒が。
たしかに男は鞄をジェラールたちに託すときに「好きにしていい」と言っていたが、いきなりいわくありげな現金を渡されて、好きにできるものでもないだろう。
シモンはごく真っ当に「警察に届けなきゃ」と言う。ところがジェラールは、「ネコババしよう!好きにしていいって言ってたから大丈夫!」てな意味のことを言うんだ。
ネコババ……横領したのは、ジェラール。
たとえそれがシモンの母の薬代のためだとしても、犯人はジェラールで、シモンは悪くない。むしろジェラールにそそのかされて悪事に手を貸してしまった。
もしこれでジェラールが、鞄の中身を追っている一味にシモンのことを言えば、シモンを売ったことになる。
黙っていてあたりまえ、言えば裏切り、罪の押しつけだ。
秘密を守り通したジェラールは、えらくもなんともない。
もともと悪いのは自分で、友人のシモンを巻き込んだんだ。
しかも、真実を言えば消されることがわかっている。鞄の男は目の前で殺されているんだから。
主犯のジェラールが、自分の生命惜しさに沈黙を守った。
それだけのことだ。
美談でもなんでもない。
そのくせ、友人の罪をかぶったと思い込んでいる感じが見えて、「ちょっと待て」と言いたくなる。
自業自得のくせに、なに善人ぶってんのよー。なんなのその偽善っぷりー。
シモンもまた、ジェラールが何故突然少年院送りになったのか、知らなかったらしい。知らなくても平気だったらしい。あ、その程度なんだ。
と、思うよな?
ジェラールの母親が、少年院へ面会に行っている場面があるので、隔離されていたわけではなく、手続きを踏めば外部の人間と会って話すこともできたらしい。
「ケンカに巻き込まれて少年院送り」という表向きの理由とは、どう考えても無関係なことを、ジェラールとその母親はもったいつけて話している。
ジェラールは母親に、「シモンをかばって逮捕された。真犯人はシモンだが、シモンのためにあえて罪をかぶる」てなことを言ったとしか思えない。
ネコババしたモノを返さないために投獄された、なんて絶対に言ってないだろ、オマエ。
それとも、「盗んだモノの在処を白状したら殺される。だからどんなことがあっても言わない。貫き通す」とでも言ったんだろうか。それで母は、「殺されちゃ堪らないから、強い心で嘘を突き通すのよ!」と励ましているのか?
なんにせよ、母親と突っ込んだ話をすることは可能だった。
……てことは、シモンと話すことも可能だったろうに。
14年後のシモンがナニも知らないってことは、ふたりはちゃんと話していないってことだ。
あまりに不自然なジェラールの少年院入りに対し、シモンはナニも感じることなく平和に暮らしたらしい。
「ケンカに巻き込まれて少年院送りになったんだってさ」「ふーん」で終わり、つまりもともと、大して仲良くなんてなかったんだ。
ネコババしたお金を山分けしようとしてたのに、ジェラールはケンカで捕まっちゃったのか。ま、いいや、それならオレひとりで使っちゃお、母さんの薬代高いし。
……そんなもん?
ぜんぜん美しくないんですけど。どーゆーことなの、イケコ?
思ってはいるけれど、どーにも引っかかる。
そして、その引っかかりゆえに「物語」に入り込むことが出来ない。
『アデュー・マルセイユ』について。
ある日ジェラールとシモンは菓子屋の屋台でかっぱらいを働き、逃げる途中でシモンが捕まってしまう。ジェラールは逃げ切れたが、つかまったシモンを救うため、自らおとりとなって警官に捕まり、学校を退学させられる。シモンはいつかこの借りはきっと返す、二人の友情は永遠だと誓う。
そもそも、いちばん最初の「漁師の息子と魚屋の息子」だったときは、こーゆー設定だった。
イケコはここからスタートして話を作り、あちこちいじってプロットが二転三転し、はっきり言って別物になってしまったあとも、この「幼なじみ設定」にだけこだわった。
でもさ。
スタート地点はわかるけど、競技が別物になっていたら、意味ナイと思うんだけど?
短距離走用のスタートだったのが、途中で水泳になってたんだよ。クラウチングスタートしても、プールに落ちるだけで泳げないよ?
えーとね。
病気の母のために、シモンが盗みをはたらいた。警官に追われるシモンにジェラールが「オレが盗んだことにするから、お前は逃げろ。お前が捕まったら、病気の母さんはどうなるんだ!(瞳キラキラ)」「……すまない!(男泣き)」てなやりとりがあったなら、よかったんだよ。
罪を犯したのはシモン、だが彼は母の命のため、泣く泣く親友を犠牲にする。
病気の母の看病をしなくてはならないから、シモンは自首することができない。ジェラールはなにもかも承知の上で少年院へ入る。
そーして時が流れ、ジェラールの行方はわからなくなり……。
てゆーことなら、問題はない。
14年後マルセイユに戻ってきたジェラールは、間違いなくシモンの恩人。
シモンはずっとジェラールのことを思っていたし、ジェラールもシモンを思っていた。
ふたりの友情は続いている。
ところが実際の『アデュー・マルセイユ』は。
ジェラールとシモンは、親友でもなんでもない。
ただ、親の職場が同じで同じ寮に住んでいたため、親しくしていた、程度。
クラスが同じときは仲がいいけど、翌年別のクラスになったら口も聞かないレベルか?
ジェラールとシモンは、地下水道で見知らぬ男に鞄を渡された。
鞄には、現金の入った封筒が。
たしかに男は鞄をジェラールたちに託すときに「好きにしていい」と言っていたが、いきなりいわくありげな現金を渡されて、好きにできるものでもないだろう。
シモンはごく真っ当に「警察に届けなきゃ」と言う。ところがジェラールは、「ネコババしよう!好きにしていいって言ってたから大丈夫!」てな意味のことを言うんだ。
ネコババ……横領したのは、ジェラール。
たとえそれがシモンの母の薬代のためだとしても、犯人はジェラールで、シモンは悪くない。むしろジェラールにそそのかされて悪事に手を貸してしまった。
もしこれでジェラールが、鞄の中身を追っている一味にシモンのことを言えば、シモンを売ったことになる。
黙っていてあたりまえ、言えば裏切り、罪の押しつけだ。
秘密を守り通したジェラールは、えらくもなんともない。
もともと悪いのは自分で、友人のシモンを巻き込んだんだ。
しかも、真実を言えば消されることがわかっている。鞄の男は目の前で殺されているんだから。
主犯のジェラールが、自分の生命惜しさに沈黙を守った。
それだけのことだ。
美談でもなんでもない。
そのくせ、友人の罪をかぶったと思い込んでいる感じが見えて、「ちょっと待て」と言いたくなる。
自業自得のくせに、なに善人ぶってんのよー。なんなのその偽善っぷりー。
シモンもまた、ジェラールが何故突然少年院送りになったのか、知らなかったらしい。知らなくても平気だったらしい。あ、その程度なんだ。
と、思うよな?
ジェラールの母親が、少年院へ面会に行っている場面があるので、隔離されていたわけではなく、手続きを踏めば外部の人間と会って話すこともできたらしい。
「ケンカに巻き込まれて少年院送り」という表向きの理由とは、どう考えても無関係なことを、ジェラールとその母親はもったいつけて話している。
ジェラールは母親に、「シモンをかばって逮捕された。真犯人はシモンだが、シモンのためにあえて罪をかぶる」てなことを言ったとしか思えない。
ネコババしたモノを返さないために投獄された、なんて絶対に言ってないだろ、オマエ。
それとも、「盗んだモノの在処を白状したら殺される。だからどんなことがあっても言わない。貫き通す」とでも言ったんだろうか。それで母は、「殺されちゃ堪らないから、強い心で嘘を突き通すのよ!」と励ましているのか?
なんにせよ、母親と突っ込んだ話をすることは可能だった。
……てことは、シモンと話すことも可能だったろうに。
14年後のシモンがナニも知らないってことは、ふたりはちゃんと話していないってことだ。
あまりに不自然なジェラールの少年院入りに対し、シモンはナニも感じることなく平和に暮らしたらしい。
「ケンカに巻き込まれて少年院送りになったんだってさ」「ふーん」で終わり、つまりもともと、大して仲良くなんてなかったんだ。
ネコババしたお金を山分けしようとしてたのに、ジェラールはケンカで捕まっちゃったのか。ま、いいや、それならオレひとりで使っちゃお、母さんの薬代高いし。
……そんなもん?
ぜんぜん美しくないんですけど。どーゆーことなの、イケコ?
グラス片手に「アナタに乾杯」てか。@宝塚デスクトップカレンダー
2007年9月29日 タカラヅカ はい、9月29日恒例の、『宝塚デスクトップカレンダー』の話です。
半年ぶりかなあ? 日々存在をすーっかり忘れている『宝塚デスクトップカレンダー』をいそいそと起動しました。
流れる音楽、ピンクのお花の画面が表れる。
「お誕生日おめでとうございます。バースデームービーが届いております」と、メッセージ。
毎年毎年購入し、パソコンが古すぎてうまく動画再生できず、ムービーが見られなかったカレンダー。
それでもしつこく毎年誕生日にはチャレンジ。
今年はハードディスク増設したし、再セットアップもしたんだから、ちょっとはマシに動いているのよMyパソ。
今年こそは、バースデームービーとやらが見られるかしら。
「小さいムービーを見る」「大きいムービーを見る」と二択。
大きいつづらを選ぶのは人間の基本でしょう! 「大きいムービーを見る」をクリック!
「お誕生日おめでとうございます。これからも、素敵なアナタでいて下さい」
どひゃー!! 素顔化粧の水しぇんが、ワイングラス片手に喋ってるー!!
画面でかっ。テレビとちがってパソコンの画面だから、目のすぐ前に画面。
台詞の終わりにはニッと笑って、グラスを掲げる。
うひゃー。
くわぁー。
恥ずかし〜〜!!
毎年購入していても、バースデームービーを見られたのって、数年前のたかちゃんのときだけだもん。しかもアレ、音声だけぢゃなかった?
動いて喋っているメッセージを受け取れたのって、はぢめてじゃないのか?
そ、そっかあ。こーゆーもんなのかあ。
しかしやっぱ水しぇん、素顔は微妙だなあ……悪役顔っていうか……悪魔顔っていうか……あああ、素敵……。(なによりも水くんのカオが好きです、好みです)
わざわざワイングラス片手、つーのがもう。恥ずかしさ倍増。
次に「小さいムービーを見る」をクリック。
同じムービーが、今度は画面の中央にちんまりと現れる。
あー、これはふつーだ。照れることなくふつーに見られる。この大きさなら水くんのお化粧っぷり(微妙な表現)とか気にならないし。
すべてのスターが1枚のカレンダーだったころとはちがい、スター1人が1枚になってしまった今、誰を購入するかは迷うところ。
「寿美礼サマは来年もカレンダーが発売される、今年が最後じゃない」と、自分に願掛けのよーな気持ちで、寿美礼サマのデスクトップカレンダーはスルーした。
オサちゃんにも、「誕生日おめでとう」って言ってほしかったなあ……。もう二度とないんだなあ……。
しかし、せっく買ったデスクトップカレンダー、結局まーったく使っていない。
使用しているのは唯一、まっつ@卓上カレンダーの壁紙だけだ。
かれこれ9ヶ月、壁紙はまっつ@卓上カレンダーのままっす……。他にまっつ画像持ってないし。
寿美礼サマの『アデュー・マルセイユ』の壁紙に変更すっかな。(デスクトップカレンダーには、公演ポスター壁紙ダウンロード機能が毎年付いてます)
さあ、今日は星組公演発売日だ。並びに行くぞぉ。当たりますように!!
でもってnanaタン、お誕生日おめでとう!!(同じ誕生日だもんなー・笑)
半年ぶりかなあ? 日々存在をすーっかり忘れている『宝塚デスクトップカレンダー』をいそいそと起動しました。
流れる音楽、ピンクのお花の画面が表れる。
「お誕生日おめでとうございます。バースデームービーが届いております」と、メッセージ。
毎年毎年購入し、パソコンが古すぎてうまく動画再生できず、ムービーが見られなかったカレンダー。
それでもしつこく毎年誕生日にはチャレンジ。
今年はハードディスク増設したし、再セットアップもしたんだから、ちょっとはマシに動いているのよMyパソ。
今年こそは、バースデームービーとやらが見られるかしら。
「小さいムービーを見る」「大きいムービーを見る」と二択。
大きいつづらを選ぶのは人間の基本でしょう! 「大きいムービーを見る」をクリック!
「お誕生日おめでとうございます。これからも、素敵なアナタでいて下さい」
どひゃー!! 素顔化粧の水しぇんが、ワイングラス片手に喋ってるー!!
画面でかっ。テレビとちがってパソコンの画面だから、目のすぐ前に画面。
台詞の終わりにはニッと笑って、グラスを掲げる。
うひゃー。
くわぁー。
恥ずかし〜〜!!
毎年購入していても、バースデームービーを見られたのって、数年前のたかちゃんのときだけだもん。しかもアレ、音声だけぢゃなかった?
動いて喋っているメッセージを受け取れたのって、はぢめてじゃないのか?
そ、そっかあ。こーゆーもんなのかあ。
しかしやっぱ水しぇん、素顔は微妙だなあ……悪役顔っていうか……悪魔顔っていうか……あああ、素敵……。(なによりも水くんのカオが好きです、好みです)
わざわざワイングラス片手、つーのがもう。恥ずかしさ倍増。
次に「小さいムービーを見る」をクリック。
同じムービーが、今度は画面の中央にちんまりと現れる。
あー、これはふつーだ。照れることなくふつーに見られる。この大きさなら水くんのお化粧っぷり(微妙な表現)とか気にならないし。
すべてのスターが1枚のカレンダーだったころとはちがい、スター1人が1枚になってしまった今、誰を購入するかは迷うところ。
「寿美礼サマは来年もカレンダーが発売される、今年が最後じゃない」と、自分に願掛けのよーな気持ちで、寿美礼サマのデスクトップカレンダーはスルーした。
オサちゃんにも、「誕生日おめでとう」って言ってほしかったなあ……。もう二度とないんだなあ……。
しかし、せっく買ったデスクトップカレンダー、結局まーったく使っていない。
使用しているのは唯一、まっつ@卓上カレンダーの壁紙だけだ。
かれこれ9ヶ月、壁紙はまっつ@卓上カレンダーのままっす……。他にまっつ画像持ってないし。
寿美礼サマの『アデュー・マルセイユ』の壁紙に変更すっかな。(デスクトップカレンダーには、公演ポスター壁紙ダウンロード機能が毎年付いてます)
さあ、今日は星組公演発売日だ。並びに行くぞぉ。当たりますように!!
でもってnanaタン、お誕生日おめでとう!!(同じ誕生日だもんなー・笑)
ふたりはいっしょ。@アデュー・マルセイユ
2007年9月30日 タカラヅカ 当初の設定と異なり、シモンは何故ジェラールが少年院に入ったのかを知らない、ということになっている。
そこで。
14年後に再会した折に、なんとジェラールさんは言うわけですよ。
「シモンのせいで、少年院送りになった。俺が辛い目にあったのはみーんなオマエのせいだけど、もう時効だ、俺は気にしてない」
いや、あの。
本当にシモンの責任であったとして。
何故、ソレを本人に言う?
言ってしまったら、かばってきた意味がないだろう? 母親には「ケンカに巻き込まれて逮捕された」という理由が嘘であることを告げている様子なのに、当の親友に少年院送りの原因を告げずにいたのは、彼を傷つけないためではなかったのか?
「時効だ」と「罪の所在」を押しつけるのは、なんのため?
かばい通して少年院で長い時を過ごした、ほどの「大切な親友」ならば、墓の中まで真実を持っていくべきだろう。
ここで明かしてしまったら、ジェラールはただの「恩着せがましい奴」でしかない。
何故ここで、打ち明け話をするのか。
ソレは「地下水道での事件」を説明するため……てゆーか、ジェラールが少年院送りになる事件は、そもそも最初のプロットでは、
てことで、双方知っているはずだったんだよね。
ふたり共通の想い出ってことで、回想するはずだった。
それがイケコの中でプロットが二転三転……十転くらいしたもんだから、わけがわかんなくなった。
ジェラールは正義感の強い子どもで、悪いことをしたシモンを人知れずかばって院送りになった、ということになった。
人知れず、だからシモンも知らない。ふたりで思い出話が出来ない。
つーことで、ジェラールが「俺が院に送られたのは、オマエのせいだったんだ」と話すことになった……って、ヲイ。
ここで確実に、ジェラールの人格にヒビが入っている。
一生秘密にしておくべきことを、わざわざシモンに打ち明けるのなら、理由が必要だ。
たとえば、あのときの鞄の男について調べたい、とか、自分を陥れたスコルピオの入れ墨の男と悪徳警官に復讐したい、とか。
シモンの協力が必要だから、当時の真実を話す……てならアリだ。
しかし、そんなつもりもない。
ジェラールはなーんの意識も理由もなく、シモンを傷つけることがわかっている打ち明け話をする。
ええ。
現在の『アデュー・マルセイユ』の、どーにも引っかかる部分の話、その2です。
ただでさえ、無意味に秘密を打ち明けるジェラールは人としておかしい。
本当にシモンのせいだったとしても、よ?
でもさ、前の欄で書いた通り、そもそも真犯人はジェラールであり、シモンはほぼ無関係、そそのかされて協力しただけなのよ?
ジェラールが院送りになったのも、「秘密と孤独」を胸に生きてこなければならなかったのも、全部、自業自得なの。
悪いのは自分なのに、シモンのせいにしている。
しかも、わざわざ昔話を蒸し返し、シモンに罪の意識を植え付けている。
故意にやっているなら、まだいいのよ。
スルーできないくらい引っかかるのは、ジェラールが、本心からシモンのせいだと思っているらしいことなのよ。
悪いのは自分なのに、脳内で勝手に別ストーリーを展開、俺は悪くない、悪いのは他人と都合良く変換したみたいで。
自分の罪を他人に押しつけ、その上自分は被害者面してるみたいで。
うわーん。ここ、すごい引っかかるんですけどー。
無意識だとしたら、嫌すぎる。
せめてわざとだと思いたい。
そう。
ジェラールは、悪の人。
自業自得で苦労して故郷に戻ってきてみれば、昔の友人がえらく出世して、羽振りが良くなっている。
夜の帝王だあ? シモンのくせに生意気な。
よし、こいつを利用しちゃえ。
バカだから、てきとーなことを言って恩を着せちゃえ。
14年前の地下水道の一件、どう考えたってシモンは悪くないのに、さもシモンのせいだ、とアンニュイに影なんか背負って打ち明ける。
おバカなシモンは「俺のせいで、オマエの人生が台無しに……!!」。
や、台無しとか言うな、失礼な。まだ俺の人生終わってないっつーの。ふん。
まったくもって唐突に、恩だけ着せてジェラールはポーズを決める。
チョロいチョロい。
……って。
逃げて。
シモン、逃げて〜〜!!
その男、アナタを利用するつもりよ、アナタがバカなのにつけ込んで!!
えーと。
そーゆー話になってしまいますが、『アデュー・マルセイユ』。
頼むよイケコ。
最初のプロットから、別の話になってしまったんだから、ちゃんとフォローしてよ。
初日、最初にここでつまづいたわたしは、ジェラールって、ひどくね?!と愕然としていたために、いろいろと乗り遅れましたよ。
彼の言動や人格にヒビが入っていても、寿美礼サマが歌声で異次元へ連れて行ってくれるから、そこで酔えるんだけどね。
初日の幕間、ジオラモ@まっつのことでさんざんウケまくり、話題になったあと。
なんか仲間たちみんなそろって口にしたよね。
「で、まとぶの役はアレでいいの?」
ジェラールが少年院送りになった事件と無関係で、現在のジェラールの捜査にも無関係って……あのー、それじゃ彼、いなくてもいい役なんぢゃあ……?
最初のプロットでは、関係していたのよね。重要な役だったのよね。
ただ、二転三転……十転しているうちに、どーでもいい役になってしまっただけで。
シモンとその愉快な仲間たちがほのぼのしている分、ジェラールの孤独が際立つ、という作用はあるが、別にソレ、シモンでなくてもいいし。
物語に絡んでいない2番手の役ってのは、構成上「失敗したな、イケコ」と取られて仕方ないよ。
最初のプロットでは、あくまでも、ジェラールとシモンの友情がメインの物語だったはずなのに。
シモンが「いなくてもいい役」にまで落ちたんじゃあなあ。
おーい、イケコぉ。
そこで。
14年後に再会した折に、なんとジェラールさんは言うわけですよ。
「シモンのせいで、少年院送りになった。俺が辛い目にあったのはみーんなオマエのせいだけど、もう時効だ、俺は気にしてない」
いや、あの。
本当にシモンの責任であったとして。
何故、ソレを本人に言う?
言ってしまったら、かばってきた意味がないだろう? 母親には「ケンカに巻き込まれて逮捕された」という理由が嘘であることを告げている様子なのに、当の親友に少年院送りの原因を告げずにいたのは、彼を傷つけないためではなかったのか?
「時効だ」と「罪の所在」を押しつけるのは、なんのため?
かばい通して少年院で長い時を過ごした、ほどの「大切な親友」ならば、墓の中まで真実を持っていくべきだろう。
ここで明かしてしまったら、ジェラールはただの「恩着せがましい奴」でしかない。
何故ここで、打ち明け話をするのか。
ソレは「地下水道での事件」を説明するため……てゆーか、ジェラールが少年院送りになる事件は、そもそも最初のプロットでは、
ある日ジェラールとシモンは菓子屋の屋台でかっぱらいを働き、逃げる途中でシモンが捕まってしまう。ジェラールは逃げ切れたが、つかまったシモンを救うため、自らおとりとなって警官に捕まり、学校を退学させられる。シモンはいつかこの借りはきっと返す、二人の友情は永遠だと誓う。
てことで、双方知っているはずだったんだよね。
ふたり共通の想い出ってことで、回想するはずだった。
それがイケコの中でプロットが二転三転……十転くらいしたもんだから、わけがわかんなくなった。
ジェラールは正義感の強い子どもで、悪いことをしたシモンを人知れずかばって院送りになった、ということになった。
人知れず、だからシモンも知らない。ふたりで思い出話が出来ない。
つーことで、ジェラールが「俺が院に送られたのは、オマエのせいだったんだ」と話すことになった……って、ヲイ。
ここで確実に、ジェラールの人格にヒビが入っている。
一生秘密にしておくべきことを、わざわざシモンに打ち明けるのなら、理由が必要だ。
たとえば、あのときの鞄の男について調べたい、とか、自分を陥れたスコルピオの入れ墨の男と悪徳警官に復讐したい、とか。
シモンの協力が必要だから、当時の真実を話す……てならアリだ。
しかし、そんなつもりもない。
ジェラールはなーんの意識も理由もなく、シモンを傷つけることがわかっている打ち明け話をする。
ええ。
現在の『アデュー・マルセイユ』の、どーにも引っかかる部分の話、その2です。
ただでさえ、無意味に秘密を打ち明けるジェラールは人としておかしい。
本当にシモンのせいだったとしても、よ?
でもさ、前の欄で書いた通り、そもそも真犯人はジェラールであり、シモンはほぼ無関係、そそのかされて協力しただけなのよ?
ジェラールが院送りになったのも、「秘密と孤独」を胸に生きてこなければならなかったのも、全部、自業自得なの。
悪いのは自分なのに、シモンのせいにしている。
しかも、わざわざ昔話を蒸し返し、シモンに罪の意識を植え付けている。
故意にやっているなら、まだいいのよ。
スルーできないくらい引っかかるのは、ジェラールが、本心からシモンのせいだと思っているらしいことなのよ。
悪いのは自分なのに、脳内で勝手に別ストーリーを展開、俺は悪くない、悪いのは他人と都合良く変換したみたいで。
自分の罪を他人に押しつけ、その上自分は被害者面してるみたいで。
うわーん。ここ、すごい引っかかるんですけどー。
無意識だとしたら、嫌すぎる。
せめてわざとだと思いたい。
そう。
ジェラールは、悪の人。
自業自得で苦労して故郷に戻ってきてみれば、昔の友人がえらく出世して、羽振りが良くなっている。
夜の帝王だあ? シモンのくせに生意気な。
よし、こいつを利用しちゃえ。
バカだから、てきとーなことを言って恩を着せちゃえ。
14年前の地下水道の一件、どう考えたってシモンは悪くないのに、さもシモンのせいだ、とアンニュイに影なんか背負って打ち明ける。
おバカなシモンは「俺のせいで、オマエの人生が台無しに……!!」。
や、台無しとか言うな、失礼な。まだ俺の人生終わってないっつーの。ふん。
まったくもって唐突に、恩だけ着せてジェラールはポーズを決める。
チョロいチョロい。
……って。
逃げて。
シモン、逃げて〜〜!!
その男、アナタを利用するつもりよ、アナタがバカなのにつけ込んで!!
えーと。
そーゆー話になってしまいますが、『アデュー・マルセイユ』。
頼むよイケコ。
最初のプロットから、別の話になってしまったんだから、ちゃんとフォローしてよ。
初日、最初にここでつまづいたわたしは、ジェラールって、ひどくね?!と愕然としていたために、いろいろと乗り遅れましたよ。
彼の言動や人格にヒビが入っていても、寿美礼サマが歌声で異次元へ連れて行ってくれるから、そこで酔えるんだけどね。
初日の幕間、ジオラモ@まっつのことでさんざんウケまくり、話題になったあと。
なんか仲間たちみんなそろって口にしたよね。
「で、まとぶの役はアレでいいの?」
ジェラールが少年院送りになった事件と無関係で、現在のジェラールの捜査にも無関係って……あのー、それじゃ彼、いなくてもいい役なんぢゃあ……?
最初のプロットでは、関係していたのよね。重要な役だったのよね。
ただ、二転三転……十転しているうちに、どーでもいい役になってしまっただけで。
シモンとその愉快な仲間たちがほのぼのしている分、ジェラールの孤独が際立つ、という作用はあるが、別にソレ、シモンでなくてもいいし。
物語に絡んでいない2番手の役ってのは、構成上「失敗したな、イケコ」と取られて仕方ないよ。
最初のプロットでは、あくまでも、ジェラールとシモンの友情がメインの物語だったはずなのに。
シモンが「いなくてもいい役」にまで落ちたんじゃあなあ。
おーい、イケコぉ。
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