ありがとう、大丈夫!!@Another Shots
2008年6月21日 タカラヅカ 限定本ネタ、つーことで。
『2008 TAKARAZUKA CALENDAR Another Shots』、無事入手しました。
2007年度に出版されたタカラヅカ本を31冊買って応募券を集めたら、非売品写真集をプレゼント、という、とんでもない企画です。
や、だって、31冊はナイだろ。えげつない数字だぞヲイ。
前の日記(http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-1456.html)でほざいていた通り、非売品写真集は欲しいけれどまっつの動向がわからなかったために大きく出遅れ、応募券収集は困難になっておりました。
されどありがたいことにハイディさんがどーんと応募券をプレゼントしてくれ、手持ち応募券と合わせて軽々31冊突破、ターゲットを獲得できたわけです。ありがとうありがとう、他人様の厚意で緑野は生きています。
B5サイズ、フルカラー、表紙含めて52ページ。
大きさ、ページ数、紙質、製本と「personal book」そっくりです。
表紙はトップ5人+トドの写真、裏表紙が娘役トップ5人。
なんつーか、「本」とか「雑誌」とか思うと、変な本です。
表紙をめくると、いきなり本文。
「personal book」や「ル・サンク」でもそうだけど、いわゆる「表紙裏」がないんだよね。
通常の本でも雑誌でも、表紙の裏は本文には含まれない。本ならば色紙やロゴのページになっているし、雑誌なら広告になっている場所。
本文に入るまでの「ゆとり」とか「あそび」の部分が、ない。
いきなり本文。いきなりクライマックス。
これって、本好きには落ち着かない(笑)。
自分で本を作るときは(印刷所に出す場合でも、紙を切って世界でたったひとつのお手製本を作るにしても)、表紙裏を本文にすることは絶対しないなー。表紙との視覚効果を考えた色紙を入れたり、トレーシングペーパーを挟んだりして演出し、それからタイトルページに導くよなあ。
コストを下げることしか考えず、余計なページを作らないという意図はわかっているが。
さて、表紙裏から絶好調で本文、トドロキ様の美麗写真からスタート。
トド+トップ5人は、スターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1枚ずつ、メッセージを書いたスケッチブックを持っての写真集のための撮り下ろし1枚と、合計3ページ。
続く2番手たちはスターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1ページに収め、スケッチブックの写真が別に1ページの合計2ページ。
娘役トップ5人はスターカレンダーがみんな2人映りなので、別撮り写真はみんなペアで、スケッチブック写真だけが1ページまるまる、という合計1ページ半。
2番手でもスターカレンダーがウメちゃんと2人映りのれおんくんだけは娘役トップと同じ扱いで1ページ半。
残りの卓上カレンダーだけの男役スターたちは、別撮りとスケッチブックの2枚の写真を1ページにぶちこんであるので、みんな写真は小さい。
別撮りはL版以下、スケッチブックの方も2L以下っす。
まっつをB5サイズで眺めるという野望は潰えた……。写真小さい……。
しかもまっつ、何故かスケッチブックを頭の上で掲げているために、さらに写真が小さいです(笑)。
他の人はみんな、ふつーに胸の前で掲げているのに、ひとりだけ、頭の上。写真のフレームは決まっているから、頭の上まで写さなければならない分、まっつ本体がちょっとしかフレームに入らないという。
……まっつ……何故そんなテンション? ひとりだけ頭の上、って、あーたそんなキャラぢゃないでしょうに……。
いやその、かわいいです。
まっつ、こーゆーちゃんとしたカメラマンの撮った写真だと、強いよな。すごくきれいに写る人だ。修正入ってんのかな?(ヲイ)
スケッチブックにはそれぞれオリジナルなメッセージ入りなんだけど……個性出てておもしろい。
文章になっている人、単語だけの人、イラスト付きの人……。
タニちゃんのキリンのイラストおもしろいし(わざわざ「キリン」と注意書き付き・笑)、まとぶ氏はなにかまちがっているのかこれでいいのか「こころ」とだけだし(LOVE & PEACEとかDreamとか書いてる人はいるんで、そのノリだろうとは思うが、Heartではなく日本語つーのは異色を放っている)、きりやさんメッセージ無しでイラストだけだし、……と思ったら、すずみん&壮くん、見開きで並んでイラスト披露してるし(ブタ@すずみん、魚@壮……メッセージ無しで何故このイラストのみ?!)、そのかのイラストかわいーし、めおちゃんしっかり薔薇の花描いてるし……。
でもいちばんウケたのは、みっちゃんの「ありがとう 大丈夫!!」だ。
親指立てて、力強く、「ありがとう 大丈夫!!」。
この写真集、写真とは別にデザインとして、それぞれの名前の横に本人メッセージのイラスト部分がコピーして添えられているんだけど、イラストを描いてない人はまあてきとーにイラストっぽく見える文字とかを処理して添えられているの。
めおちゃんは「真野すがた」で薔薇の花だし、タニちゃんは「大和悠河」でキリンさん。
まっつは「これからも一緒に夢を見続けましょう(はぁとマーク)」だったので、「未涼亜希」はぁとマーク×2てな具合。
で、みっちゃんは。
「北翔海莉」ありがとう 大丈夫!!
これがまた、力強い文字で。
他の人たちがイラストだのハートマークだのになってる部分に、「ありがとう 大丈夫!!」……ステキすぎる、みちこさん……。
いや、このフレーズを名前に添えた、編集部のセンスに脱帽ですが(笑)。
イラストやマークを使っていない人の場合、なにかしらメッセージ本文から選んで名前の横に添えているんだけど、選択基準がばらばらなので、多分キャラクタやインパクトで選んでいるんだろうなと(笑)。
同じように本人のメッセージまんまコピーするにしても、七帆くんの「宙組大好き!!」は素直で微笑ましいしさー。
最後までページを繰り、そしてやはり本として、変という違和感が強まる。
この本、裏表紙裏もないの。とにかくみっちりなの。
ふつー本って「本文48ページ、表紙4ページ」という内訳になるのに、「本文50ページ、表紙2ページ」なんだもん。なんて落ち着かない(笑)。あ、本って紙と印刷の関係で、4の倍数ページ数で作るもんなんですよ。
そして、広告が一切ナイことにも、違和感ありまくり。
さらに、ちゃんとした奥付がないことにも、違和感ありまくり。や、いちおー裏表紙にコピーライト付いてますが。
いきなり本文の「personal book」や「ル・サンク」でも、広告と奥付はあるからなー。
全部本文、あそび無し、広告無し、奥付無し……ほんとに「非売品」で、「オリジナル」な1冊なんだなあ。
手に入ってよかったっす。
ハイディさんありがとー。
『2008 TAKARAZUKA CALENDAR Another Shots』、無事入手しました。
2007年度に出版されたタカラヅカ本を31冊買って応募券を集めたら、非売品写真集をプレゼント、という、とんでもない企画です。
や、だって、31冊はナイだろ。えげつない数字だぞヲイ。
前の日記(http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-1456.html)でほざいていた通り、非売品写真集は欲しいけれどまっつの動向がわからなかったために大きく出遅れ、応募券収集は困難になっておりました。
されどありがたいことにハイディさんがどーんと応募券をプレゼントしてくれ、手持ち応募券と合わせて軽々31冊突破、ターゲットを獲得できたわけです。ありがとうありがとう、他人様の厚意で緑野は生きています。
B5サイズ、フルカラー、表紙含めて52ページ。
大きさ、ページ数、紙質、製本と「personal book」そっくりです。
表紙はトップ5人+トドの写真、裏表紙が娘役トップ5人。
なんつーか、「本」とか「雑誌」とか思うと、変な本です。
表紙をめくると、いきなり本文。
「personal book」や「ル・サンク」でもそうだけど、いわゆる「表紙裏」がないんだよね。
通常の本でも雑誌でも、表紙の裏は本文には含まれない。本ならば色紙やロゴのページになっているし、雑誌なら広告になっている場所。
本文に入るまでの「ゆとり」とか「あそび」の部分が、ない。
いきなり本文。いきなりクライマックス。
これって、本好きには落ち着かない(笑)。
自分で本を作るときは(印刷所に出す場合でも、紙を切って世界でたったひとつのお手製本を作るにしても)、表紙裏を本文にすることは絶対しないなー。表紙との視覚効果を考えた色紙を入れたり、トレーシングペーパーを挟んだりして演出し、それからタイトルページに導くよなあ。
コストを下げることしか考えず、余計なページを作らないという意図はわかっているが。
さて、表紙裏から絶好調で本文、トドロキ様の美麗写真からスタート。
トド+トップ5人は、スターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1枚ずつ、メッセージを書いたスケッチブックを持っての写真集のための撮り下ろし1枚と、合計3ページ。
続く2番手たちはスターカレンダーと卓上カレンダーの別撮り写真を1ページに収め、スケッチブックの写真が別に1ページの合計2ページ。
娘役トップ5人はスターカレンダーがみんな2人映りなので、別撮り写真はみんなペアで、スケッチブック写真だけが1ページまるまる、という合計1ページ半。
2番手でもスターカレンダーがウメちゃんと2人映りのれおんくんだけは娘役トップと同じ扱いで1ページ半。
残りの卓上カレンダーだけの男役スターたちは、別撮りとスケッチブックの2枚の写真を1ページにぶちこんであるので、みんな写真は小さい。
別撮りはL版以下、スケッチブックの方も2L以下っす。
まっつをB5サイズで眺めるという野望は潰えた……。写真小さい……。
しかもまっつ、何故かスケッチブックを頭の上で掲げているために、さらに写真が小さいです(笑)。
他の人はみんな、ふつーに胸の前で掲げているのに、ひとりだけ、頭の上。写真のフレームは決まっているから、頭の上まで写さなければならない分、まっつ本体がちょっとしかフレームに入らないという。
……まっつ……何故そんなテンション? ひとりだけ頭の上、って、あーたそんなキャラぢゃないでしょうに……。
いやその、かわいいです。
まっつ、こーゆーちゃんとしたカメラマンの撮った写真だと、強いよな。すごくきれいに写る人だ。修正入ってんのかな?(ヲイ)
スケッチブックにはそれぞれオリジナルなメッセージ入りなんだけど……個性出てておもしろい。
文章になっている人、単語だけの人、イラスト付きの人……。
タニちゃんのキリンのイラストおもしろいし(わざわざ「キリン」と注意書き付き・笑)、まとぶ氏はなにかまちがっているのかこれでいいのか「こころ」とだけだし(LOVE & PEACEとかDreamとか書いてる人はいるんで、そのノリだろうとは思うが、Heartではなく日本語つーのは異色を放っている)、きりやさんメッセージ無しでイラストだけだし、……と思ったら、すずみん&壮くん、見開きで並んでイラスト披露してるし(ブタ@すずみん、魚@壮……メッセージ無しで何故このイラストのみ?!)、そのかのイラストかわいーし、めおちゃんしっかり薔薇の花描いてるし……。
でもいちばんウケたのは、みっちゃんの「ありがとう 大丈夫!!」だ。
親指立てて、力強く、「ありがとう 大丈夫!!」。
この写真集、写真とは別にデザインとして、それぞれの名前の横に本人メッセージのイラスト部分がコピーして添えられているんだけど、イラストを描いてない人はまあてきとーにイラストっぽく見える文字とかを処理して添えられているの。
めおちゃんは「真野すがた」で薔薇の花だし、タニちゃんは「大和悠河」でキリンさん。
まっつは「これからも一緒に夢を見続けましょう(はぁとマーク)」だったので、「未涼亜希」はぁとマーク×2てな具合。
で、みっちゃんは。
「北翔海莉」ありがとう 大丈夫!!
これがまた、力強い文字で。
他の人たちがイラストだのハートマークだのになってる部分に、「ありがとう 大丈夫!!」……ステキすぎる、みちこさん……。
いや、このフレーズを名前に添えた、編集部のセンスに脱帽ですが(笑)。
イラストやマークを使っていない人の場合、なにかしらメッセージ本文から選んで名前の横に添えているんだけど、選択基準がばらばらなので、多分キャラクタやインパクトで選んでいるんだろうなと(笑)。
同じように本人のメッセージまんまコピーするにしても、七帆くんの「宙組大好き!!」は素直で微笑ましいしさー。
最後までページを繰り、そしてやはり本として、変という違和感が強まる。
この本、裏表紙裏もないの。とにかくみっちりなの。
ふつー本って「本文48ページ、表紙4ページ」という内訳になるのに、「本文50ページ、表紙2ページ」なんだもん。なんて落ち着かない(笑)。あ、本って紙と印刷の関係で、4の倍数ページ数で作るもんなんですよ。
そして、広告が一切ナイことにも、違和感ありまくり。
さらに、ちゃんとした奥付がないことにも、違和感ありまくり。や、いちおー裏表紙にコピーライト付いてますが。
いきなり本文の「personal book」や「ル・サンク」でも、広告と奥付はあるからなー。
全部本文、あそび無し、広告無し、奥付無し……ほんとに「非売品」で、「オリジナル」な1冊なんだなあ。
手に入ってよかったっす。
ハイディさんありがとー。
カイロの春。@愛と死のアラビア
2008年6月22日 タカラヅカ 『スカピン』はじまっちゃったし、『凍てついた明日』のBチームは終わっちゃったし、なんか日々の流れにぜんぜんついて行けてません。
そーいや春ドラマもどんどん終了していってますねー。世間的高視聴率の『ラスト・フレンズ』は役者はともかく、演出のあざとさにムカつきまくりだったし(笑)、ショタ趣味のないわたしにとって『ごくせん』はジャニーズな人々の見分けがついていません。水槽の熱帯魚を眺めるよーに、美しい少年たちを愛でるのが目的のドラマなんでしょ、コレ? 他に内容ナイもんな。
わたし的今期の萌えは、北村一輝@『ホカベン』ですわ。『龍が如く』以降、わたしの中で完璧に萌え俳優カテゴリですから。(他には椎名桔平とか渡部篤郎とかがいます・笑)
まあそれはともかく、『愛と死のアラビア』勝手に改造計画の続きっす。
舞台はカイロに移る。
で。
このカイロが、『愛と死のアラビア』でのトマス@まとぶんの終焉の地になるわけだな。
原作ではその後いろいろ活躍するらしいが、谷正純版のトマスはカイロで「アラブの戦士」となる前にお亡くなりになるよーだから(笑)。
長いのでまず、トゥスン@壮くんにスーダン遠征命令が下るまでを一区切りとして考える。
カイロにやってきたトマスは後宮でトゥスンの母アミナ@邦さんと妹ナイリ@いちかに会う。次に宮殿でエジプト大守ムハンマド・アリ@星原先輩に会い、引き続きカイロに滞在し正規軍の訓練将校となることを命じられる。イブラヒム@ゆーひ、ドナルド@みわっちと再会し、かわりにトゥスンとは離れ離れに。
で、いきなり10ヶ月経ち、イブラヒムがアノウド@彩音を連れてきて、トゥスンがスーダン遠征に行くことになったと知る。
ここまでを、ひとまとめにして物語を再構築してみる。
まず、後宮場面の意義ってなに? 出番のない女の子たちにベリーダンスをさせてお茶を濁すこと? トマスが民謡を歌うこと?
ベリーダンスは、いらない。物語に関係ない場面は作らない。
前景がトマスとヤシム@だいもんの銀橋なので、舞台転換のためにカーテン前を作る必要もないから、トマスの「明日はカイロへ出発だ」の台詞が終わると同時にカーテン開き、センターにどーんとナイリお嬢様。彼女が主要人物だとわかる描き方をして、奥方様他女官たちが次々と後宮の席に着く。
そこへ「私も花嫁に会ったことはない」と話しながらトゥスン、トマス登場。
やたらと登場人物が「立ち話」をしている平坦な『愛と死のアラビア』。このハーレム場面の「立ち話」の「役割」はなに?
奥方様に気に入られ、その後彼女の力で危機を脱することになる……のなら、彼女との対話には意味がある。だがそんな場面はないわけで、ぶっちゃけ奥方様、出なくても問題ないじゃん? 奥方様がいい人だから、より一層トマスはエジプトを愛し、エジプトのために死ぬ気になりました、てか? いやソレ、べつになくてもいい程度の付加価値じゃん。
奥方様との会話はさくっと短縮。奥方様が上品で素敵な女性だとわかればそれでヨシ。それよりもここはナイリとの出会いに重点を置く。
お会いできた記念に、とトマスが故郷の歌を歌って、奥方が三兄弟の育て方の違いを説明がてら、ナイリを紹介してくれりゃいい。
ナイリの「お前の歌が気に入ったわ」「私の命令が聞けないっていうの」の出会いはすげーインパクトなんで(ヒロインの立場がないくらいにな)、そのままで。
ビンタか空振りしてトゥスンに大笑いされ、屈辱にふるえるナイリがトマスを呼びだすよう、侍女に命令する……。奥方様との立ち話より、こっちをメインに。
カーテン前での3悪人@マメ、ふみか、王子の出番はそのままでいいとして。(後宮での出来事をなんで知ってるんだ、とゆーツッコミは置いておく)
次に、ムハンマド・アリとの謁見の前に、イブラヒムにトマスの出迎えをさせる。
イブラヒムは最初の出会いのときに、再会を約束する台詞を言っている。かっこつけて宣言した主要人物なんだから、その他大勢みたいな扱いは、してはならない。エジプト太守の謁見の間に家臣のひとりとして立っている、だけじゃダメだよー。
上手花道から登場するトマス、トゥスンを上手袖から登場して出迎え、トゥスンが「兄上!」とワンコの顔でうれしそーに駆け寄り、兄弟仲がいいことを表現。イブラヒムはクールに頷き、次にトマスを見て「よく来たな」と一言だけ。
トマスがなにか言う前にイブラヒムは背を向け、本舞台ではカーテンが開く。そこは太守の謁見の間……という運び。
イブラヒムはさっさと定位置に行き、そこから先は本編と同じ。
正規軍訓練将校となったトマスをトゥスンが祝い、また別れの言葉を述べる。トゥスンの計らいでドナルドとの再会。
ここまではいいとして、インシャラーは、いらない。
カーテン前で話す3人の元に、侍女@すみかちゃんが現れ、ナイリお嬢様の呼び出しをトマスへ伝える。困惑するトマス、おもしろがるトゥスン。話が飲み込めないドナルドにトマスが「こまったな……」と状況を簡単に説明しているうちに、カーテンが開く。
ここで、ベリーダンス。みほちゃん登場。
後宮をピンクに染めて、お色気場面だ。ナイリの誘惑をショーシーンとして挿入する。
翌日欄に続く〜〜。
そーいや春ドラマもどんどん終了していってますねー。世間的高視聴率の『ラスト・フレンズ』は役者はともかく、演出のあざとさにムカつきまくりだったし(笑)、ショタ趣味のないわたしにとって『ごくせん』はジャニーズな人々の見分けがついていません。水槽の熱帯魚を眺めるよーに、美しい少年たちを愛でるのが目的のドラマなんでしょ、コレ? 他に内容ナイもんな。
わたし的今期の萌えは、北村一輝@『ホカベン』ですわ。『龍が如く』以降、わたしの中で完璧に萌え俳優カテゴリですから。(他には椎名桔平とか渡部篤郎とかがいます・笑)
まあそれはともかく、『愛と死のアラビア』勝手に改造計画の続きっす。
舞台はカイロに移る。
で。
このカイロが、『愛と死のアラビア』でのトマス@まとぶんの終焉の地になるわけだな。
原作ではその後いろいろ活躍するらしいが、谷正純版のトマスはカイロで「アラブの戦士」となる前にお亡くなりになるよーだから(笑)。
長いのでまず、トゥスン@壮くんにスーダン遠征命令が下るまでを一区切りとして考える。
カイロにやってきたトマスは後宮でトゥスンの母アミナ@邦さんと妹ナイリ@いちかに会う。次に宮殿でエジプト大守ムハンマド・アリ@星原先輩に会い、引き続きカイロに滞在し正規軍の訓練将校となることを命じられる。イブラヒム@ゆーひ、ドナルド@みわっちと再会し、かわりにトゥスンとは離れ離れに。
で、いきなり10ヶ月経ち、イブラヒムがアノウド@彩音を連れてきて、トゥスンがスーダン遠征に行くことになったと知る。
ここまでを、ひとまとめにして物語を再構築してみる。
まず、後宮場面の意義ってなに? 出番のない女の子たちにベリーダンスをさせてお茶を濁すこと? トマスが民謡を歌うこと?
ベリーダンスは、いらない。物語に関係ない場面は作らない。
前景がトマスとヤシム@だいもんの銀橋なので、舞台転換のためにカーテン前を作る必要もないから、トマスの「明日はカイロへ出発だ」の台詞が終わると同時にカーテン開き、センターにどーんとナイリお嬢様。彼女が主要人物だとわかる描き方をして、奥方様他女官たちが次々と後宮の席に着く。
そこへ「私も花嫁に会ったことはない」と話しながらトゥスン、トマス登場。
やたらと登場人物が「立ち話」をしている平坦な『愛と死のアラビア』。このハーレム場面の「立ち話」の「役割」はなに?
奥方様に気に入られ、その後彼女の力で危機を脱することになる……のなら、彼女との対話には意味がある。だがそんな場面はないわけで、ぶっちゃけ奥方様、出なくても問題ないじゃん? 奥方様がいい人だから、より一層トマスはエジプトを愛し、エジプトのために死ぬ気になりました、てか? いやソレ、べつになくてもいい程度の付加価値じゃん。
奥方様との会話はさくっと短縮。奥方様が上品で素敵な女性だとわかればそれでヨシ。それよりもここはナイリとの出会いに重点を置く。
お会いできた記念に、とトマスが故郷の歌を歌って、奥方が三兄弟の育て方の違いを説明がてら、ナイリを紹介してくれりゃいい。
ナイリの「お前の歌が気に入ったわ」「私の命令が聞けないっていうの」の出会いはすげーインパクトなんで(ヒロインの立場がないくらいにな)、そのままで。
ビンタか空振りしてトゥスンに大笑いされ、屈辱にふるえるナイリがトマスを呼びだすよう、侍女に命令する……。奥方様との立ち話より、こっちをメインに。
カーテン前での3悪人@マメ、ふみか、王子の出番はそのままでいいとして。(後宮での出来事をなんで知ってるんだ、とゆーツッコミは置いておく)
次に、ムハンマド・アリとの謁見の前に、イブラヒムにトマスの出迎えをさせる。
イブラヒムは最初の出会いのときに、再会を約束する台詞を言っている。かっこつけて宣言した主要人物なんだから、その他大勢みたいな扱いは、してはならない。エジプト太守の謁見の間に家臣のひとりとして立っている、だけじゃダメだよー。
上手花道から登場するトマス、トゥスンを上手袖から登場して出迎え、トゥスンが「兄上!」とワンコの顔でうれしそーに駆け寄り、兄弟仲がいいことを表現。イブラヒムはクールに頷き、次にトマスを見て「よく来たな」と一言だけ。
トマスがなにか言う前にイブラヒムは背を向け、本舞台ではカーテンが開く。そこは太守の謁見の間……という運び。
イブラヒムはさっさと定位置に行き、そこから先は本編と同じ。
正規軍訓練将校となったトマスをトゥスンが祝い、また別れの言葉を述べる。トゥスンの計らいでドナルドとの再会。
ここまではいいとして、インシャラーは、いらない。
カーテン前で話す3人の元に、侍女@すみかちゃんが現れ、ナイリお嬢様の呼び出しをトマスへ伝える。困惑するトマス、おもしろがるトゥスン。話が飲み込めないドナルドにトマスが「こまったな……」と状況を簡単に説明しているうちに、カーテンが開く。
ここで、ベリーダンス。みほちゃん登場。
後宮をピンクに染めて、お色気場面だ。ナイリの誘惑をショーシーンとして挿入する。
翌日欄に続く〜〜。
ホルス神と呼ばれた男。@愛と死のアラビア
2008年6月23日 タカラヅカ 未だに『愛と死のアラビア』勝手に改造計画の続きっす。
舞台はカイロです。
はい、お色気場面です。ナイリの誘惑場面です。
ナイリはいいキャラクタだと思うし、派手に登場してトマスに狙いを定めたことを台詞にして言っているのだから、彼女のエピソードがないのはおかしい。
色っぽく踊るナイリのもとへ呼び出されたトマスがやってきて、たじたじになったり軽くいなしたりしつつ、決して誘惑には乗らない。ナイリの動向にはらはらする侍女@すみか&ハルちゃんも出番ができるし、他の女の子たちもバックで踊り、舞台全面を使い、とにかく色っぽく華やかなシーンに。
きちんと会話させて芝居にすると時間がかかるので、半分イメージ映像っぽく、時間の経過や出来事をデフォルメして表現。
ダンスだけでなく、台詞も多少交え、ミュージカルっぽく。
「誰か他に心に決めた女性がいるの?」……詰め寄るのはナイリでもいいし、高みの見物をしているトゥスンかドナルドでもよし。
そんな人はいない、と言いつつ、トマスはアノウドを思い出す。どうしているだろう、心細い思いや、不自由な思いをしていないだろうか、と思いやる。
派手派手押せ押せのナイリと対比し、舞台の一方にピンスポをあて、つつましく清楚に踊るアノウドを出す。
女の子たちの出番はできるし、色恋によるアレコレはヅカである以上なくてはならないサービスシーンだし、誘惑に屈しないことでトマスのかっこよさもアピールできるし。
トゥスンは途中早々に手を振るとかわっかりやすく「サヨナラ、砂漠へ帰るよ」とやり、舞台半分にエジプト兵士たちを行進させ、そこにトマスが絡むなりして「仕事もしてます」アピール。
空いている花道に、アジズ@王子を出してワナワナさせておき、悪役マムルーク@マメ&ふみかは反対側花道で「エジプト軍が強くなりすぎるのは困る!」「あのトマスという男、なんとかしなければ」と状況説明。
いちばん大きなセリが回りながら上がってくるとそこはトマスの部屋、で前景からトマスだけが残ってイブラヒム登場。
トゥスンのスーダン遠征の話はせずに、アノウドだけを引き会わせる。
アノウドを10ヶ月間、トマスが放置していた、というはトマスの人格に関わるので、修正。
どれくらい放置していたか言及せずに、ただ「お久しぶりです、奴隷としてお仕えします」をやればいい。
トマスはちゃんとアノウドを思っていたし、ナイリの誘惑も拒絶していた。よーやく再会したっつーに「ご主人様」とやられ、大ショック。
銀橋へ出て歌っていいが、歌詞は変更。「絶好調に恋人同士なのに、がーん」という歌ではなく、ショックゆえに自分の気持ち気づく歌にする。
アノウドのこと愛してんじゃん、俺。でも彼女奴隷とかお仕えしますとか言うし。それがイスラムだっての? 彼女を愛するってのは、彼女の信仰ごと愛するってことだし。大体俺イスラム教徒じゃないし。なにもかもチガウし。どーしろっての。混乱するトマス。
本舞台隅ではアノウドが「愛しています。でも言葉にしてはならない、奴隷でもいいからそばにいたい」と歌う。
それぞれ別に歌い、最後に「愛しているけれど、伝えてはいけない」という意味の歌詞をきれーにハモって切なく盛り上げる。
ふたりの歌が終わると入れ違いに、本舞台にエジプト兵たち登場で、さきほどの訓練ダンスを続けて踊る。
苦悩のトマス、それでも兵士たちの間に入り、「仕事もしてます」アピール。
ただだらだらダンスが続くのはヨクナイので、ダンス場面自体は決して長くなく、物語も同時に進めること。
兵士たちと笑いあったり、人気者な感じも出す。脇の下級生たちにも出番出番。細かくチーム分けして、客席から「あの子かっこいい」とチェックしやすく(笑)。ドナルドもちらりと出てきてトマスに手を振って行ったり。
ナレーションが入るのはココ、「訓練将校として務めてもう10ヶ月経った。イギリスとの戦争は終わったが、和平交渉は進んでないし、私が祖国へ帰れるかは神のみぞ知る」てなヤツね。
兵士たちが口々にトマスの名を呼ぶ。「神のみぞ知る……神は、ひとり……」群衆の中、つぶやくトマス。わざとらしいくらい、兵士たちがトマスになついている様子。「ずっと我々の元にいて下さい」とか言わせる(笑)。とにかくたくさんの兵士たちがわらわらと。声を掛けてはまた訓練ダンスに戻る、の繰り返し。
「今、私はここで生きている……」ここがトマスの「居場所」となっていることを表現。
兵士たちが訓練をしている間、イブラヒム登場。わざわざ屋敷を訪ねていって、ではなく、あくまでも訓練中に通りかかった風で、トマスにトゥスンのスーダン遠征のことを告げる。「トゥスンの身にナニか?!」のやりとりは、いらん。なんでそう無駄に「引き」を作ろうとするんだ。
「スーダン遠征に、トゥスンと一緒に行きたい」
「よほどトゥスンのことが気になるんだな」
「何故か気に掛かる。それは兄上とて同じでしょう」
「…………」(図星を指されて咳払い)
とゆー流れで十分。この会話は銀橋で。渡りきらずに途中で引き返す感じ。
彼らが話しているうちに本舞台では訓練をしていた兵士たちがぱぁっと散って所定位置に着き、セットが上から下から出てきて謁見の間に変化していく。トゥスンとベドウィンたちもセットの転換と共に堂々と登場、観客に「あ、あの人たち出てきた」とわかりやすく。
イブラヒムから助言を得て、トマスはムハンマド・アリに直接スーダン遠征参加を願い出ることにする。前に書いた通り、イブラヒムとの友情関係をここで表現。や、彼はクールでわかりにくい男だけれど、トマスのこと好きだよなー、と。つーことで、イブラヒムと一緒に本舞台へ戻る。
本編の、兵士たちの制止を振り切って謁見の間に乱入するトマス、てのがわからない。アレ、なんのためにあるの?
正規軍将校なんだし、最初からあの場にいてもいいじゃん。これも谷的「引き」なんだろうけど、無意味。
イブラヒムとトマスが本舞台へと移動しているのにかぶせて、ムハンマド・アリがトゥスンに遠征命令を下す。や、時間ないですから、さくさくと。
で、トマスがソレにまぜてくれとムハンマド・アリに頼む。
はい、ここで一区切り。
こっからが中詰め。「イギリスの脱走兵なんか信じられるか、けっ」とアジズが難癖を付けたことにより、トマスの演説スタート。どこの国の人とか関係ない、神はひとり、みんなちがっても、心を通じ合わせることはできる。
トマスがエジプトを第2の祖国として愛し、改宗することを、歌を交えて壮大に。
トマスが国と民族の違いを乗り越え、人間同士として理解し、共に生きようとする様を、派手に感動的に盛り上げる。
全員で合唱だ、高らかに人間愛を、生きる喜びを歌え。
ひとは、わかりあうことができる……一笑に付してしまうよーな青いテーマを真正面から歌えるのはタカラヅカの醍醐味だ。はい、中詰め完了。
翌日欄へ続く。
舞台はカイロです。
はい、お色気場面です。ナイリの誘惑場面です。
ナイリはいいキャラクタだと思うし、派手に登場してトマスに狙いを定めたことを台詞にして言っているのだから、彼女のエピソードがないのはおかしい。
色っぽく踊るナイリのもとへ呼び出されたトマスがやってきて、たじたじになったり軽くいなしたりしつつ、決して誘惑には乗らない。ナイリの動向にはらはらする侍女@すみか&ハルちゃんも出番ができるし、他の女の子たちもバックで踊り、舞台全面を使い、とにかく色っぽく華やかなシーンに。
きちんと会話させて芝居にすると時間がかかるので、半分イメージ映像っぽく、時間の経過や出来事をデフォルメして表現。
ダンスだけでなく、台詞も多少交え、ミュージカルっぽく。
「誰か他に心に決めた女性がいるの?」……詰め寄るのはナイリでもいいし、高みの見物をしているトゥスンかドナルドでもよし。
そんな人はいない、と言いつつ、トマスはアノウドを思い出す。どうしているだろう、心細い思いや、不自由な思いをしていないだろうか、と思いやる。
派手派手押せ押せのナイリと対比し、舞台の一方にピンスポをあて、つつましく清楚に踊るアノウドを出す。
女の子たちの出番はできるし、色恋によるアレコレはヅカである以上なくてはならないサービスシーンだし、誘惑に屈しないことでトマスのかっこよさもアピールできるし。
トゥスンは途中早々に手を振るとかわっかりやすく「サヨナラ、砂漠へ帰るよ」とやり、舞台半分にエジプト兵士たちを行進させ、そこにトマスが絡むなりして「仕事もしてます」アピール。
空いている花道に、アジズ@王子を出してワナワナさせておき、悪役マムルーク@マメ&ふみかは反対側花道で「エジプト軍が強くなりすぎるのは困る!」「あのトマスという男、なんとかしなければ」と状況説明。
いちばん大きなセリが回りながら上がってくるとそこはトマスの部屋、で前景からトマスだけが残ってイブラヒム登場。
トゥスンのスーダン遠征の話はせずに、アノウドだけを引き会わせる。
アノウドを10ヶ月間、トマスが放置していた、というはトマスの人格に関わるので、修正。
どれくらい放置していたか言及せずに、ただ「お久しぶりです、奴隷としてお仕えします」をやればいい。
トマスはちゃんとアノウドを思っていたし、ナイリの誘惑も拒絶していた。よーやく再会したっつーに「ご主人様」とやられ、大ショック。
銀橋へ出て歌っていいが、歌詞は変更。「絶好調に恋人同士なのに、がーん」という歌ではなく、ショックゆえに自分の気持ち気づく歌にする。
アノウドのこと愛してんじゃん、俺。でも彼女奴隷とかお仕えしますとか言うし。それがイスラムだっての? 彼女を愛するってのは、彼女の信仰ごと愛するってことだし。大体俺イスラム教徒じゃないし。なにもかもチガウし。どーしろっての。混乱するトマス。
本舞台隅ではアノウドが「愛しています。でも言葉にしてはならない、奴隷でもいいからそばにいたい」と歌う。
それぞれ別に歌い、最後に「愛しているけれど、伝えてはいけない」という意味の歌詞をきれーにハモって切なく盛り上げる。
ふたりの歌が終わると入れ違いに、本舞台にエジプト兵たち登場で、さきほどの訓練ダンスを続けて踊る。
苦悩のトマス、それでも兵士たちの間に入り、「仕事もしてます」アピール。
ただだらだらダンスが続くのはヨクナイので、ダンス場面自体は決して長くなく、物語も同時に進めること。
兵士たちと笑いあったり、人気者な感じも出す。脇の下級生たちにも出番出番。細かくチーム分けして、客席から「あの子かっこいい」とチェックしやすく(笑)。ドナルドもちらりと出てきてトマスに手を振って行ったり。
ナレーションが入るのはココ、「訓練将校として務めてもう10ヶ月経った。イギリスとの戦争は終わったが、和平交渉は進んでないし、私が祖国へ帰れるかは神のみぞ知る」てなヤツね。
兵士たちが口々にトマスの名を呼ぶ。「神のみぞ知る……神は、ひとり……」群衆の中、つぶやくトマス。わざとらしいくらい、兵士たちがトマスになついている様子。「ずっと我々の元にいて下さい」とか言わせる(笑)。とにかくたくさんの兵士たちがわらわらと。声を掛けてはまた訓練ダンスに戻る、の繰り返し。
「今、私はここで生きている……」ここがトマスの「居場所」となっていることを表現。
兵士たちが訓練をしている間、イブラヒム登場。わざわざ屋敷を訪ねていって、ではなく、あくまでも訓練中に通りかかった風で、トマスにトゥスンのスーダン遠征のことを告げる。「トゥスンの身にナニか?!」のやりとりは、いらん。なんでそう無駄に「引き」を作ろうとするんだ。
「スーダン遠征に、トゥスンと一緒に行きたい」
「よほどトゥスンのことが気になるんだな」
「何故か気に掛かる。それは兄上とて同じでしょう」
「…………」(図星を指されて咳払い)
とゆー流れで十分。この会話は銀橋で。渡りきらずに途中で引き返す感じ。
彼らが話しているうちに本舞台では訓練をしていた兵士たちがぱぁっと散って所定位置に着き、セットが上から下から出てきて謁見の間に変化していく。トゥスンとベドウィンたちもセットの転換と共に堂々と登場、観客に「あ、あの人たち出てきた」とわかりやすく。
イブラヒムから助言を得て、トマスはムハンマド・アリに直接スーダン遠征参加を願い出ることにする。前に書いた通り、イブラヒムとの友情関係をここで表現。や、彼はクールでわかりにくい男だけれど、トマスのこと好きだよなー、と。つーことで、イブラヒムと一緒に本舞台へ戻る。
本編の、兵士たちの制止を振り切って謁見の間に乱入するトマス、てのがわからない。アレ、なんのためにあるの?
正規軍将校なんだし、最初からあの場にいてもいいじゃん。これも谷的「引き」なんだろうけど、無意味。
イブラヒムとトマスが本舞台へと移動しているのにかぶせて、ムハンマド・アリがトゥスンに遠征命令を下す。や、時間ないですから、さくさくと。
で、トマスがソレにまぜてくれとムハンマド・アリに頼む。
はい、ここで一区切り。
こっからが中詰め。「イギリスの脱走兵なんか信じられるか、けっ」とアジズが難癖を付けたことにより、トマスの演説スタート。どこの国の人とか関係ない、神はひとり、みんなちがっても、心を通じ合わせることはできる。
トマスがエジプトを第2の祖国として愛し、改宗することを、歌を交えて壮大に。
トマスが国と民族の違いを乗り越え、人間同士として理解し、共に生きようとする様を、派手に感動的に盛り上げる。
全員で合唱だ、高らかに人間愛を、生きる喜びを歌え。
ひとは、わかりあうことができる……一笑に付してしまうよーな青いテーマを真正面から歌えるのはタカラヅカの醍醐味だ。はい、中詰め完了。
翌日欄へ続く。
1807/愛。@愛と死のアラビア
2008年6月24日 タカラヅカ それでも『愛と死のアラビア』勝手に改造計画の続きっす。
前に書いた中詰めの「トマス改宗」場面。
人間愛まで高らかに歌って。
「騙されるな、そいつは所詮イギリス人だ」
「トマス素晴らしい、トマス英雄!」な流れに逆ギレして、アジズがトマスを罵倒する。
つーことで、トマスの決闘宣言へつなぐ。
ただし、ここで転換する舞台にスポットを浴びて残るのが、マルムークのマメとふみか。「アジズと決闘か。これは利用できる」「アジズが勝てばヨシ、負けても……(含み笑い)」「悪者大臣@みおさんに計画を持ちかけよう」……てな、悪役らしく悪だくみしている場面を入れる。
本編のままだと彼ら、成り行き任せなだけでナニもしていないからなー。
マルムークたちとすれ違うカタチで、ナイリお嬢様登場。トマスの決闘を聞きつけてはいるが、深く言及する前に女官長@えりさん登場でイギリスへ嫁入り命令。
ナイリのトマス誘惑シーンはちゃんとあったわけだから、ここで彼女の物語は終了、ということでも変じゃない。
ところで決闘シーンなんだけど、地味じゃない?
たくさんの人々が注目している、という設定らしいけど、なんかすごくちんまりと集まってやっていたように見えるんだけど。
本舞台のセリを上げて、そこにも人々を鈴なりにしておこうよ。
立体的に、舞台の奥まで使って。
ただし主役たちは奥には引っ込まない。決闘がはじまると、トマスとアジズは銀橋まで出てきてチャンバラをする。
最初のトマスの勝利は銀橋で。
勝利に沸く本舞台にトマスが凱旋してきたところで、反対側から本舞台に戻ったアジズが後ろから襲ってくる、と。
あとは本編と同じ。
大勢の人々の前でトマスが捕縛されるから、余計にショッキングだし、そのあとのイブラヒムの言葉に重さが増す。
さて、悪役たちはこれまでにちょくちょく出ては立場を解説してきていたので、このあとのカーテン前で悪役大臣がべらべら喋る必要はない。
「計算通りだ」「わっはっはっ」だけで謁見の間へ。
トマス処刑をムハンマド・アリに迫る場面も、悪役大臣にあんなに喋らせない。大臣自らアレじゃ、あまりに安っぽくなる。彼は要所要所に重々しく発言するだけで、陳情はマメに任せて。
みおさんには何行以上台詞を喋らせなければならない、とか規定があるのかと思うくらい、不自然にたくさん一気に喋るんだよなー、本編では。
トゥスンの哀願、イブラヒムの訴願はそのままで。
しかし、イブラヒムの銀橋ソングの唐突さは、なんとかならないもんだろうか。
歌詞を変えれば「この人いきなりナニ言い出したの?!」は緩和できると思う。イブラヒムとトマスの友情場面はいちおー描いたあとだし、突然アラビアの伝説を歌い出すのではなく、ふつーに友情の歌を歌ってくれ。
そっから牢獄場面、クライマックスは最初に言っていた通りそのままで。
クライマックスを盛り上げるために、それ以外のところを変えていったわけだから。
ただし、微調整は必要。
友情のために死を決意するトマスがストイックすぎるのが、不満。
や、わたしの個人的感覚にすぎませんが。
何故かこの別れの場面、トマスはセリの上、ドナルド、トゥスン、イブラヒムは本舞台の上で、ふれあわない。
最初のドナルドは今のままでいいと思う。トマスはなにもドナルドのために死ぬわけじゃない。
が、次のトゥスン、イブラヒムに対してあまりに線を引きすぎている気がする。もっとわかりやすく盛り上げてもいいんじゃないか?
抱擁シーン希望。
トゥスンを抱きしめてやってくれ。
イブラヒムは握手だけでもいい。
同じ舞台で、別れを惜しんでやってくれ。
せっかく下に降りてきても、すぐに上に戻っちゃうんだもん、今のままだと。
お涙頂戴はサービスシーンですから。観客の期待に応えて、これでもかと盛り上げて。
そして、ここがポイント。「トマスはストイックなことに意味がある、抱擁なんてもってのほか!!」というポリシーが谷にあったにせよ、トゥスンやイブラヒムとべたべたさせないにしろ、ヤシムの号泣は、きちんと演出する。
銀橋まで渡らせたヤシム少年だよ? 無邪気にトマスを慕っていることを、イブラヒムとの友情よりも時間を掛けて描いていたじゃないか、谷せんせ?
日本人は子ども絡みのエピソードが大好きなんだ。子ども絡みのお涙頂戴が大好きなんだ、利用しないでどうする。
決意を変えないトマスにすがりつくよーにヤシムが真ん中に出てきて、崩れ落ちて号泣する。トマスはセリの上、ヤシムは本舞台、彼らは触れあわなくてヨシ。むしろ立ち位置の違いがよりせつない。
あのときの少年兵だと観客にわかるように、とにかくあわれに。
本編ではヤシム、下手端で号泣していて、真ん中を見ていると彼がいることすらわかんないのね。もったいないよ。
トマスのストイックさが不満、PART.2。
アノウドと、キスシーン希望。
よーやく両想い、しかも一夜だけの夫婦、なんて展開なのよ?
なんでキスシーンひとつないの?! デュエットしてよりそってENDってなんだそりゃ。
お披露目だよ? まとぶんだよ? 愛を表現してなおかつアツくてエロいの得意な人じゃん?
どんだけ愛が濃いかを、ラヴシーン入れようよ。首筋にチューでも後ろから胸に両手回して抱きしめ、でもいいから。
ファンが「最後のラヴシーンのためだけにでも通える」てなヤツを。
「お兄様を愛します」「兄弟では結婚できない」「トマス様を愛します」「様はいらない」……なんて、コントはいらないから、余計なまだるっこしい会話は省略してヨシ。
ふたりが愛し合っていながらすれ違っていたことを、それまでに描いたあとだから、余計な解説なしで率直に愛を表現してくれ。
なんつーかアノウドの場面になると一気に盛り下がるのは、彼女の扱いについて考え方がまちがっているためとしか思えないんだ。
今回の物語は女の子の比重が低く、友情メインであるがゆえ、どうしてもヒロイン・アノウドの出番が少ない。
その埋め合わせに、無意味に台詞を水増ししているように見えてならない。
自己紹介に時間を掛けたり、告白に時間を掛けたり。
とにかく長々と喋らせる。そうすることで「出番少なくてごめんね。でも台詞はいっぱいあるから勘弁してね」とお茶を濁しているような気がするんだ。
出番が少なくても、印象的な使い方は出来る。なのにそれをせずに、安易に不要な台詞だけをだらだら水増ししている。
余計な台詞、やりとりをカットし、単刀直入にトマスとアノウドに愛を語らせ、あとは見た目にわかりやすく華やかに、ラヴシーンを入れる。
で、END。
「トマスはストイックなことに意味がある、キスだのいちゃいちゃだのはもってのほか!!」というポリシーが谷にあったにせよ、水増し台詞は全カットすること。
台詞に気を取られず、まとぶさんの芝居に全部任せちゃおう。たとえラヴシーンがなくても、彼なら愛を表現してくれるさ。
つーことで、長々書きました、自己流『愛と死のアラビア』。アタマの体操、積み木の組み替え。
この通りに上演できるなんてまったく思ってないが(笑)、考えるのはたのしかった。
前に書いた中詰めの「トマス改宗」場面。
人間愛まで高らかに歌って。
「騙されるな、そいつは所詮イギリス人だ」
「トマス素晴らしい、トマス英雄!」な流れに逆ギレして、アジズがトマスを罵倒する。
つーことで、トマスの決闘宣言へつなぐ。
ただし、ここで転換する舞台にスポットを浴びて残るのが、マルムークのマメとふみか。「アジズと決闘か。これは利用できる」「アジズが勝てばヨシ、負けても……(含み笑い)」「悪者大臣@みおさんに計画を持ちかけよう」……てな、悪役らしく悪だくみしている場面を入れる。
本編のままだと彼ら、成り行き任せなだけでナニもしていないからなー。
マルムークたちとすれ違うカタチで、ナイリお嬢様登場。トマスの決闘を聞きつけてはいるが、深く言及する前に女官長@えりさん登場でイギリスへ嫁入り命令。
ナイリのトマス誘惑シーンはちゃんとあったわけだから、ここで彼女の物語は終了、ということでも変じゃない。
ところで決闘シーンなんだけど、地味じゃない?
たくさんの人々が注目している、という設定らしいけど、なんかすごくちんまりと集まってやっていたように見えるんだけど。
本舞台のセリを上げて、そこにも人々を鈴なりにしておこうよ。
立体的に、舞台の奥まで使って。
ただし主役たちは奥には引っ込まない。決闘がはじまると、トマスとアジズは銀橋まで出てきてチャンバラをする。
最初のトマスの勝利は銀橋で。
勝利に沸く本舞台にトマスが凱旋してきたところで、反対側から本舞台に戻ったアジズが後ろから襲ってくる、と。
あとは本編と同じ。
大勢の人々の前でトマスが捕縛されるから、余計にショッキングだし、そのあとのイブラヒムの言葉に重さが増す。
さて、悪役たちはこれまでにちょくちょく出ては立場を解説してきていたので、このあとのカーテン前で悪役大臣がべらべら喋る必要はない。
「計算通りだ」「わっはっはっ」だけで謁見の間へ。
トマス処刑をムハンマド・アリに迫る場面も、悪役大臣にあんなに喋らせない。大臣自らアレじゃ、あまりに安っぽくなる。彼は要所要所に重々しく発言するだけで、陳情はマメに任せて。
みおさんには何行以上台詞を喋らせなければならない、とか規定があるのかと思うくらい、不自然にたくさん一気に喋るんだよなー、本編では。
トゥスンの哀願、イブラヒムの訴願はそのままで。
しかし、イブラヒムの銀橋ソングの唐突さは、なんとかならないもんだろうか。
歌詞を変えれば「この人いきなりナニ言い出したの?!」は緩和できると思う。イブラヒムとトマスの友情場面はいちおー描いたあとだし、突然アラビアの伝説を歌い出すのではなく、ふつーに友情の歌を歌ってくれ。
そっから牢獄場面、クライマックスは最初に言っていた通りそのままで。
クライマックスを盛り上げるために、それ以外のところを変えていったわけだから。
ただし、微調整は必要。
友情のために死を決意するトマスがストイックすぎるのが、不満。
や、わたしの個人的感覚にすぎませんが。
何故かこの別れの場面、トマスはセリの上、ドナルド、トゥスン、イブラヒムは本舞台の上で、ふれあわない。
最初のドナルドは今のままでいいと思う。トマスはなにもドナルドのために死ぬわけじゃない。
が、次のトゥスン、イブラヒムに対してあまりに線を引きすぎている気がする。もっとわかりやすく盛り上げてもいいんじゃないか?
抱擁シーン希望。
トゥスンを抱きしめてやってくれ。
イブラヒムは握手だけでもいい。
同じ舞台で、別れを惜しんでやってくれ。
せっかく下に降りてきても、すぐに上に戻っちゃうんだもん、今のままだと。
お涙頂戴はサービスシーンですから。観客の期待に応えて、これでもかと盛り上げて。
そして、ここがポイント。「トマスはストイックなことに意味がある、抱擁なんてもってのほか!!」というポリシーが谷にあったにせよ、トゥスンやイブラヒムとべたべたさせないにしろ、ヤシムの号泣は、きちんと演出する。
銀橋まで渡らせたヤシム少年だよ? 無邪気にトマスを慕っていることを、イブラヒムとの友情よりも時間を掛けて描いていたじゃないか、谷せんせ?
日本人は子ども絡みのエピソードが大好きなんだ。子ども絡みのお涙頂戴が大好きなんだ、利用しないでどうする。
決意を変えないトマスにすがりつくよーにヤシムが真ん中に出てきて、崩れ落ちて号泣する。トマスはセリの上、ヤシムは本舞台、彼らは触れあわなくてヨシ。むしろ立ち位置の違いがよりせつない。
あのときの少年兵だと観客にわかるように、とにかくあわれに。
本編ではヤシム、下手端で号泣していて、真ん中を見ていると彼がいることすらわかんないのね。もったいないよ。
トマスのストイックさが不満、PART.2。
アノウドと、キスシーン希望。
よーやく両想い、しかも一夜だけの夫婦、なんて展開なのよ?
なんでキスシーンひとつないの?! デュエットしてよりそってENDってなんだそりゃ。
お披露目だよ? まとぶんだよ? 愛を表現してなおかつアツくてエロいの得意な人じゃん?
どんだけ愛が濃いかを、ラヴシーン入れようよ。首筋にチューでも後ろから胸に両手回して抱きしめ、でもいいから。
ファンが「最後のラヴシーンのためだけにでも通える」てなヤツを。
「お兄様を愛します」「兄弟では結婚できない」「トマス様を愛します」「様はいらない」……なんて、コントはいらないから、余計なまだるっこしい会話は省略してヨシ。
ふたりが愛し合っていながらすれ違っていたことを、それまでに描いたあとだから、余計な解説なしで率直に愛を表現してくれ。
なんつーかアノウドの場面になると一気に盛り下がるのは、彼女の扱いについて考え方がまちがっているためとしか思えないんだ。
今回の物語は女の子の比重が低く、友情メインであるがゆえ、どうしてもヒロイン・アノウドの出番が少ない。
その埋め合わせに、無意味に台詞を水増ししているように見えてならない。
自己紹介に時間を掛けたり、告白に時間を掛けたり。
とにかく長々と喋らせる。そうすることで「出番少なくてごめんね。でも台詞はいっぱいあるから勘弁してね」とお茶を濁しているような気がするんだ。
出番が少なくても、印象的な使い方は出来る。なのにそれをせずに、安易に不要な台詞だけをだらだら水増ししている。
余計な台詞、やりとりをカットし、単刀直入にトマスとアノウドに愛を語らせ、あとは見た目にわかりやすく華やかに、ラヴシーンを入れる。
で、END。
「トマスはストイックなことに意味がある、キスだのいちゃいちゃだのはもってのほか!!」というポリシーが谷にあったにせよ、水増し台詞は全カットすること。
台詞に気を取られず、まとぶさんの芝居に全部任せちゃおう。たとえラヴシーンがなくても、彼なら愛を表現してくれるさ。
つーことで、長々書きました、自己流『愛と死のアラビア』。アタマの体操、積み木の組み替え。
この通りに上演できるなんてまったく思ってないが(笑)、考えるのはたのしかった。
萌えたいわけじゃないけど、腐女子萌えでもせんとやっとれん。
と、初日を見たときに思った、『愛と死のアラビア』。
とりあえず、繰り返し観ているうちにキャラクタを好きになったので、マンガ・アニメ的な萌えはさがせるよーになった。めでたい。
繰り返し観ているうちに、印象は変わってくる。
原作を知らないわたしは、ふつーに初見時にクライマックスで泣いた。
2回目は構成の悪さに気を取られた。
3回目は、まとぶんの熱演に泣かされた。
4回目以降はわりと俯瞰して。
『愛と死のアラビア』の「泣けるところ」は、トマス@まとぶんが投獄されてからだと思っている。そこまでは、なんとも構成が悪く、平坦だ。
だけど、なにしろ週1〜2ペースで通っていたので、いろいろ思うところも考えるところもあるわけで。
愛着も湧いてくるし、役者たちの変化も気になるわけで。
千秋楽の日、じーんと泣けたのは、ムハンマド・アリとイブラヒム親子の場面だ。
オスマン帝国の中間管理職、ムハンマド・アリ@星原先輩。理不尽な命令を拒絶できず、大切なモノを守るために苦渋の決断をする。
彼の苦しさ、怒りや悲しみが伝わってくる。
なのにバカ息子トゥスン@壮くんは、パパを責めるしさ。
這いつくばって懇願する息子の、悲鳴のような声を聞きながらも、立ち続ける姿が、痛々しくてさ。
「私の友を殺さないで下さい」……マイク無しで叫ぶ壮くんの声がかすれているのも、せつないさ。本気で叫んでるんだよ。
そんな父の痛みを知りながらも、語らずにはいられないイブラヒム@ゆーひの、静かな情熱もまた、すげー真摯で。
この父にして、この息子有り。
痛みを飲み込み、義務をまっとうする。
イブラヒムは、重ねて見れば見るほど、おもしろい男で。
クールで有能、なのはたしかだけれど、実はかなりの情熱家。
トマスのこと、好きだよね。静かにひそかに、好きだよね。
たしかカイロの宮殿でだったと思うけれど、やりとりの中でトマスを見て思わず彼の方に行きかけるんだよね。すぐに我に返るけれど。(トマスはもちろん気づいてない)
トマスの決闘時も、トマスの味方として見守ってるんだよね。ときどきトマスの名を呼ぶのはアレ、なんなんですか。言うときと言わないときがあるんで、アドリブなんだろうな。想いがうっかり声に出てしまうときがある、らしい(笑)。(トマスはもちろん気づいてない)
トマスに「友よ!」と呼びかけるときの誇らしげな、うれしそーな顔。あー、こいつ、たしかにトゥスンと同じDNA持ってるわ……と思わせる一瞬(笑)。(トマスはいきなり「友」呼ばわりされてびびっている)
牢獄にトマス救出に行き、トマスに拒絶されたときの「愕然っ」ぷりもまた、素晴らしい。(トマスはもちろん気にしてない)
ツンデレの名に恥じず、なんとも愛しい意地の張り方です、おにーちゃん。
そして、トマスにまーーったく相手にされていない様が、たまらなく萌えです。
片想いスキーですからわたし!
王子様でエジプト国の重鎮のひとりで、地位も権力も富もあったりまえに持っていて、若く美しくストイックな色気を持ち、聡明でクールでそのくせ勇敢だとかもてはやされている、なにもかも持ち合わせたはずの人なのに、トマスに片想い。
トマスにはひたすら貢ぐだけ、尽くすだけ。されど一顧だにされない。
なんなのそのツボど真ん中な萌えシチュエーション?!
あんだけ美しい人が報われない恋に甘んじているってナニ?!
イブラヒムがひそかに想いを寄せている、つーだけでも、トマスの株が上がりまくりですわよ。
あれほどの男に愛されていたら、そりゃー株も上がるわよねー。
ただ惜しいのはトマスがあまりに受くさいので(笑)、イブラヒムまで姫になっちゃうとどーしよーもないのよ。なんとか攻で踏み止まってほしいものだ。
トゥスンを愛し、トマスを愛しながらも自ら一線を引いた態度でしか接しない、その姿にくらくら来ます。
あああ、好きだなあ、イブラヒム……。
イブラヒムの不器用なやさしさ、甘さを知った上で見ていると、ムハンマド・アリとイブラヒムのトマス処刑について語る場面、似たもの親子のぎりぎり感漂うやりとりは、切なくてたまりません。
とまあ、千秋楽の親子対話で泣かされたのは事実だが、そのあとさらにトゥスンにどーんと泣かされるとは、マジで思ってなかった。
壮くんなのにねえ……。
さて、トマスを愛する男たちのうちのひとり、ぶっちゃけトマスの本命ダーリン、トゥスンくん。
どれほど多くの男たちがトマスLOVEだったとしても、彼のハートを射止めたのは駄々っ子トゥスンくんだった。
やっぱしさ、欲しいモノを「欲しい」と言える人は強いと思うよ。
イブラヒムが愛を心に秘めて黙って耐えている横で、「トマス愛してる」って100回叫んじゃうよーなヤツがいたらそりゃ、そっちが勝つわな。
トゥスンがあの大きな瞳をころっとさせて「キミが欲しいんだ」とかゆってきたら、いやアラブなキミたちはソレがアリなのかもしんないけど俺はキリスト教徒だしキリスト教では禁止されているわけでソレはまずいっちゅーかこまるっちゅーかうわわもおいいかながされちゃってもしかたないここアラブだしインシャラー。……てな展開。うん、仕方ないよな、トマス。
本編中ナニ気に笑えるのは、アノウド@彩音の手当てをしているときの、トマスとヤシム@だいもんの会話にて。
アノウドの顔を覆ってやるためにトマスが指定する、ベール。
金の縁飾りの付いた、豪華で美しい布。
持ってこい、と命令されたヤシムがびびるほどの高価で特別な品らしい。
ヤシムがご丁寧に、解説してくれるんだ。
トゥスンが、トマスに贈ったモノだって。
ヒロインが身を飾るのになんの遜色もなかった美しく豪華な装飾品が、男が男に贈ったモノって!!(笑)
トゥスン、どんな顔して贈ったんだ。
いや、想像つくけど。
トマス、どんな顔して受け取ったんだ。
ふつー困惑するだろ、男の子からそんなもん贈られたら(笑)。
「特別に手に入れた逸品だ、美しいだろう」
「ああ、すごいな」
「キミのために手を尽くしたんだ。この金色がキミの肌や髪に映えると思って。さあ、身につけてみてくれ」
「え……私の、ため?」
「思った通りだ、とても似合う。美しいよ、トマス」
「えーっと……あー、その、ありがとう。でも汚してしまうといけないから」
「なんで取ってしまうんだ、いいよ汚しても。また別の物を手に入れて贈るよ、キミの美しさに似合う物を」
「いやほんと、キモチだけ受け取っておくから!! ヤシム、これをしまっておいてくれ、トゥスン・ベイからの贈り物だ、丁重になっ」
「はーいトマス様ー」
得意満面で歯の浮きそうな口説き文句をあったりまえに並べ立てる天然タラシなトゥスンと、そんな年下無邪気攻を相手に困惑しつつときめくトマスの年上常識人受の素敵カポーぶりが目に浮かび、わくわくしますよ。
トマス、トゥスン、イブラヒムの三角関係は、大変ツボです。
どのカップリング、どの組み合わせだとしても、萌えだー(笑)。
と、初日を見たときに思った、『愛と死のアラビア』。
とりあえず、繰り返し観ているうちにキャラクタを好きになったので、マンガ・アニメ的な萌えはさがせるよーになった。めでたい。
繰り返し観ているうちに、印象は変わってくる。
原作を知らないわたしは、ふつーに初見時にクライマックスで泣いた。
2回目は構成の悪さに気を取られた。
3回目は、まとぶんの熱演に泣かされた。
4回目以降はわりと俯瞰して。
『愛と死のアラビア』の「泣けるところ」は、トマス@まとぶんが投獄されてからだと思っている。そこまでは、なんとも構成が悪く、平坦だ。
だけど、なにしろ週1〜2ペースで通っていたので、いろいろ思うところも考えるところもあるわけで。
愛着も湧いてくるし、役者たちの変化も気になるわけで。
千秋楽の日、じーんと泣けたのは、ムハンマド・アリとイブラヒム親子の場面だ。
オスマン帝国の中間管理職、ムハンマド・アリ@星原先輩。理不尽な命令を拒絶できず、大切なモノを守るために苦渋の決断をする。
彼の苦しさ、怒りや悲しみが伝わってくる。
なのにバカ息子トゥスン@壮くんは、パパを責めるしさ。
這いつくばって懇願する息子の、悲鳴のような声を聞きながらも、立ち続ける姿が、痛々しくてさ。
「私の友を殺さないで下さい」……マイク無しで叫ぶ壮くんの声がかすれているのも、せつないさ。本気で叫んでるんだよ。
そんな父の痛みを知りながらも、語らずにはいられないイブラヒム@ゆーひの、静かな情熱もまた、すげー真摯で。
この父にして、この息子有り。
痛みを飲み込み、義務をまっとうする。
イブラヒムは、重ねて見れば見るほど、おもしろい男で。
クールで有能、なのはたしかだけれど、実はかなりの情熱家。
トマスのこと、好きだよね。静かにひそかに、好きだよね。
たしかカイロの宮殿でだったと思うけれど、やりとりの中でトマスを見て思わず彼の方に行きかけるんだよね。すぐに我に返るけれど。(トマスはもちろん気づいてない)
トマスの決闘時も、トマスの味方として見守ってるんだよね。ときどきトマスの名を呼ぶのはアレ、なんなんですか。言うときと言わないときがあるんで、アドリブなんだろうな。想いがうっかり声に出てしまうときがある、らしい(笑)。(トマスはもちろん気づいてない)
トマスに「友よ!」と呼びかけるときの誇らしげな、うれしそーな顔。あー、こいつ、たしかにトゥスンと同じDNA持ってるわ……と思わせる一瞬(笑)。(トマスはいきなり「友」呼ばわりされてびびっている)
牢獄にトマス救出に行き、トマスに拒絶されたときの「愕然っ」ぷりもまた、素晴らしい。(トマスはもちろん気にしてない)
ツンデレの名に恥じず、なんとも愛しい意地の張り方です、おにーちゃん。
そして、トマスにまーーったく相手にされていない様が、たまらなく萌えです。
片想いスキーですからわたし!
王子様でエジプト国の重鎮のひとりで、地位も権力も富もあったりまえに持っていて、若く美しくストイックな色気を持ち、聡明でクールでそのくせ勇敢だとかもてはやされている、なにもかも持ち合わせたはずの人なのに、トマスに片想い。
トマスにはひたすら貢ぐだけ、尽くすだけ。されど一顧だにされない。
なんなのそのツボど真ん中な萌えシチュエーション?!
あんだけ美しい人が報われない恋に甘んじているってナニ?!
イブラヒムがひそかに想いを寄せている、つーだけでも、トマスの株が上がりまくりですわよ。
あれほどの男に愛されていたら、そりゃー株も上がるわよねー。
ただ惜しいのはトマスがあまりに受くさいので(笑)、イブラヒムまで姫になっちゃうとどーしよーもないのよ。なんとか攻で踏み止まってほしいものだ。
トゥスンを愛し、トマスを愛しながらも自ら一線を引いた態度でしか接しない、その姿にくらくら来ます。
あああ、好きだなあ、イブラヒム……。
イブラヒムの不器用なやさしさ、甘さを知った上で見ていると、ムハンマド・アリとイブラヒムのトマス処刑について語る場面、似たもの親子のぎりぎり感漂うやりとりは、切なくてたまりません。
とまあ、千秋楽の親子対話で泣かされたのは事実だが、そのあとさらにトゥスンにどーんと泣かされるとは、マジで思ってなかった。
壮くんなのにねえ……。
さて、トマスを愛する男たちのうちのひとり、ぶっちゃけトマスの本命ダーリン、トゥスンくん。
どれほど多くの男たちがトマスLOVEだったとしても、彼のハートを射止めたのは駄々っ子トゥスンくんだった。
やっぱしさ、欲しいモノを「欲しい」と言える人は強いと思うよ。
イブラヒムが愛を心に秘めて黙って耐えている横で、「トマス愛してる」って100回叫んじゃうよーなヤツがいたらそりゃ、そっちが勝つわな。
トゥスンがあの大きな瞳をころっとさせて「キミが欲しいんだ」とかゆってきたら、いやアラブなキミたちはソレがアリなのかもしんないけど俺はキリスト教徒だしキリスト教では禁止されているわけでソレはまずいっちゅーかこまるっちゅーかうわわもおいいかながされちゃってもしかたないここアラブだしインシャラー。……てな展開。うん、仕方ないよな、トマス。
本編中ナニ気に笑えるのは、アノウド@彩音の手当てをしているときの、トマスとヤシム@だいもんの会話にて。
アノウドの顔を覆ってやるためにトマスが指定する、ベール。
金の縁飾りの付いた、豪華で美しい布。
持ってこい、と命令されたヤシムがびびるほどの高価で特別な品らしい。
ヤシムがご丁寧に、解説してくれるんだ。
トゥスンが、トマスに贈ったモノだって。
ヒロインが身を飾るのになんの遜色もなかった美しく豪華な装飾品が、男が男に贈ったモノって!!(笑)
トゥスン、どんな顔して贈ったんだ。
いや、想像つくけど。
トマス、どんな顔して受け取ったんだ。
ふつー困惑するだろ、男の子からそんなもん贈られたら(笑)。
「特別に手に入れた逸品だ、美しいだろう」
「ああ、すごいな」
「キミのために手を尽くしたんだ。この金色がキミの肌や髪に映えると思って。さあ、身につけてみてくれ」
「え……私の、ため?」
「思った通りだ、とても似合う。美しいよ、トマス」
「えーっと……あー、その、ありがとう。でも汚してしまうといけないから」
「なんで取ってしまうんだ、いいよ汚しても。また別の物を手に入れて贈るよ、キミの美しさに似合う物を」
「いやほんと、キモチだけ受け取っておくから!! ヤシム、これをしまっておいてくれ、トゥスン・ベイからの贈り物だ、丁重になっ」
「はーいトマス様ー」
得意満面で歯の浮きそうな口説き文句をあったりまえに並べ立てる天然タラシなトゥスンと、そんな年下無邪気攻を相手に困惑しつつときめくトマスの年上常識人受の素敵カポーぶりが目に浮かび、わくわくしますよ。
トマス、トゥスン、イブラヒムの三角関係は、大変ツボです。
どのカップリング、どの組み合わせだとしても、萌えだー(笑)。
HAPPY BIRTHDAY 2008@まっつまっつまっつ
2008年6月26日 タカラヅカ
誕生日オメデトウ、まっつ。
今年もまた、まっつ村のアズくんはフルメタルさんにお祝いしてもらいました。
アズくんはただいまアラビア・コスプレ中。……いい加減ヒゲを取りたいんですが、次の公演はヒゲのないまっつに会えるんでしょーか。
てゆーかいつまで『ぶつ森』やってんですかね、あたしゃ。もう3年? 毎日15分、ちんたら続けています。すでに日課ですな。
あっちゅー間に1年経ったなあ。
去年の今ごろは絶賛『舞姫』中で、相沢くん相沢くん言ってたんですよねえ。
前日が『舞姫』バウ楽で、めずらしく出待ちなんかして、ナマの黒髪まっつを人混みの後ろから眺めることが出来て、ほくほくしていたんだわ。
まっつの記念日を、自分的にも特別にしたくて、去年はまっつまっつな思い出になりそーなものでも買い物できないかしら、と街を彷徨っておりましたが、今年は家に閉じこもってまっつグッズ作りをしておりました。
ヲタクなのでグッズが大好きなのです。そして、歌劇団様がまっつのグッズを売ってくれないので、自分で作るしかないのです(笑)。
無事にまっつストラップの最新作を完成させました。まっつの**回目のお誕生日に完成したストラップ、と自分のための記念品(笑)。
あとはまっつ時計PART.2も実は制作予定だったりするので、その準備にも余念なく……。
今回の花組公演『Red Hot Sea』時の、まっつの髪型がすげー好みで好みで、毎回「どうしよう!!」とうろたえておりました。
まっつっていうと、いつも髪の毛はきっちり固めているイメージで、長めの髪をラフに揺らしている、というのがものごっつー新鮮でした。
千秋楽は木ノ実さんとふたりで花の道から出をギャラリーしたんだけど、ナマのまっつがまた、ほんっと、好みど真ん中の髪型してて。
ほら、普段ナマのまっつ見たことないから、たまに目にするとテンション上がるんですよ(笑)。
ねえねえ、あの人マジかっこよくないっすか? イケメンぢゃないっすか?
……えーとわたし、舞台でのまっつにはいつもきゃーきゃーですが、素のまっつはふつーに女の子に見えるんで、「男役」としてときめくことはあんましなかったんですが……今回はキたなー、ど真ん中に、グサっと。
真っ赤なスポーツカーを自分で運転して去っていくところも、すげーオトコマエで。
花の道の上から、という適度な距離がドリームを余計に盛り上げたのかもしれない(笑)。
お誕生日が近いことはわかっていたので、そのときに「**歳のまっつを見るのはこれで最後なんだわー。次に見るまっつは**歳なんだわー」と思って眺めておりました。や、なにに感慨深くなるやら。
そーゆーわけで『Red Hot Sea』のまっつは大変好みではありましたが。
じつは、名場面「引き潮」のビジュアルがいちばん微妙だと思ってました……。
小さなまっつが裸足で踊っていることは、べつにいいんです。スタイル抜群のゆーひさんの引き立て役になっているんだろーなー、てことも、べつにいいんです。
なんであんなに、メルヘェンな衣装着てるんですか?
あの場面、ゆーひ、まっつ、みつる、と、それぞれデザインのチガウ衣装を着ています。
三者三様、特徴があります。
もちろん、この場面の主役であるゆーひくんがいちばん豪華というか、「いい」衣装を着ています。
そうじゃなくて、豪華とか主役らしいいい衣装だとかゆー意味じゃなくて、まっつの衣装、アレはないやろと、思ってます。
ゆーひくんはブラウスにベストです。腰にはサッシュベルト。
みつるは、シャツにジャケット。
そして、まっつは。
チュニックに、ボレロ。
腰丈のチュニックに、ショートボレロっすよ。
どこのかわいこちゃんルックだ?!
7人のこびとさんとかがしていい服装ですよ。メルヘン世界の住人ならしていい服装ですよ。背中に透明な羽根があってもおかしくない服装ですよ。
大人の男がしていい格好ぢゃないだろお??
草野よ……何故まっつに、この衣装?
いちばん大人っぽい服装がみつるで、まっつが妖精さん?
10代の少年ぶって無邪気に笑うまっつと、このメルヘン衣装のコンボが、なかなかの破壊力です。
フェアリーなまっつ……コロボックルなまっつ……あああまっつまっつまっつ……。
それでも、その微妙な彼から目が離せないんですがね……。
東宝でも、同じ髪型でいてくれるのかなあ。
いやその、東宝まではそうそう行けませんがね。
まっつの新しい1年が、役者としてひとりの人間として、実り多くありますように。
おめでとう、まっつ。
今年もまた、まっつ村のアズくんはフルメタルさんにお祝いしてもらいました。
アズくんはただいまアラビア・コスプレ中。……いい加減ヒゲを取りたいんですが、次の公演はヒゲのないまっつに会えるんでしょーか。
てゆーかいつまで『ぶつ森』やってんですかね、あたしゃ。もう3年? 毎日15分、ちんたら続けています。すでに日課ですな。
あっちゅー間に1年経ったなあ。
去年の今ごろは絶賛『舞姫』中で、相沢くん相沢くん言ってたんですよねえ。
前日が『舞姫』バウ楽で、めずらしく出待ちなんかして、ナマの黒髪まっつを人混みの後ろから眺めることが出来て、ほくほくしていたんだわ。
まっつの記念日を、自分的にも特別にしたくて、去年はまっつまっつな思い出になりそーなものでも買い物できないかしら、と街を彷徨っておりましたが、今年は家に閉じこもってまっつグッズ作りをしておりました。
ヲタクなのでグッズが大好きなのです。そして、歌劇団様がまっつのグッズを売ってくれないので、自分で作るしかないのです(笑)。
無事にまっつストラップの最新作を完成させました。まっつの**回目のお誕生日に完成したストラップ、と自分のための記念品(笑)。
あとはまっつ時計PART.2も実は制作予定だったりするので、その準備にも余念なく……。
今回の花組公演『Red Hot Sea』時の、まっつの髪型がすげー好みで好みで、毎回「どうしよう!!」とうろたえておりました。
まっつっていうと、いつも髪の毛はきっちり固めているイメージで、長めの髪をラフに揺らしている、というのがものごっつー新鮮でした。
千秋楽は木ノ実さんとふたりで花の道から出をギャラリーしたんだけど、ナマのまっつがまた、ほんっと、好みど真ん中の髪型してて。
ほら、普段ナマのまっつ見たことないから、たまに目にするとテンション上がるんですよ(笑)。
ねえねえ、あの人マジかっこよくないっすか? イケメンぢゃないっすか?
……えーとわたし、舞台でのまっつにはいつもきゃーきゃーですが、素のまっつはふつーに女の子に見えるんで、「男役」としてときめくことはあんましなかったんですが……今回はキたなー、ど真ん中に、グサっと。
真っ赤なスポーツカーを自分で運転して去っていくところも、すげーオトコマエで。
花の道の上から、という適度な距離がドリームを余計に盛り上げたのかもしれない(笑)。
お誕生日が近いことはわかっていたので、そのときに「**歳のまっつを見るのはこれで最後なんだわー。次に見るまっつは**歳なんだわー」と思って眺めておりました。や、なにに感慨深くなるやら。
そーゆーわけで『Red Hot Sea』のまっつは大変好みではありましたが。
じつは、名場面「引き潮」のビジュアルがいちばん微妙だと思ってました……。
小さなまっつが裸足で踊っていることは、べつにいいんです。スタイル抜群のゆーひさんの引き立て役になっているんだろーなー、てことも、べつにいいんです。
なんであんなに、メルヘェンな衣装着てるんですか?
あの場面、ゆーひ、まっつ、みつる、と、それぞれデザインのチガウ衣装を着ています。
三者三様、特徴があります。
もちろん、この場面の主役であるゆーひくんがいちばん豪華というか、「いい」衣装を着ています。
そうじゃなくて、豪華とか主役らしいいい衣装だとかゆー意味じゃなくて、まっつの衣装、アレはないやろと、思ってます。
ゆーひくんはブラウスにベストです。腰にはサッシュベルト。
みつるは、シャツにジャケット。
そして、まっつは。
チュニックに、ボレロ。
腰丈のチュニックに、ショートボレロっすよ。
どこのかわいこちゃんルックだ?!
7人のこびとさんとかがしていい服装ですよ。メルヘン世界の住人ならしていい服装ですよ。背中に透明な羽根があってもおかしくない服装ですよ。
大人の男がしていい格好ぢゃないだろお??
草野よ……何故まっつに、この衣装?
いちばん大人っぽい服装がみつるで、まっつが妖精さん?
10代の少年ぶって無邪気に笑うまっつと、このメルヘン衣装のコンボが、なかなかの破壊力です。
フェアリーなまっつ……コロボックルなまっつ……あああまっつまっつまっつ……。
それでも、その微妙な彼から目が離せないんですがね……。
東宝でも、同じ髪型でいてくれるのかなあ。
いやその、東宝まではそうそう行けませんがね。
まっつの新しい1年が、役者としてひとりの人間として、実り多くありますように。
おめでとう、まっつ。
この世界に別れがあることは、わかっているけれど。
2008年6月27日 タカラヅカ GO アカツキは、男役をやめて、どう生きるつもりなのでしょうか?
天職でしょう?
神から「キミは宝塚歌劇団に入って男役になりなさい」と告げられて、生まれてきた人でしょう?
チガウんですか?
違いませんよね?
あまりにも、想像を超える出来事が突きつけられ、混乱しています。
だってGOくん、まだ研6だよ? 中卒だから23とかだよね?
彼の長いタカラヅカ人生は、まだはじまったばかりだろお??
初舞台から、ロケットセンターでのものすげー笑顔が話題になった彼。
いついかなるときも、エロい大人の男として存在しようとしていた、漢らしい姿。
フェアリーとかジャニーズ系とか美少年とか、若い男役が未熟さの言い訳に目指すものには見向きもせず、独自の道を行く姿がかっこよかった。
お茶会だかお茶のみ会だかでの、武勇伝も聞いたよ。「GO茶会、参加してみてえ……!」と心から思わせるオトコマエさだった。
なんというか、GOにはいつも「タカラヅカであることを愉しんでいる」「男役であることを愉しんでいる」イメージがあって、それがとても好きだったんだ。
わたしが愛する架空の花園で、当たり前のようにくつろいで呼吸する存在として、そのドリームごと愛していた。
なんで辞めるとか言うの?
こここそキミのいるべき場所じゃん。神様がキミを選んだんだよ。
実はほんとーに男だった、とかゆーなら「仕方ないな、ヅカは女の子しかダメなんだもんな」とあきらめもつくけれど。
……と、思ってしまうくらい、彼はわたしの「タカラヅカ」というドリームの大切な住人だった。
なんか自分でもおどろくほどショックだ。
GOの選んだ決断ならば仕方ないと思うし、未来に祝福を送るけれど、それとは別にかなしくて寂しくてならない。
剣崎くんはやはり、退団だったのか……。
次回公演の出演者に名前がなかったので、危惧していた。
まだ研3、92期生だ。
文化祭ではその美貌で目立ちまくっていたんだよ。壮くんと天海を足して2で割ったような顔立ちでさ。背が高くて、声もよくて。お芝居では悪役で、かっこよかったよ。
音楽学校時代にあんなに美しくて華があった子が、入団してからはどんどん横に大きくなっちゃって、当時の美貌がずいぶん遠くなってしまった。
若いから仕方ない、新公卒業するまでには顔立ちも変わってくるだろうと、葉陰の果実が実るのを待つよーに、こっそり楽しみにしていたんだ。
わたしなんかが計り知れない事情があるのだろうけれど、剣崎くんも、他の退団する子たちも、集合日退団は寂しい。ただ、寂しい。
彼らの人生に幸あれと祈るばかりだ。
この世界に別れがあることは、わかっているけれど。
だからこそ、充実した人生を掴み取って欲しいと思う。
花園を巣立っていったあとも。
シナちゃんとらぎくんに至っては。
アタマが現実逃避して、ナニも考えられません。
彼らの舞台を見られるのは、次で最後なんですか?
マジですか?
天職でしょう?
神から「キミは宝塚歌劇団に入って男役になりなさい」と告げられて、生まれてきた人でしょう?
チガウんですか?
違いませんよね?
2008/06/26公式より
宙組 退団者のお知らせ
(宙組)
暁 郷
2008年7月27日(宙組 宝塚バウホール公演千秋楽)付で退団
あまりにも、想像を超える出来事が突きつけられ、混乱しています。
だってGOくん、まだ研6だよ? 中卒だから23とかだよね?
彼の長いタカラヅカ人生は、まだはじまったばかりだろお??
初舞台から、ロケットセンターでのものすげー笑顔が話題になった彼。
いついかなるときも、エロい大人の男として存在しようとしていた、漢らしい姿。
フェアリーとかジャニーズ系とか美少年とか、若い男役が未熟さの言い訳に目指すものには見向きもせず、独自の道を行く姿がかっこよかった。
お茶会だかお茶のみ会だかでの、武勇伝も聞いたよ。「GO茶会、参加してみてえ……!」と心から思わせるオトコマエさだった。
なんというか、GOにはいつも「タカラヅカであることを愉しんでいる」「男役であることを愉しんでいる」イメージがあって、それがとても好きだったんだ。
わたしが愛する架空の花園で、当たり前のようにくつろいで呼吸する存在として、そのドリームごと愛していた。
なんで辞めるとか言うの?
こここそキミのいるべき場所じゃん。神様がキミを選んだんだよ。
実はほんとーに男だった、とかゆーなら「仕方ないな、ヅカは女の子しかダメなんだもんな」とあきらめもつくけれど。
……と、思ってしまうくらい、彼はわたしの「タカラヅカ」というドリームの大切な住人だった。
なんか自分でもおどろくほどショックだ。
GOの選んだ決断ならば仕方ないと思うし、未来に祝福を送るけれど、それとは別にかなしくて寂しくてならない。
2008/06/26公式より
雪組 退団者のお知らせ
(雪組)
山科 愛
柊 巴
2008年11月16日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
聖河 椋
剣崎裕歌
貴月美礼
舞遠きあら
2008年6月26日付で退団
剣崎くんはやはり、退団だったのか……。
次回公演の出演者に名前がなかったので、危惧していた。
まだ研3、92期生だ。
文化祭ではその美貌で目立ちまくっていたんだよ。壮くんと天海を足して2で割ったような顔立ちでさ。背が高くて、声もよくて。お芝居では悪役で、かっこよかったよ。
音楽学校時代にあんなに美しくて華があった子が、入団してからはどんどん横に大きくなっちゃって、当時の美貌がずいぶん遠くなってしまった。
若いから仕方ない、新公卒業するまでには顔立ちも変わってくるだろうと、葉陰の果実が実るのを待つよーに、こっそり楽しみにしていたんだ。
わたしなんかが計り知れない事情があるのだろうけれど、剣崎くんも、他の退団する子たちも、集合日退団は寂しい。ただ、寂しい。
彼らの人生に幸あれと祈るばかりだ。
この世界に別れがあることは、わかっているけれど。
だからこそ、充実した人生を掴み取って欲しいと思う。
花園を巣立っていったあとも。
シナちゃんとらぎくんに至っては。
アタマが現実逃避して、ナニも考えられません。
彼らの舞台を見られるのは、次で最後なんですか?
マジですか?
浮気は文化、ときめきはキラメキ。@Red Hot Sea
2008年6月28日 タカラヅカ 公演終わって2週間、それでもまだ語る、『愛と死のアラビア』『Red Hot Sea』。
あれはいつのことだったかな。
最前列のいつもの場所……1列目1番に坐ったときのこと。
上手の人はすげー遠いが(芝居のまっつのことだ!)、なにしろ最前列、出演者が近くてたのしい。
最初っから、エジプトきらきら衣装のみわさんがせり上がってくるし!
かぶり物ナシのダンディ・イブラヒム@ゆーひさんは触れそうなとこでずーーっと立っていてくれるし!!
ショーでもアミーゴな白スーツ凸凹トリオは花道でポーズ決めてくれるし。
灯台に手をついて立つゆーひさんにいちばん近いし。
黒燕尾でシャウトするまっつが近い……が、それ以上に顔芸濃すぎてこわい、くまちゃん&ハルちゃんが目の前過ぎてびびるし(笑)。
銀橋に向かうまっつがあたしに向かってまっしぐらにやってくるよーな、イタイ錯覚に浸れるし。
とにかく楽しすぎる席だった。
唯一つらいのは、花道のみおさんもすげー近くて、客席アピールが凄すぎること……ううむ……。
それはさておき。
この席に坐ったときに、感動して、ひとり打ち震えたことは。
男役・愛音羽麗にウインク喰らったこと。
ショー『Red Hot Sea』ではあの人、妖精さんじゃないですか。すっげーかわいいし、妖精さんは妖精さんでダイスキだけど、わたしとしては、「男役・愛音羽麗」でないことが残念でもあったのよ。
ダンスが人一倍アレであろーと関係なく、キメキメに決めてネトネトに濃く、ギラギラに目線流して絨毯爆撃していく、「花組男みわっち」を愛でてこそ、「花組を見たわー」という気持ちになるのよ。
なのに今回は、ソレがない。のぞめない。
唯一みわっちが役を離れ、「愛音羽麗」として存在するのは中詰めの壮くんと交差する銀橋ソロと、フィナーレのパレードのみ。パレードは今回変則的で、ろくに目線爆撃しているヒマがない。
つまり、中詰めの銀橋1回しかないんだ。みわさんがみわさんらしく、ギラギラしてるのって。
しょぼんだわ。
……と、思っていたら。
その、短い見せ場で。唯一の場面で。
みわさんは、ギラギラでしたとも!!
妖精さんの面影もなく(笑)、すげーテンションでぶっとばすみわさんに、わたしはひとり大ウケしておりました。
わたしが喜んでるのが、銀橋歩きながらわかったんだろうね、なにしろ彼、目線絨毯爆撃中だから、客の反応見えてるだろうし。
目が合った、次の瞬間、ウインク来たーーっっ!!
濃いの。
ものごっつー、濃いの、ソレがまたっっ。
愛音羽麗ここにあり!!
あんな短い場面で、見せ場で、それでもコレだけ「仕事」をしていく姿に、心から感動しました。心がふるふる震えました。
ああもー、みわっちダイスキだ〜〜、どーしよー。
わたしにまっつがいなければ(笑)、みわさんにオトされて帰ったかもなあ……すげえな、愛音羽麗……。
1階1列目端にはこの公演期間中2回坐ったのだけど、2回ともみわさんはぎらぎらでした。
そして、ちゃんと釣った相手にウインクしている。
2回目に坐ったときはわたし、とにかくまっつガン見していて(笑)他の人にはあまり神経が行ってなかったの。そしたらみわさんはけっこーふつーにわたしの上を視線流して、どこか別のところへウインクしてた。
おお、あの目線の先に、今回の獲物がいたのねー、と、感慨深く眺めた。
余裕だよな、愛音羽麗。
大物だよな、愛音羽麗。
日々こうやってファン増やしてるんだわー、もー、ニクいわー。
また、この1列目1番席は、アーサー席でもありました。
アーサー目の前率高っ。
てゆーか、パレードのときの歌手!!
ところで今回、アーサーがかっこよくて美しくてとまどっています。
『エンカレッジコンサート』で美声を披露しつつも表情硬直、歌声で表現しようとしているものと本人とのギャップの大きさに大ウケして以来、ずーーっと気にかけて眺めている男の子。
歌手として抜擢されたりしているわりに、表情はいつも硬直、歌声の押し出しの良さと反比例。なにをしていても無表情。あるいはマリオネットのようにハンドル操作でぱかっと笑顔になる、ような不自然な笑顔を貼り付かせる。
その技術と不器用さがツボではあったんだけど。ネタとしてたのしく眺めてきたんだけど。
あ、あれ?
なんかアーサー、すごくきれーに笑ってない?
ロケットセンターでまぶしい笑顔を浮かべている彼は、思わず二度見しちゃうくらい、きれーに笑っています。
なんつーの、すごく「きれい」な笑顔なの。「見せる」ための笑顔だと理解している顔っていうか。
ショースターとして笑っている。
その笑顔のきれいさに、びっくり。
えええ。
あれってアーサーだよね? アーサーなのに、なんかすごいきれーだぞ?
隣が輝良まさとだからか?(ナニ気に失礼発言)
アーサーなのに、いい笑顔だぞ?
隣が輝良まさとだからか?(だから失礼だってば)
いやその、輝良まさとくんはオトコマエだからこそ、女装はキツいものがあり、アーサーだって『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』新公で「楽園のオカマの歌手」を無表情にめちゃくちゃ恐く演じて、客席をざわめかせたぢゃないですか。
あの無表情オカマっぷりが脳裏に焼き付いている者からすりゃー、ありえないほどのきれーなキラキラの笑顔で。
どーしたんだ、煌雅あさひ?!
日々のロケットのスターぶりで十分びびっていたのに。
1列1番に坐ると、最後のジーンズ・パレードでアーサーが目の前なんですよ!
パレードのWトリオの歌手なんですよ、アーサー。下手花道で歌ってるんですよ!
今回のパレードは変則的で、全員デニム尽くしだしシャンシャン持ってないし、パレードのお約束「Wトリオの歌手」がトリオじゃないの。
男女ふたりのデュオになってる。しかも、スタンドマイクぢゃない。ふつーに手にマイク持ってる。
ジーンズ姿で手にマイク持って歌ってるの。
振付がちゃんとついているとはごめん、思えない。勝手に音楽に乗って踊っている、感じ。
マイク持って、腰振って、軽くアクション決めて。
どこの90年代アイドルですか?!
音楽番組のジャニタレ系です、アーサー。
ノリノリで踊ってます。歌ってます。
また、表情が、良く動くのだわ。
テレビアイドルっぽく。
あまりの彼の変わりぶりに仰天したわたしがぼーっと眺めていると、にこっと笑うんですよ!! アーサーなのに!
そしてそのまま、目を見つめたまま、微笑んで歌い続けるんですよ!! アーサーなのに!
どどどどーしよー!! アーサーなのにかっこいーー!!
わたしにまっつがいなければ(笑)、アーサーにオトされて帰ったかもなあ……すげえな、煌雅あさひ……。
2回目に1列1番に坐ったときは、見つめたら見つめ返してくれる人なんだとわかってしまったから、恥ずかしくて、アーサーを見られませんでした。
ナニ意識してんのよあたし?! アーサーなのに!!(しつこい)
はああ。
まっつまっつまっつ。
最後につぶやいてみる(笑)。
あれはいつのことだったかな。
最前列のいつもの場所……1列目1番に坐ったときのこと。
上手の人はすげー遠いが(芝居のまっつのことだ!)、なにしろ最前列、出演者が近くてたのしい。
最初っから、エジプトきらきら衣装のみわさんがせり上がってくるし!
かぶり物ナシのダンディ・イブラヒム@ゆーひさんは触れそうなとこでずーーっと立っていてくれるし!!
ショーでもアミーゴな白スーツ凸凹トリオは花道でポーズ決めてくれるし。
灯台に手をついて立つゆーひさんにいちばん近いし。
黒燕尾でシャウトするまっつが近い……が、それ以上に顔芸濃すぎてこわい、くまちゃん&ハルちゃんが目の前過ぎてびびるし(笑)。
銀橋に向かうまっつがあたしに向かってまっしぐらにやってくるよーな、イタイ錯覚に浸れるし。
とにかく楽しすぎる席だった。
唯一つらいのは、花道のみおさんもすげー近くて、客席アピールが凄すぎること……ううむ……。
それはさておき。
この席に坐ったときに、感動して、ひとり打ち震えたことは。
男役・愛音羽麗にウインク喰らったこと。
ショー『Red Hot Sea』ではあの人、妖精さんじゃないですか。すっげーかわいいし、妖精さんは妖精さんでダイスキだけど、わたしとしては、「男役・愛音羽麗」でないことが残念でもあったのよ。
ダンスが人一倍アレであろーと関係なく、キメキメに決めてネトネトに濃く、ギラギラに目線流して絨毯爆撃していく、「花組男みわっち」を愛でてこそ、「花組を見たわー」という気持ちになるのよ。
なのに今回は、ソレがない。のぞめない。
唯一みわっちが役を離れ、「愛音羽麗」として存在するのは中詰めの壮くんと交差する銀橋ソロと、フィナーレのパレードのみ。パレードは今回変則的で、ろくに目線爆撃しているヒマがない。
つまり、中詰めの銀橋1回しかないんだ。みわさんがみわさんらしく、ギラギラしてるのって。
しょぼんだわ。
……と、思っていたら。
その、短い見せ場で。唯一の場面で。
みわさんは、ギラギラでしたとも!!
妖精さんの面影もなく(笑)、すげーテンションでぶっとばすみわさんに、わたしはひとり大ウケしておりました。
わたしが喜んでるのが、銀橋歩きながらわかったんだろうね、なにしろ彼、目線絨毯爆撃中だから、客の反応見えてるだろうし。
目が合った、次の瞬間、ウインク来たーーっっ!!
濃いの。
ものごっつー、濃いの、ソレがまたっっ。
愛音羽麗ここにあり!!
あんな短い場面で、見せ場で、それでもコレだけ「仕事」をしていく姿に、心から感動しました。心がふるふる震えました。
ああもー、みわっちダイスキだ〜〜、どーしよー。
わたしにまっつがいなければ(笑)、みわさんにオトされて帰ったかもなあ……すげえな、愛音羽麗……。
1階1列目端にはこの公演期間中2回坐ったのだけど、2回ともみわさんはぎらぎらでした。
そして、ちゃんと釣った相手にウインクしている。
2回目に坐ったときはわたし、とにかくまっつガン見していて(笑)他の人にはあまり神経が行ってなかったの。そしたらみわさんはけっこーふつーにわたしの上を視線流して、どこか別のところへウインクしてた。
おお、あの目線の先に、今回の獲物がいたのねー、と、感慨深く眺めた。
余裕だよな、愛音羽麗。
大物だよな、愛音羽麗。
日々こうやってファン増やしてるんだわー、もー、ニクいわー。
また、この1列目1番席は、アーサー席でもありました。
アーサー目の前率高っ。
てゆーか、パレードのときの歌手!!
ところで今回、アーサーがかっこよくて美しくてとまどっています。
『エンカレッジコンサート』で美声を披露しつつも表情硬直、歌声で表現しようとしているものと本人とのギャップの大きさに大ウケして以来、ずーーっと気にかけて眺めている男の子。
歌手として抜擢されたりしているわりに、表情はいつも硬直、歌声の押し出しの良さと反比例。なにをしていても無表情。あるいはマリオネットのようにハンドル操作でぱかっと笑顔になる、ような不自然な笑顔を貼り付かせる。
その技術と不器用さがツボではあったんだけど。ネタとしてたのしく眺めてきたんだけど。
あ、あれ?
なんかアーサー、すごくきれーに笑ってない?
ロケットセンターでまぶしい笑顔を浮かべている彼は、思わず二度見しちゃうくらい、きれーに笑っています。
なんつーの、すごく「きれい」な笑顔なの。「見せる」ための笑顔だと理解している顔っていうか。
ショースターとして笑っている。
その笑顔のきれいさに、びっくり。
えええ。
あれってアーサーだよね? アーサーなのに、なんかすごいきれーだぞ?
隣が輝良まさとだからか?(ナニ気に失礼発言)
アーサーなのに、いい笑顔だぞ?
隣が輝良まさとだからか?(だから失礼だってば)
いやその、輝良まさとくんはオトコマエだからこそ、女装はキツいものがあり、アーサーだって『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』新公で「楽園のオカマの歌手」を無表情にめちゃくちゃ恐く演じて、客席をざわめかせたぢゃないですか。
あの無表情オカマっぷりが脳裏に焼き付いている者からすりゃー、ありえないほどのきれーなキラキラの笑顔で。
どーしたんだ、煌雅あさひ?!
日々のロケットのスターぶりで十分びびっていたのに。
1列1番に坐ると、最後のジーンズ・パレードでアーサーが目の前なんですよ!
パレードのWトリオの歌手なんですよ、アーサー。下手花道で歌ってるんですよ!
今回のパレードは変則的で、全員デニム尽くしだしシャンシャン持ってないし、パレードのお約束「Wトリオの歌手」がトリオじゃないの。
男女ふたりのデュオになってる。しかも、スタンドマイクぢゃない。ふつーに手にマイク持ってる。
ジーンズ姿で手にマイク持って歌ってるの。
振付がちゃんとついているとはごめん、思えない。勝手に音楽に乗って踊っている、感じ。
マイク持って、腰振って、軽くアクション決めて。
どこの90年代アイドルですか?!
音楽番組のジャニタレ系です、アーサー。
ノリノリで踊ってます。歌ってます。
また、表情が、良く動くのだわ。
テレビアイドルっぽく。
あまりの彼の変わりぶりに仰天したわたしがぼーっと眺めていると、にこっと笑うんですよ!! アーサーなのに!
そしてそのまま、目を見つめたまま、微笑んで歌い続けるんですよ!! アーサーなのに!
どどどどーしよー!! アーサーなのにかっこいーー!!
わたしにまっつがいなければ(笑)、アーサーにオトされて帰ったかもなあ……すげえな、煌雅あさひ……。
2回目に1列1番に坐ったときは、見つめたら見つめ返してくれる人なんだとわかってしまったから、恥ずかしくて、アーサーを見られませんでした。
ナニ意識してんのよあたし?! アーサーなのに!!(しつこい)
はああ。
まっつまっつまっつ。
最後につぶやいてみる(笑)。
だから、夢を見る。@Red Hot Sea
2008年6月29日 タカラヅカ タカラジェンヌはフェアリーであり、彼らに勝手に夢を見るのがヅカファンやってる醍醐味だと思っている。
わたしは彼らがどんな人なのか、生身の人間としての姿は知らないし、知りようがない。舞台上の姿を眺め、勝手にイメージを描いているだけのこと。
真実ではない。わたしが見たいように見ている、感じたいように感じている、それだけのこと。
それをわかったうえで。
ええ、わたしは彼に夢を見ている。
夕霧らい、ムカつく(笑)。
今回、『Red Hot Sea』でもお、心から、ムカついた(笑)。
こいつ絶対、自分をかっこいいと思ってる。イケメンだと思ってる。
自分がかっこいいと思って、自信満々にかっこつけてやがんの。
フィナーレのパレードののち、幕が閉まるまでのわずかな間、らいらいは灯台の中に入って、ポーズ取ってます。
片手を高く上げて灯台に付き、腰をこうくいっとひねって、もう片手を腰に置いて、どこを見るでもなくうっとりしていやがります。
どこのナルシスト様? ネオロマ系のタカビーキャラですか?
なんなのそのお高い風情は。
かっこよすぎて、ムカつく(笑)。
なんかね、すべてお見通しみたいで。
そーよ、アンタがイケメンなのもすげーかっこいいのも事実だよっ、でもだからって、なによその態度。そのかっこいいと思ってかっこつけてるとこが腹立つのよーっ、ドキドキするぢゃないのお〜〜、冗談ぢゃないわよお〜〜。
はい。
ただのドリームです。ほんとーの夕霧氏がナニ思って腰ひねってるのか、夕霧氏がどんな人かなのか、わたしにわかるはずもございません。
だけどわたしには、とてつもなく、魅力的なドリームです。
カンチガイスレスレの高慢チキ男にときめく、とゆープレイですよ!(プレイ言うな)
それにしてもパレードのときのらいがかっこいいんだわ。好みド真中なんだわ。あのラフにばさばさした髪型が、超好み!
もともとらいらいはわたしの好みの顔なのよ。好みの男が好みの髪型でかっこつけてるのよ。あーもー、かっこよくてムカつくわ〜〜。なによ、「アタリマエ」って顔ですましちゃってさ。なによなによ。……うおおお。
例の1列目1番に坐ったとき、らいらいが集中攻撃してくれてね。幕が降りる直前までずーーっとわたしをかまっていてくれて。目線ははずせないわ、笑顔とウインクがんがん来るわ、もー、もー、どうしようかと。
べ、べつにアンタを見てたんぢゃないからねっ。席が端っこすぎてまっつが見えないから、それで仕方なくアンタを見てたんだからねっ。カンチガイしないでよね!! ……と、ツンデレぶってみることもできないくらい、わたしはミもフタもなく、恥ずかしいほど大喜びしていたのだろーと思う……。
その昔、ハーレクイン・ロマンスにハマッていた友人が、内容を教えてくれたことを、思い出す。
まだ未読の新刊を手に、「この本のストーリーを教えてあげる、読まなくてもわかるから。女が男に最初に出会ったとき、こう思うの、『なんて失礼な男!!』」って。
最初は、相手にムカつくこと。
これがハーレクインの鉄則。相手が西部の大金持ちかアラブの富豪か大会社の社長か敏腕映画監督か、肩書きがチガウだけで、ストーリーの流れは全部同じ。
ムカつくこと。
それこそが、恋の予感。
らいらいを見ていると、「ああ、コレか」と思う。らいらいに対して「きぃ〜〜っ☆」とか「ムカつく〜〜♪」と思うのは、ときめきの裏返しだ。
らいには、「悪い男ドリーム」が炸裂する。
惹かれちゃいけない、アイツは悪い男、愛したら絶対不幸になる……そう思いつつもずっぽりハマっていく昼メロ的ドリーム。
100の涙に暮れながら、1の微笑みに至福を味わう人生。
なにしろジェンヌはたくさんいるから、好きにいろんなドリームを描けていいわあ。
「あのジェンヌさんって絶対いい人だよね」とか決めつけるのと同じノリで、「あの子性格悪そう〜〜。萌え〜〜」とか勝手にドリーム。
芝居で「黒い役」「悪役」が「オイシイ役」と呼ばれるのと同じ、勝手に悪い男ドリームでドキドキ。
あー、らいらいはイイよなあ。
……しかし、アーサーには見つめられたら恥ずかしくて正視できないのに、らいは平気なんだな。あ、みわさんもだ。
わたしにとってみわさんとらいは同じカテゴリ? でもってアーサーはまっつ系なのか。
や、わたしがいつも臆面なくまっつガン見出来るのは、彼がぜんぜん目線をくれないからです。まっつがみわっちや、らいみたく、ガンガン一本釣りする人なら、びびってガン見できてません(笑)。
わたしは彼らがどんな人なのか、生身の人間としての姿は知らないし、知りようがない。舞台上の姿を眺め、勝手にイメージを描いているだけのこと。
真実ではない。わたしが見たいように見ている、感じたいように感じている、それだけのこと。
それをわかったうえで。
ええ、わたしは彼に夢を見ている。
夕霧らい、ムカつく(笑)。
今回、『Red Hot Sea』でもお、心から、ムカついた(笑)。
こいつ絶対、自分をかっこいいと思ってる。イケメンだと思ってる。
自分がかっこいいと思って、自信満々にかっこつけてやがんの。
フィナーレのパレードののち、幕が閉まるまでのわずかな間、らいらいは灯台の中に入って、ポーズ取ってます。
片手を高く上げて灯台に付き、腰をこうくいっとひねって、もう片手を腰に置いて、どこを見るでもなくうっとりしていやがります。
どこのナルシスト様? ネオロマ系のタカビーキャラですか?
なんなのそのお高い風情は。
かっこよすぎて、ムカつく(笑)。
なんかね、すべてお見通しみたいで。
そーよ、アンタがイケメンなのもすげーかっこいいのも事実だよっ、でもだからって、なによその態度。そのかっこいいと思ってかっこつけてるとこが腹立つのよーっ、ドキドキするぢゃないのお〜〜、冗談ぢゃないわよお〜〜。
はい。
ただのドリームです。ほんとーの夕霧氏がナニ思って腰ひねってるのか、夕霧氏がどんな人かなのか、わたしにわかるはずもございません。
だけどわたしには、とてつもなく、魅力的なドリームです。
カンチガイスレスレの高慢チキ男にときめく、とゆープレイですよ!(プレイ言うな)
それにしてもパレードのときのらいがかっこいいんだわ。好みド真中なんだわ。あのラフにばさばさした髪型が、超好み!
もともとらいらいはわたしの好みの顔なのよ。好みの男が好みの髪型でかっこつけてるのよ。あーもー、かっこよくてムカつくわ〜〜。なによ、「アタリマエ」って顔ですましちゃってさ。なによなによ。……うおおお。
例の1列目1番に坐ったとき、らいらいが集中攻撃してくれてね。幕が降りる直前までずーーっとわたしをかまっていてくれて。目線ははずせないわ、笑顔とウインクがんがん来るわ、もー、もー、どうしようかと。
べ、べつにアンタを見てたんぢゃないからねっ。席が端っこすぎてまっつが見えないから、それで仕方なくアンタを見てたんだからねっ。カンチガイしないでよね!! ……と、ツンデレぶってみることもできないくらい、わたしはミもフタもなく、恥ずかしいほど大喜びしていたのだろーと思う……。
その昔、ハーレクイン・ロマンスにハマッていた友人が、内容を教えてくれたことを、思い出す。
まだ未読の新刊を手に、「この本のストーリーを教えてあげる、読まなくてもわかるから。女が男に最初に出会ったとき、こう思うの、『なんて失礼な男!!』」って。
最初は、相手にムカつくこと。
これがハーレクインの鉄則。相手が西部の大金持ちかアラブの富豪か大会社の社長か敏腕映画監督か、肩書きがチガウだけで、ストーリーの流れは全部同じ。
ムカつくこと。
それこそが、恋の予感。
らいらいを見ていると、「ああ、コレか」と思う。らいらいに対して「きぃ〜〜っ☆」とか「ムカつく〜〜♪」と思うのは、ときめきの裏返しだ。
らいには、「悪い男ドリーム」が炸裂する。
惹かれちゃいけない、アイツは悪い男、愛したら絶対不幸になる……そう思いつつもずっぽりハマっていく昼メロ的ドリーム。
100の涙に暮れながら、1の微笑みに至福を味わう人生。
なにしろジェンヌはたくさんいるから、好きにいろんなドリームを描けていいわあ。
「あのジェンヌさんって絶対いい人だよね」とか決めつけるのと同じノリで、「あの子性格悪そう〜〜。萌え〜〜」とか勝手にドリーム。
芝居で「黒い役」「悪役」が「オイシイ役」と呼ばれるのと同じ、勝手に悪い男ドリームでドキドキ。
あー、らいらいはイイよなあ。
……しかし、アーサーには見つめられたら恥ずかしくて正視できないのに、らいは平気なんだな。あ、みわさんもだ。
わたしにとってみわさんとらいは同じカテゴリ? でもってアーサーはまっつ系なのか。
や、わたしがいつも臆面なくまっつガン見出来るのは、彼がぜんぜん目線をくれないからです。まっつがみわっちや、らいみたく、ガンガン一本釣りする人なら、びびってガン見できてません(笑)。
視界固定してちゃダメだよな。@Red Hot Sea
2008年6月30日 タカラヅカ マメ、しゅん様、らいらい、まぁくんは探さなくても目に入ります。
極彩色で被り物基本で大勢がわさわさしている落ち着きのない、この『Red Hot Sea』にて。
マメはいつもいい顔で踊っているし、さおたさんの代役で借りてきた猫みたいに踊っていたしゅん様も、慣れてきたのかときどき挑発的な表情でうっとり踊っていたりして素敵です。らいらいは顔が好みなので技術うんぬんより目に入るし、まぁくんはときどき「うわ、この子かわいい」と息を飲む瞬間があります。
その反動なのかどーなのか、今回あまりめぐむが目に入らなかったような……。
nanakoさんが「幽霊船のめぐむが、たかこさんのようだった」などと、ものすげー発言をしたときは、「和央ようかさんですか?! よりによって和央ようか??」と、つい大きな声で連呼してしまいましたさ……。
扇めぐむが和央ようかに見えるなんてあーた、すげーこと言いますね(笑)。
それほどかっこいいなら、ぜひ見ておかなければっ、と、まっつ限定視界を無理に広げて、めぐむ氏を探しました。
今回わたし、1階席ばっかで、しかもけっこー前方席ばかりで観ているんですが……たぶん、そのせいだと思うんだけど、「幽霊船」場面での、めぐむが見えない。
人込みに隠れちゃうのよ。かなり彼、後ろのほうにいるよね? 必死に探して「あ、きっと彼だわ!」と思ったらふみかで、「うわー、ふみかかっこいー」とそのへんを眺めていたら、どうやらその後ろにいるらしいシルエットが。
そこにいるらしいことはわかるけど、見えない。
……2階席からでないと、捕獲は困難なのでは……?
それでもなんとかチラ見成功、あんまり捕獲が困難だったため、やたっ、めぐむ見たぞーっ、と見つけたこと自体をよろこび、そうだたかこに見えるかどうか確かめるんだった、とあとから目的を思い出す始末。ヲイヲイ。
えー、結論から言いますと。
言わんとしていることは、わかった。
扇めぐむくんが和央ようか氏に似ているかどうか、真偽のほどはともかくとして、言わんとしていることは、わかった。
なるほど、たかちゃんかぁ。たかちゃんなあ。うーん。
めぐむくんは黒燕尾姿で、固めていない黒髪をかきあげるよーにして、踊ってらっさいました。「俺、美形」オーラをかもし出しつつ。
「幽霊船」はコミカルな場面でもあるので、顔芸もとっても派手に、ユーモアたっぷりに演じてらっさいました。
しかし、たかちゃんかあ……。ななたん、すげー表現するなあ……。
わたしはめぐむくんスキーでもあるので、彼がかっこよくなってくれるのは大歓迎、目指す・似ているのが誰であっても無問題。つか、めぐむの「俺、美形」ぶりってツボをくすぐるわ(笑)。
研7だもんな。男ぶりを磨いていってくれ!
めぐむの捕獲は成功したのに、「あはん顔」のめおちゃんは捕獲できませんでした!
仲間内で話題なんだけどな、あはん顔のめおちゃん。
え、あはん顔がどんな顔かって? 「あはん顔としか言いようのない顔」ですよ。「あはん」は「うふん♪あはん♪」のあはんです。お色気顔です。蘭寿さんが得意技としてよくやってます、「あはん顔」。つまりはそーゆー顔です。
見たかったのに、めおちゃんのあはん顔!!
何故かわたしはめおちゃんを見つけられずにいました。たぶんわたしの視界が偏っているせいで、たまたまめおちゃんがそこから漏れているのだと思う。あ、もちろん水玉ラテン衣装トロピカーナの銀橋は見てるよ、あそこみんなかわいくてたまらん。……けど、かわいい場面だからこそ、あはん顔はしてくんないし。
だから意識して「めおちゃん探し」をして、観劇7回目くらいで彼が群舞のどこにいるのかを発見した……が、あはん顔してくれないー!! ドシリアスに踊っていたり、全開で笑ってたりするんだよお、あはん顔が見たいよおお。セクスィ(笑)だと噂のめおちゃんが見たいよおお。
しかしわたしはいつも、どこを見てるんですかねえ。
ひとと話していて「え、わたしソレ知らない」てなことになると、考えますよ。なんでみんなが見ているところをわたしが見ていない・知らないんだーっ。そんなに偏ってるのか、わたし視界。
いやそのまっつを見ていることはデフォルトですが、まっつがいないときもとーぜんあるわけで。そのとき、いったいどこを見ているんだろう……。ゆーひくんを見ていたり、まとぶんや壮くんやみわっちを見ていたり、らいやマメやふみかやだいもんやアーサー見ているのがいけないのかしら。みほちゃんやいちかやゆまちゃんやきらりやののすみ眺めてるのがいけないんだろーか。下級生を順番に点呼していってるのがいけないんだろーか。
次回はぜひ「あはん顔」を捕獲したいと思うので、めおちゃんには芸風を変えないでいてほしいっす。
所詮組ファンってことなんだろうけど、誰を見てもどこを見てもたのしいのです。
どこそこシーンの誰々が素敵、と聞けば、「見ておかねば!」と思うし、ほんとに見ればその通りに素敵と思う。
何回見ても結局同じ視界になりがちだから、そんなビデオみたいな見方はせずに、できるだけたくさんの人を見たいと思う。誰を見たって損ナシ! 花組最高!! ですから、ええ!
……それでも視界は贔屓中心になるんだけどさ、どーせビデオにはほとんど映らないんだから今見ておくしかないんだから、と思いつつ、それでもさ、みんなを見たいんだよー。じたばた。
東宝でまたたくさんの人に観てもらって、たくさん感想聞けるといいなあ。見どころを教えてもらって、また再発見をしたいよ。
極彩色で被り物基本で大勢がわさわさしている落ち着きのない、この『Red Hot Sea』にて。
マメはいつもいい顔で踊っているし、さおたさんの代役で借りてきた猫みたいに踊っていたしゅん様も、慣れてきたのかときどき挑発的な表情でうっとり踊っていたりして素敵です。らいらいは顔が好みなので技術うんぬんより目に入るし、まぁくんはときどき「うわ、この子かわいい」と息を飲む瞬間があります。
その反動なのかどーなのか、今回あまりめぐむが目に入らなかったような……。
nanakoさんが「幽霊船のめぐむが、たかこさんのようだった」などと、ものすげー発言をしたときは、「和央ようかさんですか?! よりによって和央ようか??」と、つい大きな声で連呼してしまいましたさ……。
扇めぐむが和央ようかに見えるなんてあーた、すげーこと言いますね(笑)。
それほどかっこいいなら、ぜひ見ておかなければっ、と、まっつ限定視界を無理に広げて、めぐむ氏を探しました。
今回わたし、1階席ばっかで、しかもけっこー前方席ばかりで観ているんですが……たぶん、そのせいだと思うんだけど、「幽霊船」場面での、めぐむが見えない。
人込みに隠れちゃうのよ。かなり彼、後ろのほうにいるよね? 必死に探して「あ、きっと彼だわ!」と思ったらふみかで、「うわー、ふみかかっこいー」とそのへんを眺めていたら、どうやらその後ろにいるらしいシルエットが。
そこにいるらしいことはわかるけど、見えない。
……2階席からでないと、捕獲は困難なのでは……?
それでもなんとかチラ見成功、あんまり捕獲が困難だったため、やたっ、めぐむ見たぞーっ、と見つけたこと自体をよろこび、そうだたかこに見えるかどうか確かめるんだった、とあとから目的を思い出す始末。ヲイヲイ。
えー、結論から言いますと。
言わんとしていることは、わかった。
扇めぐむくんが和央ようか氏に似ているかどうか、真偽のほどはともかくとして、言わんとしていることは、わかった。
なるほど、たかちゃんかぁ。たかちゃんなあ。うーん。
めぐむくんは黒燕尾姿で、固めていない黒髪をかきあげるよーにして、踊ってらっさいました。「俺、美形」オーラをかもし出しつつ。
「幽霊船」はコミカルな場面でもあるので、顔芸もとっても派手に、ユーモアたっぷりに演じてらっさいました。
しかし、たかちゃんかあ……。ななたん、すげー表現するなあ……。
わたしはめぐむくんスキーでもあるので、彼がかっこよくなってくれるのは大歓迎、目指す・似ているのが誰であっても無問題。つか、めぐむの「俺、美形」ぶりってツボをくすぐるわ(笑)。
研7だもんな。男ぶりを磨いていってくれ!
めぐむの捕獲は成功したのに、「あはん顔」のめおちゃんは捕獲できませんでした!
仲間内で話題なんだけどな、あはん顔のめおちゃん。
え、あはん顔がどんな顔かって? 「あはん顔としか言いようのない顔」ですよ。「あはん」は「うふん♪あはん♪」のあはんです。お色気顔です。蘭寿さんが得意技としてよくやってます、「あはん顔」。つまりはそーゆー顔です。
見たかったのに、めおちゃんのあはん顔!!
何故かわたしはめおちゃんを見つけられずにいました。たぶんわたしの視界が偏っているせいで、たまたまめおちゃんがそこから漏れているのだと思う。あ、もちろん水玉ラテン衣装トロピカーナの銀橋は見てるよ、あそこみんなかわいくてたまらん。……けど、かわいい場面だからこそ、あはん顔はしてくんないし。
だから意識して「めおちゃん探し」をして、観劇7回目くらいで彼が群舞のどこにいるのかを発見した……が、あはん顔してくれないー!! ドシリアスに踊っていたり、全開で笑ってたりするんだよお、あはん顔が見たいよおお。セクスィ(笑)だと噂のめおちゃんが見たいよおお。
しかしわたしはいつも、どこを見てるんですかねえ。
ひとと話していて「え、わたしソレ知らない」てなことになると、考えますよ。なんでみんなが見ているところをわたしが見ていない・知らないんだーっ。そんなに偏ってるのか、わたし視界。
いやそのまっつを見ていることはデフォルトですが、まっつがいないときもとーぜんあるわけで。そのとき、いったいどこを見ているんだろう……。ゆーひくんを見ていたり、まとぶんや壮くんやみわっちを見ていたり、らいやマメやふみかやだいもんやアーサー見ているのがいけないのかしら。みほちゃんやいちかやゆまちゃんやきらりやののすみ眺めてるのがいけないんだろーか。下級生を順番に点呼していってるのがいけないんだろーか。
次回はぜひ「あはん顔」を捕獲したいと思うので、めおちゃんには芸風を変えないでいてほしいっす。
所詮組ファンってことなんだろうけど、誰を見てもどこを見てもたのしいのです。
どこそこシーンの誰々が素敵、と聞けば、「見ておかねば!」と思うし、ほんとに見ればその通りに素敵と思う。
何回見ても結局同じ視界になりがちだから、そんなビデオみたいな見方はせずに、できるだけたくさんの人を見たいと思う。誰を見たって損ナシ! 花組最高!! ですから、ええ!
……それでも視界は贔屓中心になるんだけどさ、どーせビデオにはほとんど映らないんだから今見ておくしかないんだから、と思いつつ、それでもさ、みんなを見たいんだよー。じたばた。
東宝でまたたくさんの人に観てもらって、たくさん感想聞けるといいなあ。見どころを教えてもらって、また再発見をしたいよ。
1 2